千賀滉大
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スポーツ 2020年10月12日 11時15分
V目前の巨人、セリーグにも苦手投手が出現?「真似したら球速も上がった」今シリーズも“天敵”攻略には苦労か
この敗戦は、日本シリーズでの一戦にも影響してきそうだ。10月11日、中日先発の清水達也が今季初勝利を収めた。プロ3年目の右腕は昨シーズン、プロ初勝利を含む2勝を挙げたばかり。“先発ローテーション定着”をめざし、奮闘している若武者だ。しかし、優勝目前、日本シリーズに向けての調整も開始した原巨人に強いインパクトを残した。 「パ・リーグはソフトバンクが出てくるのか、千葉ロッテが巻き返してくるのかまだ分かりません。でも、ソフトバンクが出てくるのなら、千賀滉大投手と戦うことになる。千賀を攻略できなければ、原巨人のシリーズ制覇はない」(プロ野球解説者) 清水は5回3分の2で降板したが、巨人打線を無失点に封じ込めた。その清水は「千賀に似ている」とも言われているのだ。 「本人も意識して千賀の投球フォームを真似ているところもあります。『真似したら、ストレートの球速も上がった』と話しています」(中日OB) “本家”のような鋭角に落ちるフォークはないが、同日の清水は走者を出してからが「本領発揮」となった。若手もベテランも、イニングの先頭打者を四球で歩かせると、マイナス思考になる。だが、千賀は得意の真っ直ぐでグイグイ押してくる。そういう強気なピッチングが同日の清水にも見られた。巨人打線もナメたわけではないだろうが、気後れしてしまったようだ。 「11日の先発に合わせて調整している間、清水は大野雄大に助言を仰いでいました。試合前の練習でも2人で行動していました。主に四球の出した後の対処法を伝えられたそうです」(名古屋在住記者) 巨人打線も優勝カウントダウンで気持ちが緩んでいるのかもしれない。 >>「いつまでグズグズ言ってるんだ」巨人コーチのヤジが大騒動に!同僚は流血、藤田元監督も嘆いた衝撃の大乱闘<< 「日本シリーズに向け、対戦チームのデータを収集・分析しなければなりません。ソフトバンクと千葉ロッテが僅差で争っており、対戦相手がまだ決定していないせいか、データ解析も遅れているようです」(スポーツ紙記者) 昨季、巨人はソフトバンクに1勝もできずに日本シリーズを終えている。原辰徳監督はかなり悔しい思いをし、雪辱に燃えているとも聞いていたが…。 巨人戦を取材するメディアの数も増えてきた。新型コロナの感染防止のため、直接取材はNGだが、取材クルーの増員に選手たちも優勝カウントダウンを実感しているはず。清水のような“伏兵”に足元をすくわれないためにも、気を引き締める必要がありそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月04日 17時00分
骨折のオリックス・太田に「不運すぎる」ファン落胆 「すごくかわいそうなことをした」昨年は千賀との対決で悲劇が
9月25日に行われたオリックス対日本ハムの一戦。試合は「9-2」でオリックスが勝利したが、試合結果以上に話題になったのがオリックス・太田椋の故障だった。 太田がアクシデントに見舞われたのは、「2-0」とオリックス2点リードで迎えた3回裏2死一、二塁の場面。二塁走者の太田は打席の伏見寅威が三ゴロを放った際に三塁へ進塁を試みるが、この時に打球を処理しようとした日本ハムの三塁手・ビヤヌエバと二、三塁間の中央付近で正面衝突。交錯後動けなくなった太田は担架でベンチ裏に運ばれ負傷交代となり、自力で立ち上がりベンチへ下がったビヤヌエバも4回裏の守備から退いた。 試合後、太田は病院での検査の結果右肋骨骨折と診断され翌26日に登録抹消。また、ビヤヌエバも脳震とうとの診断を受けて同日に登録を抹消されている。 >>阪神、北條・近本は選手生命の危機だった?「1人では生活できない」正面衝突で大怪我を負った西岡の悲劇<< 2018年ドラフトで1位指名を受けオリックスに入団した19歳の太田は、今シーズン20試合に出場し「.259・3本・5打点」といった数字をマーク。