西崎幸広
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スポーツ 2021年12月11日 11時00分
日本ハム・斎藤佑樹、大先輩の指導を無視?「あの話は本当だったのか」荒木氏が明かしたコーチ時代の苦労に驚きの声
プロ野球OBクラブの公式ユーチューブチャンネルで8日に公開された動画に、前日本ハムコーチの荒木大輔氏(元ヤクルト他)がゲスト出演。今季限りで現役を引退した日本ハム・斎藤佑樹にまつわる苦労を明かした。 >>日本ハム・近藤、ファンフェス中の一場面に心配の声 「ダメです」右ひざ負傷で綱引きを離脱、重傷ならチームの来季に暗雲か<< 今回の動画で荒木氏は1999年に経験した米マイナー球団へのコーチ留学の思い出や、これまで西武(2004-2007)、ヤクルト(2008-2013)、日本ハム(2018-2021)の3球団で経験した指導者生活で意識していることなどをテーマにトーク。その中で、荒木氏は今季まで4年間日本ハムで共に過ごした斎藤の指導の難しさを明かした。 二軍監督を務めた2018年を中心に、斎藤と一緒に過ごした時間はかなり多かったという荒木氏。「彼は頭で考えすぎちゃってたので、『もっとシンプルにやらなきゃダメだ』という話をよくしてました」と、斎藤には投球に関するアドバイスを頻繁に送ったという。 アドバイスの具体例として、荒木氏は「(最初から)ボール、ボールで(打者を)誘うと、僕らみたいな投手は絶対打たれるんですよ。力がない球がボールになったらカウントがどんどん不利になって打者が有利になってくるので、どんどんストライクゾーンで勝負しないとダメ。なのに、彼はそこで考えすぎて、(際どいコースを)狙いすぎてボールになってしまうことが多かったのでその話はよくしました」とコメント。斎藤は際どいコースを狙うあまりボール先行になることが多かったため、ストライク先行で勝負にいった方がいいと指導していたという。 ただ、荒木氏は「僕らが言っても、染みついてるものがなかなか抜けなかった」、「高校時代は結構速い球投げてましたし、大学でもそこそこやれてたものがあるので、そこに近づけたいという思いがどうしても強かったみたいで」と、斎藤はこうした指導をあまり聞き入れなかったと告白。荒木氏は「絶対打たれるよ?」と、ときには厳しい表現も用いたというが、それでも斎藤の投球が変わることはなかったという。 荒木氏の発言を受け、ネット上には「ちょっと前に西崎が斎藤はコーチの話聞かないって言ってたけど、あの話は本当だったのか」、「荒木さんがわざわざ打たれるぞって言ってくれてるのに聞き入れないのは自意識過剰すぎだな」、「アマチュア時代の投球・実績がどうであれ、コーチの意見を無視していい理由にはならないと思うんだけど」と驚きの声が寄せられている。 同時に、「斎藤にとって荒木さんは高校の大先輩なのに話聞かないって相当だぞ」、「2人は高校時代の実績もほぼ同じだけど、もしかしてそれでも荒木のこと舐めてたのか?」、「2回りも下の後輩がこんな態度だと荒木さんのストレスもやばかったんだろうな」と、両者の共通点を絡めた呆れ声も多数挙がった。 斎藤については野球解説者の西崎幸広氏(元日本ハム他)が4月22日、同・石毛宏典氏(元西武)のユーチューブ動画で「他の人(首脳陣)に聞くと『頑固な面がある』と(言ってた)」、「コーチが『こうした方がいいんじゃない?』って言ってもやらない(らしい)」と、コーチ陣の話を聞かない節があることを明かしている。今回の荒木氏の話を受け、西崎氏が過去に語った内容を思い起こしたファンも少なからずいるようだ。 「斎藤と荒木氏は共に早稲田実業高校の出身で、斎藤から見て荒木氏は24歳上の大先輩。また、甲子園での実績も斎藤が『出場2回・優勝1回』、荒木氏が『出場5回・準優勝1回』とほぼ差はありません。にもかかわらず指導を聞き入れなかったという点にファンの間では驚きの声が挙がっているようです」(野球ライター) 荒木氏と共に過ごした2018~2021年は、「15登板・0勝3敗・防御率5.46」とほとんど結果を残せなかった斎藤。