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レジャー 2014年06月10日 15時30分
夜を棄てたキャバ嬢たち〜ナンバー1でいることに耐えられなくなった美羽〜
勝つものがいれば負けるものもいる。私達人間は幼い頃から順位を付けられ競争社会を生きてきた。キャバクラの世界でも日々、熾烈な争いが繰り広げられ、順位は定期的に入れ替わる。美貌やトークなど様々なスキルが必要とされる場所でナンバー1になるのは簡単な事ではないだろう。だがナンバー1になる事よりも、トップを維持し続ける事の方がさらに難しい。美羽(仮名・24歳)もまたナンバー1を維持することの苦しみを味わった嬢である。 「キャバクラ時代は、お客様のどんなお話にも嫌な顔せず、興味のない政治も勉強したりして必死にがんばってきました。昔から学校のテストもスポーツも1番を取ったことなんてなかったので、店でナンバー1になれた時は本当にうれしかったですね」 美羽はナンバー1になるための努力を欠かさなかった。客の顔はもちろん、仕事先、趣味志向、なんと誕生日までをすべて暗記していた。仕事を終えると忘れないうちにその日来た客の身体的特徴と詳細をメモに取る。そして寝る前に再びメモを開き、必死でその情報を頭に叩き込んでから体を休めるという生活が続いた。せっかく手に入れたナンバー1という地位。その居場所を簡単に手放すわけにはいかなかったのだ。しかしそんな日々も長くは続かない。 「精神的に限界が来てしまったんですね。出勤以外の日も、お客さん達がどうしたら喜んでくれるか、どのようなことを勉強すれば私に興味を持ってもらえるのだろうと、起きている間はずっとそんな事を考えていました。それで、ふと思ってしまったんです。この仕事を一生続けれるわけじゃない。そろそろ身を引こうって」 多くの欲望が渦巻く夜の世界はメンタルの強さも重要視される。自分は大丈夫と思っている人間でも、ある日突然、何かが音を立てて崩れていく瞬間が訪れるかもしれない。 精神的な苦しみと将来の事を真剣に考えはじめた美羽は夜の世界を棄てた。その後、キャバクラ時代に貯めていた貯金でネイルサロンをオープン。今では経営者として都内で働いている。(文・佐々木栄蔵)
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社会 2014年06月10日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第79回 蟻のひと穴
日本経済を安定的な成長路線に「引き戻す」ために、必要な政策とは何だろうか。ずばり、国民の実質賃金を引き上げる政策になる。 すなわち、安定的な雇用を増やし、国民が将来にわたり「所得の上昇」を確信できる環境を構築する必要があるのだ。 日本国民の労働人口の多くが安定した雇用を手に入れ、将来不安が払拭されてはじめて、国内の消費という需要(民間最終消費支出)が最大化される。 当たり前だが、将来についての不安に苛まされている人は、安心して消費(及び住宅投資)を増やすことはできない。 2014年第一四半期の民間最終消費支出は、対前期比2.1%増という驚異的な伸びを見せた。とはいえ、別に説明が必要とは思わないが、第一四半期の消費の伸びは、単に消費税増税前の「駆け込み消費」があったに過ぎない。 あまりにも駆け込み消費が多かったため、逆に第二四半期以降の落ち込みが心配になるほどであった。 さて、日本国民の「安定的な雇用」を実現するための政策とは何だろうか。 特に難しい話ではなく、政府が国内に需要(仕事)を創出しつつ、過去に「緩和」が進んでしまった労働規制を「強化」することになる。 労働規制を強化することで、企業が正規雇用を増やさざるを得ない状況にする。同時に、政府が国内の需要を創出することで、労働分配率(売上に占める人件費の割合)が上昇しても、企業が利益を出すことが可能な環境を作るのである。 ところが、現実の安倍(晋三)政権は「真逆の方向」に舵を切っている。労働規制を緩和し、実質賃金を切り下げる政策ばかりを推進しているのだ。 竹中平蔵氏は、5月10日のテレビ愛知『激論コロシアム』の討論で、筆者らに対し、正規社員は「既得権益である」と明言した。