野村弘樹
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スポーツ 2023年04月26日 19時30分
ヤクルト・村上、WBCからの不振で守備も崩壊?「投手の足引っ張るな」DeNA戦開始直後、先制招いた拙守に怒りの声
25日に行われ、ヤクルトが「3-5」で敗れたDeNA戦。「4番・三塁」で先発したプロ6年目・23歳の村上宗隆の守備が物議を醸している。 問題となっているのは、試合開始直後の1回裏1死でのこと。打席のDeNA・京田陽太は、ヤクルト先発・サイスニードがカウント「2-2」から投じたカットボールをスイング。内角の球を無理に逆方向に流したとあり、打球は村上へ向かって力なく転がる平凡なゴロとなった。 ところが、村上は早く送球体勢に移ろうと焦ったのか、左手のグラブですくい上げるように捕球したボールを右手で握り損ね足元にこぼしてしまう。慌てて拾い直したものの、一塁に送球できず京田をセーフにしてしまった。 1死一塁となった後、サイスニードは神里和毅にヒットを打たれ1死一、三塁のピンチに陥ると、続く牧秀悟にタイムリー二塁打を食らい1失点。これ以上の失点は許さずに1回裏を終えたものの、村上の失策を機に先制点を許す結果となった。 >>ヤクルト・村上、シーズンでもWBC級に苦しむ?「印象良くない」球界OBが問題点指摘、王会長も重圧増を心配か<< 村上の守備ミスを受け、ネット上には「ボテボテのゴロを捌けないのは酷い」、「投手の足引っ張るなよ、別に何でもない打球だっただろ」、「打撃も守備もボロボロでもう見てられないな」、「また守備でやらかしたのか、もう今季4個目だぞ」といった呆れ声が上がった。 今季の村上は25日終了時点で「20試合・.167・2本・9打点」と打率1割台にとどまっている上、守備でも同戦でセ・リーグ三塁手では最多の4失策目を記録。ラジオ中継で解説を務めた野村弘樹氏(元横浜)は「打撃の影響もあるかもしれません」と打撃不振が守備にも響いているのではと指摘しているが、絶対的主力が攻守で精彩を欠く現状は高津臣吾監督ら首脳陣としても悩ましいところだろう。 「村上は昨季『141試合・.318・56本・134打点』と、史上最年少三冠王(22歳)や日本人選手シーズン最多本塁打記録を達成する素晴らしい成績をマーク。ところが、この打棒を買われて招集された今年3月のWBCでは『7試合・.231・1本・6打点』と不振に苦しみ、迎えた今季もここまで低迷が続いています。不振の理由としてはWBCで他国投手を相手にするうちに打撃が崩れた、他球団のマークが厳しくなったといった事情が考えられますが、昨季残した実績を考えると首脳陣もそう簡単にはスタメン落ち、二軍降格は判断できないのでは」(野球ライター) 25日終了時点ではセ・リーグ3位(10勝9敗1分)につけているヤクルト。ただ、村上の不振が今後も続くようなら、ズルズルと順位を落としてしまう展開は避けられなくなりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年04月04日 15時30分
ヤクルト・村上、シーズンでもWBC級に苦しむ?「印象良くない」球界OBが問題点指摘、王会長も重圧増を心配か
元フジテレビでフリーの田中大貴アナウンサーが3日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、野球解説者・能見篤史氏(元阪神他)が登場。ヤクルトのプロ6年目・23歳の村上宗隆にまつわる発言が話題となっている。 能見氏は野球解説者・野村弘樹氏(元横浜)と共に本動画に登場し、WBC(3月8~22日)にも出場した村上の今季を展望。その中で、野村氏が「去年終わってね、王さん(ソフトバンク・王貞治球団会長)のコメントがあったんですよ。『これからがいばらの道だ』っていう」と口にしたことをきっかけに能見氏は苦戦予想を語った。 村上は昨季「.318・56本・134打点」と、王会長が保持していた日本選手最多シーズン本塁打記録(55本)を破って三冠王を獲得。ファンから“村神様”という呼び名をつけられるほどの驚異的な数字を残した。