一軍定着へ向け着実に歩んできただけに痛すぎる故障となったが、実はプロ1年目の昨シーズンにも骨折に見舞われている。 2019年3月8日、オセアンBS舞洲で行われた教育リーグ・オリックス対ソフトバンクの一戦。同戦に「1番・遊撃」で先発した当時19歳の太田は、それまで紅白戦を含む実戦5試合で打率「.400」と好調。首脳陣の意向により、翌9日のオープン戦・対巨人戦での一軍デビューも予定されていた。 しかし、同戦の3回裏に迎えた第2打席、ソフトバンク先発・千賀滉大が投じた内角へのツーシームが太田の右腕に直撃。激痛に顔をゆがめた太田はすぐさま途中交代し病院に直行したが、検査の結果「右尺骨骨幹部骨折」で全治3カ月の重傷と判明。この故障により、翌日の一軍デビュー戦はもちろん開幕一軍入りも絶望的となってしまった。 太田の故障に、当てた張本人である千賀も「すごくかわいそうなことをした。本当に申し訳なかった」と沈痛。その後の報道では、試合中に病院へ直行した太田に直接謝罪することができなかったため、自分で太田の入院先を調べて救急箱を送ったと伝えられている。 アクシデントから約2カ月後の同年5月下旬、太田は報道陣に対し当時の心境を語っている。太田によると、直撃の瞬間は「痛かったんですけど、あまり覚えてない」というが、心境は「そこまで悲観的ではなかった」とのこと。また、「この期間をプラスにできるよう前向きに、下半身中心にトレーニングしてます」と前向きな思考でリハビリに励んでいることも口にしている。 その後6月上旬から復帰した太田は同年は1試合しか一軍に出場できなかったが、二軍では「.258・6本・21打点」と活躍。迎えた今年は春季キャンプに右太ももを痛め離脱する期間があったものの、7月16日の昇格以降は一軍に定着しつつあった。 それだけに、今回のアクシデントについては「去年も千賀の死球で骨折してるのに不運すぎる」、「ここまで順調に来てたから本人も辛いだろうな」、「2年連続の骨折は残念だけど、焦らず完治させて帰ってきてほしい」といった落胆の声が多数寄せられている。 今後は約2週間の安静後にリハビリを行っていく予定とのことだが、今シーズン中の復帰は厳しいという見方もされている太田。今回の骨折について本人のコメントはまだ伝えられていないが、1日でも早い回復を祈るばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月20日 11時00分
阪神・藤浪、監督激怒で前代未聞の罰!「故障したら責任取れるのか」賛否を呼んだ“161球続投”
15日に札幌ドームで行われたソフトバンク対日本ハムの一戦。試合は「3-2」で日本ハムが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがソフトバンク先発・千賀滉大の“148球完投”だった。 同戦の千賀は2回裏に日本ハム・西川遥輝に2点二塁打を浴び先制を許すも、3回以降は立ち直り7回まで無失点。千賀は7回終了時点で球数が116球に達していたため降板も予想されたが、工藤公康監督は続投を決断。千賀は8回に再び西川にタイムリーを浴びたがそれでもマウンドを降りず最後まで投げ、「8回148球3失点・被安打9・6四球」で完投負けとなった。 自己最多の球数を投げた千賀と続投させた工藤監督に対し、ネット上には「負けはしたが気迫を感じた」、「無理に引っ張る必要はなかった」と賛否の声が多数寄せられた。一部では「数年前の藤浪みたいだな」、「藤浪は確かもっと球数投げてたな」といったコメントも見られた。 名前が挙がっている藤浪晋太郎は、阪神(2013-)でプレーする26歳の先発右腕。今シーズンは「1勝5敗・防御率5.87」と振るわず14日に一軍登録を抹消されているが、過去に今回の千賀を上回る球数を投げた経験がある。 >>阪神・矢野監督、藤浪二軍降格は覚悟の表れ? 負ければ“終戦”の対巨人戦、秘策は他にも「出塁率の高さに着目した」<< 2016年7月8日、甲子園で行われた阪神対広島の一戦。当時プロ4年目・22歳の藤浪は、ここまで4戦連続白星なしで勝敗も「4勝4敗」と不調。