パソナ・グループの取締役会長にして、産業競争力会議の「民間議員」(という名の民間人)である竹中氏が、「雇用の安定」を忌むべきものと認識していることがわかる。 現在、様々な「労働規制の緩和」が推進されているが、その一つが「正規社員の残業代廃止」、つまりは正規社員という「岩盤規制」の破壊である(いわゆるホワイト・カラー・エグゼンプション)。 正規社員に残業代を払うと、企業の人件費が上昇し、「グローバル市場における企業の国際競争力(という名の価格競争力)が低下する!」という話になってしまう。 日本国民の実質賃金を引き下げ、貧困化させ、他国民との「底辺への競争」に放り込み、企業のグローバル市場における価格競争力を高めるためには、とにかく何でもやってくるのが「彼ら」である。 5月27日、厚生労働省が「高度な専門職」かつ年収が数千万円以上の人を労働時間規制の対象外とし、仕事の「成果」だけに応じて賃金を払う新制度を導入する方針を固めたとの報道が流れた。 厚生労働省は「民間人(主に経営者)」を中心とする産業競争力会議の提言を受け、労働時間規制緩和の妥協案を公表したのだ。 筆者は元々の産業競争力会議の提言も読んだのだが、仰天してしまった。年収要件が「なし」だったのである。【産業競争力会議の案】●年収要件:なし●対象職種:(一定の責任ある業務、職責を持つリーダー)経営企画・全社事業計画策定リーダー、海外プロジェクトリーダー、新商品企画・開発、ブランド戦略担当リーダー、IT・金融ビジネス関連コンサルタント、資産運用担当者、経済アナリスト●条件:労使の合意、本人の同意 当初の産業競争力会議の案に対し、厚生労働省の対案は以下になる。【厚生労働省の案】●年収要件:あり(数千万円以上)●対象職種:世界レベルの高度専門職、為替ディーラー、資産運用担当者、経済アナリスト●条件:未定 厚生労働省の案の場合、日本の正規社員のほとんどが無関係ということになる。そうであったとしても、「ああ、自分は関係ないのか。良かった」などと安心することはやめて欲しい。 我が国の「派遣労働の解禁」は、中曽根(康弘)政権時代に解禁され、橋本(龍太郎)政権期に業務の範囲が一気に拡大し、小泉(純一郎)政権期に、ついに「製造業」でも認められる、というプロセスを経て拡大していった。 我が国の派遣解禁、拡大の歴史を振り返ってみよう。●1986年:専門的な13業種のみの派遣業認可(ポジティブ・リスト)。後、26業務に拡大●1999年:派遣業についてネガティブ方式に(禁止業種以外は解禁)変更●2004年:製造業の派遣について解禁●2007年:製造業の派遣の期間延長(1年から3年に) 要するに、最初は「門戸が狭い」ポジティブ・リスト方式で「蟻のひと穴」を開けられ、その後、次第に対象が拡大し、ネガティブ・リスト方式に変更、さらにネガティブ・リストの縮小という形で「規制緩和」の範囲が広がっていったのだ。 同じことを、「労働時間規制緩和」についてもやられはしないか、非常に危惧している。と言うより、「彼ら」は確実にやってくるだろう。 筆者は「雇用の安定」こそが、かつての日本の企業の「強み」だったと確信している。 特定の会社に勤め、安定的な雇用の下でロイヤリティーを高めた「人材」が、自らの中に様々な技能やノウハウ、技術を蓄積し、同じく雇用が安定した「同僚」とチームを構成し、世界に立ち向かう。 これこそが、グローバル市場における「本来の日本の勝ちパターン」であったはずだ。 労働規制を緩和すると、人件費削減が可能となり、確かに企業の短期的な利益は増える。 とはいえ、企業は短期利益追求のあまり、中・長期的に競争力を喪失していないだろうか、という問題提起を、今こそしたいわけである。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2014年06月10日 15時00分
安倍首相が手を突っ込む 創価学会解体 〜内部はすでに四分五裂〜(2)
