錦富士
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スポーツ 2023年07月14日 15時30分
平幕・錦富士、行司を無視して相手に突撃!「怪我させる気か」批判された立ち合いには切実な事情も?
13日に行われた大相撲7月場所5日目。今場所2敗目を喫した平幕・錦富士の立ち合いが物議を醸している。 前日まで「3勝1敗」の錦富士はこの日、「2勝2敗」の平幕・金峰山と対戦。仕切りを終え行司が軍配を返すと、金峰山が先に腰を下ろし左手を地面につく。後を追うように錦富士も腰を下ろしたが、両手を下げた瞬間に右足を踏み込み勢いよく前に出た。 これを見た行司は両者の呼吸が合っていないと判断してすぐに待ったをかけたが、錦富士は速度を緩めないまま、かち上げ気味に金峰山に突撃。思い切りぶつかられた金峰山は土俵際まで後退した後、立ち合い不成立を伝えるかのように錦富士の腰を右手でポンポンとたたく。同時に、錦富士も右手で手刀を切り謝罪の意を示した。 この後、取組は仕切り直しの立ち合いで成立。1度目と同様に勢いよく前に出てきた錦富士に対し、金峰山が左に回り込みながらはたきを合わせて土俵にはわせた。 >>大相撲、負傷の照ノ富士に客が座布団投げ!「ルール守れない奴は帰れ」翔猿戦後に怒りの声相次ぐ<< 錦富士の立ち合いに、ネット上では「錦富士、今の立ち合いはちょっと危ないぞ」、「金峰山のこと怪我させる気か」、「謝ってたし悪気はないんだろうけど気をつけてほしい」、「行司が待ったかけてるんだから少しぐらいスピード緩めろよ」、「先に立ちたい気持ちは分かるが限度があるだろ」といった批判が寄せられた。 「現在26歳の錦富士は左四つを武器に、2022年7月場所から今場所まで幕内に在位し、このうち3場所で2ケタ10勝をマークしている実力者。ただ、2023年5月場所終盤に右足の靭帯を痛めており、今場所は満足な調整ができていない中、右足首付近をテーピングで固めて強行出場している状況です。そのため、立ち合いで相手に先手を許すと勝機が薄くなるという思いから、1秒でも早く先に立ちたいと気がはやってしまった面はあるのでは」(相撲ライター) 今場所は初日から3連勝と順調に滑り出すも、4、5日目は連敗と失速気味の錦富士。残り10日間で5勝が必要な勝ち越しに向け、6日目以降も簡単ではない戦いが続きそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年05月18日 14時40分
関脇・霧馬山が勝利も「恥ずかしくないのか」と批判 格下相手に逃げ腰相撲、2日連続の取りこぼし恐れた?
17日に行われた大相撲5月場所4日目。今場所3勝目を挙げた関脇・霧馬山の相撲が物議を醸している。 前日まで「2勝1敗」の霧馬山はこの日、「0勝3敗」の平幕・錦富士と対戦。立ち合い、右足を踏み込んで前に出てきた錦富士に対し、霧馬山は右手で顔面を張りながら左方向に変化。体勢が崩れた相手に一気に押し込もうとしたが、土俵際でいなされ両者同時に土俵外へ。行司軍配は錦富士に上がったが物言い・協議の結果、同体取り直しとなった。 取り直しの一番では錦富士が立ち合い勢いよく前に突っ込んだが、霧馬山はまたしても左方向に変化。そこから左四つの体勢に持ち込むと、錦富士が引いたところに叩きを合わせ地面にはわせた。 >>大相撲、貴景勝が口・鼻から大流血!「顔面ばかり狙ってないか」対戦相手の頭突き・張り手連発が物議<< この霧馬山の相撲に、ネット上からは「こんな消極的な相撲するなんて見損なった」、「格下相手に2回も変化して恥ずかしくないのか」、「2日連続の取りこぼしを恐れたのか…?」、「初対戦だからといってこれはちょっとビビりすぎでは」といった失望の声が寄せられた。 「霧馬山は小結で臨んだ今年1月場所で11勝、新関脇となった3月場所では12勝(優勝)をマークし、今場所は10勝以上なら大関昇進目安(三役で直近3場所33勝以上)を満たす状況。大関とりに向け初日から連勝と幸先よく発進したと思いきや、3日目の平幕・阿炎戦に敗れ今場所初黒星を喫しました。2日連続の取りこぼしは上位対戦が続く後半戦に響くと考え、形はどうであれ4日目は勝ちがほしかったのでは。