牧秀悟
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スポーツ 2021年04月15日 11時10分
DeNA、助っ人コンビの復帰が東京五輪にも影響? “打点王ルーキー”の処遇を稲葉監督も注視か
ルーキーの孤軍奮闘が、東京五輪を戦う侍ジャパンのメンバー編成にも影響を与えそうだ。 4月14日の東京ヤクルト戦も落とし、5連敗。DeNAは今季最多の借金9で最下位に沈んでいる。そんな中で、開幕から全17試合に3番で出場し、同日も逆方向の右翼席に5号ソロアーチを放ったのが、新人の牧秀悟内野手(中央大)だ。 「日本代表の稲葉篤紀監督が視察しています。お目当てはヤクルトの山田哲人選手だったようですが」(スポーツ紙記者) 同日の山田は2本の本塁打を放ち、稲葉監督にもしっかりとアピールができたようだ。しかし、最下位・DeNAの中で猛打を振るう牧にも興味を示していた。 >>中日・大野の五輪代表入りは当確? 稲葉監督との意味深なやり取り、その裏にある不安要素とは<< 「牧の代表招集は十分にあり得ます。大学日本代表の4番でもあり、NPBスタッフも当時の活躍を見ています」(球界関係者) 目下、牧の「打点17」はリーグトップ。DeNAの三浦大輔監督も「牧の前に走者をためて」と、その勝負強さを認めていた。 ところが、である。その牧の守備位置が変更になりそうなのだ。侍ジャパンの常連メンバーとの兼ね合いも考えなければならなくなった。 「試合後、三浦監督は(この日代打で今季初出場した)ソト、オースティンの両外国人選手のスタメン起用も示唆していました。外野手のオースティンはともかく、ソトと牧を同時に使うとなれば…」(前出・同) ソトは2018、19年の本塁打王であり、昨季も本塁打25、打点78を稼いだ優良外国人選手である。しかし、守備がヘタクソで、三浦監督は「負担の少ない一塁手に固定」との構想だった。一連の新型コロナウイルス禍で来日が遅延し、「一塁・牧」でスタートしたのだが、構想通り、ソトを一塁に回すとなれば、牧のポジションを考えなければならない。 「いや、牧は元々二塁手です。大学時代と同じ二塁を守らせればいいだけのこと」 多くの関係者、特にDeNAサイドからそんな声が聞かれた。 二塁・牧。これを侍ジャパンに重ねてみると、ちょっと厄介なことになる。広島・菊池涼介、ヤクルト・山田とポジションが重複してしまう。守備の名手・菊池だが、今季は打撃も好調だ。打線の得点能力を考えると、山田を外すことはできない。これまで、侍ジャパンは「二塁・菊池、一塁・山田」というポジションで、何度か打順を編成してきた。ここに牧が加わると、指名打者を予定していた他選手の起用にも影響してくる。 牧の代表招集は、注目ポイントとなりそうだ。また、DeNAの両外国人選手のスタメン起用について、批判的な意見もある。 「チーム防御率が4点台後半。12球団ワーストです。外国人選手をスタメン起用する目的は打線強化であり、投手陣の失点を打撃で補おうとしているのでしょう。気になるのは、オースティン、ソトの2人にまだ実戦感覚が戻っていないこと」(前出・プロ野球解説者) 両外国人選手のスタメン起用がマイナスに転じてしまうかもしれない。ソトを本来の二塁手でスタートさせ、様子を見る選択肢も考えられるが、打撃好調の牧の打順だけは動かさない方が良さそうだ。 オースティン、ソトが本調子になるまでは…。三浦監督、稲葉代表監督の視線が牧のバットに注がれている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月26日 11時10分
DeNAドラ2・牧なら菅野攻略も可能? OP戦での新人離れした技術、三浦監督もマー君に続く“大物食い”に期待か
阪神・佐藤だけではない。巨人対DeNAの開幕戦のキーマンも大卒ルーキーとなりそうだ。 「自分の頭の中では、ほぼ固まっています。新人? 入ります」 開幕前日、その舞台となる東京ドームでの練習前、横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督が取材に応じ、スターティングメンバーについてそう答えた。 >>DeNA・三浦監督、戦略明かし「失敗する予感しかしない」反発の声 昨季も3チームが掲げた機動力強化のデメリットとは<< DeNAで開幕一軍入りを果たした新人は、2人。5位の池谷蒼大投手(ヤマハ)と2位・牧秀悟内野手(中大)だ。牧の開幕スタメンデビューが決定的となった。 その牧はファーストに入って守備練習をこなしていた。阪神・佐藤の活躍で目立たなかったが、牧はオープン戦で打率2割7分3厘、打点3。「3割5分1厘」という、チームトップの出塁率(注・1打席1出塁のみで10割の田部隼人を除く)が決め手になったようだ。 「近い将来、クリーンアップの一角を任されると思います。大学日本代表では4番も務めており、右の大砲候補として、昨秋のドラフト会議でも注目されていた選手です」(スポーツ紙記者) 巨人の開幕投手は昨季、MVP、最多勝、勝率1位などのタイトルを獲得したエースの菅野智之投手だ。 オープンで好成績を収めたとは言え、新人の牧がキーマンになると予想される理由だが、それは彼の打撃テクニックにある。“変化球を拾う”のが巧いのだ。その打撃技術は、新人とは思えないほどだ。 「変化球でタイミングを外されても、バットに当てることができるんです。下半身主導の打撃技術もしっかりしているから、変化球を当てただけの打球がヒットになることも多い」(ライバル球団スコアラー) 菅野は変化球を投げる割合の多い投手でもある。 特に今年は桑田真澄投手チーフコーチ補佐の指導で、カーブを多投している。