赤星憲広
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スポーツ 2022年06月23日 15時30分
巨人助っ人に「これはダメ」「完全にボーンヘッド」解説・赤星氏が厳しく注意 同僚の指示も無視した走塁が物議
22日に行われ、巨人が「5-4」で勝利したDeNA戦。TV中継で解説を務めた野球解説者・赤星憲広氏(元阪神)のコメントがネット上で話題になっている。 問題となっているのは、「3-2」と巨人1点リードで迎えた2回裏でのこと。この回巨人は1死から投手・メルセデスが放った中安をきっかけに1死二、三塁のチャンスを作ると、ウォーカーが左翼フェンス手前まで上がる左飛を放つ。これを見た三走・メルセデスはタッチアップを試みたが、本塁に滑り込まず駆け足のまま突入。ベースを踏む寸前にDeNA捕手・嶺井博希にタッチされアウトになってしまった。 リクエストでも判定は覆らなかったメルセデスの走塁を受け、赤星氏は「これはダメです。絶対スライディングしなきゃ。投手だからしなくていいとかじゃなくて、スライディングしなきゃダメです。けがにもつながりますし」、「ボーンヘッドですよ完全に」とコメント。明らかな怠慢走塁で、予期せぬ故障のリスクも考えられたと苦言を呈した。 >>巨人・阿部コーチに「責任をなすりつけるな」試合後コメントが物議 ビエイラの背信投球は首脳陣の自業自得と指摘も<< 赤星氏のコメントを受け、ネット上には「赤星がこき下ろすのも頷けるくらい酷い走塁だった」、「スライディングしてれば嶺井が追いタッチする形になってセーフの可能性は十分あったのに」、「捕手のタッチでバランス崩して、全速力のまま転倒ってなってたら大事になってたぞ」と同調の声が寄せられた。 また、中には「ホームコーチャーの吉川が滑り込めって指示出してたのにしなかったのも腹立つ」と、同僚・吉川尚輝の指示を無視したとする批判コメントも少なからず見られた。 「メルセデスが本塁憤死となった2回裏1死二、三塁の場面ですが、この場面では本塁に走ってきたメルセデスに対し、ネクストバッターズサークルから本塁後方まで出てきた吉川が両手を縦に振り下ろすジェスチャーでスライディングを指示。しかし、メルセデスはこの指示を見ていなかったのか滑り込まずアウトにされました。ファンの間からはこの点についても看過できないミスだったと批判する声が挙がっています」(野球ライター) 22日の試合は投球でも「4.0回4失点・被安打6・四球2」と振るわなかったメルセデス。試合には勝利したものの、本人はこの日のプレーについて猛省する必要がありそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年01月31日 15時30分
元阪神・赤星氏、日本ハムの臨時コーチ受けたワケ TVで新庄監督が直オファー? 今後の阪神復帰にも影響か
30日放送の『Going! Sports&News』(日本テレビ系)に、野球解説者・赤星憲広氏(元阪神)が生出演。2月1日から始まる日本ハム春季キャンプで臨時コーチを務めることが番組内で明かされ話題となっている。 >>日本ハム・新庄監督が藤浪の獲得に本気か 「俺のところ来たら化ける」阪神への要求に驚きの声、原巨人よりは好機アリ?<< 番組では同日にキャンプ地・沖縄入りした新庄剛志監督を取り上げたコーナーの中で、日本ハムからオファーを受けた赤星氏が2月初旬に臨時で指導する予定であることや、日本ハムのプロ2年目・23歳の五十幡亮汰が赤星氏からの指導を熱望していることなどを紹介。これを受けた赤星氏は「スライディングだったり、スタートっていう部分、そしてメンタルの部分を僕ができる限り教えてあげることによって、盗塁王に近づければいいかなとは思っています」と、五十幡を中心に精力的に指導したいと意気込みを口にした。 赤星氏は同番組の企画で、昨年11月4日に就任会見直後の新庄監督と対談。そこで一塁走者として盗塁に臨む際の意識、走路の取り方などについて持論を語ったところ、新庄監督から「(春季キャンプの)臨時コーチ決まり、走塁の。ジャージー持ってきてよ?」と冗談交じりに臨時コーチのオファーが。その後、先週1月23日の放送内では「昨年、対談の時に冗談気味にお誘いいただきましたが、もし正式にオファーをいただければ、お力になれたらなとは思っています」と、正式オファーがあれば前向きに検討するとも語っていた。 赤星氏の日ハム臨時コーチ就任を受け、ネット上には「プロ生活で400個近く盗塁稼いだ赤星の入閣は、盗塁少ないチーム(昨季77盗塁/パ・リーグ4位)にとってはかなりの大補強だ」、「去年30試合足らずで9個も盗塁した五十幡が赤星から手ほどきを受けたらどうなるのかめちゃくちゃ楽しみ」と期待の声が挙がった。一方、「日本ハムもいいけど、久しぶりに阪神にも帰ってきてくれよ」、「最後に臨時コーチやってからもう10年くらい経つけど、今オフも阪神からオファーは無かったのか?」と、古巣・阪神ファンからは寂しがるコメントも多数見られた。 赤星氏は首の故障が原因で引退した2009年以降、故障の後遺症など体調面を理由に阪神からの指導者オファーを2度固辞(2011オフ、2015オフ)。また、古巣での臨時コーチについても、2012年春季キャンプで務めたのが最初で最後となっている。 「赤星氏は現役時代を過ごした阪神には愛着を持っており、同・槙原寛己氏(元巨人)が昨年11月13日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画にゲスト出演した際にも『阪神にお世話になって、阪神に入れたからこそ今こうやってこの仕事もできてると思いますし。