また、今回の一番が初顔合わせだった錦富士を最大限警戒した結果という可能性も考えられます。錦富士は今場所、連敗スタートと今ひとつですが、先場所までの幕内5場所では勝ち越し4回(うち2ケタ3回)を記録しており決して楽な相手ではありませんでした」(相撲ライター) 取組後の報道によると、霧馬山は2度変化した理由について「立ち合いの手があまり合わなかった」と説明しつつ、「いい相撲じゃなかった」と反省の弁を口にしたという。物議を醸す取り口でもぎ取ったこの日の白星は今後どのように活きてくるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月21日 11時00分
大相撲、血まみれの力士に行司が「動くな動くな!」 取組中断を招いた大アクシデント、出血量に解説も驚愕
15日に行われた大相撲1月場所8日目。大関・貴景勝が取組中に流血し心配の声が集まった。 貴景勝はこの日平幕・錦富士戦に勝利したが、取組中に相手から顔面への頭突きを2度食らい口・鼻から流血。故障・休場などには至らなかったものの、錦富士の右肩に返り血がつくほどの出血量だったため、取組終了直後はネット上に心配の声が多数寄せられた。 >>大相撲、貴景勝が口・鼻から大流血!「顔面ばかり狙ってないか」対戦相手の頭突き・張り手連発が物議<< 相撲は大男同士が頭からぶつかり合うという競技の特性上、取組中の力士が口・鼻・額などから流血するケースは少なくない。ほとんどはそのまま取組が続行されるが、過去には出血量が多すぎるあまりに取組が一時中断したケースもある。 2022年7月場所10日目の十両・大翔鵬対十両・天空海戦。大翔鵬は前日までに「2勝7敗」、天空海も「3勝6敗」とお互い苦戦中だったが、この日は共に立ち合い勢いよく頭からぶつかるなど気合十分。その後も土俵の中央で互角の攻防を演じていた中、行司が突然「動くな! 動くな動くな!」と大声を出しながら両力士の背中に手を置き取組をストップさせた。 行司はこの後土俵下の呼び出しから紙を受け取ると、大翔鵬の鼻の穴に詰める。実は大翔鵬は最初の立ち合いで、天空海の当たりが顔面に直撃したことで鼻から出血。大翔鵬の上半身や西の仕切り線が赤く染まるほど大量の血がしたたり落ちていた。 大翔鵬の鼻に紙が詰められた後、行司は土俵に上がってきた呼び出しと2人がかりで大翔鵬の体についた血を紙でふき取る。その後に両力士の体勢を確認した上で取組を再開させたが、再開後は大翔鵬の胸に頭をつけた天空海が一気に土俵外へ寄り切り勝利した。 取組後の大翔鵬はしっかりとした足取りで花道を下がったが、口・鼻回りや胸には依然として大量の血がついていた。また、直後にはNHK中継の花道担当アナウンサーが「喋るのもつらいような状況で、上を向いて風呂(場)の方に入っていきました」と、引き上げた後も出血は止まっていない様子だと伝えた。 大翔鵬戦が終わった後、土俵上では複数名の呼び出しが血と土が混ざり赤黒くなっていた西の仕切り線付近に塩をまいて足やほうきでならした後、その上に新しい砂を入れてさらにほうきで整えるなど急遽整備が行われる。中継解説の西岩親方(元関脇・若の里)はこの様子を見ながら「これだけ血が土俵の上に落ちるっていうのは珍しいですね」と、これまでの現役・親方生活(1992年3月場所~)でもあまり見たことがない光景と驚きを口にしていた。 大翔鵬は故障・休場には至らず翌11日目以降も出場し2連勝したが、同部屋の平幕・遠藤が新型コロナに感染したことで13日目から途中休場。そのまま7月場所を終え「4勝9敗2休」で負け越しとなった。 昨年の大翔鵬も今回の貴景勝も、相手力士の当たりを顔面にモロに受けたことが大出血のきっかけとなっている。取組毎に自身、相手の体勢や戦略は異なるため常に顔面直撃を警戒するのは難しい面があるが、鼻骨や眼窩底骨折といった大けがのリスクもあるため、可能な限り額で受けるといった対策を意識する必要もありそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月20日 15時55分
大相撲解説・舞の海氏が正代4連勝に「初日からやって」と苦笑、批判相次ぐ 突然の復調は心身両面に理由アリ?
