江本孟紀
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スポーツ 2020年11月25日 17時00分
ソフトB・長谷川に「本物の勝負師」大久保元監督ら球界OBが称賛 「そりゃ勝てんわ」巨人ファンも意識の差にお手上げ
24日に行われた日本シリーズ第3戦・ソフトバンク対巨人の一戦。試合は「4-0」でソフトバンクが勝利したが、同戦に出場したソフトバンクのプロ14年目・35歳の長谷川勇也のプレーがネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 注目が集まっているのは、「2-0」とソフトバンク2点リードの6回裏2死満塁で飛び出たプレー。この場面で代打起用された長谷川は一、二塁間に痛烈なゴロを放つも、この打球を巨人二塁・吉川尚輝がダイビングキャッチ。長谷川は懸命に一塁にヘッドスライディングを試みたもののアウトとなり、追加点を奪うことはできなかった。 すると長谷川は地面を右手で思い切り叩き悔しがると、その場にうずくまったまましばらく動けず。約10秒後にようやく立ち上がり、一塁コーチャー・本多雄一コーチからいたわられながら重い足取りでベンチに引き揚げた。 長谷川のプレーについて、元阪神・江本孟紀氏や元楽天監督・大久保博元氏ら複数の球界OBが自身のSNSや出演するテレビ番組を通じコメントしている。同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演した江本氏は、「ソフトバンクは一見チームがまとまって仲良さそうに見えるが、中では(激しく)競争している。(だから)チーム内での自分の存在を示すためのスライディング(に見えた)。これはすごい」とコメント。今シリーズの長谷川は第2戦で代打起用された以外に出場機会はなかったが、江本氏は「俺もいるぞ!」と言わんばかりの気迫が感じられたと称賛した。 大久保氏は25日に自身の公式ツイッターに「日本シリーズで見た本物の勝負師の姿」、「『必死』にプレーする長谷川の姿こそファンの皆さん、チームメート、我々の心に響く… 感動した」と投稿。チームが勝っている状況でも1点への執念を見せたことに心を動かされたと絶賛した。 同戦の長谷川を受けては、ネット上にも「この場面だけ切り取ったらまるで負けてるチームかのような執念だった」、「長谷川はチームの勝利だけじゃなく、自分の立場もかけていたのかもしれないな」、「勝ってる側の選手がこれだけ必死にプレーしてるんだからそりゃ淡々とプレーしてる巨人は勝てないよ」といった反応が多数寄せられている。 >>巨人・原監督の采配はアマチュア以下?“ノープラン”での惨敗は今オフの補強にも影響か<< 「今回話題となった長谷川は2007年のプロ入りからソフトバンク一筋でプレーし、2013年には首位打者、最多安打の2冠を獲得した実績を持つベテラン外野手。ただ、近年は右足首や右わき腹の故障に相次いで見舞われている上、チーム内のレギュラー争いも熾烈なためベンチを温める時間が長くなっています。このような立場の選手は下手なプライドを捨てきれずに気持ちを腐らせてしまうことも珍しくないですが、長谷川は以前からそういった雰囲気は全く出さず、常にチームの勝利、レギュラー返り咲きへ全力を尽くしていることで広く知られていました。こうした背景もあり、気迫を前面に出した今回のプレーに称賛の声が多く集まったのだろうと考えられます。また、同戦の巨人は負ければ3連敗で後がないという状況でしたが、長谷川のように気迫や執念を見せた選手はほとんどおらず、投打共に淡々とプレーし見せ場なく敗れています。追い込まれている側の巨人が淡白なプレーに終始したことも、長谷川のプレーが際立った一因なのかもしれません」(野球ライター) 同戦の勝利で今シリーズ3連勝とし、4年連続の日本一に王手をかけたソフトバンク。長谷川が見せた勝利への執念を追い風に、このまま4連勝で巨人を下すことはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/DAVEOHKUBO
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スポーツ 2020年11月02日 17時05分
広島・森下の新人王は「間違いない」? 元阪神・江本氏の“当確宣言”に賛否、シーズン終了前に太鼓判を押したワケは
