炎鵬
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スポーツ 2023年05月26日 20時30分
元横綱・白鵬、故障休場・炎鵬の現状明かす「入院、検査してまして…」 痛みは春巡業から? キャリアの危機と心配相次ぐ
26日に行われた大相撲5月場所13日目。ABEMA中継で解説を務めた元横綱・白鵬(現宮城野親方)の発言が話題となっている。 注目が集まったのは、平幕・佐田の海対平幕・千代翔馬戦前のこと。北青鵬(平幕/8勝4敗、この後敗れて8勝5敗)、落合(十両/12勝1敗)、川副(幕下/5勝2敗)など弟子の活躍について話していた白鵬に、実況は「そういえば炎鵬の状態はどうなんですか?」と質問した。 今場所の炎鵬は初日から9日目まで9連敗を喫すると、翌10日目に「頚部椎間板ヘルニアにより、約3カ月の加療を要す」との診断書を相撲協会に提出し途中休場している。その炎鵬について、白鵬は「今入院、検査しておりまして、場所後に(今後)どうするかという判断をすると思う」と入院中であることを明かした 白鵬によると、炎鵬は春巡業中(4月2~30日)に首を痛め、今場所出場を続ける中で状態が悪化。最終的にドクターストップがかかったという。「本人は長年関取として務めましたから。2番勝てば残れる位置だったし、何とか2番勝ちたいという気持ちはあったと思うんですけど」と、手負いの状態でも何とか関取に残ろうとしていたがかなわなかったと神妙な面持ちで語った。 >>関脇・豊昇龍、白鵬の忠告を無視?「苦し紛れ」舞の海氏も呆れ、ひんしゅく買う取り口続けるワケは<< 白鵬が明かした炎鵬の現状を受け、ネット上には「休場後入院してるって大丈夫なのか」、「検査次第じゃ診断書以上の治療期間になるかも」、「首に爆弾抱えるのはマズい、間違いなくキャリアの危機だ」、「頭からぶつかれなくなったら復帰後も厳しいぞ」といった心配の声が寄せられた。 「現在28歳の炎鵬は初土俵を踏んだ2017年3月場所から現役を続ける力士。身長167センチ、体重100キロと角界では極めて小柄ながら、相手の懐に頭をつけながら潜り込み投げ、足取りなどを繰り出すという取り口でここまで活躍してきました。ただ、今回発症した首の故障により、2018年9月場所から守ってきた関取の座からは陥落することが濃厚。また、故障の経過次第では今までの取り口が使えなくなり、復帰後も思うように星を伸ばせない展開に陥る可能性も決してゼロではないのでは。角界では首の故障を負った力士がキャリアを棒に振ったケースは少なからずあり、直近では2020年1月場所中に首を痛めた十両・木崎海(当時25歳)が慢性的な痛みや手のしびれにより現役続行が困難と判断し、同年9月場所前に電撃引退しています」(相撲ライター) 角界では数少ない小兵力士の一人としてファンの人気も根強い炎鵬。故障に打ち勝ち再び土俵で躍動することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年02月05日 11時00分
大相撲トーナメント、夢の対戦カード続々? 炎鵬が白鵬振り回し投げ捨て、前回大会は師弟対決に大歓声
1977年に始まり、毎年2月上旬に開催されている日本大相撲トーナメント。昨年、一昨年は新型コロナの影響で中止となったが、今年は2月5日に3年ぶりの開催が予定されている。 東京・両国国技館で行われる同大会は幕内、十両の力士がそれぞれ一発勝負のトーナメント戦で優勝を争うもので、今年は幕内39名、十両26名が参加予定。幕内トーナメントの優勝力士には賞金250万円と優勝杯が授与される。 前回2020年大会は関脇・高安が初戦から決勝まで豊山、徳勝龍、正代、阿武咲、妙義龍の平幕5力士を連破し大会2連覇を達成。だが、ファンの間では大会結果以上に、トーナメント戦で初めて実現した“同部屋対決”が大きな話題となった。 >>大相撲、貴景勝戦中の一部観客に「マナー悪すぎ」ヤジ連発で怒りの声 取組も3度ストップ、原因はルール緩和?<< 注目が集まったのは、トーナメント3回戦で行われた横綱・白鵬対平幕・炎鵬の一番。共に宮城野部屋に所属する力士であり、本場所では優勝決定戦を除いては対戦が組まれない間柄。また、花相撲や巡業での対戦もなかったこともあり、取組前の仕切りの段階で場内からは大歓声が起こった。 迎えた立ち合い、両名はほぼ同時に右足を踏み出したものの、それ以上は前に出ずその場でにらみ合う形に。