だから「恩返しをしたいな」って気持ちがどこかにあるのは確かにありますね』と語っています。にもかかわらず、臨時コーチとしての阪神入りが約10年途絶えていることを疑問に思っているファンも少なからずいるようです。なお、こうしたファンの間では複数回、正コーチオファーを断られた球団側が『もう呼んでもこないだろう』と及び腰になっているのではという意見も散見されます」(野球ライター) 阪神一筋(2001-2009)でプレーした現役時代はプロ野球歴代9位タイとなる381盗塁をマークし、盗塁王も5度獲得(2001-2005/セ・リーグ記録)した赤星氏。一部からは「日ハムでの指導が結果に繋がれば、阪神が久しぶりにオファー出す可能性も高まるのでは」という見方も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について槙原寛己氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCU77bY7q28jGPYlDn089gfg
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スポーツ 2021年04月18日 11時00分
阪神選手がファンのヤジに激怒「入ってねえんだよこの野郎!」 日シリの勝敗にも影響? 楽天・辰己を超えるお立ち台の爆弾発言
2019年のプロ入りから楽天でプレーし、昨季までに「228試合・.227・12本・53打点・128安打」といった数字を残しているプロ3年目・24歳の辰己涼介。7日・西武戦後にお立ち台で口にしたコメントが多くのプロ野球ファンの間で話題となった。 同戦に「1番・中堅」でスタメン出場した辰己は「4打数2安打・3打点」と活躍し、試合後お立ち台に登壇。すると、この日先発で「7回2失点・被安打7」と好投した同僚・則本昂大について聞かれた際に、「なんか悪いことしたんかなっていうぐらい気合入ってた」と発言した。 則本は今季開幕前の3月末、自身の不倫が原因で2013年に結婚した妻と昨年離婚していたことを一部週刊誌が報道。また、この不倫・離婚により、チーム内に不協和音が生じているとも伝えられていた。 こうした背景があってか、直後のスタンドにはどよめきが起こり、ネット上にも「まさかお立ち台で先輩の不倫報道に触れるとは思わなかった」、「軽々しく茶化すようなことじゃない」と賛否の声が挙がった辰己の発言。ただ、お立ち台での発言が大きな話題を呼んだのは辰己だけではない。 >>楽天・辰己が則本に「なんか悪いことしたんか」不倫報道を揶揄? お立ち台発言にスタンド騒然、「茶化すことじゃない」と反発も<< お立ち台での発言途中にスタンドのファンに激怒したのが阪神・赤星憲広。2008年5月24日・ソフトバンク戦、赤星は9回に逆転となる2点タイムリーを放ちチームを勝利に導く。その後お立ち台に呼ばれインタビュアーの質問に答えていたが、インタビューが場内放送されていなかったことからか、一部ファンが内野スタンドから「ヒーローインタビュー聞こえねえぞ!」、「声が小せえぞ!」などとヤジを飛ばした。 すると、これを受けた赤星は一度コメントを打ち切り、「(マイクが)入ってねえんだよこの野郎!」とヤジを飛ばすファンを一喝。これ以降ヤジはやんだため赤星は気を取り直してコメントを再開したが、突然ファンに激怒した姿に驚いたファンは多く、同僚たちもこれ以降赤星を「チャッカマン」というあだ名で呼ぶようになったという。 1989年日本シリーズでは、近鉄・加藤哲郎のお立ち台での発言がシリーズの流れを変える結果となっている。同シリーズは近鉄が第1戦から3連勝を収め日本一に王手をかけたが、第3戦で勝利投手になった加藤は試合後のお立ち台で「(巨人打線は)大したことなかったですね」、「シーズンの方がよっぽどしんどかったですからね、相手も強いし」などと強気に発言。各メディアもこれらの発言を「巨人はロッテより弱い」という見出しで大きく報じた。 すると、加藤の発言が選手たちの闘志に火をつけたのか、巨人は第4戦から3連勝を決め逆王手をかけると、第7戦でも加藤を攻略し大逆転でシリーズを制覇。なお、第7戦で加藤から先制ソロを放った巨人・駒田徳広は、ベースを一周する際に加藤に「バーカ!」と言い放ったと後年に明かしている。 2013年4月9日・阪神対巨人戦のお立ち台では、阪神・マートンが予想外のコメントを口にし甲子園のファンを沸かせている。同戦で決勝打となる先制タイムリーを放ったマートンは、完封勝利を挙げた同僚・能見篤史と共にお立ち台へ。そこでインタビュアーの質問を「チョットマッテ」と一度打ち切ると、「ノウミサン、アイシテル」と口にし能見と抱擁を交わした。 マートンは2012年6月9日・オリックス戦後、報道陣から失点につながった怠慢守備について質問を受けた際に逆ギレ。その際に「レットゼムスコア(オリックスに得点させてやった)」、「アイドントライクノウミサン(俺は能見さんが嫌いだ)」などと能見へ暴言を吐いていた。これ以降ファンの間では能見との不仲説もささやかれていたが、「アイシテル」発言により因縁に終止符が打たれた形となった。 大多数の選手はプレーの感想やファンへの感謝などを口にして終えることが多いお立ち台。それだけに、今回の辰己を含めたイレギュラーな発言はファンの話題を呼びやすいのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月29日 11時00分
阪神・木浪の“1回転キャッチ”で思い出される赤星の悲劇 軽症から急変し早期引退へ…セカンドキャリアにも悪影響が?