元阪神で野球解説者の江本孟紀氏が、1日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。番組内での発言をきっかけに、ネット上のプロ野球ファンの間で議論が巻き起こっている。 今回の放送に電話で生出演した江本氏は、同日に行われ「3-0」で広島が勝利した広島対中日戦について解説。議論のきっかけとなったのは、同戦に先発し「8回無失点・被安打7・四球1・7奪三振」で10勝目を挙げた広島・森下暢仁の新人王についての発言だった。 同戦を含めここまで「10勝3敗・防御率1.91・124奪三振」といった成績をマークしているプロ1年目・23歳の森下は、「8勝6敗・防御率2.92・97奪三振」といった数字を残す巨人のプロ2年目・20歳の戸郷翔征と新人王争いを展開中。だが、江本氏は同戦の投球を受け「新人王に“近づく”ではなく、新人王は“獲った”(と言っていい)」、「内容的にも、今時(ルーキーが)10勝するのは大変ですから。やっぱり今年は森下でしょう。間違いないでしょう」と、森下の新人王は当確と強く主張した。 また、対抗馬の戸郷については「ちょっと(調子が)下がってきましたよね」とコメント。戸郷は9月27日対中日戦を最後に現在まで4戦連続勝ちなしと苦しんでいるが、この点も踏まえて森下がかなり優位な状況だと指摘した。 江本氏のコメントを受け、ネット上には「戸郷は8勝で森下は10勝、勝ち星を考えたら森下に分がある」、「白星以外の数字も軒並み上回ってるから確かにもう当確と言ってもいいかもしれない」、「規定投球回もクリアしてるしさすがに森下で決まりだと思う」といった反応が多数寄せられている。 一方、「エモやんがここまで言ってくれるのは嬉しいけど、やっぱりタイトル獲らないと確定ではない気がする」、「獲れるかどうかはタイトル次第だろ、佐々岡(真司)監督もそれで新人王譲ってるし」との反発も複数寄せられるなど議論が飛び交っている。 >>広島・石原が“死んだふり”で相手をかく乱!本人も「普通に言えばボーンヘッド」、現役引退で思い出される衝撃の頭脳プレー<< 「新人王は“支配下に初めて登録されてから5年以内”、“投手なら前年までの一軍投球回数が30イニング以内、野手なら60打席以内”といった条件を満たす選手のうち、記者投票で最も多くの票を獲得した選手がセ・パそれぞれ1名ずつ選出されるタイトル。森下は現在勝ち星をはじめ防御率、勝率、奪三振などで戸郷を上回っていますが、“戸郷の方が3歳若い”、“戸郷は優勝争いの中で白星を挙げ続けた”、“両者は援護率(森下5.09/戸郷3.62)に差がある”といった部分が記者投票で不利に働く可能性もゼロではありません。そのため、何らかの投手タイトルを獲らない限り確定とはいえないと危惧しているファンも少なくないようです」(野球ライター) 新人王については、現在広島を指揮する佐々岡監督が新人時代の1990年に『13勝11敗17セーブ・防御率3.15』といった成績を残すも、『4勝5敗31セーブ・防御率3.26』で最優秀救援投手に輝いた中日・与田剛(現中日監督)が選出されるなど、成績以上にタイトルが得票数に影響を及ぼしたケースもある。今回の森下についても、タイトルの有無が戸郷との明暗を分ける可能性はありそうだ。 現在トップの中日・大野雄大と0.002差で、防御率2位につけている森下。最優秀防御率のタイトルは十分射程圏内なだけに、残りの試合では佐々岡監督の起用法にも注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月29日 17時00分
“外野初スタメン”の巨人・増田、エラー連発で原監督にも批判?「フォローのしようがない」試合後コメントも物議
元中日で野球解説者の立浪和義氏と元阪神で野球解説者の江本孟紀氏が、共に28日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。巨人のプロ5年目・27歳の増田大輝のプレーに苦言を呈した。 今回の番組内で両氏は、同日に行われ巨人が「6-10」で敗れた巨人対DeNAの一戦を解説。その中で、「1番・左翼」で先発し1安打3盗塁と攻撃面では活躍を見せた一方、3回裏にフライを落球、8回裏にはヒットで転がってきたゴロをファンブルと守備面では2つのエラーを犯した増田に苦言を呈した。 番組に生出演した立浪氏は、同戦の増田について「今日はいいところ(1試合3盗塁)より守備での2つのミスが目立った」と両エラーが攻撃面での活躍を台なしにしたとバッサリ。続けて、「(両エラーは)考えられないミス。