ただ、王会長は昨年10月、村上の活躍を祝福しつつも「逆に彼はここからはいばらの道でしょうね。周りの人はすぐ60本台とか、話はいくと思うんですよ。相手も警戒するしなかなか難しい」と心配も口にしたことが伝えられている。 >>村上宗隆、大谷翔平に「怒ってる」? ダルビッシュがWBC直前の練習裏話明かす「そこまで意識してたとは」驚きの声も<< 王会長のコメントに野村氏が触れたことを受け、田中アナは「いばらの道になる可能性がある理由は能見さんなんとなく分かりますか?」と質問。能見氏は「三冠王の目線で見られるハードルが上がっているというところと、本人もそこの成績を基準にするのでそのへんはやっぱり…」と、王会長と同様に昨季成績が重荷になるのではという見解を示した。 能見氏は続けて「去年の良かった自分を見てしまうので、そうなるとズレは必ず出る」とコメント。昨季の自分との比較は、力みや焦りといった形で打撃に悪影響を及ぼす可能性があると指摘した。 村上は開幕前に行われたWBCでは「.231・1本・6打点」と苦戦し、準々決勝・イタリア戦からは4番も外されている。WBCでの印象について田中アナから聞かれた能見氏は「印象が良くないのは良くないですね」、「村上選手の構え、去年と比べるとどっしりじゃなくて、全部に力が入ってるように見える」と、力みからか打撃フォームがガチガチになっている印象を抱いたと語った。 能見氏の発言を受け、ネット上には「さすがに去年の数字を超えるのは相当厳しいと思う」、「調子上がらない、何か変えなきゃって感じでドツボにはまるとキツいな」、「確かにWBCは終盤までずっと力んでたように見えた」、「開幕カードもイマイチだったし今年は試練の年になりそう」と同調の声が寄せられた。 「球界では記録的なシーズンを過ごした選手が、翌年大きく数字を落としてしまったケースが少なからず存在します。2013年にはヤクルト・バレンティンがプロ野球記録のシーズン60本塁打を放つも、翌2014年は相手チームからのマークが一段と厳しくなったこと、左アキレス腱痛に悩まされたことなどから31本塁打とほぼ半分の数字にとどまっています」(野球ライター) 村上は3月31日~4月2日の開幕カード・広島戦全試合に「4番・三塁」で先発したが、「.182・1本・2打点」とそれほど結果は残せず。WBCの不振を引きずっているような現状だが、ここから数字を持ち直していくことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について田中大貴氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/c/TDAthleteChannel
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スポーツ 2021年06月22日 15時35分
楽天・石井監督、助っ人の痛恨ミスにブチ切れ?「表情に出てました」球界OBが指摘、「後の流れも酷かった」とファンも呆れ
野球解説者の江本孟紀氏(元阪神他)、野村弘樹氏(元横浜)が、21日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。楽天・カスティーヨのプレーに苦言を呈した。 今回の番組で江本氏と野村氏は、同日に行われ楽天が「3-4」で敗れた楽天対オリックスの一戦を解説。その中で、「1-2」と楽天1点ビハインドの4回裏にカスティーヨが犯した走塁ミスを問題視した。 >>楽天・辰己が則本に「なんか悪いことしたんか」不倫報道を揶揄? お立ち台発言にスタンド騒然、「茶化すことじゃない」と反発も<< 初回から3回まで毎回走者を出していた楽天は、この回も先頭のカスティーヨがオリックス2番手・山崎福也からライト前ヒットを放ち出塁。続く黒川史陽が送りバントを決め1死二塁のチャンスを作ると、石井一久監督は下水流昂を代打に送り1点を狙いにいった。ところが、カウント「1-2」から山崎が4球目を投げる直前に、カスティーヨはなぜか三盗を敢行。