25日に甲子園で行われた阪神対中日の一戦。試合は「5-1」で阪神が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが阪神・木浪聖也の“1回転キャッチ”だった。 話題となったプレーが飛び出たのは、「2-1」と阪神1点リードの4回表。同戦に「8番・遊撃」で先発していた木浪は、この回先頭の中日・アルモンテが放った遊撃後方への打球を背走しながらダイビングキャッチ。だが、勢いのあまりそのまま頭から前に1回転して転倒してしまった。 >>「3番に入れる必要なかった」阪神・矢野監督の采配ミスを指摘? 田尾元監督の主張に賛否、「誰使っても変わらん」諦めの声も<< しばらくして木浪は自力で起き上がりそのまま最後までプレーを続けたが、ネット上には「大ファインプレーだが大丈夫なのか?」、「大事をとって途中で下げても良かったのでは?」といった心配の声が多数寄せられた。一部からは「赤星を思い出してゾッとした」、「木浪の首が怖い、赤星みたいなことにはなりませんように」といったコメントも見られた。 コメントで挙がっている「赤星」は、2001年から2009年にかけ阪神で活躍した赤星憲広。現役9年間で「.295・3本・215打点・1276安打・381盗塁」といった成績を残した俊足の外野手だったが、木浪と同様のプレーが現役引退の遠因となっている。 2003年10月18日、福岡ドーム(現福岡PayPayドーム)で行われた日本シリーズ第1戦・阪神対ダイエー。同年に「.312・1本・35打点・172安打・61盗塁」の成績を残しリーグ優勝に貢献した赤星は、同戦に「2番・中堅」で先発。得点にはつながらなかったが、3回表に中堅前に落ちるヒットで一気に二塁を陥れるなど活躍を見せていた。 その赤星をアクシデントが襲ったのは、「4-4」の両チーム同点で迎えた9回裏。この回2死一、二塁とサヨナラのピンチを迎えた阪神は、打席のダイエー・ズレータに左中間への大きな当たりを打たれてしまう。抜ければ当然サヨナラ負けとなるため、中堅の赤星は懸命にダイビングキャッチを試みたが、打球はグラブの先を抜けるサヨナラ打に。さらに、赤星はダイビングキャッチの勢いで頭から前に1回転し背中から落下してしまった。 このプレーで赤星は左ひじの靭帯を負傷し、日本代表の一員として参加予定だったオフのアテネ五輪予選も辞退することになる。ただ、当時は首を故障したとは特に伝えられていなかった。 しかし、赤星はそれから2年後の2006年ごろから首に違和感を覚えるようになり、翌2007年には頸椎椎間板ヘルニアと診断を受ける。当時の報道ではダイビングキャッチなどの激しいプレーで首にダメージが蓄積されたことによるものと伝えられたが、赤星は後年に日本シリーズでのダイビングがヘルニアを発症する主原因となった可能性があると口にしている。 その後は首の痛みや手のしびれ、さらには睡眠不足といった症状に悩まされながらもなんとかプレーを続けていた赤星。だが、2009年9月12日・対横浜戦で横浜・内川聖一(現ソフトバンク)が放った打球にダイビングキャッチを試みた際の衝撃でヘルニアが悪化し、同時に中心性脊髄損傷も負ってしまう。赤星によると、診察を受けた医師からは「今の現状でプロスポーツに復帰するのは無理、というより次やってしまったら、不随になってしまったり、最悪命の危険もあり得る」と生命に関わるほどの大怪我だと告げられたという。 赤星は現役続行を断念し、同年12月2日に球団に33歳の若さでの引退を申し出。引退後は44歳となった現在まで野球解説者として様々なメディアで活動しているが、2011、15年にそれぞれあった阪神でのコーチ就任要請を体調面の不安を理由に辞退するなど、首の故障は引退後のキャリアにも悪影響を及ぼしている。 木浪は同戦後に「問題ありません」と語り、翌日以降も一軍出場を続けている。ただ、数年後に故障に発展した赤星のケースを考えると、球団側は今後も注意深く状態をチェックする必要がありそうだ。文 / 柴田雅人
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