炎鵬は左方向に動きながら隙をうかがい、正対する白鵬の左手を一瞬たぐりかけるも懐には入り込めなかった。 すると、白鵬は炎鵬に対する余裕の表れか、炎鵬の額を左手で押さえながら棒立ちになるという体勢をとる。炎鵬は白鵬の左手を右手で払いのけるも、白鵬はそのたびに瞬時に手を置き直す。これを何度か繰り返した後、炎鵬は諦めたかのように両腕を下にダラリと垂らした。 しかし、炎鵬はその2秒後に両腕で白鵬の左手を払い落とすと、そのままたぐって体勢を崩し遂に右下手をつかむ。さらに、間髪入れずに左手で白鵬の左膝裏付近を持つと、逆時計回りに動きながらの下手投げを繰り出し、こらえる白鵬を強引に地面に一回転させた。 自身が内弟子としてスカウトした炎鵬に敗れた白鵬だったが、取組後は「2月9日は炎鵬も私も一生忘れない、思い出の一番になった」と感慨深げに語ったことが伝えられる。一方、“恩返し”で大歓声を浴びた炎鵬は「こういう機会はなかなかない。忘れないと思います」としつつも、「次は本場所で対戦できるように」と本場所・優勝決定戦での再戦を誓ったという。 ただ、その後の両力士は本場所・花相撲で再戦の機会がないまま、2021年9月に白鵬が引退。これにより、2020年大会での一戦は最初で最後の同部屋対決という形となっている。 3年ぶりの開催となる今大会は条件付きながら大関・貴景勝対平幕・隆の勝の同部屋対決(貴景勝は初戦、隆の勝は初戦・2戦目勝利なら)や、関脇・若隆景対小結・若元春の同部屋・兄弟対決(お互い初戦勝利なら)が実現する可能性がある。白鵬・炎鵬の同部屋師弟対決に匹敵するような取組は果たして実現するだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月20日 18時30分
大相撲、炎鵬が頭から土俵下に転落! 右わき腹何度も押さえ悶絶「凄い角度で落ちた」島津海戦のアクシデントに心配相次ぐ
19日に行われた大相撲1月場所12日目。十両・炎鵬が対戦相手もろとも土俵下に転落し心配の声が集まっている。 前日まで「6勝5敗」の炎鵬はこの日、同じく「6勝5敗」の十両・島津海と対戦。立ち合い島津海は強く当たり胸を合わせると、右手で炎鵬のまわしの結び目付近をつかみ下手投げを仕掛ける。ただ、同時に炎鵬も左腕で首投げを繰り出しており、両者はほぼ同時に土俵下へ頭から転落。行司は軍配を炎鵬に上げたが、土俵下の勝負審判はすぐに物言いをつけ協議に入った。 >>大相撲、土俵下の貴景勝に高安が激突! 場内騒然のアクシデントに心配相次ぐ、お互い故障の可能性も<< NHK中継では協議の間に取組のスロー映像が流れたが、この映像では両力士が土俵下に転落する際、炎鵬の右脇腹が土俵の角付近に先についている様子が映っていた。 また、落下の衝撃は相当なものだったようで、炎鵬は立ち上がってから協議が終了するまでの間、険しい表情を浮かべながら何度か右手で右脇腹を押さえる。また、島津海も立ち上がる際に左足を伸ばすなど下半身を気にするようなそぶりを見せた。 審判団による協議の結果、この取組は炎鵬の体が先に落ちていたとして行司軍配差し違えで島津海の勝利に。ただ、ネット上には取組内容への反応以上に「凄い角度で真っ逆さまに土俵下に落ちたけど大丈夫か」、「わき腹押さえる炎鵬も足伸ばす島津海もかなり痛そうだな…」、「2人とも明日以降が不安になるな、特に炎鵬は前日までのダメージもあるし」といった両力士の状態を心配するコメントが上がっている。 「炎鵬、島津海の両力士は取組後特に故障・休場情報は出ておらず13日目も出場予定ですが、転落のダメージが残りの戦いに尾を引かないか不安が残ります。特に炎鵬は10日目・栃武蔵戦で左肘、11日目・千代栄戦で右目をそれぞれ痛めており、右脇腹まで故障となるとコンディションとしては相当厳しくなるでしょう。島津海は勝ち越しまであと1勝、炎鵬もあと2勝に迫っていますので、可能な限りコンディション調整を行った上で何とか星を拾っていきたいところです」(相撲ライター) 投げの打ち合いで場内をどよめかせた両力士。翌13日目は島津海、炎鵬ともに勝利と転落のダメージを感じさせてはいないが、このまま今場所を完走することはできるだろうか。文 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月18日 16時05分
十両・栃武蔵、炎鵬の左腕を“Sの字”に「最悪折れてたぞ」 強引な極め技に批判、取組後に長引く痛みを漏らす?