久しぶりの白星を目指した同戦も初回の3失点を皮切りに、7回表までで5点を失うなど今一つだった。 「2-5」と阪神3点ビハインドの7回裏2死、その藤浪にこの日3度目の打席が回ってくる。逆転を狙うならば藤浪を下げ代打を送り、8回以降はリリーフに継投というのがセオリー。ところが、当時の金本知憲監督は藤浪に代打を送らず、8回もそのまま続投させる選択をした。 7回表終了時点で既に131球を投じていた藤浪は8回、2四死球に自身初のボークも絡み2死満塁のピンチを招くと、広島・岩本貴裕に走者一掃の三塁打を浴び3失点。後続の田中広輔を抑えたところでようやく降板となったが、「8回161球8失点(自責点6)・被安打7・6四死球」という散々な内容。チームが「2-8」で敗れたため5敗目を喫する結果となった。 失点、球数共にかさんでいた藤浪を金本監督はなぜ8回も続投させたのか、その理由は試合後の報道により判明する。報道によると、同戦の藤浪はシーズン8度目となる初回失点を喫したが、この投球に金本監督は「去年14勝した投手のやることではない」と激怒。そのため、“懲罰”の意味も込めて藤浪をいけるところまで投げさせることを決断したという。 当初は「10点取られても投げさせるつもりだった」という金本監督は、「予定では10勝に行っていてもおかしくない投手。普通にやっておけば」と藤浪を叱咤激励。藤浪も「自分自身に腹が立つし情けない。そういう気持ちしかない」と自身の投球を反省していた。 藤浪への期待の裏返しが理由だった金本監督の“懲罰続投”だが、当時のネット上は「今日の悔しさをバネに一皮むけてくれるはず」、「ただのパワハラじゃないか、どこか故障でもしたら責任取れるのか」と賛否両論。また、同年以降の藤浪は制球難などもあり現在に至るまで低迷が続いているが、低迷の原因の一つとして同戦を挙げる声も少なくない。 今回の千賀は自分から続投を志願し、工藤監督も「お前が白黒つけてこい」と了承したことが伝えられている。4年前の藤浪とは事情が異なるが、球数がかさんだこともあり思い出したファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月10日 11時45分
ソフトB、早期の復調は絶望的? 頼みの“切り札”にアクシデント、工藤監督の苦悩はますます深まるか
福岡ソフトバンクホークスが下位に低迷している。首位楽天との一戦に敗れて、早くも今季10敗目を喫した(7月9日)。各メディアが伝えている通り、開幕18試合目での10敗到達は、工藤公康監督にとって、指揮官に就任して以来「最速」となる。 >>ソフトB・工藤監督に「もう辞任しろ」ファン激怒 3連敗を招いた継投ミス、本人も「僕自身も見直して」と反省?<< 「打線の中核を担うデスパイネとグラシアルが新型コロナウイルスの影響もあって、来日できてません。打線が日替わり状態なのに加え、故障者が続出しています。選手層の厚いチームなので、『影響ナシ』というのが開幕前の大方の予想でした」(プロ野球解説者) 投打ともに“代役選手”を頼みにするようでは、厳しいと言わざるを得ない。10敗目を喫した首位・東北楽天との一戦だが、投手陣は4投手を投入して、計9失点。前日の同カードでも12失点と炎上している。工藤監督は「結果を受け止めないといけない」と、ひと言。冷静な口調でいられたのは、“切り札”が残っているからだろう。 「工藤監督は、故障で出遅れたエース千賀滉大と、再調整となったベテランの内川聖一の状態を気にしています」(球界関係者) 千賀は7日に初勝利を挙げ、内川は目下二軍調整中だ。エースの本格稼働となればもちろんだが、経験豊富なベテランが復帰するだけでチームの雰囲気は好転する。工藤監督が投打のキーマンの状態を気にかけるのは当然だが、こんなことがあった。 阪神対巨人戦、今春のセンバツ大会出場校による「甲子園交流戦」(8月10日~)の組み合わせ抽選会の取材で関西入りしていた7月8日だった。同日、日中に行われていた阪神とソフトバンクの二軍戦で、「内川が一打席も立たないで途中交代した」という一報が飛び込んできた。一塁の守備についていた内川が初回の守備で打球処理を誤り、右手親指に直撃させてしまったという。 