ミイラ
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ミステリー 2022年10月01日 23時00分
古代エジプトの謎多き王妃ネフェルティティ その墓とミイラに迫る
古代エジプトの王や王妃の中でも有名な人物は多々いる。中でも精巧な胸像が現存しており、その美貌が現代にも伝わっている人物がネフェルティティ女王だ。 ネフェルティティは古代エジプトの第18王朝時代、長年にわたり夫のファラオであるアクエンアテンとともに古代エジプトを統治していた。アクエンアテンの死後はツタンカーメン王が跡を継いだのだが、アクエンアテンが行った宗教的改革により死後は国内が混乱したため、ネフェルネフェルウアトンという名前のファラオが短い間統治したとも言われている。このネフェルネフェルウアトンは経歴がほぼ謎のため、実はネフェルティティが名前を変えて代理統治していたのではないかという説を唱える専門家もいるほどだ。 >>自警団やそっくりさん騒動も!4年ぶりに復活した怪人「ギンプ・マン」<< ネフェルティティを謎めいた存在にしているのは、彼女の墓が発見されていないことにも由来している。ツタンカーメンが好例だが、記述が少なくても墓が見つかればその副葬品や墓に記された内容で、生前のことをある程度、把握することが可能となるからだ。 長年にわたりネフェルティティの墓を見つけるため、多くの考古学者たちが調査・研究を行ってきたが、未だに彼女の墓やミイラの所在は判明していない。 2015年にはニコラス・リーブス氏が「ツタンカーメンの墓の壁の後ろに隠し部屋があり、ネフェルティティのミイラがそこで発見されるのではないか」と指摘して注目を集めた。この時彼は「ツタンカーメンの墓の壁の中に仕込まれた、隠し扉の輪郭と思われるものを少なくとも1つは発見した」と発表。この結果を受けてエジプト当局は複数回の地中探知レーダーによるスキャンを実施した。中には隠れた部屋の存在を示す証拠らしきものもあったが、最終的な結論は出ないままで終了していた。 しかし先日、考古学者のザヒ・ハワス博士が、ネフェルティティ女王の「居場所」を実際に発見し、今年の秋には自分が知っていることをすべて明らかにするつもりだと発表したのである。 彼の主張は王家の谷にあるKV 21墓から発見された2つの無名のミイラを中心にしていると考えられている。どちらも女性の遺骨で、ツタンカーメンの妻であったアンケセナーメン王妃の可能性が考えられているが、今のところ決定的な身元特定には至っていない。しかしザヒ・ハワス博士はこのミイラの1つは間違いなくネフェルティティだと信じているようで、「10月には、ツタンカーメンの妻アンケセナーメンとその母親ネフェルティティのミイラの発見を発表できるだろう」 とインディペンデント紙に語っている。 一方で、ツタンカーメンの墓の壁に隠された象形文字の形から、再びネフェルティティの墓の存在を示す新たな証拠が浮上した。ツタンカーメンの墓には彼が後継者によって埋葬される様子が描かれているのだが、この絵はもともとネフェルティティ女王の埋葬を表している下書きが存在していたというのだ。 「壁画にはツタンカーメンを埋葬する神官のアイの姿とカルトゥーシュ(王等の名前が内部に刻まれた楕円形の輪郭)が描かれていますが、その下にはツタンカーメンの名前が入ったカルトゥーシュがありました。そのため、このシーンはもともとツタンカーメンが前任者であるネフェルティティを埋葬しているものだったと証明できます」 と、リーブス氏はガーディアン紙に語っている。 なお、リーブス氏はこの事実から、ツタンカーメンの墓がネフェルティティ女王の埋葬室を含めたもっと大きな複合墓の外側の部分にすぎないとも主張している。彼と同様の主張を行っている専門家は他にもおり、レーダー専門家のジョージ・バラード氏もまた「ツタンカーメン王の埋葬室のどこかに隠された入り口がある」と主張していた。 果たして、ツタンカーメンの墓からネフェルティティ王妃の謎に迫ることはできるのか。今後の調査が気になるところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Zahi Hawass claims that he has found the tomb of Queen Nefertitihttps://www.unexplained-mysteries.com/news/360769/zahi-hawass-claims-that-he-has-found-the-tomb-of-queen-nefertitiNew evidence points to presence of hidden chamber in King Tut's tombhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/360889/new-evidence-points-to-presence-of-hidden-chamber-in-king-tuts-tomb
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芸能ニュース 2021年12月09日 13時40分