17日に行われた大相撲1月場所10日目。今場所8敗目を喫した十両・栃武蔵の相撲内容が物議を醸している。 >>大相撲、貴景勝が口・鼻から大流血!「顔面ばかり狙ってないか」対戦相手の頭突き・張り手連発が物議<< 前日まで「2勝7敗」の栃武蔵はこの日、「4勝5敗」の十両・炎鵬と対戦。この一番は栃武蔵のつっかけで1度目の立ち合いが不成立となった後、2度目で成立。栃武蔵は両手を前に出しながら踏み込むも、身をかがめてかわした炎鵬に懐に潜り込まれた。 そこから右足を取られかけた栃武蔵は足を引いて何とか防ぐも、直後には左下手も差される。すると、栃武蔵は炎鵬の左下手を右腕で抱え込むと、右腕の手首を左手で引っ張りながら左方向へ体をねじる。栃武蔵にロックされた炎鵬の左腕はひじがくの字、手首が逆くの字に曲がり、アルファベットの「S」のような形に。その状態のまま、前腕部分を地面と平行になる寸前まで左方向に大きく倒された。 ただ、炎鵬は眉間にしわを寄せた険しい表情を浮かべながらなんとかSの字の状態を脱すると、右前まわしをつかんで左方向に動く。これで体勢を揺さぶられた栃武蔵はさらに左前まわしをつかまれると、最後は左下手出し投げで地面に転がされて敗れた。 この栃武蔵の相撲内容に対し、ネット上には「何だ今の栃武蔵の相撲は、相手のことぶっ壊す気か」、「極め技は別に反則じゃないが、極めた腕を強引に巻き込むのは危険過ぎるだろ」、「炎鵬も相当痛そうな顔してたし、マジで腕が破壊されたのかと思った」、「極めて前に出るならまだしも変な方向にねじるのは…最悪腕折れてたぞ」、「左腕が外側に引っ張られてたから、骨折とか脱臼とかしないか本当にヒヤヒヤした」といった批判が寄せられた。 取組終了後、炎鵬は取組後の一礼を行う際に4回ほど左肘を曲げ、土俵を降りた後も左腕をブルブルと小さく振るなど同箇所をしきりに気にする様子を見せた。ただ、取組後の報道では「きつかったですね」と相当な痛みがあったとしつつも腕に問題はないと語ったことが報じられており、翌11日目も故障・休場情報は特に伝えられていない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月21日 18時30分
十両・千代の国、炎鵬への過剰な攻撃に「殺す気か」批判相次ぐ 心身両面でダメージか、次戦は体動かず敗戦
20日に行われた大相撲9月場所10日目。今場所8敗目を喫した十両・千代の国の相撲がネット上で物議を醸している。 前日まで「2勝7敗」の千代の国はこの日、「3勝6敗」の十両・炎鵬と対戦。この一番を落とせば負け越し決定という状況に危機感を抱いたからなのか、千代の国は立ち合いから炎鵬の顔面に張り手やかちあげを連発。これで体勢をグラつかせた後、炎鵬の後頭部に両手をかけてはたこうとした。 ただ、炎鵬はこのはたきに乗じて前に突っ込み、千代の国を土俵外に押し出そうとする。逆襲を受けた千代の国は炎鵬の体を先に地面に落としたかったのか、押し出される際に炎鵬の首に左足をかけ、のしかかろうとした。だがすぐに足が外れ先に土俵下に転落。決まり手は押し倒しで、今場所負け越しの8敗目を喫した。 >>大関・貴景勝、琴ノ若だけを2場所連続でボコボコに! 原因は舐められた恨み? 報復合戦勃発に期待も<< この千代の国の相撲を受け、ネット上には「今の千代の国の相撲終始荒くて見てられなかった」、「ちょっと過剰な張り手に見えたな、炎鵬の顔まっかっかに腫れてるし」、「張り手はまだしも首へののしかかりは危なすぎる、炎鵬のこと殺す気かよ」、「万が一足が外れないまま、炎鵬の首に全体重かかってたら大惨事だったぞ」といった批判が相次いだ。 「張り手、かちあげ、のしかかりと強烈な攻めを食らいつつも勝利した炎鵬ですが、取組後は呼び出しに渡されたタオルで何度も目・鼻を押さえながら花道を下がるなど、顔面にかなりのダメージを負った様子をうかがわせています。また、取組後の報道では『覚えてないです。