大貫晋一
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スポーツ 2023年05月29日 17時55分
DeNA・大貫がお待たせ今季初勝利! 安定感抜群の“右のエース”が復帰戦で掲げた「交流戦優勝」
昨シーズン、チームトップタイで自己最多となる11勝をマークした“右のエース”大貫晋一が、28日に行われた敵地・バンテリンドームでのドラゴンズ戦で、遅ればせながら今シーズン初勝利を挙げることに成功した。 4月30日に登録抹消されたが、5月はファームで3試合に登板し、2勝0敗、防御率1.89と結果を残し、約1カ月ぶりとなる一軍のマウンドへと復帰。立ち上がりは生命線の低めの制球が今ひとつだったが、それが逆にドラゴンズ打線を戸惑わせる結果に。5回に味方に3点を先取してもらうと、その後は変化球も切れ始め、スイスイとアウトを積み重ねていった結果、遂に最終回もマウンドに上がった。 プロ入り初の完封劇をめざしたが、2アウトから連打で2人ランナーを出してしまったところで、三浦大輔監督は抑えの切り札・山崎康晃に交代を決断。山崎がヒット1本を許し、1点自責点が付いてしまったが、今シーズンの初勝利はチームの連敗を4で止める殊勲のピッチングとなり、交流戦最後の試合を勝利で締めることに成功した。 試合後大貫は完封を逃したことに「悔しいです」とキッパリ言い切り「完封は初めてだったので、したいなっていう気持ちはあったんですけど…もっと頑張ります」と次戦を見据えた。ファームでの調整にも触れ「しっかりと自分のできることっていうのをやってきた」と振り返り、4月の2登板には「悔しい結果が続いていた」と反省。その上で「こうして長いイニング投げることができたのと、初勝利できたのはすごくうれしいです」と笑顔を見せた。 間近に迫ったパ・リーグとの戦いには「チャンスをいただけたら、しっかりと今日のようなピッチングができるように頑張ります」と謙虚な姿勢ながら「交流戦優勝、そしてシーズン優勝めざして頑張っていきます」と最後は大きな目標を掲げていた。 開幕前は右肩の肉離れでリハビリ組入りし、その後も本調子からはほど遠いピッチングで周囲を心配させていたが、この日の快投でそれを払拭してみせた大貫晋一。悪いなりにもゲームメイクする安定感はチーム随一だ。“右のエース”の復帰は、交流戦に向けこれ以上ないグッドニュースとなった。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年01月23日 18時30分
DeNA・大貫、プロ5年目の飛躍へ! 2度目の海外修行で得た“学び”と“リフレッシュ”
4年目の昨シーズン、開幕から先発ローテーションをチームで唯一守り抜き、同じくチーム最多の24試合に先発登板。防御率2.77、自己最多の11勝をマークした大貫晋一が22日、横須賀の球団施設で自主トレを公開した。 昨年12月初旬から3週間、「肩周りの機能改善、身体の全体的なパワーアップ、球速を上げる」の3つの課題克服のため米フロリダの野球施設でトレーニングした。「毎オフ行かせていただいているジムのトレーナーの方に、今年はこういう目標があるんでどういうところに行くべきですかという質問をしたら、ここがいいんじゃないかと言われて紹介していただいて。僕としても目的に合っていたので決めました」と経緯を説明した。 具体的な実践内容について「肩周りのコンディションがシーズン中盤あたりであまり良くなくなったんで、そこをしっかりと1年間通していい状態を維持できるように、肩のアライメントだったり機能回復にはすごく力を入れてきました」と力説。実際、キャッチボールやすでに4回入っているブルペンでの投球練習の際に「リリースが強くなった」と手応えも実感していると語った。 渡米前には「アメリカでトレーニングをするのは初めて、気持ちの面でも楽しみにしていますし、リフレッシュも含めて観光も」と語っていた。大貫は「休みの日は釣りに行ったりゴルフに行ったりしました」と笑顔。 また「シャッケルフォードと食事に行きました」と2021年にベイスターズに在籍していた旧友との再会も明かした。「あとはバーベキューしたりとか。なかなか外に出られなかったので貴重な時間を過ごせ、リフレッシュできました」と目標を果たせた様子。 さらに「またメジャーリーグの球場に行ったり、ナショナルズのスプリングトレーニングをやる施設を見に行ったりしました。メジャーリーグの球場にはすごく感動したというか。中も見せていただいたんですけど良かったです」と本場の“ボールパーク”を体感。「逆にナショナルズのメジャー用のロッカーとマイナーリーグのロッカーが分かれていて格差もあった」と厳しさも実感し「それぐらいのハングリー精神を持って野球しないといけないなと思いました」と覚悟も新たにしていた。 5年目となる2023年シーズン。したたかにゲームメイクするハマっ子右腕は、アメリカで得た知識とリフレッシュ効果で、ファンだったチームを悲願の優勝へ導いていく。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年09月12日 17時30分