TBSが日本初公開、3本指のミイラが物議「作り物すぎて…」「ヤラセの匂いプンプン」の指摘も
8日放送の『ワールド極限ミステリー』(TBS系)で、日本のTV初公開という触れ込みで紹介されたあるモノにSNS上からツッコミが殺到している。 >>TBS特番、過剰演出に「頭に来た」視聴者怒り? 2時間ネタを引っ張り、感動話にも「謝罪じゃすまないレベル」の指摘<< この日、取り上げられたのは、地上絵で有名なペルー・ナスカで見つかったという3本指のミイラ。マリアと呼ばれる女性のミイラを始め、小さなミイラが何体も発掘されたという。だが、それを発見した農夫は、なぜかアメリカ政府から追われる身となり、マリアを地元の国立大学に寄贈。ちなみに小さなミイラは、何者かに盗まれてしまったという。 番組取材班がマリアを保管している大学へ向かうと、“3本指ミイラ研究プロジェクト部長”と名乗る大学教授と対面。白い粉にまみれた、ヒトらしき物体を見せてくれた。 すると、教授はなぜかタイミング良く、「これからマリアの体内をCTスキャンで撮影しようと思っている」と話し始める。取材班がそれに同行したいと申し出ると一度は断られたものの、4時間後、ついに撮影許可が下りる。いよいよスキャンにかけると、教授は「人の骨格とかなり似ている」と大興奮。 それと同時に取材班は、盗まれたという小さなミイラの行方も追跡。すると、なぜかあっさり、それを所有している家を特定し、家主に「貸してもらえないか」と交渉。入手先などは問わないという理由で、段ボールに無造作に入っているミイラを外に持ち出すことに成功する。こちらも、マリアと同じく白い粉にまみれた物体だったが、CTスキャンにかけると、お腹の中に卵らしき物があることが分かった。 小さなミイラを所有している家主に対して、ネットでは「大事に取っといて何したいねん」といった、“そもそも論”も起きていたが、ミイラの怪しい形状に「出来が悪すぎ」「俺が美術で3取った時の作品」「石膏だろ」「作り物すぎてさすがに飽きてきた」といった声が。また、異常に鮮明に映るCT画像に「CTってこんな風に映らないだろう」といった疑問も。 さらに驚くべきは、先の大学の教授が、すでにマリアのDNA検査は済んでおり、結果として、「33%しか人間のDNA配列と一致しなかった」と語っていたことだった。それまでCTスキャンはしていなかったのに、DNA検査はしてあるという違和感も残るが、2018年に配信されたオカルト関係のニュースサイトでは、このマリアは「人間のDNAとの一致率は98.5%」と限りなく人間に近いものであることは分かっている。この33%はどこから出た数字なのだろうか。 スタジオのパネラーは「入手先を問わないことを条件に小さなミイラを見せてくれる」というくだりになった時、「怪しい」を連発していたが、これにも「怪しいのはこの番組だろ」「TBSお得意のヤラセの匂いがプンプンするぜ!」といった指摘が起きていた。
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レジャー 2021年10月18日 08時00分
初公開、猫のミイラも! CTスキャン画像でミイラの謎を解明、古代エジプト文明の暮らしを感じる展示も
14日から、国立科学博物館(東京・上野公園)で特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」が開催されている。 >>全ての写真を見る<< 古代エジプト文明の研究でも世界を牽引してきた、歴史の殿堂として知られるイギリスの大英博物館。その研究成果を紹介する同展は、6体のミイラを選りすぐり、CTスキャンを用いた画像解析によって、外側からはうかがい知ることのできないミイラの謎を解き明かし、古代エジプト人の生き様や文化を紹介している。 王家の所領を管理する役人、代々続く名家の神官、既婚女性、幼い子どもなど、展示される6体のミイラは、年齢や性別、社会的立場や暮らしていた時代も様々。CTデータを元にした高精度の映像や、「食」「健康」「音楽」「家族」などのテーマに沿った展示物を交え、各ミイラの生活や人生を解き明かしている。神々の像やミイラ作りの道具は、古代エジプトの進行や死生観を垣間見せる一方、女性の装飾品や子どものおもちゃなどは、今も昔も変わらない人々の暮らしが感じられる。 また、2019年に日本の調査隊が発見し、現在も調査が続いているサッカラ遺跡のカタコンベ(地下集団墓地)を実寸大の部分模型で再現するなど、日本独自の展示も実施。あわせて、鳥類学者であり冒険家でもあった蜂須賀正氏氏がエジプトで入手し、国立科学博物館に寄贈した猫のミイラも初公開される。こちらのCTスキャンデータも必見だ。 「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」は、国立科学博物館にて2022年1月12日まで開催予定。https://daiei-miira.exhibit.jp/
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ミステリー 2021年09月12日 23時00分
ペルー・ナスカで発見された異形のミイラたちは本物か?分析結果がついに!