ゴロをファンブルした時は(フライを落球したから3回裏から)グラブを変えていたのでグラブのせいじゃない」と、道具ではなく本人の動きがエラーの原因だと指摘した。 また、立浪氏は「増田に求められるのは走塁面もあるが、やっぱり大事なところでの守備。ああいうミスがあるとベンチも使いにくくなる」とコメント。同戦の2エラーは今後の出場機会にも悪影響を及ぼすのではと危惧した。 番組に電話で生出演した江本氏は、立浪氏の後に話を受けて「動きが焦り過ぎて、ボール(の落下地点)にちゃんと入ってからやろう(捕球しよう)と(していない)」とコメント。捕球後のプレーに気を取られ、肝心の捕球がおろそかになっていると指摘した。 今回の放送を受け、ネット上には「グラブ変えたの良く気付いたな、確かにそうなら増田は言い逃れできない」、「どっちのエラーもプロとしてはお粗末すぎ、1人だけ草野球の選手が交じってるみたいだった」、「攻めたプレーじゃなく凡ミスだからなあ…日シリでの起用はキツくなったかな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「増田の本職は内野だから外野で使えばそりゃこうなるよ」、「スタメンすら久しぶりなのに、本職ポジションじゃないところで使った原(辰徳)監督に非がある」といった、原監督への批判も複数見受けられた。 >>失速中の巨人、屈辱の“4タテ”再来の危機?原監督の意味深発言は苛立ちの表れか<< 「今回外野でエラーを連発してしまった増田ですが、実は試合に先発起用されたのは7月9日の阪神戦以来実に111日ぶり。さらに、これまでのスタメン出場は全て本職である内野手としての起用で、外野手としてのスタメンは今シーズン初でした。原監督は今後の日本シリーズに向け選択肢を増やす狙いで増田を外野で先発させたと思われますが、不慣れな守備位置に就かせたことがエラー連発につながったと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合後、原監督は増田について「フォローのしようがないね。ちょっと軽率と言われても仕方ないでしょう」と呆れたことが伝えられている。しかし、このコメントに対し一部から「あんたが無理やり外野起用するからだろ」との反発も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月27日 21時50分
阪神、V逸の原因は“マスコミと解説者”? エモやんが一喝、長年続く“甘やかし体質”でチームは低迷か
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が26日、自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元阪神で野球解説者の江本孟紀氏がゲスト出演。阪神を取り巻く環境に苦言を呈した。 >>阪神・能見、最良の新天地は広島?退団決定のベテラン左腕、ブルペン立て直しの秘策となる球団は<< 今回の動画で江本氏は、巨人と阪神の強さを分けている原因をテーマにトーク。その中で、在阪マスコミや阪神びいきの解説者もチームが強くならない原因の一端を担っていると主張した。 現役時代の1976年から1981年にかけ、阪神でプレーした経験を持つ江本氏。その江本氏によると、在阪マスコミは球団が翌シーズンの体制や計画を打ち出すと好意的に持ち上げる一方、「(その年の)シーズンがガタガタだった責任はどっかに飛ぶ(忘れる)」と、シーズンのチームの課題や反省についてはほとんど論じない節が当時から今に至るまで見受けられるという。 また、在阪メディアで活動している解説者も阪神を過剰なまでにポジティブに語ることが多く、名前は明かさなかったが昨年も「助っ人を『史上最高』とほめ倒して、優勝まで予想してたやつ(解説者)がいた」とのこと。昨年の阪神の陣容を踏まえると“助っ人”は同年に入団したマルテ、“史上最高”は在籍6年(1983-1988)で三冠王を2度獲得したバースを指すものと思われるが、実際のマルテの成績は「.284・12本・49打点」とタイトル獲得にはほど遠くチームも3位。このように周囲が期待できそうな部分だけを取り上げ不安や課題には目を向けないことで、「(球団は新しい)シーズンに入っても同じこと(失敗)を繰り返す」と主張した。 自身が月に1回ほど出演する関西のローカル番組でも、「阪神を優勝予想させるやつ(解説者)の方を優先して(出演させてい)る」傾向が感じられるという江本氏。