一部からは「素直に指導を受け入れていれば、少なくとも0勝に終わることは無かったのでは」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用についてプロ野球OBクラブの公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC4cUlSRV5qNcUTNUJc2vfdA石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2021年10月01日 18時30分
日本ハム・斎藤佑樹に“残留待望論”が浮上?「案外活躍できそう」期待高まる引退後のコーチ転身、先輩OBの過去発言から反発も
これまで日本ハム(2011-)一筋でプレーし、昨季までに「88登板・15勝26敗・防御率4.34」という通算成績を残しているプロ11年目・33歳の斎藤佑樹。1日、その斎藤が今季限りで引退することを球団が発表した。 球団公式サイトはこの日、「本日10月1日(金)、北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手(33)が今シーズン限りで現役を引退することが決まりましたので、お知らせいたします」と斎藤の引退を発表。また、「今シーズン限りでの引退を決断いたしました。ご期待に沿うような成績を残すことができませんでしたが、最後まで応援してくださったファンの方々、本当にありがとうございました。約11年間、北海道日本ハムファイターズで最高の仲間とプレーすることができて幸せでした」という斎藤のコメントも掲載されている。 斎藤は早稲田実業高校時代の2006年夏の甲子園で、エースとしてチームを優勝に導いた右腕。ポケットに入れていた青いハンドタオルで汗をぬぐう姿から、「ハンカチ王子」の愛称で日本中の話題を集めた。その後進学した早稲田大学でも大学野球選手権(2007)、明治神宮野球大会(2010年/大学の部)優勝に大きく貢献し、2010年ドラフトで日本ハムから1位指名を受けプロ入りした。 入団後の斎藤はプロ1年目の2011年は「19登板・6勝6敗・防御率2.69」とまずまずの成績をマーク。しかし、その後は2012年オフに負った右肩関節唇損傷の影響で不振が続き、2020年はプロ入り後初めて一軍未出場で終了。さらに、同年10月には右ひじじん帯断裂という新たな故障に見舞われ、今季は7月12日の二軍・DeNA戦での実戦復帰からここまで二軍暮らしが続いていた。 >>日本ハム・斎藤佑樹の投球に「一軍復帰は絶対無理」呆れ声 致命的な欠陥を露呈? 球界OBも辛らつ指摘「どれも棒球」<< 斎藤の引退を受け、ネット上には「斎藤引退か…去年あたりから覚悟はしてたけどいざそうなると寂しいな」、「苦しいシーズンの方が圧倒的に多い中、11シーズンもよく頑張ったと思う」、「長引く不振に色々思うところはあったけど、引退を決めた以上は素直にお疲れ様と言いたい」と惜別や労いの声が寄せられている。 一方、「引退後どうするのか分からないけど、個人的にはそのまま球団でコーチとかやってほしい」、「選手としては今一つだったが、コーチなら意外と有能になれるのでは」、「斎藤ぐらい世間に名が知られてる選手はそういないから、指導者のポストを用意して球団に留め置くのもアリだと思う」と、引退後もコーチとして球団に残ることを期待するコメントも複数挙がった。 「斎藤はプロ入り前に高校、大学でそれぞれ日本一を経験した一方、プロでは右肩・ひじの故障に泣き思うように成績を残せず。ただ、栄光も挫折も味わってきた分、後進の選手たちにいいアドバイスが送れるのではと考えているファンは多いようです。また、夏の甲子園で優勝投手となった2006年から現在まで野球ファン以外にも高い知名度を誇っている斎藤は、2023年に迫るチームの本拠地移転のPRにも最適な人材ではないかという見方もされています。