これに気付いた山崎から三塁へ送球されアウトとなり、得点機はまさかの形でついえてしまった。 カスティーヨの走塁ミスについて、江本氏は「ミスは調子の悪いチームに多く出て、好調なチームは当たり損ねでもヒットになっていくとか、飛んでいったコースがいいとか(はよくある)ね」とコメント。試合前時点では楽天は5連敗中、一方のオリックスは8連勝中(1分け挟む)だったが、江本氏は今のチーム状況がよく分かるミスだと口にした。 江本氏は続けて、「そういうのを食い止めるためにはミス、凡ミスはやっぱり止めなダメですよね」とコメント。カスティーヨのようなミスが出ているようでは、悪い流れからは抜け出せないと苦言を呈した。 江本氏の後に話を振られた野村氏は「(カスティーヨは)大事な同点の走者で、代打に下水流を送って(1点を奪いたい)というところ。(その状況で)こういったことをされると、石井監督の表情にも出てましたけど、何をやってんだというところ(ですよね)」と、カスティーヨのミスを受けた石井監督は明らかに不満顔だったと指摘。同時に、「久しぶりの出場(4月23日・西武戦以来の出場)なんで張り切り過ぎたんじゃないですかね」と、三盗はカスティーヨの独断ではないかと推測した。 両氏の発言を受け、ネット上には「チームが低迷してる時は何をやっても上手くいかないことを痛感した」、「こんなことしてるから勝てないんだよってため息が出るミスだった、実際その後の流れも酷かったし」、「あそこで1点取ってたら引き分けの計算だから、試合の明暗を分けた重大ミスとも言えるな」、「やっぱりあれカスティーヨの勝手なプレーだよな? 失敗なら代打策が無駄になるリスクを石井監督が自らとるとは思えないし」といった反応が多数寄せられている。 「カスティーヨの走塁死でチャンスをフイにした楽天ですが、5回以降は7回まで1人も走者を出せないまま、8回表にオリックスに2点を奪われ『1-4』に。その裏に島内宏明のタイムリーで2点を返しましたが、反撃はここまでで敗れました。それまで毎回走者を出していた流れが一変したということもあり、カスティーヨの走塁死は凡ミスでは済まされない致命的なボーンヘッドだと憤るファンは少なくないようです」(野球ライター) 21日の試合に敗れたことで、オリックスに抜かれパ・リーグ2位に転落した楽天。石井監督は試合後、「苦しい時期は必ずあるので、はね返していくのが将来的なチーム力に還元される」と前向きなコメントを口にしたことが伝えられているが、悪い流れを食い止めるためにどのような策を講じるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月09日 15時30分
調整遅れの中日・大野に「どうってことない」OBらが太鼓判 与田監督も手応えの投球に疑問の声も
野球解説者の谷沢健一氏(元中日)、野村弘樹氏(元横浜)が、8日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。中日・大野雄大の状態に太鼓判を押した。 チームの与田剛監督が調整遅れを理由に、開幕投手から外したことが5日に明らかとなっている大野。オープン戦初登板となった7日・楽天戦では「3回無失点・被安打2・5奪三振」の好投を見せたが、本人は試合後に「まだまだ課題がある」と語ったことが伝えられている。 >>中日・大野の開幕回避に「色んな思惑があるんやろ」球界OBの指摘に反響 調整遅れ以外に考えられる要因とは<< ただ、その大野について谷沢氏は「今年(の春季キャンプで)は非常にゆっくりとしたスタートだった。第1クールではブルペンに入らないくらい」、「去年11月まで投げてきた疲れも残ってると思うが、よくここまで短期間で調整できたなと思う」と、スロー調整にしては仕上がりが順調のように見えると指摘した。 谷沢氏は続けて、「ストレート(に加え)、特に低めのシンカーの制球が増してきている(感じを受けた)」、「球数が少なかったから、もう1回ぐらい行くかなと思った」とコメント。同戦の大野は予定されていた3イニングを48球で投げ切ったが、予定を変更してもう1イニング任せてもいいくらいの投球だったと評価した。 