ある年にその番組内で行われた順位予想で阪神を3位に予想すると番組スタッフから不興を買ったこともあるというが、ネガティブな意見や見方が敬遠される環境では球団は一向に強くならないと指摘していた。 江本氏はこの他にもV9時代(1965-1973)の巨人が徹底していたプレーや、当時の巨人を陰で支えたある人物について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「確かにどれだけ弱くても周囲にチヤホヤされてるから、球団も危機感を失ってる感じはする」、「阪神はどんな助っ人打者獲ってもすぐ『バースの再来』って持ち上げられてる印象が強い、こんな風潮があるのは全球団で阪神だけ」、「過去の栄光にしがみつき過ぎな感じも強いな、1985年の日本一とか未だに持ち上げられてるし」、「ほめること自体はダメとは思わないけど、悪い部分があればきっちりと指摘や苦言を呈する必要もあるとは思う」といった反応が多数寄せられている。 一方、「マスコミや解説者がグラウンドでプレーするわけではない、あくまで悪いのは球団だろ」、「周囲にチヤホヤされてそれで満足する選手や球団が1番ダメ」、「どれだけ弱くても前向きに応援し続けてくれるマスコミや解説者はむしろありがたい存在では?」、「球団の弱さをマスコミや解説者に責任転嫁する言い草は気に入らない」といった反発も複数見受けられた。 2005年を最後にリーグ優勝がなく、日本一に至っては1985年が最初で最後となっている阪神。江本氏は周囲の環境がその原因と考えているようだが、この主張に疑問を抱いているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年10月14日 21時30分
野村克也さん、斬新なトレーニングを行っていた?「これが一番科学的」江本氏を驚かせた強靭なリストの秘訣とは
元横浜で野球解説者の高木豊氏が13日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元阪神で野球解説者の江本孟紀氏がゲスト出演。南海時代の1972~75年に共に戦った元プロ野球選手・監督の野村克也さんについて言及した。 今回の動画で江本氏は、自身が思うプロ野球ベストナインを発表しそれぞれの選手についてトーク。捕手に野村さんの名を挙げ、現役時代に取り組んでいたという知られざる練習方法を明かした。 >>元阪神・江本氏、ノムさんにチームから追い出された?混乱のきっかけは“愛人”か、トレード移籍の内幕を暴露<< 1972年に南海に入団した際、当時選手兼任監督を務めていた野村さんの手首の強さに驚いたという江本氏。それまで自身がバッテリーを組んだ捕手の中にはボールの勢いに負けミットが流れてしまう選手も少なくなかったというが、野村さんは「絶対にミットが動かなかった」という。 なぜこれほど手首が強いのか気になり、ある時野村さんに直接聞いてみたという。すると、野村さんは「一升瓶に砂を詰めて、寮でいつも振る」というシンプルなやり方で手首を鍛えたと答えたという。 一升瓶はいろいろな角度で振ることができる上先端の部分も、持つのには適しているため、当時は「確かにこれが一番科学的だ」と納得したという江本氏。「何か一つのことをやるためにこうやって努力していた」と、地道な努力を積み重ねることをいとわない選手だったと野村さんを評していた。 江本氏はこの他にも元阪急・米田哲也氏が先発前日に行っていたという独特のルーティンや、「意外とみんな知ってるようで知らないよね」という選手について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「一升瓶振って鍛えるって発想は凄いな、当時はまともな器具無かったのか」、「今では考えられないやり方だけど、それで成績残してるから一種の正解なのかな」、「そもそもこの時代に道具使って筋トレしてたこと自体が凄い」、「まだ筋トレが一般的じゃなかった時代にこういう取り組みしてたらそりゃ成績残せるわ」といった反応が多数寄せられている。 「現代の球界では投打にかかわらず筋力トレーニングは当たり前のように行われていますが、江本氏が南海に入団した1970年代はまだ一般的ではなかった。日々の練習で素振り、走り込み、投げ込みをこなして体を作る選手がほとんどでした。そのような時代に野村さんが道具を使って筋力トレーニングを行っていた点に驚いているファンは多いようです。なお、野村さんは今回江本氏が語った一升瓶の他にも、鉄アレイやテニスボールを使って筋力強化に励んでいたことを生前に明かしています」(野球ライター) 現役時代は南海(1954-1977/1970-1977は選手兼任監督)、ロッテ(1978)、西武(1979-1980)の3球団でプレーし、「3017試合・.277・657本・1988打点・2901安打」といった数字を残した野村さん。このような活躍ができたのも、時代を先取りした取り組みの賜物といえるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年10月09日 20時30分