NHK大相撲中継専属解説者の舞の海秀平氏(元小結)が、19日に行われた大相撲1月場所12日目の中継に出演。今場所6勝目を挙げた関脇・正代へのコメントが物議を醸している。 前日まで「5勝6敗」の正代はこの日、「3勝8敗」の平幕・錦富士と対戦。正代は前日まで3連勝中で、取組前には実況アナウンサーが「本人も『ようやく少しいい流れがきている』と話しています」と本人も手ごたえをにじませていることを紹介。その言葉通り、この日も立ち合い錦富士に上体を突き起こされ右四つの体勢を許しながらも、右の下手をうかがいながら応戦し最後は土俵外へ寄り切り勝利した。 取組終了後、舞の海氏は「相手に左の上手、十分にとられてますけど構わず寄っていく。久しぶりに正代の下半身の強さを見ましたね」と足の動き、踏ん張りが良かったと評価。だが、「いい流れになってきてるって本人が言ってるんですよね。初日からやってくださいよと言いたいですけどね」と、なぜ初日からこうした相撲がとれないのかと苦笑交じりに苦言も呈した。 >>大相撲解説・舞の海氏、貴景勝への発言に「失礼極まりない」怒りの声 治療より美しさを重視すべき? 独自の主張に批判相次ぐ<< この舞の海氏の発言を受け、ネット上には「舞の海の最後のコメントは一言余計だろ」、「正代のことを明らかに皮肉っててイラっとする」、「初日からやれるような力士ならそもそも大関から落ちてねえよ」、「こっちが聞きたいのはそんな苦言じゃなくて、なんで急に調子が良くなってるのかについてなんだが」といった批判が寄せられた。 先場所大関から陥落した正代は今場所2ケタ勝利をクリアすれば大関に特例復帰できる状況だったが、初日から8日目までわずか2勝(3日目、6日目)と絶不調で早々に復帰が消滅。ところが、翌9日目からは今回の12日目まで4連勝と一転して復調している。舞の海氏は最初から今の調子なら特例復帰できたと惜しむ気持ちから苦言を呈したものと思われるが、復調に水を差すようなコメントに聞こえたというファンも少なからずいたようだ。 「正代がなぜ前半の不調から盛り返してきているのかですが、特例復帰が消滅した後から連勝が始まっていることを考えると、メンタル面が影響している可能性はあります。正代は以前から自身の取組内容やコンディションについてネガティブな発言が多い力士として知られていますが、特例復帰が消滅したことでそれまで抱えていたプレッシャーから解き放たれた面はあるのでは。また、正代は3日目・琴ノ若戦後に足元をふらつかせたり、取組後の一礼の際に恐る恐る腰を下ろしたり下半身を痛めたようなそぶりを見せていましたが、9日目から患部の状態が良くなってきたというのも一要因と考えられます」(相撲ライター) 4連勝で星を五分に戻し、残り3日間で2勝すれば勝ち越しというところまで持ち直してきた正代。このままの調子で勝ち越しを決め、2020年3月場所から維持している三役以上の座を死守することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月16日 18時30分
大相撲、貴景勝が口・鼻から大流血!「顔面ばかり狙ってないか」対戦相手の頭突き・張り手連発が物議
15日に行われた大相撲1月場所8日目。今場所5敗目を喫した平幕・錦富士が頭突きを連発し物議を醸している。 前日まで「3勝4敗」の錦富士はこの日、「6勝1敗」の大関・貴景勝と結びの一番で対戦。立ち合いお互いに頭から強くぶつかった直後、貴景勝は錦富士の胸を両腕で突き放すように押して上体を起こそうとする。これに対し、錦富士は貴景勝の顔面に頭からぶつかり体を密着させることで応戦した。 錦富士は続けて左手を振り下ろすように貴景勝の顔を一発張ると、なおも突き押しを続ける貴景勝の顔面に再度頭からぶつかる。さらに、その後も貴景勝の左肩付近に3度頭突きを見舞うなど強烈な圧力をかけ押し込んだが、その途中で右の顔面張り手を繰り出したところを貴景勝にいなされ、そのまま地面にバタリと落ちた。 結果的には格上が格下相手に順当に勝利という形となったが、取組後の貴景勝は口・鼻からそれぞれ血をしたたらせており、錦富士の右肩にも返り血がついていた。また、NHK中継で取組後に流れたリプレー映像では、貴景勝は錦富士から2度目の顔面頭突きを食らった直後に流血している様子も映っていた。