飛んじゃいました』と、取組中は意識が混濁していたと明かしたことも伝えられています。張り手の衝撃で頭部が激しく揺れたことで、脳震とうのような状態に陥っていた可能性も十分考えられるでしょう」(相撲ライター) 取組後は特に故障・休場情報などはなく11日目も出場したが、立ち合いからほぼ動けないまま十両・豪ノ山に転がされ2秒で敗れた炎鵬。前日の取組で負った心身両面のダメージが尾を引いている可能性もゼロではなさそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年07月19日 15時45分
横綱・白鵬、物議を醸すガッツポーズ釈明も批判「受け入れられない」 力技連発の取り口に解説や協会上層部も苦言
18日放送の『サンデースポーツ』(NHK総合)に、同日の大相撲7月場所千秋楽で45回目の優勝を果たした横綱・白鵬(宮城野部屋)がリモートで生出演。取組後に見せたガッツボーズの真相を語った。 前日まで「14勝0敗」と負けなしの白鵬はこの日、こちらも14戦全勝をキープしていた大関・照ノ富士(伊勢ヶ濱部屋)と対決。2012年7月場所の白鵬対日馬富士(元横綱/当時は大関)戦以来9年ぶりとなった千秋楽全勝対決を小手投げで制した直後にガッツボーズを見せ、ネット上では「横綱がやるような振る舞いではない」と物議を醸した。 番組のメインキャスター・副島萌生アナウンサーから「優勝を決めた瞬間横綱の感情があふれ出たように思ったのですが、あの時はどんなお気持ちだったんでしょうか?」と聞かれた白鵬は、まず「進退(がかかる)というか、精神的にも肉体的にも大変な場所でもありましたから」とコメント。成績次第では引退の可能性もあった今場所は心身両面でかなりの重圧を感じていたと明かした。 その上で、白鵬は「(十両・)炎鵬関が関取なのに付け人をやってもらったし、(取組前に)花道で付け人全員にパワーと元気を送ってもらったので、『やったよ!』という思いに(心が)圧倒されてしまったんじゃないかと思いますね」と発言。本来は幕内以下の力士が担う付け人を自ら志願して務めた炎鵬をはじめ、自身を支えてくれた付け人たちに結果で応えたことで感情が抑えられなかったと語った。 >>十両・貴源治が炎鵬を“アッパー”でKO! 不戦勝をもたらした張り手連発が物議、「兄の貴ノ富士のような暴力」と批判も<< 白鵬の発言を受け、ネット上には「ただ勝ったからじゃなくて、付け人たちに報いることができた故のガッツポーズだったのか」、「6場所連続休場から付け人に後押しされての復活優勝、喜びが溢れるのは当然だったのかも」、「『付け人たちのためにも』って気持ちが無かったら、多分最後まで全勝で優勝することはできなかっただろうな」といった反応が寄せられている。 一方、「だからといってあの相撲内容は到底受け入れられない」、「あんな汚い取り口でよくガッツポーズができたな」、「正々堂々とした取組なら心から優勝を祝えたし、この話にも感動できたんだけどな…」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「照ノ富士戦の白鵬は取組後のガッツポーズだけでなく相撲内容も物議を醸しています。白鵬は立ち合いで照ノ富士に強烈な右のかち上げを見舞うと、距離を取りながら顔面への張り手を連発。そこから右四つの体勢となった後、照ノ富士の右手を極めたまま強引な投げで土俵へ投げ倒しました。この日NHK中継で解説を務めていた北の富士氏(元横綱)は、白鵬の取組を受け『ありとあらゆることをやってるからね。うーん…』と絶句。また、取組後の報道では日本相撲協会・尾車事業部長(元大関・琴風)も『決してほめられた内容ではない』と苦言を呈しています」(相撲ライター) 一部では「横審から絶対文句が出るだろうな」と、19日に開催予定の横綱審議委員会で問題視されるのではとの声も挙がっている白鵬のガッツポーズ。角界では土俵上で過度に感情をあらわにすることは好ましくないという風潮があるため、ガッツポーズは花道や支度部屋で行った方が良かったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年07月06日 15時45分