元阪神・江本氏、ノムさんにチームから追い出された? 混乱のきっかけは“愛人”か、トレード移籍の内幕を暴露
元横浜で野球解説者の高木豊氏が8日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元阪神で野球解説者の江本孟紀氏がゲスト出演。今年2月11日に84歳でこの世を去った元プロ野球選手・監督の野村克也さんについて言及した。 1972年から1975年にかけ野村さんが選手兼任監督を務めていた南海(現ソフトバンク)で4年間プレーし、1975年オフに阪神にトレードで移籍している江本氏。今回の動画では、トレード移籍前にあったという野村さんとのやりとりについて語った。 >>元阪神・江本氏、ノムさんに弱点を見抜かれていた?「グー、チョキ、パーやったのう」前年0勝の自身を覚醒させた言葉とは<< 江本氏は1971年オフに東映からトレードで入団し、翌1972年から1975年にかけ4年連続で2ケタ勝利を挙げるなど活躍した。ただ、江本氏によると1975年ごろから、当時40歳の野村さんにはプレー、采配両面で疲れが見られるように。さらに、同時期には当時野村さんと愛人関係にあった伊東芳枝さん(後の沙知代夫人)が選手起用への口出しなど現場介入を繰り返していたため、チーム内がギクシャクし始めたという。 そのため、当時の選手の間では今一度チームをまとめてもらうよう野村さんに進言してはどうかという意見が噴出。そこで、江本氏を含む3名の選手が、野村さんに直接「チームがゴタゴタしてるから、もうちょっと気を遣ってチームを引っ張ってくださいよ」と進言。これを聞いた野村さんが「そうやなあ。ちょっと頑張ろうか」と聞き入れてくれたという。 ところが、同年オフの12月に行われた選手会コンペの際、江本氏は野村さんから個別に呼び出しを受ける。不思議に思いながら野村さんの元に向かうと、「旅に出てこい」と突然阪神へのトレードを告げられたという。なお、トレードの内訳は南海が4名(江本氏、池内豊、島野育夫、長谷川勉)を出し、阪神から2名(江夏豊、望月充)を獲得する4対2のトレードだった。 あまりにも突然の通告に、「なんでまた(トレードなん)ですか」と野村さんに説明を求めたという江本氏。野村さんから「よっさん(阪神・吉田義男監督)がこの前(自身に会いに)来て『ウチでは扱えん投手(江夏)がおる』、『これを扱えるのはノムさんしかいないんや』と言われた」、「俺も前々から、(江夏の)球を受けて一緒にやりたかったんだ」といった説明を受け承諾したものの、「すごく寂しかったし、複雑な思いがした」と内心ではモヤモヤしていたと語っていた。 江本氏はこの他にも当時の阪神に抱いていたイメージや、阪神での活躍を心に誓った入団会見後の出来事などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「すごく生々しい話だな、完全にノムさんの不興を買って追い出されたとしか思えない」、「表向きは江夏が欲しかったからって言ってるけど、絶対進言も関係してるだろ」、「4年連続2ケタ勝利の投手を4対2でトレードなんて今だったら猛バッシングを受けそうだな」、「この時からノムさんは女の方をとってたのか」といった反応が多数寄せられている。 野村さんは1977年オフに南海監督を解任された際、「野球を取るか、女を取るか」と迫る球団オーナーや後援会会長に「女を取ります」、「仕事はいくらでもあるが、沙知代という女は世界に一人しかいない」と答えたことが知られている。江本氏の放出も、沙知代さんを優先しての決断だったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年10月07日 19時30分
元阪神・江本氏、ノムさんに弱点を見抜かれていた?「グー、チョキ、パーやったのう」前年0勝の自身を覚醒させた言葉とは