「トレーナーに右手を支えてもらいながらベンチに下がっていきました。球団が診断結果を詳しく伝えていないので、それ以上は分かりませんが」(同時点/関係者) 5日の広島二軍との試合では快音を連発させ、格の違いを見せつけていたという。工藤監督も期待していたはずだが、内川の合流は遅れそうだ。 一方の千賀だが、昇格が前倒しになった。6月20日、オリックス二軍との一戦に先発し、こちらもやはり「格の違い」を見せつけていた。 「初回、先頭打者に投じた初球でした。いきなり、157キロを計測しました。オリックスベンチから出た、『すげえ~』の声が内野フィールドまで聞こえて(笑)」(チーム関係者) 千賀は失点もしているが、同関係者によれば、現在、習得中のシンカー系の変化球をテストしていたためだという。 「もう一度、二軍でテスト登板させ、問題がなければ一軍というスケジュールがこの時点で確認されました」(前出・同) 先発の一角であるムーア、一時は代役4番を務めた長谷川も故障し、頼みのバンデンハークも本調子ではない。千賀の一軍昇格について前倒しの話が出たのも致し方ないところだが、「それが故障の再発に」なんて事態になったら、取り返しがつかない。 精神的支柱がいなければ、選手層の厚さもストロングポイントにはならない…。工藤監督はチームスポーツの難しさを痛感しているのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月08日 19時30分
ソフトB・千賀、完全復活には程遠い?「まだまだ万全ではない」 元大洋・平松氏が指摘した課題とは
元大洋で野球解説者の平松政次氏が、7日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。ソフトバンクのエース・千賀滉大の課題を指摘した。 右前腕部の張りで出遅れていた千賀は、今シーズン初登板となった同日の楽天戦で「5回3失点・6奪三振」と試合を作り勝利投手に。この日の投球を“復活”という表現と共に報じるメディアも多かったが、平松氏は番組内で変化球とスタミナに課題があるとしそれぞれ解説した。 変化球の課題について、平松氏はフォークボールの精度が問題と指摘。千賀のフォークは“お化けフォーク”と呼ばれるほどの落差・変化量を誇る球種として知られているが、平松氏によると同戦では「お化け(と呼べるような球)は1球もなし。ほとんど抜けてた」という。 平松氏はフォークの精度が悪かった原因を「フォークを投げる時の腕の振りがちょっと遅かったんじゃないかと(思う)」と推測。「ストレート(の時)は振れてたけど、その辺り(フォーク)はまだまだ万全ではない」と、本調子の時の腕の振りとはほど遠いとコメントした。 スタメン面の課題について、平松氏は「3回ぐらいから急に球速が落ちた」と指摘。同戦の千賀は1、2回に投げたストレート(計30球)の平均球速が155.2キロだった一方、3〜5回に投げたストレート(計15球)は平均152.8キロと減速。フォークの精度と共にスタミナ面も改善させなければ、同戦のように複数失点を喫する試合が増えるのではと危惧していた。 >>ソフトB・工藤監督に「もう辞任しろ」ファン激怒 3連敗を招いた継投ミス、本人も「僕自身も見直して」と反省?<< 今回の放送を受け、ネット上には「この日のフォークはすっぽ抜けたり、早く変化し過ぎたりとなかなか安定してなかった印象」、「直球もフォークも不安だからか。途中からスライダーやカットボールを軸に切り替えてたな」、「怪我やコロナ禍の影響による調整不足が原因の可能性もありそう」、「復活と言うには程遠い不安定な投球だった、四球も4個出してるし」、「安定感のある先発が1人もいないから、千賀には1日でも早く調子を取り戻してもらわないと苦しい」といった反応が多数寄せられている。 7日終了時点で「7勝8敗・勝率.467」の3位タイに位置するソフトバンクは、先発防御率がリーグワーストの「5.00」と先発が失点を重ねる試合が多くなっている。試合後に「野手と中継ぎに助けてもらった」と反省の弁を口にした千賀がどれだけ調子を戻せるかが、今後の戦いを大きく左右するかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月30日 21時30分