これを受けて野村氏は、「(調整は他投手に比べ)1週間くらい遅れてる感じかなと(思う)」、「この7日に5回くらい、50〜60球投げられていれば(首脳陣としても)『開幕行っていい』ってところだったんでしょうけど、まだ3回しか投げてないのでね」と発言。投球イニング数を考えると、首脳陣も開幕起用には踏み切れなかったのではと推測した。 ただ、一方で野村氏は「長いスパンで見たらこの1週間はどうってことないので慌てる必要はない」と、この調整遅れはシーズンに大きな影響をもたらすようなものではないと主張。「もう少し投げていけば球威も上がってくると思うので、順調にきていると思う」と、今後登板を重ねていけば近いうちに本調子で投げられるだろうとの見方を示した。 今回の番組を受け、ネット上には「確かに7日の試合を見ると思ったより調子はマシな感じはした」、「去年完投しまくった(10完投・6完封)影響が出ないように、相当注意深く段階を踏んでることが伺える」、「スロー調整中でもそれなりの投球ができたのは、与田監督にとっても嬉しい誤算じゃないか」といった反応が多数寄せられている。 一方、「手放しで順調っていうのもちょっと違う気がする、7日の登板は3回にちょっと球威が落ちてた気もするし」、「1試合だけじゃまだ分からない、対セ・リーグ、ビジター登板での結果も見てみないと」といった否定的な意見も散見された。 試合後には与田監督から、「今日ぐらいの投球をしてくれれば開幕から1軍でしっかりと投げられるのではないかなと。ちょっと安心した」と評価されたことが伝えられている大野。開幕投手は逃したが、今後の登板次第では開幕ローテ入りの可能性はあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月01日 19時30分
楽天・マー君、2試合連続失点も元監督は太鼓判 今後の復調を確実視するワケを語る、優勝の可能性も十分?
元中日監督で野球解説者の谷繁元信氏と元横浜で野球解説者の野村弘樹氏が、2月28日放送の『S-PARK』(フジテレビ系)にVTR出演。楽天・田中将大の今後に太鼓判を押した。 8年ぶりにNPB・楽天に復帰した田中はここまで実戦2試合に登板(2月20日・日本ハム戦/同月27日・ヤクルト戦)。ただ、日本ハム戦では中田翔に3ランを被弾し2回3失点、ヤクルト戦でも村上宗隆にタイムリーを浴び3回1失点と本来の投球はまだ見せていない。 >>楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」<< VTR内では田中が3ランを被弾した日本ハム戦の投球が取り上げられたが、野村氏は「(昨季までは)例年メジャーにいたわけで、そうすると(20日の日本ハム戦はメジャーでは)キャンプに入ってまだ3、4日目ぐらい(の時期)」とコメント。昨季まで戦ったMLBでは今の時期はキャンプスタートから間もない時期であるため、低調な投球が続くのは仕方がないことだと指摘した。 また、野村氏は「マー君にルーキー早川(隆久)、怪我がなければ2人で25勝はする(と思う)んですよ。25勝上乗せしたら優勝ですよ」とも発言。今後調子を整えてシーズンに入れば、ドラ1・早川と共にチームを優勝に導くような投球を見せてくれるだろうと主張した。 野村氏の後に話を振られた谷繁氏は「(日本ハム戦では)全球種投げてたし、ストレートも本当に力を入れて投げたのは1、2球ぐらい(に見えた)」と、現在の田中は自身の投球に相手打者がどのような反応をするか見極めている段階ではないかと推測。 その上で、「(むしろ)今の時期にあれだけ投げられたっていうのは、そこまで準備をちゃんとしてきたなっていう(こと)。これから投げていけば(体の)キレも出てくるしスタミナもつくし、まあ問題ないと思う」と、今後実戦登板を重ねれば調子もどんどん上向いてくるだろうという見方を示した。 