ただ、幸いにも重大なアクシデントは免れたようで、16日16時時点で故障・休場情報は特に伝えられていない。 >>大相撲、貴景勝戦中の一部観客に「マナー悪すぎ」ヤジ連発で怒りの声 取組も3度ストップ、原因はルール緩和?<< この錦富士の相撲内容を受け、ネット上には大関相手によく健闘したと評価する声が上がったが、その一方で「貴景勝を故障させないか心配で見てられなかった」、「顔面ばかり狙ってないかって印象の荒い相撲だった」、「勝ちたい気持ちは分かるが、それにしても頭突きを連発し過ぎではないか」、「貴景勝は流血だけで済んだみたいだが、鼻骨折で休場みたいな展開も全然あり得たぞ」といった否定的な意見もあった。 また、この日の錦富士についてはファンのみならず、NHK中継で解説を務めた北の富士勝昭氏(元横綱)、北陣親方(元関脇・琴勇輝)もそれぞれ苦言を呈している。北の富士氏は取組後に「まわし、前みつでも取りに行ってくれればなという気もする」、「ちょっと上の方ばかりに気が行っちゃったね」と突き押しに意識を向けすぎていたと指摘。北陣親方は「土俵際、張りにいったのはもったいなかったですよね。最後もう1回当たり直せてたら(よかった)」と、最後勢い任せに張り手を試みたのはよくなかったと主張した。 中継では花道担当アナウンサーが「勝ちたかったけれども、出し切りました」という錦富士のコメントを伝えている。負けはしたものの力は出し切れたと本人は納得しているようだが、故障リスクが高い取り口と捉えたファンも少なからずいたようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月12日 19時30分
大相撲、舞の海氏に「失礼極まりない」と批判 錦富士戦の解説、ベテラン力士への暴言に実況も苦笑
11日に行われた大相撲9月場所初日。平幕・宝富士(伊勢ヶ濱部屋)にまつわる中継解説・舞の海秀平氏(元小結)の発言がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、平幕・錦富士(伊勢ヶ濱部屋)対平幕・琴恵光(佐渡ヶ嶽部屋)戦後の発言。この一番は琴恵光の攻めを、左に動いていなした錦富士がはたき込みで勝利したが、実況アナウンサーから感想を聞かれた舞の海氏は「錦富士の方が落ち着いて(相手を)さばいてましたね」と評価。この後、実況は「青森からの、くにもん(同郷)の後輩ですね錦富士は。舞の海さんにとって」とさらに話を振った。 すると、舞の海氏は「宝富士もかなりのベテランですからね。いつまで(現役)できるか分からないですから」と、突然錦富士と同部屋・同郷の35歳・宝富士の今後を心配。これを聞いた実況が「いやいやそんな…」と苦笑する中、「(26歳の)錦富士、この若い青森県出身力士が(上位に)上がってくるまでに、宝富士にはなんとか踏ん張ってもらいたいですね」とさらに話を続けた。 >>大相撲解説・舞の海氏、「過去最悪レベル」と批判された問題発言も 群雄割拠が続く2022年、土俵外での失言相次ぐ<< この舞の海氏の発言を受け、ネット上には「もう年だし先は長くないって決めつけるのは失礼極まりない」、「何勝手に終わった扱いしてんだ、別に成績落ち込んでるわけじゃ無いのに」、「錦富士上がるまで踏ん張れっていうのも引っかかる、じゃあ錦富士が上位にいけば用無しってことか?」といった批判が相次いだ。 「角界では一般的に幕内力士の引退年齢は30歳前後が多いとされており、35歳の宝富士も年齢だけを見れば、舞の海氏が口にしたように『いつまでできるか分からない』立場とはいえます。ただ、ここ数年は平幕上位~中位を常にキープと番付は安定しており、先の7月場所も『9勝6敗』で勝ち越しと、まだまだ引退にはほど遠い状況。これもあり実況は苦笑交じりに否定の意を示し、ファンの間からも反論が噴出したのでは」(相撲ライター) 初日の取組は平幕・高安相手に最後は引いて敗れたものの、立ち合いのぶちかましをこらえ互角に組み合うなど動きは悪くなかった宝富士。まだまだ安泰と舞の海氏に思い直させるような結果を今後14日間で残すことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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