ダルビッシュ、新球“スプリーム”を解説 150キロの球速で変化?「沢山の投手の武器になる」と自信も
カブス・ダルビッシュ有が30日、文章や写真、イラストなどを投稿できるWEBサービス『note』に投稿。自身が考案した新変化球“スプリーム”について言及した。 >>張本氏とのトラブル続く?『サンモニ』、MLBの話題もダルビッシュの発言スルーで物議に<< スプリームとは、ダルビッシュが20日に自身の公式ツイッターに投稿した動画内で披露した新変化球のこと。ダルビッシュは動画に添えたツイートで「これがスプリームです 150km/hはでます」と速球系の変化球である旨を明かしていたが、30日に開始した『note』で詳細を自ら解説した。 スプリームについて、ダルビッシュは「どんな変化球かというとスプリットとツーシームの間のような球」と説明。速い球速で下方向に落ちるスプリットと、打者の手元で小さく変化するツーシームを掛け合わせた球種だという。 球速については「ブルペンでのストレートの球速は93〜96マイル(149〜154キロ)ぐらいなんですがこの球は92〜94マイル(148〜151キロ)ぐらい出ます」といい、変化量については「4シームに比べ、約18cm落ちていて、約10cmシュートしている感じ」とのこと。右投手である自身が投げると、自身から見て右斜め下方向にストレートと同じ速さで変化するようだ。 『note』内ではこの他にもスプリームの球質や、変化が似ていると言われたというNPB現役投手の変化球について明かしたダルビッシュ。投稿の最後には「この球が通用すると沢山の投手の武器になるかもしれません」と自信をのぞかせた上で、「次はこのスプリームを投げている投手1人を見つけたのでその人について書いてみます」と予告していた。 今回の投稿を受け、ネット上には「空振りを取る球っていうよりは、バットの芯をずらしてゴロやファールを誘う球って感じがするな」、「速球とほぼ同じ速度で小さく曲がるのは打者にとってかなり厄介になりそうだな」、「今までに無い変化球だから初見では絶対に打たれなさそう」、「既に使ってる投手もいるし、これからどんどん習得する投手が増えるだろうな」といった反応が多数寄せられている。 今回ダルビッシュが考案したスプリームは、ソフトバンク・千賀滉大が早くも26日の二軍戦・対阪神戦で使用。試合後の報道によると、千賀はダルビッシュ本人から送られてきた投球動画を見て習得に励んでいるといい、「もう少し球速が出れば理想」と手ごたえも口にしたことが伝えられている。 ダルビッシュや千賀がスプリームを駆使して結果を残せば、他の投手が「自分も投げてみよう」と追随することは想像に難くない。約10日前に披露されたばかりの新球は、今後投手たちの間で一大トレンドとなる可能性も秘めているのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式『note』よりhttps://note.com/faridyuダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2020年03月05日 17時00分
ソフトバンク・千賀に「早く打たれてくれ」? 女房役の甲斐が暴露、史上初“育成ノーノー”の緊迫した場面で感じていたこととは
ソフトバンク・甲斐拓也が、元ロッテ・里崎智也氏が4日に自身のユーチューブチャンネルに投稿した動画に出演。昨シーズン経験したノーヒットノーランについて言及した。 昨年3月18日にユーチューブチャンネルを開設した里崎氏は、チャンネル登録者が現役時代の背番号と同じ「22」万人を突破(5日正午時点では約23.5万人)している。里崎氏はこれを記念し、3日にアップした動画の中で、「初めてゲスト呼びます」と発言。そのゲストとして今回登場したのが、2017年ごろから注目の捕手として名前を挙げていた甲斐だった。 甲斐は昨年9月6日ロッテ戦、2010年育成ドラフトの同期である千賀滉大を捕手として好リード。