DeNA・大貫、ポストシーズンのキーマンへ! ポーカーフェイス右腕が発揮する安定感
大逆転優勝を狙い、首位スワローズに照準を合わせているベイスターズ。11日の直接対決では本来のローテーションをずらし、中8日で先発に右のエース・大貫晋一に託した。 斎藤隆チーフ投手コーチも「みんなの思いを背負っているのは大貫が一番分かっていると思うが、そこをプレッシャーに感じず思い切って投げ、最高のアウトを一つひとつ重ねていってほしい」と大きな期待をかけられてのマウンドで、結果7回を投げきり、失点はわずかに1とハイクオリティスタートを達成。8月26日に決勝の3ランを許した村上宗隆に対しても、3打数ノーヒットに封じ込めリベンジに成功した。 しかしゲームは味方打線が沈黙し、悔しい敗戦。本人は「先制点を与えてしまい、結果チームが負けてしまったことが悔しいです。意識はしてきましたが、より強く先制点を与えない投球というものを意識して取り組んでいきたいです」とくちびるをかんだが、三浦大輔監督は「前回登板後からこの日に合わせてくれていましたし、しっかり投げてくれた。丁寧に大胆にしっかり投球ができていたと思います」と賛辞を惜しまなかった。 現在10勝と、三浦現監督以来となる2回目の2桁勝利を達成している大貫は、チームで唯一先発ローテーションを守り続け斎藤コーチも「先発陣では最大の貢献者だと思っています」と評価するなど信頼度は抜群。本人がよく口にする「長いイニングを投げないと」との課題も、登板間隔を空ければ、今回のように7回を投げきることも可能と証明してみせた。 この日の敗戦で首位とのゲーム差は7.5に広がってしまい、スワローズにはマジックが点灯。現実的に逆転優勝は非常に厳しい状況となってしまったが、まだポストシーズンが控えている。8月下旬のスワローズ戦では、3連戦で2打席しかアウトに取れなかった村上を、今回しっかり抑えた大貫が、この先のリベンジへのキーマンとなる。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年06月16日 22時30分
DeNA・大貫、勝ち星控えめも安定感は抜群? 右腕エースの仕事ぶりを三浦監督も高評価
交流戦を5割で戦い切ったベイスターズ。完全復活した“絶対エース”今永昇太はノーヒットノーランを達成し、“パ・リーグキラー”濱口遥大、“左腕4兄弟の長男”石田健大もローテンションに復帰。期待の若手右腕・京山将弥も及第点ピッチングを見せており、先発陣には明るい兆しが見えてきた。 しかし先発陣が整うまで、しっかりとローテーションを開幕から守り続けている男、大貫晋一の貢献度は断じて見逃せないポイントだ。 ここまで10試合に先発し、4勝3敗と勝ち星には恵まれていないが、防御率は2.47と安定。クオリティースタート率は70%と、スターターとしての仕事を見事にこなしている。 交流戦の初戦、敵地・ベルーナドームでのライオンズ戦では7回1/3を被安打3の無失点ピッチングを披露。一転、次登板となった6月3日のイーグルス戦では、3回までで68球を費やす苦心の内容ながら、5回まで無失点と踏ん張った。三浦大輔監督も「ホームを踏ませなかったことは非常に大きかった。粘り強く来られたところを、それ以上に粘り強く投げたと思います」と分析。10試合中5回持たなかったゲームは、今季初登板となったカープ戦のみで、そのゲームを除けば防御率は1.66と抜群の数字を残している。本人はおしなべて「先制点を与えてしまった」、「球数が多くなってしまった」、「早い回でマウンドを降りてしまい申し訳ない」など謙虚なコメントに終始しているが、残り9試合はすべて最低でも5回までは投げ切っている点は、もっと評価されるべきだろう。 指揮官も「本当に調子がいいときはシーズン中に数試合」と断言するように、調子の上がらないときこそゲームメイクするのが先発としての矜持。2年連続のチーム勝ち頭の“右腕エース”大貫晋一は、卓越した投球術とポーカー・フェイスを武器に、淡々と凡打の山を築き上げていく。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年01月18日 17時30分
DeNA・大貫「優勝して街を盛り上げられるように」 19年オフはオーストラリア武者修行、このオフは肉体改造!