十両・貴源治が炎鵬を“アッパー”でKO! 不戦勝をもたらした張り手連発が物議、「兄の貴ノ富士のような暴力」と批判も
5日に行われた大相撲7月場所2日目。同日に今場所初白星を挙げた東十両6枚目・貴源治(常盤山部屋)の相撲が、ネット上の相撲ファンの間で物議を醸している。 東十両5枚目・炎鵬(宮城野部屋)と対戦した貴源治は、立ち合いで組み止め距離を取ると炎鵬の顔面に左右の張り手を見舞う。この後も10回以上にわたり、下からアッパー気味に張り手を突き上げ顔面に食らわせた。 その後土俵際に後退した炎鵬を捕まえた貴源治はそのまま土俵外に押し倒したが、炎鵬が体をそらして粘ったこともありほぼ同時に土俵外に飛び出てしまう。これを見た行司は炎鵬に軍配を上げるも物言いがつき審判団が協議した結果、同体取り直しとなった。 ところが、炎鵬は1度目の取組終了直後から鼻血を出しており、取り直しのため再び土俵に上がった際も足元がおぼつかない様子。すると、この様子を見ていた呼び出しが高田川審判長(元関脇・安芸乃島)に何か声をかけると、高田川審判長は両力士を土俵から降ろすよう指示した後、再び審判団を集め協議。協議後、高田川審判長は「ただ今の協議について説明です。炎鵬が脳震とうを起こしているため、貴源治との取組が取れないと見なし貴源治の勝ちといたします」と場内にアナウンスした。 日本相撲協会は今年の1月場所後に開催した臨時理事会で「審判委員は、力士の立ち合いが成立する前に、相撲が取れる状態ではないと認めた場合には、協議の上で当該力士を不戦敗とすることができる」という一文を審判規則に盛り込んでいる。炎鵬はこの一文に基づき脳震とうによる不戦敗となり、車いすに乗せられ花道を下がっていった。 この取組を受け、ネット上には「これで炎鵬が負けになるのは納得いかない、悪質な掌底で相手を破壊しにいった貴源治の方を負けにしてほしい」、「脳震とうを故意に狙ったような酷い取り口、こんなのが許されていいはずはない」、「張り手自体はルールで認められているとはいえ、あからさまな顎狙いは見ていてモヤっとする」、「貴源治としてはあくまで炎鵬の上体を起こすために張ったのかもしれないが、それ以上に顔や顎へのダメージが目的のようにしか見えなかった」と貴源治への苦言や批判が寄せられている。 一方、「張り手で相手をKOって凄いな、兄貴より格闘技向いてるんじゃないか?」、「スダリオの弟ってことを考えると、暴力的な取組も『まあするだろうな』って思ってしまう」、「兄の貴ノ富士みたいな暴力的な振る舞いだな、そんなに相手をボコボコにしたいなら同じ道にいけよ」と、兄を引き合いに出したコメントも複数見受けられた。 >>大相撲、貴ノ富士の“逆ギレ会見”に批判続々 この1年で3人、続発する旧貴乃花勢の騒動に「意図がありそう」の声<< 「貴源治の兄は『貴ノ富士』の四股名で相撲をとっていた元力士ですが、当時東十両14枚目だった2018年3月場所中に弟弟子への暴力行為が発覚し1場所出場停止処分に。さらに、西十両5枚目で迎えた2019年9月場所前にも付け人に暴力を振るったことが発覚し、この影響で翌10月に引退届を提出し廃業。その後、2020年7月に総合格闘技選手に転身し、現在まで『スダリオ剛』のリングネームで活動しています。こうした背景があることからか、今回の貴源治の取り口を『兄が兄なら弟も弟』と皮肉るファンも少なからずいるようです」(相撲ライター) 炎鵬が付け人を務めていることから、横綱・白鵬(宮城野部屋)も「昨日から(自分の)取組が終わってから付け人をやってくれたので残念だが、無事であることを祈る」とコメントしたことが伝えられている今回の取組。炎鵬は6日に行われる3日目には出場予定とのことだが、貴源治の“アッパー張り手”の是非はしばらく議論の的になりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月03日 20時00分