一方、斎藤のコーチ転身については野球解説者の西崎幸広氏(元日本ハム他)が4月22日、同・石毛宏典氏(元西武)のユーチューブ動画で『コーチが「こうした方がいいんじゃない?」って言ってもやらない(らしい)。自分の理論でやりたいみたいな(感じ)』と、斎藤はコーチ陣の言葉よりも自分の考えを優先して取り組む節があると指摘していることから、『人の話を聞かないような選手にコーチが務まるのか?』と否定的な声も少なからず見受けられます」(野球ライター) 引退を伝える報道では、近日中に記者会見に臨む予定と伝えられている斎藤。その席上でどのような言葉を語るのかにも大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について北海道日本ハムファイターズの公式サイトよりhttps://www.fighters.co.jp/石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2021年07月09日 20時30分
元巨人・槙原氏がコーチになれない理由は“金”? 後輩OBの強烈指摘に苦笑、「出ていこうとしたのも効いてる」との見方も
野球解説者の槙原寛己氏(元巨人)が8日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、野球解説者の西崎幸広氏(元日本ハム他)がゲスト出演。動画内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今回の動画で両氏は、現役時代に経験した契約更改交渉の思い出をテーマにトーク。西崎氏が1991年オフの交渉後の会見でセカンドバッグをいすにたたきつけた話や、槙原氏が同僚・桑田真澄氏(現巨人一軍投手チーフコーチ補佐)との給料差にがく然とした話について語り合った。 >>日本ハム投手が球団フロントに激怒「低すぎるよ!」 球界が変わるきっかけに? 賛否を呼んだ“セカンドバッグ投げつけ事件”<< その中で、槙原氏は「俺はミスター保留君でしたよ」と、契約更改では毎年のように球団側の提示を保留していたと発言。「今はどうか分からないけど、当時は(評価ポイントなどが)数値化されてなくて分かりにくいのに、こんな(分厚い)資料がドンと(目の前に)来て(た)。これを(その場で)見たって『分からへん』っていう話」、「それを精査するために(保留して)一回冷静になって、(帰宅後に)どう思うか(を考えていた)」と、球団査定の詳細を把握するために頻繁に保留していたと語った。 また、槙原氏は後輩選手たちにも常々「(契約更改はまず)保留しろ」と説いていたことも告白。すると、ここまで話を聞いていた西崎氏は笑い交じりに「だから槙さん(巨人コーチの)ユニフォーム着れないんだな」とコメント。これを受けた槙原氏は「それはあるでしょうね」と苦笑いで口にした。 西崎氏の発言を受け、ネット上には「槙原のことサラッとディスってて笑った、確かに毎度毎度ゴネてくるような人間は使いにくいよな」、「自分は選手が納得できるまで保留するのは当然だと思うけど、球団的には『毎年揉める問題児』って悪印象なのかもしれない」、「金にがめついところに加えて、1回FAでチームを出ていこうとしたことも効いてると思うぞ」といった反応が寄せられている。 「現役時代に巨人一筋(1982-2001)でプレーした槙原氏ですが、『28登板・13勝5敗・防御率2.28』をマークした1993年オフ、FA権を取得したにもかかわらず慰留に動いてこなかった巨人フロントに不信感を抱き権利を行使。一時は出身地・愛知の球団である中日行きも取り沙汰されましたが、当時の長嶋茂雄監督の説得により残留しました。こうした背景もあってか、引退後の槙原氏が現在までコーチとして巨人に招かれていないのは金にがめついこと以上に、チームを一度は出ていこうとしたことが尾を引いているのではとみているファンも少なくないようです。