またその一方、創価学会内部には、これとは別の確執も急速に芽生え始めているという。それが、関西と関東の組織が繰り広げだした“連立攻防戦”なのだ。 創価学会ウオッチャーが言う。 「原因となっているのが、来年行われる統一地方選なのです。公明党の漆原良夫国対委員長が、5月末に『政府・自民党との対立が深刻化した場合は連立からの離脱もある』と発言したが、学会内部はこれに大揺れ。特に常勝関西の名を欲しいままにし、“学会の金城湯池”と謳われた関西創価学会は連立を離脱した場合、統一地方選で全滅する可能性が高いと青ざめている。大阪都構想で公明党は『日本維新の会』に反旗を翻し、選挙協力をご破算にしたばかりのため、自民党との選挙協力がなければ誰も当選できない状況だからです。そのため、本部の意向を堅持する関東と関西側が対立を深めているのです」 実際、このバトルは今や永田町でも評判となっている。というのも、前述した漆原氏の「連立離脱発言」に公明党執行部は大慌て。「漆原も自公連立で当選してきたのに何を言っているのか」と叱責すると詫びを入れさせ、同党と創価学会内部に「連立維持派」と「離脱派」が混在することを露呈してしまったからなのだ。 「つまり、学会内部では関東vs関西組織の争いが顕著化し、それが正木氏と谷川氏に相乗りする形で対立に拍車が掛かっている。しかも、こうした支持母体のゴタつきぶりに、公明党上層部も『連立維持派』と『離脱派』に割れだしている。対外的には行使容認に反対しているものの、内部は収拾のつかない状態なのです」(前出・ジャーナリスト) とはいえ、こうした分裂ぶりは、肥大化した組織が背負った“コップの中の嵐”と見ることもできる。だが、それが見過ごせない事態となっているのは、内憂外患ともいえる危機的状況を生み出しているからだ。 政治部デスクがこう語る。 「学会内部の対立を知る関係者らがこの騒動に注目しているのは、それでも創価学会が外部的には絶対反対の狼煙を上げているため。連立を組む自民党はこれに苦虫を噛み潰しているが、政教一致のそしりを免れないその反発姿勢が、与党間に修復不能の隙間風を吹かせ始めているのです」 そのいい例とも言えるのが、自民党の元重鎮が行った痛烈批判だ。 内部分裂を押し隠す創価学会は、5月17日付の朝日新聞紙上で「(行使容認問題は)一内閣の閣僚だけによる決定ではなく憲法改正手続きを経るべきだ」とする異例の見解を発表したが、これに政界を勇退した野中広務元官房長官が猛反発。「政教分離といいながら、憲法について発言したのは非常に問題だ!」と噛み付いたのである。 「要は、野中氏の姿勢に同調する者が自民党内で大増殖し始めているのです。『日本維新の会』が、時を同じくして分裂。今後は石原慎太郎氏率いる離脱組が田母神俊雄氏と合流し、さらにみんなの党とも合流協議を重ねている。これが実現すれば民主党などからも離党議員が雪崩れ込み、その勢力は50人を超えることが予測されるため、一部では『集団的自衛権の行使容認を成立させる連立相手は、石原新党で十分』『この際、公明党は切るべし!』の声が日増しに高まっている。さらに一部では、『現在、非課税の宗教法人税の課税法案を提出するべきだ!』との声まで上がっているのです」(前出・政治部デスク) 無論、来年の統一地方選、今冬に行われる普天間基地の移転を賭けた沖縄知事選で自民党が大勝するためには、公明党との選挙協力が最も有利なことは言うまでもない。ところが、憲法解釈の見直しで尻に火が付いた自民党は、それすらも棚上げで公明、学会批判の狼煙を上げ始めているというわけなのだ。 だが、一連の騒動で気になるのは、なぜ創価学会が集団的自衛権の行使容認問題でここまで分裂の兆しを見せ始めたのかという点だろう。これには、同団体の“お家事情”が色濃く反映されているのである。 前出の政治部記者が言う。 「そもそも、今回の分裂は正木氏と谷川氏を中心として起きており、次期会長レースが根底にあるのは明らか。“創価学会のドン”池田大作名誉会長の求心力が、もはや組織内に存在しない状態であることが窺えるのです。つまり、裏を返せば集団的自衛権の行使容認問題は、この抗争が激化する契機だっただけと見える。そのため、今後も学会内部の分裂が加速化する可能性が高いのです」 果たして、内部分裂は今以上に進むのか。日本最大の宗教団体から目が離せなくなってきた。
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トレンド 2014年06月10日 12時15分
ACUO「『息はほぼ、顔。』 ご当地Wキャンペーン」6月10日(火)よりスタート