元横浜で野球解説者の高木豊氏が6日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元阪神で野球解説者の江本孟紀氏がゲスト出演。今年2月11日に84歳でこの世を去った元プロ野球選手・監督の野村克也さんについて言及した。 >>元阪神・江本氏の強烈暴露に「性格最悪」ファンドン引き対戦相手が激怒した極悪ピッチングとは<< 1972年から1975年にかけ、野村さんが選手兼任監督を務めていた南海(現ソフトバンク)でプレーした経験を持つ江本氏。今回の動画では、前年オフに東映(現日本ハム)からトレード入団した際に野村さんにあいさつした時のやりとりを語った。 動画内で具体的な日時は明かされていないが、トレード入団した後に野村さんの元へあいさつをしに行ったという江本氏。「今度トレードで来た江本です」とあいさつすると、野村さんは開口一番「お前のサイン、グー、チョキ、パーやったのう」と言ってきたという。 意味が分からず江本氏が「はぁ、何ですかそれ?」と聞き返したところ、野村さんは「お前、グー、チョキ、パーしかないだろ、(球種の)サイン」と試合で使う球種は3つしかないのではと指摘。当時の江本氏は指摘通り3球種しか使っていなかったというが、野村さんには「お前の球種な、3つしかないから全部分かってた」と配球を含め全て見抜かれていたという。 野村さんは続けて、「だからお前、インコースのすごいいい球きても(投げても)カーンとよく打たれたやろ?」と江本氏に質問。図星だった江本氏は、「なんであの球が打たれるのか分からないくらい(打たれて)、すごいなと思いました、プロ野球(の世界は)」と答えるしかなかったという。 ただ、野村さんはその後に「だけどな、お前の球はええ。俺が受けたら2ケタぐらいは軽く勝つから。だから頑張れ」と、前年「0勝4敗・防御率5.04」と未勝利だった江本氏を、2ケタ勝利を挙げられる素質があると評価。この言葉を聞いた江本氏は「しびれたね」とモチベーションが大きく上がったという。 また、野村さんはまだ背番号が決まっていなかった江本氏に「お前な、2ケタ勝ったらウチではエースって呼ばれるねん。だからエース番号着けて頑張れ」と言いながら、東映時代の「49」より若い「16」の背番号を渡したとのこと。球界では一般的に若い背番号は主力選手や期待値の高い選手に渡されるが、これに江本氏は「それでまたしびれた。カーッと(やる気がみなぎって)きた」と野村さんの心意気に感銘を受けたと語っていた。 江本氏はこの他にも東映から南海にトレード移籍する際の心境や、入団後に学んだ野村さんの野球理論などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「出会って早々お前の球は筒抜けだったって凄い言い草だな」、「ノムさんは理論派の印象が強いけど、モチベーターとしての手腕も持ち合わせてたのか」、「背番号渡す下りは聞いたことあるけど、球種を見抜いてた話は初めて聞いた」、「前年0勝の投手にポンと若い番号渡すのは器がでかいな、今の球界じゃなかなか見ない」、「俺が受けたら2ケタって言いきれるのは凄いし、実際に勝たせたのはもっと凄い」といった反応が多数寄せられている。 1972年に「16勝13敗・防御率3.03」といきなり2ケタ勝利をクリアすると、その後南海でプレーした1975年まで、4年連続2ケタ勝利し計52勝をマークするなど主戦投手としてチームに大きく貢献した江本氏。野村さんが入団後すぐにモチベーションを高めてくれたことも活躍の一要因だったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年10月05日 20時00分
張本勲氏、“無言の計らい”で元阪神・江本氏を救う?「ストライク投げろやお前!」苦難の新人時代にあった秘話を明かす
元横浜で野球解説者の高木豊氏が4日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元阪神で野球解説者の江本孟紀氏がゲスト出演。元巨人・張本勲氏について言及した。 現役時代に東映(1971)、南海(1972-1975)、阪神(1976-1981)の3球団で活躍した江本氏。今回の動画では、東映時代の1971年春季キャンプにあったという張本氏とのエピソードを語った。 >>ノーヒットノーランのはノーラン・ライアンが起源? 張本氏の持論に視聴者猛ツッコミ<< 前年のドラフトで指名漏れするも年明けの1月に突然東映のスカウトから誘いを受け、春季キャンプ後半の2月中旬にチームに入団したという江本氏。