ただ、巨人は2006年シーズン中に自ら退団を表明しそのままチームを出て行った桑田氏を2020年オフにコーチ職として呼び戻していますので、槙原氏に入閣のチャンスが全くないわけではないとも思いますが…」(野球ライター) 現役時代に「463登板・159勝128敗56セーブ・防御率3.19」という通算成績を残し、最多奪三振(1988/187個/当時は連盟表彰なし)のタイトルも獲得するなど豊富な実績を残している槙原氏。今後巨人にコーチとして戻る機会は果たして訪れるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について槙原寛己氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCU77bY7q28jGPYlDn089gfg
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スポーツ 2021年04月23日 21時30分
日本ハム・斎藤、コーチの意見を完全に無視?「だからダメになった」「清宮と同じ」呆れ声 西崎氏が衝撃の光景を明かす
野球解説者の石毛宏典氏(元西武)が22日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、野球解説者の西崎幸広氏(元日本ハム他)がゲスト出演。動画内での発言が、ネット上の日本ハムファンの間で話題となっている。 今回の動画で西崎氏は、自身がOB会長を務める日本ハムについて複数の現役・OB選手の名を挙げながらトーク。大谷翔平(現エンゼルス)を育て上げた栗山英樹監督の手腕や、昨オフ日本ハムからレンジャーズへポスティング移籍した有原航平への期待について語った。 その中で、西崎氏はプロ11年目・32歳の斎藤佑樹について言及。斎藤はプロ1年目の2006年から昨季まで「88登板・15勝26敗・防御率4.34」と思うような成績を挙げられていないが、その斎藤について西崎氏は「他の人(首脳陣)に聞くと『頑固な面がある』と(言ってた)」、「コーチが『こうした方がいいんじゃない?』って言ってもやらない(らしい)。自分の理論でやりたいみたいな(感じ)」とコメント。コーチ陣の指導や意見を聞き入れずに、自分の考えを優先して取り組む節があると指摘した。 また、西崎氏は自身も過去に斎藤の取り組みに疑問を抱いたことがあると告白。具体的な日時は触れていないが、ある日二軍の本拠地球場を視察に行った際、斎藤がビデオカメラの画面をのぞき込んでいたとのこと。不思議に思い声をかけると、斎藤は当時同僚の有原を参考にした新しい投球フォームを固めるため、自分でビデオを回しながら投球練習を行っていると説明してきたという。 ただ、新フォームで斎藤が投げた直球は、チェンジアップかと思うほど球速・球威がなかったとのこと。そのため、西崎氏は心の中で「その前に腕振れよ」と呆れたということを暴露していた。 >>日本ハム・荒木コーチに「今すぐ辞めろ」ファン激怒 試合後コメントに反発相次ぐ、投壊の責任をまさかの棚上げ?<< 今回の動画を受け、ネット上には「実績ほとんど無いのにコーチの意見聞かないって何様のつもりだよ」、「新人時代から今に至るまで全然勝ててなかったら、普通の選手はコーチに教えを求めると思うんだが…」、「腕を振るという基本的な部分ができてないのに、他の投手の真似をしようと思ってもなかなか上手くはいかないだろう」、「こんな姿勢だからプロでダメになったんだな」といった反応が多数寄せられている。 同時に、「成績イマイチなのに態度は一人前って清宮と全く同じだな」、「栗山監督は清宮が話聞かないって言ってたけど斎藤もそうなのか」、「斎藤の現状を見ると、清宮も二の舞になりそうな気がしてならない」と、同僚・清宮幸太郎を絡めたコメントも複数見受けられた。 「今回西崎氏は斎藤が人の話を聞かない点について語りましたが、清宮も斎藤と同じく周囲の意見を聞き入れない面があるとこれまで度々伝えられています。実際、チームを率いる栗山監督も今年3月に出演した『Get Sports』(テレビ朝日系)で、清宮について『打つことに関してはすごく頑固なところがある。