アトランティス大陸
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ミステリー 2023年05月07日 23時00分
ナチスが追い求めたのは地下帝国シャンバラだけではなかった!?ヒムラーが考えていたアトランティス深海探査とは
第二次世界大戦前、1938年、ナチス親衛隊(SS)長官ハインリヒ・ヒムラーは、アドルフ・ヒトラーの指示を受け、アーリア人の起源と目されたチベットに探検隊を送ったという。 ナチスドイツはオカルトに傾倒していたところがあるが、その背景には19世紀後半から20世紀初頭にかけて地下世界「シャンバラ」に関するブームが生まれていたという面がある。 ヒトラーもまた、シャンバラの秘密を握ると覇者となれると信じていたようで、国家的なシャンバラ探査プロジェクトを行い、探検隊を編成して各地に送り出していた。 >>「患者が浮遊し、くぎを吐き、超強力者になるのを見た」実在したローマ法王のエクソシストの生涯が映画化<< 結局シャンバラへの入り口は発見できなかったものの、「胸に『卍』が刻まれた約1000年前の仏像(毘沙門天の座像、高さ24センチ、重さ10.6キロ)」を発見、アーリア人チベット起源説を裏付けるものとして持ち帰ったという。 その仏像は「鉄の男」と呼ばれ、ドイツに保管されていたが、2012年に実は隕石(約1万5000年前にシベリア・モンゴルの境界線付近に落ちたチンガー隕石の一部)を加工研磨してつくられたことが判明している。 シャンバラとは関係ないものではあったが、仏教文化的にみて貴重なものであったのは間違いないと言えるだろう。 だが、ナチスが探し求めたのは地下帝国シャンバラだけではなかった。なんと海の底に沈む失われた都市アトランティスも探し出そうとしており、ヒムラーは深海探査を行うよう命じてほしいとヒトラーに進言していたのだという。 この話は先日、海外のポッドキャスト番組「The Rest Is History」で歴史の専門家たちによって語られたもの。 番組に出演したドミニク・サンドブルック氏とトム・ホランド氏(スパイダーマン役の俳優と同姓同名の別人)は、失われた都市にまつわる遺産とナチス・ドイツとの関連について次のように語っている。 かつて、アトランティスに住んでいた人々は皆「白い肌、ブロンド、青い目」を持つ人種に限られており、この特徴がナチスの理想とするアーリア人と合致したため、ヒムラーはアトランティスに魅了されたのだという。 「アトランティスは北海にあるという説がありました。さすがにヒトラー自身もアトランティスがドイツ民族、アーリア人の祖国であると考えることには抵抗があったようですが、腹心の部下たち、ルドルフ・ヘスやアルフレッド・ローゼンベルクらはこの説に夢中でした」 「ヒムラーも必然的にこの説を信じ込み、戦況ゆえに北海での深海探査を開始できないことを非常に残念に思っていました。もし彼らが順調に戦争に勝っていたら、当時の考古学者にとっては素晴らしいことだったかもしれませんが、ヒムラーはその発掘に何十億ものライヒスマルクをつぎ込んだことでしょう」 ちなみに、彼らはかつてグレートブリテン島南東部に存在していた「ドッガーランド」をアトランティスと関連づけて考えていたようだ。 ドッガーランドはかつてイギリスとヨーロッパ大陸を結んでいたが、紀元前6500年ごろ、最後の氷河期に海面が上昇して北海南部に水没してしまった。 23年前にマンモスの頭蓋骨が発見されるなど、ドッガーランドの存在を裏付ける証拠もあるが、さすがにアトランティスの遺産が見つかるとは考えられないという。彼らが北海にアトランティス探検に行かなかったのは幸運だったと言えるかもしれない。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Nazi sicko Himmler was 'obsessed' with finding Atlantis and wanted deep sea explorations(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/nazi-sicko-himmler-obsessed-finding-29733223
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ミステリー 2022年09月04日 23時00分
