乳がん
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社会 2025年08月21日 09時00分
画像診断のAI活用、医師をサポートし早期発見 開発ベンチャーは海外進出も
AI(人口知能)は今や日常生活のさまざまなシーンで活用されているが、医療機関の画像検診もAIで大きく進化している。エコー画像やレントゲン写真などのデータをAIに読み込ませることで医師の診断をサポートし、早期発見にもつながるという。19日放送のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」がレポートした。乳がんは年間約10万人が罹患(りかん)する病気だが、日本乳がん学会が認定する乳腺専門医は全国で2000人しかいない。早期発見は医師や検査技師などの経験値に左右されてきた。慶應義塾大学とスタートアップのSmart Opinion(東京・港区)が共同開発したAI乳がん検診「Smaopi」は約90%の確率で病変を正しく診断できる。現在、検診の中心はマンモグラフィだが、マンモグラフィで見つけづらい乳がんにも強い乳房超音波検査だ。これがあれば全国どこでも高い精度で検診を受けられる。システム開発したSmart Opinionは海外販売を視野に入れ、アメリカで承認を得る準備をしている。山並憲司社長は「アジアには乳がん検診率が1桁しかない国もあり、AIでその国の人たちが健康になればいい」と話す。レントゲン検査にもAIは活用されている。例えば、気胸は肺に穴があいて空気が漏れる病気だが、番組が取材した横浜の病院のレントゲン写真では気胸を正確に診断していた。このAIシステム、国内では1000以上の医療機関が導入しており、業務の効率化や医師の負担軽減に役立っているという。このAIシステムを海外で展開するのは、東京大学発のAIスタートアップ、エルピクセル(東京・千代田区)だ。タイは結核の高蔓延国の1つで、2023年には約7万人が結核にかかっている。4月にバンコクで実証実験を開始し、結核の検査を行った。同社のAIシステムはタイの他に、ベトナム、フィリピン、インドネシアでも薬事承認を取得した。鎌田富久社長は「日本は世界でもっとも検診制度をやっている国で、日本の高品質な画像データや医師のノウハウを学習させているので、日本の医療の高度さが優位性になっている」と語る。日本のメーカーはもともと、CT、X線診断システム、超音波診断システムなどにおいて、世界市場で高いシェアを誇っている。AIを駆使してどう発展していくのか、今後も注目だ。
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社会 2022年02月27日 07時00分
自分の胸のアピールだと炎上も? 乳がん検診ポスターだけじゃない、物議醸した検査呼びかけ
乳がん検診を呼びかける、ピンクリボンフェスティバル・デザイン大賞の受賞作品が物議を醸している。今回は、乳がんの早期発見のために検査受診を呼びかけるポスターとして、福引きなどに用いられるガラガラを胸に模したものが選ばれた。そこには「『まさか、私が』と毎年9万人が言う」のキャッチコピーが添えられている。がんという病気と、福引きの当たりを重ね合わせるような表現が批判を集めてしまった。 こうした事例は今回ばかりではない。海外に目を移せば、テレビドラマ『マッドメン』への出演などで知られるアメリカの女優ジャニュアリー・ジョーンズが2018年10月に、乳がんの啓発運動で炎上騒ぎを起こしている。 >>「ピンクリボン」大賞受賞ポスターが炎上? ガン確率をくじで表し「泣けてきた」乳がん患者から悲痛な反応<< 彼女は自身のインスタグラムのアカウントに、上半身裸で片手で胸を隠す画像をアップし、乳がん検診の日程などを添えた。さらに、画像はハロウィン風に加工されていた。10月が乳がん検診の啓発月間だったため便乗したのだろうが、「単に自撮り写真を載せて胸の大きさをアピールしたかっただけでは」と炎上してしまった。 日本では、2016年から武内直子氏による人気漫画、アニメ作品『美少女戦士セーラームーン』と厚生労働省がコラボし、梅毒などの性感染症(STI)とHIV検査を呼びかけるキャンティーンを展開。ポスターには、主人公の月野うさぎとともに「検査しないとおしおきよ!!」のキャッチコピーも添えられた。このキャンペーンは、性病が増えているとされた若い女性層にターゲットを絞って展開されたようだ。さらに、セーラームーンをあしらった避妊具を無償配布する動きも見られた。 しかし、ネット上では「女性だけ検査に行かせても、性病を感染させる男性の方にも問題があるのでは」「子どもが『セーラームーン』好きだから見せたくない」「そもそもセーラームーンって中学生では」といったツッコミが生じてしまった。 健康啓発活動には、普段は興味がない人にメッセージを届け、動かない人に動いてもらおうとさせるため、インパクトや話題性を先行させる側面があるのは否めない。しかし、あまりにも行き過ぎた表現や言動は、やはり批判や炎上を招いてしまうと言えるだろう。
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社会 2022年02月21日 13時05分
「ピンクリボン」大賞受賞ポスターが炎上? ガン確率をくじで表し「泣けてきた」乳がん患者から悲痛な反応
乳がんについての呼びかけを行っている「ピンクリボンフェスティバル」が発表したデザイン大賞受賞作品が、ネット上で改めて批判の声を集めている。 問題となっているのは、第17回デザイン大賞ポスター部門受賞作品。福引や抽選などに使われるガラポンから、濃いピンク色の玉が出た場面が描かれており、「『まさか、私が』 と毎年9万人が言う」と記されたデザインになっていた。 >>広島県「働く女性応援よくばりハンドブック」が物議 「全然応援してない」「時代錯誤」の指摘も<< しかし、このポスターが病院などで貼り出されるようになると、SNSを中心に波紋を広げることに。ネット上からは「がんは当たりじゃない」「ポジティブなまさかとがんのまさかを一緒にしないで」「乳がん=当選?」といった声が噴出。 また、SNSから「妻が乳がんで亡くなりました。このポスター見て、腹立たしいやら悲しいやらで、泣けてきました」「医師から告げられた途端、頭から血の気が引いていくのを感じました。それをガラガラで表現するのは…」「先日乳がん宣告されました。このチラシ凄く悲しいです」といった当事者からの批判も寄せられていた。 さらに、ネット上からは「ピンクリボンフェスティバル」を主催する日本対がん協会に抗議したという報告も散見されていた。 一方、ネットからは「がんになる確率を身近なものに例えただけでは?」「検診受けましょうと啓蒙するには分かりやすいのかも」といった擁護も見受けられた。 がんサバイバーやその家族、がんで家族を亡くした人からも疑問の声が集まってしまった今回のポスターデザイン。ネット上からは「話題になることで検診の啓蒙にもなる」というポジティブな声も見受けられた。記事内の引用についてピンクリボンフェスティバル公式ホームページよりhttps://www.pinkribbonfestival.jp/festival/
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