当時の土橋正幸コーチから「ぐずぐずやってんじゃないよ、お前(入団が)遅れてるんだから」と急ピッチで調整を進めるように言われたことから、全体練習後に球場のフェンスに壁当てをするなど自主練習で必死に肩を作ろうとしたという。 そんな中、ある日のフリー打撃で打者相手に投げるよう命じられた江本氏だが、調整不足の影響でストライクが入らず。江本氏によると、チームの主力打者である大杉勝男や白仁天は江本氏に対し「ばかやろう!ストライク投げろやお前!」と激怒し、最後にはバットやボールを江本氏に投げつけその場を去ってしまったという。 大杉、白の迫力に委縮し、その後に打席に入った張本氏に対してもストライクが入らなかったという江本氏。ただ、張本氏は江本氏に文句ひとつ言わなかった上に、「他の人と違って全部打つ。どこへ来ても打つ。(テニスの)ラケットを振ってるみたいに全部(打ち返した)」という。 江本氏は1球投じるごとに張本氏に謝りながら投球を続けた。すると、10球以上ボール球が続いていたところから徐々にストライクが入るようになり、それ以降はボールがストライクゾーンから外れる割合が激減したという。 張本氏がなぜボール球を打ち続けてくれたのか動画内では明かされていないが、当時、江本氏は「あの時もしあの人が全部打ってくれてなかったら、『やっぱりダメだ。田舎へ帰ろう』と(プロを諦めていた)」とまで追い込まれていたという。「(だから)今でもずっと感謝している」と、現在でも張本氏への感謝の思いは強いと語っていた。 江本氏はこの他にも入団初日に張本氏の元に挨拶に行った際の話や、指名漏れした末に入団を決意した理由などについて動画内で語っている。 今回の投稿を受け、ネット上には「先輩にキレられて物投げつけられたらそりゃコントロール乱れるわ」、「もし張本さんが打ってなければ今のエモやんは無かったのか」、「張本さんのバットコントロールで命拾いしてたとは貴重な話だ」、「3000本以上打った張本さん的には十分打てるボールだったんだろうか」、「理由までは語られてないけど、もしかしたら張本さんは江本さんに調子を出させるためにわざとボール球を打ったのでは?」といった反応が多数寄せられている。 江本氏は現在73歳で、80歳の張本氏は東映・日拓・日本ハム(1959-1975)、巨人(1976-1979)、ロッテ(1980-81)で活躍した。両者は1971年に東映で共にプレーした後、1976年から1979年にかけてセ・リーグでしのぎを削っている。 現役時代はNPB最高となる通算3085安打をマークし、首位打者も歴代最多タイの7回獲得した球界屈指の好打者であった張本氏。もし別の打者が相手なら、通算「113勝19セーブ」を記録した江本氏の活躍もなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年09月24日 21時30分
元阪神・江本氏の強烈暴露に「性格最悪」ファンドン引き 対戦相手が激怒した極悪ピッチングとは
元横浜で野球解説者の高木豊氏が23日に自身の公式ユーチューブチャンネルで行った生配信に、元阪神で野球解説者の江本孟紀氏がゲスト出演。現役時代にあったという元広島・高橋義彦氏とのエピソードについて言及した。 >>エモやん、中日広島戦の判定に苦言「野球じゃなくなっちゃう」 アウト取消のクロスプレー、「會澤のタッチが甘すぎた」と反発も<< 今回の生配信で江本氏は、配信中に視聴者から寄せられた複数の質問に回答しながらトーク。その中で、阪神時代のある試合中に、高橋氏にわざと死球を当てたことがあると明かした。 配信内で具体的な時期は明かされていないが、甲子園球場で広島と対戦した際に高橋氏と相対した江本氏。「打席に粋がって入ってきた」ように見えた高橋氏に対し、ベンチからは敬遠のサインが出たという。 しかし、高橋氏の所作にいら立ちを覚えたという江本氏は、「敬遠なんか馬鹿じゃないの」とベンチの指示を無視。さらに、マウンド上から「ヨシ!当てるぞ!」と、申告敬遠ならぬ“申告死球”を宣言したという。 その後、宣言通りに初球を高橋氏の体に当てたという江本氏。一塁に歩いた高橋氏は「ひどい!この人ひどい!」と怒っていたというが、「知ったことかそんなもの!」と全く意に介さなかったという。 自身が現役の頃は本塁打後に過剰に喜ぶ選手や、打席で大げさな動作を取る選手に死球を当てることは当然だったという江本氏。「(今の時代なら)ボコスカ当てる前にクビになってる(と思う)」と、現代では到底許されない行為だろうと語っていた。 