どう言っても聞き入れないんだろうなって(感じもある)』、『その時(言われた時)は「分かりました!」って言っても、次(に見た時は)全然違うことをやっている。(だから)「何のために言っとるんじゃワシ」みたいな(気持ちになる)』と苦笑いで語っています。清宮はプロ4年目・21歳のためまだ若気の至りがあるのかもしれませんが、今後も態度が変わらないなら斎藤のようにパッとしないままベテランの域に入ってしまうかもしれません」(野球ライター) 斎藤と清宮は共に早稲田実業高校出身で、斎藤は夏の甲子園制覇、清宮も高校野球史上最多本塁打記録(111本)樹立とかなりの実績を残している。そのこともあってか、一部からは「高校時代に結果残してるからとはいえ、ちょっと自分に自信を持ちすぎじゃないか?」との声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2020年11月23日 17時00分
日本ハム投手が球団フロントに激怒「低すぎるよ!」 球界が変わるきっかけに? 賛否を呼んだ“セカンドバッグ投げつけ事件”
オフシーズンの球界において、ファンの注目を広く集めるトピックの1つである契約更改。今年もオリックス、ソフトバンク、DeNAといった球団が更改をスタートさせるなど、各球団で大金が動く時期に入ってきた。 >>日本ハム・西川のMLB挑戦に高木氏が「絶対やめといた方がいい」元盗塁王が抱える致命的な弱点とは<< 昨年は「3勝4敗・3ホールド1セーブ・防御率3.11」といった数字を残していた中日・祖父江大輔が球団からのダウン提示を不服として保留し、カブス・ダルビッシュ有が自身の公式ツイッターを通じ中日に苦言を呈したことが大きな話題となった契約更改。更改日までに事前交渉を行うことが一般化している現在の球界では珍しい“銭闘劇”だった。 ただ、今とは違いぶっつけ本番の交渉が主流だった一昔前の球界では、年俸額を巡り選手と球団がもめるのは日常茶飯事。その中でも特に有名なのが、1991年オフに起こった“セカンドバック投げ事件”だ。 事件が起こったのは、日本ハムが契約更改を行っていた1991年12月2日。この日は同年に先発として「10勝6敗・防御率3.16」をマークしたエース・西崎幸広、守護神として「4勝8敗18セーブ・防御率4.04」といった数字を残した武田一浩が揃って球団との交渉へ。同年の年俸は西崎が約6000万円(推定)、武田は約3100万円(同)だったが、両名とも大幅アップを予想していたという。 ところが、先に交渉を終えた西崎は会見場に姿を現すなり、持っていたセカンドバッグを椅子にたたきつけ怒りをあらわに。その後の会見では冷静な口調ではあったが、「ちょっと(球団の)評価が低すぎます、はっきり言わせてもらいます」、「今年は一歩も引かない」と納得するまでサインはしない旨を口にした。 現在ならこれだけで一大ニュースになってもおかしくない西崎の怒りだが、その後交渉を終え会見場に現れた武田は西崎以上に大荒れ。こちらは持っていたセカンドバッグを部屋の窓に思い切り投げつけると、「ほんと頭くる!」と自身が座る椅子に蹴りをお見舞い。その後の会見でも「(提示年俸が)低すぎるよ!」、「2年抑えやってあんだけしか上がんないんじゃ、もうリリーフなんかやる価値ない」と球団を公然と批判した。 球団が提示してきた具体的な金額については定かではないが、エースと抑えが公の場で球団に牙をむいたとあり各メディアもこの騒動を広く報道。当時のファンの間でも「日本ハムはケチすぎる」、「2人とも威張れる成績じゃないのに」と賛否両論を呼んだという。なお、1991年シーズン当時、日本ハムの最高年俸は助っ人・デイエットの約7000万円(同)と言われていた。 結局その後の交渉の末、西崎は年俸約7200万円(同)、武田は約5000万円(同)で契約更改となったが、この騒動を受け一部球団はこのようなもめごとは選手や球団のイメージダウンにつながりかねないと危機感を抱いたとのこと。また、こうした球団が対策として事前交渉を取り入れたことが、現在まで続いているという見方もされている。 現在は年俸については球団とスムーズに交渉を終え、残った時間は球場設備や翌シーズンに向けた補強戦略などについて要望する選手が多いという契約更改。“セカンドバッグ投げつけ事件”のような大騒動が今後起こることはもうないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月11日 21時30分