いつの間にか消えてしまった大きな島「ウェールズ地方のアトランティス」が再発見される
かつて、地球上にはいくつかの”失われた大陸”があったと言われている。中でも「ムー大陸」「アトランティス大陸」「レムリア大陸」はオカルトマニアの間でも三大大陸と呼ばれるほど人気のある伝説だ。 「ムー大陸」はジェームズ・チャーチワードが言及した大陸である。チャーチワードは、英国軍人であった1868年にインドに駐留していた。ある寺院の僧侶に絵文字のある粘土板を見せられ、かつて太平洋に失われた大陸があったことを知ったという。その後、チャーチワードは「失われたムー大陸」を出版し、広く世界にこの大陸の話は伝播していった。後にムー大陸はチャーチワードによる創作であることが判明したが、彼の説を信奉する人々による様々な「裏付け」がなされ、今でも広く信じられている。 >>恐竜絶滅の要因となった小惑星の衝突は1回ではなかった?新たなクレーターを西アフリカ沖にて発見<< 「アトランティス大陸」は、古代ギリシアの哲学者プラトンの著書『ティマイオス』や『クリティアス』でその存在が知られている。この文明は強大な軍事力を持っていたが、神々の怒りに触れてしまい一夜にして海中に没してしまったという。だが、こちらもプラトンやその弟子による創作だったとみられている。 なお、近年グーグルアースや衛星を使った地図アプリの発達で、太平洋の海底にある都市の遺跡らしき痕跡が発見され、アトランティスの遺構かと話題になったが、結局これらは自然にできた海底地形の可能性が高いとみられている。 「ムー大陸」や「アトランティス大陸」に比べればネームバリューは劣るが、英国の動物学者フィリップ・スクレーター氏により、仮説ができたのがレムリア大陸である。これはアフリカ中部と東南アジアのマレー半島・インドネシアにのみ生息する動物が多々いることから、かつてインド洋に巨大な島(ないしは陸橋)があったのではないかという推論から生まれたもの。それがオカルトの大家の書籍で言及されたため、オカルトやスピリチュアルの分野でも聞かれるようになった。レムリア大陸は仮説からスタートしており物証が何もない分、前者2つの大陸と比較してかなりの属性が後付けされているようだ。 一方で、失われた大陸とまではいかないものの、そこそこの広さを持つ島や大地が消えてしまうという事例は実際に存在する。そのひとつが、かつてウェールズ沖に存在したとされる「カントレール・グウェロッド(Cantre'r Gwaelod)」だ。 この島はイギリスのウェールズ沖、カーディガン湾近くに存在していた島だったとされているが、いつの間にか姿を消してしまった。そのためイギリスでは「ウェールズ地方のアトランティス」とも呼ばれていた。 そんないつしか記録からも消えてしまっていた謎の島「カントレール・グウェロッド」が13世紀の地図には記載されていた事実が判明。いったいどのような島なのか、長年の疑問に終止符が打たれるのではないかと歴史化や専門家らの注目を集めている。 問題の地図は「ゴフ地図」と呼ばれるもので、1774年にリチャード・ゴフが遺産から手に入れたもの。その地図でカーディガン湾を確認すると、現在は存在しない2つの不思議な島が描かれているという。この島についてスワンシー大学のサイモン・ハスレット教授は、「ゴフ地図は、当時彼らが自由に使っていた測量道具を考えると、非常に正確です」としており、創作や誤って記載されたものではないと主張している。 また、「もしこれらの島が存在したのであれば、大昔に波にさらわれた可能性が高い。おそらく嵐や津波による洪水や浸食の影響を度々受けており、当時は人が住んでいたのかもしれませんが、脆弱な海岸沿いに住むことを人々が断念し、やがて島は利用されなくなっていった。そして侵食が進行した結果、本当に姿を消してしまったのかもしれません」と推測している。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事https://www.unexplained-mysteries.com/news/360159/map-shows-evidence-of-long-lost-welsh-atlantis
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