平幕・炎鵬を覚醒させた“師匠”白鵬の言葉とは 新入幕での負け越し、二人三脚で逆境を乗り越えた師弟愛をファン称賛
1日に放送された『バース・デイ』(TBS系)に、大相撲・宮城野部屋に所属する平幕・炎鵬が出演。同じ宮城野部屋に所属する横綱・白鵬と、2019年5月場所後に交わしたやりとりを明かした。 金沢学院大学時代の2014年、2015年に世界相撲選手権の軽量級で2連覇した実績を白鵬に買われ、2017年2月に白鵬の内弟子として宮城野部屋へ入門した炎鵬。身長168センチ、体重99キロ(入門当時は身長167センチ、体重95キロ)と小柄な体格ながら、入門から約1年後の2018年3月場所で新十両、そこからさらに約1年後の2019年5月場所で新入幕と順調に番付を駆け上がっていた。 しかし、初めて幕内で相撲を取った同場所は20日の9日目までに「7勝2敗」と早々と勝ち越しにリーチをかけたものの、21日の10日目から4連敗。さらに、23日の13日目に右太ももを痛めたこともあり、結果的に26日の千秋楽まで6連敗でまさかの負け越しを喫してしまった。 「絶望じゃないけど、受け入れられない(気持ちだった)」と、当時の心境を吐露した炎鵬。勝ち越しを決められなかった悔しさのあまり、部屋に帰るタクシーの中では涙を流していたという。 失意に沈む場所後の炎鵬に対し、白鵬は「幕内は甘くないだろ」と厳しい一言。しかし、それと同時に「次の場所で絶対俺が勝ち越しさせてやるから、一緒に死ぬ気で稽古するぞ」との言葉をかけてくれたという。 白鵬の言葉に奮起した炎鵬は、次場所である7月場所での勝ち越しに向け猛稽古を敢行。その一例として番組内でも紹介された6月の滋賀・長浜での合宿(12~17日)では、白鵬と約1時間ぶつかり稽古を行った後、下半身を強化するため30キロの重りを抱え、土俵側のスペースをすり足で何度も往復する炎鵬の様子が連日伝えられていた。 悔しさをバネに稽古に励んだ甲斐もあり、次場所である7月場所では「9勝6敗」で見事勝ち越し、自身初となる技能賞も受賞した炎鵬。20日の14日目に勝ち越しを決めた瞬間は、「うれしさも苦しさもあったし、ほっとした気持ちもありましたし、いろいろな感情が入り混じってました」とさまざまな思いが胸に去来していたという。 今回の放送を受け、ネット上のファンからは「やっぱり強さの影にはこうした血の滲むような努力が有るんだな」、「白鵬の『勝ち越させてやる』は説得力が凄い」、「白鵬も入門時は小柄だったから、炎鵬に対しても『もっと強くなれる』って気持ちがあるんだろうな」といった反応が寄せられている。 「5月場所での炎鵬の6連敗は、序盤・中盤の取組でスタミナをほとんど使いきってしまったことも原因の一つ。そのため、白鵬は15日間を戦い抜くスタミナを養わせるため、炎鵬に厳しい稽古を課したのでしょう。ただ、白鵬は炎鵬だけに練習量を課しているわけではなく、同じく自身の内弟子で5月場所で負け越して十両に陥落した石浦にもみっちりと稽古をつけています」(相撲ライター) 「もっと上に上がって、(横綱に)恩返しできたらなと思います」と、さらなる出世を誓った炎鵬。前述の7月場所からは今年の1月場所を含め4場所連続で勝ち越しを続けているが、果たしてこの快進撃はどこまで続くのだろうか。文 / 柴田雅人
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平幕・炎鵬を覚醒させた“師匠”白鵬の言葉とは 新入幕での負け越し、二人三脚で逆境を乗り越えた師弟愛をファン称賛
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