2017年から2018年にかけて、南米ペルーで出土したあるミイラが注目を集めた。南米でもミイラは複数発見されているのだが、この時注目を集めたのは「宇宙人のミイラか?」と話題になったものだった。 全体が白く硬化しており、膝を抱えて座り込んでいるような姿勢を保っているが、このミイラには人間とは違う点がいくつか存在している。後頭部が大きく、頭髪などが確認できない。特に異常なのはその手で、よく見ると指が3本しかないのだ。大きな目は閉じられており、どうやらつり目であったことが想像できる。このミイラは90年代にナスカの遺跡で発見された後、1997年5月にX線検査にかけられている。その結果、内部にきちんと人間に近い骨などの構造が確認でき、またわざと指を欠くなどの工作が施された証拠も確認できなかったため、「本物のエイリアンのミイラなのではないか?」と考えられていたのだ。 >>60年ぶりに新たな断片発見、今も様々な発見の相次ぐ「死海文書」<< その後、身長が60センチと非常に小柄な2体のミイラや大きく長い3本指の手だけのミイラなども発見。DNA検査を行ったところ、人間でもなければ既知の哺乳類でもないことや、骨は鳥に似ていることなどが判明。このミイラたちはペルー政府をも巻き込んで大規模な検証が行われるに至った。 それから数年経ち、久々に続報がUFO研究家のジョルジオ・ピアチェンツァ氏から寄せられた。問題のミイラはペルーのイカ大学に搬入され、ミイラ研究者や人類学者によって分析されていたという。その結果、少なくとも「小柄なミイラ」に関しては内部に器官が存在していることから、おそらく「本当に生きていた」と考えられると発表された。今回の結果について、研究者らはチリのアタカマ砂漠で見つかった、15センチ程度の人型ミイラ「アタカマ・ヒューマノイド」の事例を挙げている。「アタカマ・ヒューマノイド」はまるで人形サイズのミイラだったが、分析の結果実際に非常に小さな姿で生まれてきた人間である可能性が高いという結論になったのだ。 この結果を受けて、当初は何らかのいたずらである可能性を考慮して慎重になっていたペルー政府も、小型のミイラについては国有財産に認定することを決めたという。そして、3本指のミイラの正体についても興味を抱いているというのだ。しかし、3本指のミイラについてはまだ分析がそこまで進んでいない上に、正体につながるような壁画などの証拠も残されていないため、結果が出るには長い時間がかかりそうだとしている。(山口敏太郎)関連記事The Latest Three-Finger Nazca ‘Alien’ Mummies Update(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/08/the-latest-three-finger-nazca-alien-mummies-update/関連動画Alien Mummies of Peru (FULL MOVIE)https://www.youtube.com/watch?v=OWuoFWIiwfg
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ミステリー 2020年06月13日 23時00分
オランダに日本の「妖怪のミイラ」が!?オランダ・ライデン国立民族学博物館
先日、Twitterを騒がせた一枚の写真がある。それは「オランダから鑑定して欲しいという依頼が来た」というある妖怪のミイラだ。箱に入ったそのミイラは、くちばしがあり大きな鳥の足が生えた、最近日本で話題になった妖怪「アマビエ」にそっくりの外見だったのだ。かなり衝撃的な写真だったこともあって、Twitterではアマビエなのかそれとも別の妖怪なのか、そもそもなぜ日本の妖怪のミイラがオランダにあるのか、と話題になった。 >>アマビエだけじゃない!?コロナウイルス騒動で再注目される予言妖怪「神社姫」<< 現在でも寺などに安置されていて、たびたび話題にのぼる妖怪のミイラたちは、主に江戸時代に一種の工芸品として作成されたものが大半だと考えられている。そんな妖怪のミイラのコレクションが多数保管・展示されている場所で有名なのが、オランダのライデン国立民族学博物館だ。 この博物館は自然物よりも人工物や民族学的価値のあるものを蒐集の対象とした博物館であり、当初は「日本博物館」と呼ばれていた。設立には過去に日本を訪れたシーボルトの業績が大きい。医師として日本を訪れたシーボルトは、日本で様々な動植物標本から文学・民族学的標本を大量にオランダに持ち帰った。その後、約5000点の日本に関するコレクションを王家のコレクションの一部として寄付し、民族学的見地から博物館を設立するに至る。その後、様々な国の物品が集まっていき、現在の国立民族学博物館へ成長していくのである。オランダに日本の物品が集まるのも当然。江戸時代の日本は鎖国していたが、オランダは数少ない国交のある外国だったからだ。 国立民族学博物館に展示されている妖怪ミイラで有名なものには、「人魚」や「ろくろ首」等のミイラが存在する。いずれも長崎県の出島からオランダ商人が買い付けて自国に持ち帰るなどした、由来や経歴が判明している点でも貴重な資料と言えるものだ。剥製をつなぎあわせ、紙や竹ひごを用いて精巧に造られたミイラの数々は、当時の人々を驚かせたであろう事が窺えるものとなっている。 ちなみに、国立民族学博物館のミイラは、日本国内での企画展で日本に「里帰り」し、見ることができる時もあるので、興味のある人は調べてみてはいかがだろうか。(山口敏太郎)
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