今回の生配信を受け、配信のコメント欄やネット上には「所作が気に食わないから敬遠のサイン無視して死球ってとんでもない投手だな」、「時代が違うとはいえめちゃくちゃだな、今なら確実に危険球退場にされそう」、「個人の感情で一方的に球ぶつけるとか性格最悪だな」、「いくらムカついたとしても当てるのはおかしい、大怪我する可能性もある訳だし」、「死球当てるほどイラつく動きって一体どんな動きだったんだ…」、「いきなり死球宣言されて本当にぶつけられたんだからそりゃ高橋も怒るよ」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に東映(1971)、南海(1972-1975)、阪神(1976-1981)で活躍した73歳の江本氏と、広島(1975-1989)、ロッテ(1990)、阪神(1991-1992)でプレーした63歳の高橋氏。両者は1976年から1981年にかけてセ・リーグでしのぎを削っている。 プロ11年間で通算97個の与死球を記録し、1974年(14個)、1979年(16個)にはリーグトップの死球数を記録している江本氏。今回披露したような“申告死球”もまた、死球数がかさんだ一要因なのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年09月14日 19時30分
阪神・藤浪に「常に力が入っている」斎藤氏が苦言 3戦未勝利で登録抹消、一軍帰還を左右するカギは
13日に行われた阪神対広島の一戦。試合は「7-6」で阪神が勝利したが、阪神・藤浪晋太郎が同戦で見せた投球がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 同戦に先発した藤浪は、初回にいきなり広島・鈴木誠也に先制3ランを被弾。その後2、3回は無失点で抑えるも、「5-3」と逆転した4回に一死満塁のピンチを招いたところであえなく降板となった。 その後2番手の馬場皐輔が2点を取られてしまったため、藤浪は「3.1回5失点・被安打5・2四球」という内容に。チームは点の取り合いを制し広島を下したが、藤浪自身は3戦連続勝ち星なしという結果に終わった。 >>阪神、巨人追撃のキーマンは藤浪? 高木氏の見解に賛否、ファン同士で議論に「岩貞先発に戻した方が計算できる」<< 同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、元阪神・江本孟紀氏、元巨人・斎藤雅樹氏ら球界OBが藤浪の投球についてコメントしている。番組に生出演した江本氏は、「(力の入れ具合が)一定(に)するように、もう少し力を抜いて(投げるべき)」とコメント。力で押そうとするあまり力配分がバラバラになっているため、力を抜いて投げた方が安定するのではと指摘した。 番組に電話で生出演した斎藤氏も「(力が)常に入っている感じがする。(力を)抜く間を作るともうちょっといい(投球になる)のかなという気はする」と、力が入り過ぎだという江本氏の意見に同調している。 同戦の藤浪については、ネット上にも「確かに速球一辺倒で緩急が全く使えてない感じはする」、「速い球ばっかで押すのにもさすがに限界がある、遅球系の球種を増やした方がいい」、「球速はそれなりに出てるから、緩い球を織り交ぜれば投球の幅は広がりそうだけどなあ」、「3戦連続で白星が無いわけだし、一旦起用を止めて二軍で再調整させた方がいい気がする」といった反応が多数寄せられている。 「同戦の藤浪はストレート、カットボール、フォークの3球種を投じていますが、それぞれの平均球速はストレートが『152.7キロ』、カットボールが『134.5キロ』、そしてフォークが『142キロ』。いずれの球種も球速自体は出ていますが、球速差があまりないがゆえに打者に見極められやすくなっているという点は否めません。そのため、江本氏や斎藤氏が指摘するように力を抜いて投げる、具体的にはチェンジアップやカーブのような球種を取り入れ緩急を使った投球をした方がいいのではと考えるファンも少なくないようです。チェンジアップについては昨秋キャンプで元中日・山本昌臨時コーチから教わったと伝えられていますので、採用の価値は大いにあると思いますが…」(野球ライター) 試合後、チームの矢野燿大監督は「今すぐちょっと答えは出ないので、考えます」と今後の起用に含みを持たせていたが、翌14日に一軍登録を抹消された藤浪。残りのシーズンで一軍に戻れるかどうかは、新球種習得を含めた二軍での取り組みに大きく左右されそうだ。文 / 柴田雅人
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