そのカーブで対戦バッターのタイミングを外す効果はオープン戦で証明済み。だが、牧にはタイミングを外された時に「バットに当てる技術」がある。ヒットにならなかったとしても、ファールで粘ることはできるはずだ。 「牧は大型二塁手として注目されてきました。三浦監督は守備面での負担を軽減させ、今季は打撃に専念させるため、一塁を守らせることにしました。一塁を予定していたソトの来日も遅れているので」(前出・スポーツ紙記者) 牧が菅野攻略の突破口を切り開くかもしれない。「名投手に対して自分のスイングがしたい」と新人自主トレで語っていたように、本来の打撃スタイルは初球からフルスイングしてくるタイプだ。楽天とのオープン戦では田中将大投手から2打席連続で快音を響かせた(3月14日)。牧は“ビッグネームとの対戦”に強いタイプなのかもしれない。 3・26、東京ドーム。順位予想ではDeNAを上位に挙げる声は聞かれなかったが、波乱の幕開けなんてことも十分に考えられる。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月15日 17時30分
DeNAドラ2・牧がOP戦絶好調! 開幕スタメンも濃厚に? 過去の先輩を超える活躍は見られるか
ベイスターズドラフト2位指名の牧秀悟(中央大)がオープン戦で猛アピールを続けている。安打を放った相手は、山本由伸(オリックス)、上沢直之(日本ハム)らのエース級から、14日にはあの田中将大(楽天)からマルチヒットと大物撃ちを果たし、目下.381と高打率をマーク。新人合同自主トレの際から「新人ですけど開幕スタメンを」とハッキリと言い切っていた目標にかなり近づいた印象だ。 過去ベイスターズのルーキーの開幕スタメンは、2016年、ドラ3・柴田竜拓(國學院大)が直近。敵地広島で7番セカンドでスタメンに名を連ねると、プロ初打席でクリス・ジョンソンからセンターへ決勝タイムリーと、新任のラミレス監督に初勝利を届ける大活躍を見せた。2015年はドラ3・社会人出身の倉本寿彦(日本製薬)が7番ショートでスタメン出場し、2打席目の5回にジャイアンツのエース・菅野智之からヒットを放った。その前となると2009年、1番センターにドラ1の松本啓二朗(早稲田大)、8番サードでドラ3の山崎憲晴(横浜商科大)と球団では50年振りとなる、2人の大卒ルーキーが抜擢。山崎は猛打賞と大活躍を見せ、新時代到来への期待が高まったオープニングゲームだった。 仮入団の際は「自分のセールスポイントはバッティングです。率を残すところと、チャンスでのバッティングが持ち味だと思っています。将来的には右打者で日本を代表する打者になりたいです」との目標を口にし、その為に常々「一発でボールを仕留める」ことを念頭に置きながら、フォアボールを選ぶ選球眼も兼ね備える。「三振することが嫌い」と公言し、ファールで粘る姿勢も三浦監督のめざす野球にはフィットしている。実際、「送りバント、進塁打、フォアボールも取れる。“おっ”と感じさせるものは持っている」と指揮官からの評価は高く、外国人選手が開幕に間に合わない今シーズン、ファーストかセカンドでのスタメンが濃厚だ。ここまで順風満帆に来ている牧秀悟。過去のスタメンルーキーの先輩たちを越える活躍を、26日東京ドームの開幕・巨人戦で見せてくれることを期待したい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年01月25日 17時30分
DeNA、ルーキー3人が一軍キャンプスタート! チャンス増の2021年、ニューフェイス達に高まる期待
ベイスターズは23日、三原一晃取締役球団代表、一軍、二軍の首脳陣らがオンラインでスタッフミーティングを行い、春季キャンプの一軍メンバーに「入江(大生)、池谷(蒼大)、牧(秀悟)の3名」が入ったと明言した。 毎年のようにルーキーが即戦力として機能するベイスターズでは、大卒、社会人出身の新人の多くが一軍でキャンプをスタートさせ、そのまま順調に一軍で開幕を迎える選手も多い。今年は外国人選手のチーム合流のメドはまだ立っておらず、昨年オフには不動のトップバッターで打率リーグ2位の成績を残した梶谷隆幸と、チーム2位タイの6勝を挙げた井納翔一が共にジャイアンツにFA移籍。三浦大輔監督も「若い選手の底上げは必要。日本人選手が試合に出るチャンスも増えると思うので、それ生かして自分の居場所を掴み取って」と投打ともに新戦力の台頭を心待ちにしていたことからも、いきなりルーキーがポジションをゲットすることも不思議ではない。 投手陣では、ドラフト1位の先発期待の右腕・入江大生に、井納翔一やマイケル・ピープルズのポジションを掴んでのローテーション入りが、ドラフト5位の池谷蒼大には、元々手薄な左のブルペン陣に入り込んで、絶対的な存在のエドウィン・エスコバーが不在の場合を支える存在が期待される。打撃陣は、梶谷隆幸に加え、昨年退団したホセ・ロペス、来日未定のネフタリ・ソト、タイラー・オースティンの4枠が空く可能性があり、ドラフト2位の内野手・牧秀悟にとってはポジションを掴む機会は例年より多くなるかもしれない。 また、三浦監督自身が「新たな視点で、自分の目で見ていきたい。固定観念持たずに、実績残している選手、レギュラー張ってた選手もいるが、フラットな視点で見ていきたいと思います」と横一線を強調していることからも、ルーキーにもよりチャンスが巡ってくると予想される。3人のルーキーたちの、宜野湾でのアピールが今から楽しみだ。取材・文/ 萩原孝弘写真提供 / 横浜DeNAベイスターズ
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