発表迫るゴールデングラブ賞、鳥谷・菊池級の“サプライズ”はあるか SNSは予想白熱、里崎氏らOBからのコメントも公開
1972年にダイヤモンドグラブ賞として創設され、三井広報委員会がスポンサーとなった1986年から現名称となった『三井ゴールデン・グラブ賞』。今シーズンの受賞選手の発表が、来月12月18日に迫っている。 同賞は毎年オフにプロ野球担当記者による投票のもと、リーグ別に7部門・9名(外野は3名)がそれぞれ受賞者として選出される守備のタイトル。受賞者には金色の皮革で作られたグローブとボールを台座に飾った記念のトロフィーが贈られる。 >>元西武・石毛氏に球団マネージャーが激怒「どうするんだこれ!」“一流の勲章”を巡る修羅場を暴露<< 同賞のスポンサーである同委員会は発表に先立ち、コロナ禍で野球を支えてくれている選手、ファン、スタッフなどへ感謝を込めて制作した特別動画を10月30日から同賞・同委員会の公式ユーチューブチャンネル上などで公開中。動画内では元巨人・桑田真澄氏、巨人・丸佳浩ら過去の受賞選手が残した名言が登場している。 また、同委員会は動画の公開を記念し、過去に受賞経験がある元日本ハム・西崎幸広氏、田中幸雄氏、元ロッテ・里崎智也氏らOB3名の特別コメントも同日に公開。西崎氏は「個人的にも思い入れのある賞」、里崎氏は「選手にとって最高の賞の一つ」、そして田中氏は「あのトロフィーを受け取ることを目標にしている選手は本当に多い」と、それぞれゴールデン・グラブ賞に対する自身の思いを語っている。 レギュラーシーズンの終了、受賞選手の発表日が近づくにつれ、SNS上ではファンによる予想合戦も白熱している。現在(11月11日午後8時現在)、セ・リーグでは投手(巨人・菅野智之or中日・大野雄大or広島・森下暢仁)、三塁(巨人・岡本和真or中日・高橋周平)、パリーグでは投手(ソフトバンク・千賀滉大orオリックス・山本由伸)、外野(日本ハム・大田泰示or日本ハム・西川遥輝orソフトバンク・柳田悠岐or楽天・島内宏明orオリックス・吉田正尚)といった部門でファンの予想が割れている状況だ。 「同賞は守備のタイトルであるため守備成績のいい選手が有力候補に挙げられやすいですが、中には候補に挙がっていなかった選手が受賞するケースもあります。近年でも2015年のセ・リーグ遊撃部門で本命の巨人・坂本勇人に守備率、補殺数、失策数で劣っていた阪神・鳥谷敬が受賞したケースや、2019年のセ・リーグ二塁部門でどちらかが受賞すると見られていたヤクルト・山田哲人、中日・阿部寿樹ではなく、守備率、失策数でリーグワーストの広島・菊池涼介が選出されたケースが話題となりました。単純な数字だけでは決まらないという点もまた、ファンの予想が盛り上がる一因となっているのではないでしょうか」(野球ライター) 田中氏のコメントにもあるように、プロ人生での目標に掲げている選手も多い三井ゴールデン・グラブ賞。今年の受賞者は果たしてどのような顔ぶれになるのだろうか。三井ゴールデン・グラブ賞https://mgg.mitsuipr.com/文 / 柴田雅人記事内の引用について『三井ゴールデン・グラブ賞/三井広報委員会』公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UChBBiq-Gkwp7yw4ovXf76Bg
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