球団では76年ぶり2回目、そして育成出身としては史上初となるノーヒットノーランをアシストしている。 この一戦について、里崎氏から「いつから緊張しだしたの?」と聞かれた甲斐は、「8回が終わってからですね」と最後の9回を目前にしたタイミングだったと回答。 ただ、「(それ以前の回から)やっぱり意識はしてて、正直7回までは『早くヒット1本打たれてくれ』と思ってました。悪い(考え)ですけど、早くヒット1本出てくれたら、すごく気持ち的にも楽になるのにと思ってて」と快挙を意識するあまり、相当なプレッシャーを感じていたことも吐露した。 そんな状況の中、8回に千賀が三者連続三振を奪ったことで、「絶対にこれはもう(ノーヒットノーランを)やらんといけん」と腹を括った甲斐。「そこからは変な緊張感がありましたね」という心境で、9回の守備に向かったと語っていた。 この他にも、甲斐は2010年ドラフトでソフトバンクに指名された際の内幕や、これまで師事したコーチから受けた言葉などについて、動画内で言及している。 今回の動画を受け、ネット上のファンからは「意外と緊張するタイミング遅いな、自分は5回くらいからあるかもってソワソワしてた」、「必死に投げる千賀に打たれてくれは口悪すぎる(笑)」、「同期バッテリーだから何としてもって思いは一段と強かっただろうな」といった反応が多数寄せられている。 ちなみに、甲斐が8回直後から感じた緊張は伝播したのか、9回の千賀は先頭から2者連続で四球を与え無死一、二塁のピンチを招いている。この時の点差はわずかに2点で、一発を浴びれば快挙どころか敗北の危機さえあったため、最後のアウトを奪うまではお互いに気が気では無かったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww
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スポーツ 2020年02月10日 20時30分
ソフトバンク、春季キャンプ10日弱で8人が故障 「昨シーズンの二の舞になる」止まらない“負傷禍”にファン困惑
1日からA組(一軍主体)、B組・リハビリ組(二軍主体)の2つに分かれ、宮崎県宮崎市のアイビースタジアム(宮崎市生目の杜運動公園)での春季キャンプに臨んでいるソフトバンク。そのソフトバンクに故障者が続出していることが、ネット上のファンの間で波紋を広げている。 故障者第1号となったのは、チームのエース投手・千賀滉大。第1クール初日となった1日、千賀は右ふくらはぎの張りを訴え別メニュー調整に。各メディアの報道では軽傷と伝えられていたが、同日から第2クール最終日の9日まで別メニューでの調整が続いている。 翌2日には捕手・海野隆司が右ひじ関節炎、投手・椎野新が右肩違和感でA組から離脱。3日は1人の故障者も出なかったが、第1クール最終日となる4日には投手・田中正義が右肘違和感でA組を離脱となった。 第1クールで発生した故障者の連鎖は、6日から始まった第2クールでも止まらず。7日にB組の投手・野澤佑斗がリハビリ組送りとなると、8日には昨シーズンブレークした投手・高橋純平が右股関節の張りで離脱。 さらに、第2クール最終日となる9日には内野手・内川聖一が左ひざ違和感で別メニューとなった上、この日B組からA組に昇格してきたばかりの投手・大竹耕太郎も左ひじ違和感でシート打撃への登板を取りやめている。 キャンプインから約10日で8名もの故障者が続出するという事態に、ネット上のファンからは「10日で8人はさすがに多すぎるだろ」、「球団はもう少し選手の体調管理を徹底してやるべき」、「このまま怪我の連鎖が続いたら、昨シーズンの二の舞になるかもしれない」、「今の時期からこんなに故障者が出るようじゃリーグ優勝なんか到底無理だぞ」といった反応が多数寄せられている。 「昨シーズンのソフトバンクは開幕直後から、チームの絶対的主砲である柳田悠岐を筆頭に怪我人が続出。これによりシーズンの序盤・中盤はなかなかフルメンバーをそろえることができなかった上、終盤に戻ってきた故障者たちが今一つブランクを埋めきれなかったことが2年連続のV逸につながったと見る向きは強いです。