昨シーズン、チームトップで自己最多の10勝をマークし、怪我人続出で苦しむ先発陣を救った大貫晋一が「NISSAN presents 横浜DeNAベイスターズトークショー」で、昨シーズンの振り返りと、今シーズンへの意気込みを語った。 大貫は一番印象に残っているゲームに、「7月10日の1回3失点でKOされた試合」を挙げた。7月2日の初登板では4回2失点でゲームを作れず、2回連続で首脳陣の信頼を裏切ってしまった試合だ。この試合では30球しか投げていないこともあり、次登板は中3日でのドラゴンズ戦にすぐに決定。「後がない、背水の陣のような」状況に「三嶋(一輝)さんやヤスさん(山崎康晃)に声をかけてもらって、気持ちが凄く変わった」とメンタル面での強化と、「木塚(敦志ピッチングコーチ)さんとKOされた翌日からブルペンに入って」フォーム改造に着手。「腕からリズムを作るフォームを身体に染み込ませて、再現性も高めた」ことで、「腕から動き始めることによって、足が固定され、フォームに一定のテンポが生まれた」と成果を実感。そこからはローテーションを守り切り、エース級のピッチャーへと急成長したターニングポイントとなった試合を振り返った。 2019年オフにはオーストラリアに武者修行を敢行し、実戦の中でカットボールなどの取得に課取り組むなど、レベルアップに励んだ。このオフは「体重を増やして怪我をしない身体と球速アップ」をターゲットに、70キロ前半だった体重は「食事とトレーニングで順調に増えています。今既に目標体重の78キロから79キロくらい」まで増量。「初めての挑戦なので自分に合っているかはわからない。合っていなければ戻し、合っていれば続ける」とフレキシブルに調整していくと明かした。 今シーズンからは三浦大輔新監督が就任する。「三浦さんのようなファンに愛される存在になって、もう一回しっかりとアピールしていい仕事ができるように。優勝して街を盛り上げられるように」とさらなる飛躍を誓った。生粋の浜っ子で、ベイスターズファンだった大貫が、自らの力で横浜の街に元気を与えていく構えだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年10月05日 17時30分
DeNA・大貫、2桁勝利も見えてきた!「自分が出来ることをしっかりと」今シーズン3度目竜退治でチームトップの8勝目
ルーキーイヤーの昨シーズンは6勝をマークし、前回登板で自己最多の7勝を挙げキャリアハイとなった2年目右腕・大貫晋一。勢いのまま挑んだ4日のドラゴンズ戦に先発し、7回⅓を1失点のみの快投。「立ち上がりいい形で試合に入れたので、テンポ良く行けた」と本人も納得の内容で、チームトップとなる8勝目を上げた。 今永昇太を筆頭に、濱口遥大、東克樹らの左腕王国のベイスターズにとって、右腕が8勝を上げたのは2017年のウィーランド以来3年振り。DeNAに球団が買収されてからでも三浦大輔、久保康友、山口俊が2回ずつ、井納翔一、モスコーソが1回ずつと、ウィーランド含め6人しか達成していない記録となった。しかも大貫は開幕ローテーションから外れており、14登板で8勝に到達、防御率も2.26と、上記の中で1番良かった2012年の三浦大輔、2016年の山口俊の共に2.86と比べると抜群にいい数字だ。 順調ならばあと4回は登板のチャンスがあると見られ、4日もラミレス監督の「完封の可能性もなくなったし、シーズンの最後まで投げてもらうためにメンテナンスを」との計らいもあり、81球とまだ余裕のある状況ながら降板した。112球で完投勝ちした9月5日の後の3戦は、いずれもクオリティスタートを達成しながらも、球数は67球、92球、85球と抑えられており、.667の勝率を鑑みれば山口俊以来4年振りの2桁勝利も十分可能と見る。「1試合、1試合、自分の出来ることをしっかりとやって、チームに勝ちが増えるように」と自身の勝ちよりもチームのために貢献することを重要視する姿勢で、このスタンスが結果的に自分の成績に跳ね返ってくることとなっているようだ。 今永昇太と平良拳太郎が共に怪我で離脱。危機的状況のローテーションを守り、チームトップの勝利数を挙げている大貫晋一。ピッチングスタイル同様、淡々と飄々と気が付けば2桁勝利に手が届いている気がしてならない。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年09月07日 17時30分
DeNA、2年目右腕コンビがローテーションで躍動! 大貫と上茶谷が埋める今永&平良の穴