今回の放送を受け、ネット上には「投球結果だけみると不安もあったけど、OBが心配無いっていうなら信用できるかな」、「マー君は入団がキャンプイン直前でチームに合流したのも2月6日からだから、1日に一斉にキャンプインした他選手と比べて調子に差があるのはある意味当然なんじゃないか」、「キャンプでは野手の方が仕上がり早いのが一般的だし、OP戦中盤くらいから本領発揮となるはず」、「ヤクルト戦後は日本ハム戦に比べてはるかに良かったって言ってたし、本人はむしろ順調と考えてそう」といった反応が多数寄せられている。 楽天・石井一久監督が、開幕2戦目となる3月27日の日本ハム戦での先発起用を既に明言している田中。登板予定日までは約1カ月だが、この期間にどれだけ調子を上げることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月09日 20時30分
広島・九里の“347球”に「よくやった」 スタミナ強化だけじゃない? 野村氏が語ったブルペン投げ込みのメリットとは
元大洋・横浜で野球解説者の野村弘樹氏が、8日放送の『プロ野球ニュース 2021』に生出演。春季キャンプ中にブルペンで球数を投げ込むメリットを語った。 広島・九里亜蓮が4日、3登板分に相当する347球を投じ話題となったブルペンでの投げ込み。野村氏は番組内で九里の話題が取り上げられたことをきっかけに、春季キャンプ中にブルペンで投げ込む意図やメリットについて語った。 野村氏はまず、先発投手はシーズン中の登板日に「キャッチボール、ブルペン、イニングの合間、そして試合と最低200球ぐらいは投げてる」と説明。その上で、「それプラス余力ということを考えると350球とまではいかないけど、『300球ぐらいは投げときたいな』という気は僕も持っていた」と、投げ込みはシーズン中の登板を想定した準備の一環であると述べた。 野村氏は続けて、「(投げ込みは)自己暗示みたいなもの。『これぐらいやったんだ』とどこかに植え付けておくと、パワーや自信になる部分はある」とコメント。投げ込みにはスタミナ強化といった肉体的なメリットだけでなく、実際の登板で球数がかさんだ時も気持ちが追い込まれにくくなるのが精神的なメリットだと主張した。 また、野村氏は「疲れてから投げて覚えることもある」と、疲れた状態での投げ込みは投球フォームを固めることにもつながるとコメント。この効果については九里も実感しているようで、4日の投げ込み後に「どうやって下半身で粘って投げるかある程度イメージがついた」と語ったことが伝えられている。 一昔前とは違い“投手の肩・ひじが消耗品”という考え方が浸透し、過度な投げ込みをする選手も激減している現在の球界。野村氏は「『よくやったな』と言ってあげたい」と、時代の流れに逆行し347球を投げ込んだ九里をねぎらっていた。 >>広島・九里に「正気の沙汰じゃない」心配の声 “3試合分”のブルペン投球、過去には2000球以上を投げ込んだことも?<< 今回の放送を受け、ネット上には「先発がマウンド以外でもそれだけ球数投げてるのは知らなかった」、「投げ込みはスタミナを養うと同時に、自信の裏付けを作るっていう意味合いもあるのか」、「投げ込みは自己暗示のためって考え方はなかなか興味深い」、「疲れた状態で投げると無駄な体力を使いたくないから、自然と余分な力が抜けたフォームになるっていうのも聞いたことがある」といった反応が多数寄せられている。 野村氏は大洋・横浜一筋(1988-2002)の現役生活で通算101勝をマークするも、1999年に負った左ひじの故障が原因で33歳での引退を余儀なくされた投手。故障は投げ込みなどによる勤続疲労が原因だったのではとの見方もあるが、本人は今回の番組では投げ込みのデメリットについては特に語っていない。 エース・大瀬良大地や昨季新人王の森下暢仁らと今季の開幕投手を争っている九里。300球以上の投げ込みは、果たして今後どのような結果をもたらすことになるのだろうか。文 / 柴田雅人
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ヤクルト・村上、WBCからの不振で守備も崩壊?「投手の足引っ張るな」DeNA戦開始直後、先制招いた拙守に怒りの声
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