今回の故障者続出は例年より1週間開幕が早いことに選手が焦り過ぎた結果とも、昨シーズンの失敗を踏まえた首脳陣が例年以上に大事を取らせた結果ともいわれていますが、それらを踏まえても8名という人数に危機感を抱いているファンは多いようです」(野球ライター) 3年ぶりのリーグ優勝、そして4年連続の日本一を目標に掲げ、オフにはヤクルトからバレンティンを獲得するなど補強にも余念がなかったソフトバンク。しかし、その目論見には早くもほころびが生じ始めているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月09日 11時30分
ソフトバンク・千賀、さまざまな「舞台」に臨むシーズンへ 数年来のポスティング要望、自らの腕で夢の扉を開けるか
右ふくらはぎの違和感により、キャンプ初日から別メニューでの調整が続いたソフトバンクホークスの千賀滉大。昨季のチャンピオンチームにとっては戦力が豊富とはいえ、エースの負傷はやはり不安が付きまとう。 ただ本人は、回復へ向けて「時間をかけてやっていく」と、落ち着きを見せている。その様子からは自身の立場や、選手としての自覚が十分に伝わってきており、ファンは安心感を抱くとともに、早くも新たなシーズン、そしてさまざまな「舞台」で投げる姿を思い描き、期待を膨らませている。 先発に定着した2016年から昨年まで、両リーグ通じて唯一となる4年連続二桁勝利を続けている。4年間、いずれも奪三振の数が投球回数を上回り、昨年は最多奪三振(227個)のタイトルも手にした。もはや名実ともに球界を代表する本格派投手であることは疑う余地もなく、今年も日本シリーズ4連覇を狙うチームの原動力となることはもちろん、最多勝タイトル獲得も目標の一つだ。 さらに今年は東京オリンピックへの出場も見込まれている。昨秋のプレミア12には不参加だったものの、五輪への出場は本人のみならず、稲葉篤紀監督他、ファンも含めて、大きな期待を寄せている。2017年のWBCでのパフォーマンスを振り返ってみても、千賀のストレート、そしてフォークは国際試合において無類の強さを見せつける。 また、抱き続けている、米大リーグ移籍への強い想いは現在も変わっていない。常に上を目指すことでプレーヤーとしての成長を遂げてきた千賀にとって、さらなるステージは必須だ。 数年にわたり要望しているメジャー挑戦も、絶対的エースであるがゆえ、ソフトバンク球団はポスティング移籍を容認しておらず、さらに、年棒も昨季より1億円以上も上乗せされていることにも、期待と信頼がはっきりと表れている。現段階において米球団への移籍を実現させるには 数年先のFA権取得まで待つ必要がある。 それでも、チーム、そして日本代表での活躍など、あらゆる面において投手としての実力をさらに大きなものとした先に、新しい道が開かれていくはずだ。育成出身選手としてさまざまなハードルを乗り越え、理想を現実のものとしてきた頼もしい右腕にはファンも大きな夢を重ねる。 2020年、また一つ、新たな扉を開く千賀滉大の姿を思い浮かべて、訪れるシーズン開幕を楽しみに待つ。(佐藤文孝)
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スポーツ
「何今の球?」ロッテ・細川が衝撃を受けたのは松坂・千賀ではない? “あり得ない”プレーをもたらした投手とは
2020年11月13日 21時30分
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2020年10月12日 11時15分
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骨折のオリックス・太田に「不運すぎる」ファン落胆 「すごくかわいそうなことをした」昨年は千賀との対決で悲劇が
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2020年07月08日 19時30分
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