2年連続開幕投手で、今年も5勝をマークしていた絶対エース・今永昇太と、今シーズン8試合連続クオリティスタートを達成し、一時期防御率トップと大ブレイクを果たした平良拳太郎。ベイスターズローテーションのコアとして活躍していた左右の両輪がともにケガで離脱し、一気に苦しくなったスターター陣を、開幕ローテーションを逃した2年目の右腕二人が支える活躍を見せている。 まず、7月2日に一軍初先発を果たした大貫晋一は4回2失点、10日は1イニング3失点KOと結果を出せず、中3日で挑んだ崖っぷちの14日の登板で8回自責点1の快投。ラミレス監督の信頼を勝ち取ると、そこから破竹の5連勝をマーク。8月後半には体調不良も報じられ、29日には4回で降板するなどスタミナ面での心配もあったが、9月5日には暑い広島でのデーゲームで自身初完投で6勝目。前カード首位のジャイアンツを2位で追う立場ながら屈辱の3連敗を喫し、前日も12点を挙げながらも8,9回に4点を取られ同点に追いつかれ、勝ち切れないなど嫌なムードが漂う中、大貫は「いつもリリーフに助けてもらうことが多いので、少し役ませることができたならうれしい」と胸を張る快投。13連戦中ながら酷使されているリリーフ陣を休ませる貴重なピッチングが流れを変え、土曜日曜の連勝に結びついた。 そして、そのバトンを引き継ぎたいのが上茶谷大河。オープン戦は好調だったが、練習試合で肘の違和感を発症。初登板は7月24日までズレ込み、そこから3戦で11失点と精彩を欠き、ファームで再調整し2試合に先発し、計7回を投げ10奪三振、わずか1失点の内容で再び一軍に呼び戻された。そこから2戦、やっと“らしさ”を取り戻している。「ファームでストレートの強さに拘って」取り組んだことで、カットボールなど多彩な変化球も活きてきた。9月1日のジャイアンツ戦では菅野智之と堂々投げ合い、打席でも気迫を全面に出し、キャプテン佐野恵太も「上茶谷が食らい付いていたので」とコメントするほどチームを活性化した。 「左腕王国」と言われていたベイスターズだが、現在ローテーションにいるのは濱口遥大のみ。昨年のルーキーイヤーで球団史上初の計13勝を挙げた上茶谷&大貫の、未来を担う2年目コンビが核となり、先発陣の屋台骨を支えていく。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年06月11日 17時30分
DeNA・大貫、ファームで5回1失点の好投!ターゲットは逆転開幕ローテーション!
ベイスターズの昨年のドラフト3位・2年目の大貫晋一が10日、ファームで好投を披露し、一軍ローテーション入りのアピールに成功した。 気温30度を超えるような暑さの中、神奈川・横須賀スタジアムでジャイアンツ相手に先発した大貫は、初回から2つの空振り三振を奪う順調な立ち上がりを見せると、2回には初ヒットを許すも、空振り三振を含む4人で片付けた。3回も危なげなく3者凡退に切って取ると、4回は味方のエラーにも動じず、ジャイアンツ4番の岸田を注文通りのセカンドゴロのゲッツーで切り抜けた。5回は先頭の田中俊太にセンター前に弾き返されると、続く加藤壮は大貫のグラブを弾く強襲ヒットで初のピンチを迎える。バントを挟んでモタのセンターへの犠牲フライで1点を失うも、続く笠井を落ち着いて空振り三振に抑え降板した。この日は5回、被安打3、奪三振5、失点1、無四球の堂々の内容を見せた。 昨年は145キロを越えるストレートを投げ込んでいたが、この日は140キロを少し越える程度のスピードも、得意のスプリットや、大きく割れるカーブなどの変化球を低めに集める丁寧なピッチングで相手打線を翻弄。許したヒットは、ショートが微妙にファンブルしたものと本人の焦りが見えた、2本の内野安打が含まれ、クリーンヒットは1本のみ。4回まではほぼパーフェクトと危なげない内容だった。 現在ベイスターズの開幕ローテーションは、エース今永昇太とパワフル左腕・濱口遥大、琉球サイドの平良拳太郎が確定。石田健大は使い勝手抜群なだけに、ラミレス監督がポジションを考慮中。10日に一軍でテスト登坂した育成上がりの成長株・中川虎大と、ルーキー左腕・坂本裕哉は内容が伴わず、2年目の上茶谷大河は右肘の違和感で開幕絶望。残り枠を新外国人マイケル・ピープルズ、ベテランの井納翔一らで争う状況となっている。ラミレス監督が「先発候補は8-9人いる」と話していた中に含まれていると思われる大貫も、この日のピッチングで一歩前進したと思われる。 昨年オフにオーストラリアリーグに参戦し、腕を磨いた大貫晋一。スピードよりもコントロールと変化球に活路を見い出した大人の投球術で、飄々とそして淡々と開幕ローテーションを狙う。 取材・文 ・写真/ 萩原孝弘
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