株式会社ロッテは、6月10日(火)から、『息をデザインするガム ACUO』の商品パッケージの刷新に伴い、「『息はほぼ、顔。』 ご当地Wキャンペーン」を開始した。本キャンペーンは、ACUOのキャンペーンサイト上でCM動画に投票するだけで応募ができる『ご当地CM総選挙キャンペーン』と、ACUOを買うと応募できる『ご当地の逸品プレゼントキャンペーン』の2つを同時に実施する。 『ご当地CM総選挙キャンペーン』は「息はほぼ、顔」を全国9エリアの方言で言い換え、更にその地域ならではのキャラクターや名物料理を活用し「ご当地ACUO CM」を制作。ご当地CMは、それぞれのエリアでのオンエアはもちろん、ACUOのホームページでも公開中。キャンペーンサイト上でCMを見た方は、そのうち1つを選んで、投票が可能。その投票によって、「ナンバー1ご当地ACUO CM」を選出。投票した人の中から抽選で1名に、「息はほぼ、顔。」のコンセプトにちなんだ「ほぼ100万円」の賞金、99万9999円が贈呈されます。賞金への応募エントリーは1人1回ですが、CMへの投票は毎日1回、可能。(キャンペーン期間=2014年6月10日〜6月30日)。 『ご当地の逸品プレゼントキャンペーン』は、ACUOを買って応募すると、全国各地のご当地逸品が当たるキャンペーン。〈夢民舎〉のチーズ詰合せや〈かねきち〉の近江牛すき焼き用、<やまや>の辛子明太子など、全国各地の名産品が当たる。ACUO200円以上の購入から応募が可能で、単品2個以上もしくはボトル1個以上の購入で応募できる。全国ご当地名産品は、計180名様に当たる。『息はほぼ、顔。』 ご当地Wキャンペーンhttp://acuocp.jp/
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その他 2014年06月10日 12時00分
本好きリビドー(9)
◎快楽の1冊 『モンスター 尼崎連続殺人事件の真実』一橋文哉/講談社 1600円(本体価格) 日本犯罪史上、今後も忘れ去られることなく、人々の心に残り続けていくであろう事件は多数ある。角田美代子元被告が主犯となり、兵庫県尼崎市を中心地帯にして行われてきた連続殺人事件も間違いなくその一つに入る。 ご存じの通り、角田元被告はすでにこの世にいない。2012年12月、留置場で自らTシャツで首を絞めて自殺した、とみられている。結果、この連続殺人の全容は解明しづらくなっている、というのが現状だ。 本書はまさしく“ノンフィクション”として全く隙のないノンフィクション、である。 目下、主犯が死んでもなお、多くの人が事件の真相へ迫りたい、と興味を持っているはずだ。そのような欲求に応えて著者は事件の関係者、深くあろうが浅かろうが、少しでも接点があった人たちに対し徹底的に取材をして、全容を浮かび上がらせようとしている。 ごく一般的なのだけれど比較的裕福な家庭、をターゲットにして巧みに接近し、その家族関係を徐々に崩壊させつつ全財産を奪い取る、という大掛かりな略奪犯罪。角田元被告は複数の仲間を引き連れ、チームとなってそのターゲットを追い込み、大金を吸い取ったのである。そのプロセスで幾人もの方が殺された。 著者はとにかく取材、取材を重ねている。角田元被告がどのような家庭環境で育ったのか、いかにして“家族乗っ取りビジネス”の技術を高めていったのか、一つひとつ取材を重ねながら、このあまりに稀有な悪の権化の内面へ迫っていくのである。 ノンフィクションはかくあるべきだろう。当人が死んでいても、周辺を取材していれば必ず真実に近づくことができる。そういう信念を著者は持っているのではなかろうか。 でき得るならば角田元被告本人に読んでもらいたかった力作だ。(中辻理夫/文芸評論家)【昇天の1冊】 ダイアプレスが発行している隔月刊誌『裏ネタJACK』(935円+税)は、アンダーグラウンドなエロ業界の裏情報が満載。キャッチフレーズは【過激な出会い、極楽な体験、危険な遊び教えます】。発売中の号の表紙には『AV業界の裏事情すべてバラします!』とある。 他にも「本当にあった修羅場&ハプニング」「芸能人がAVに堕ちる時」「私はこうしてAV女優になりました」「殺人、自殺、封印作品」「AV業界ハローワーク」と、いかにも実話誌的な見出しが並ぶ。女優がデビューするまでの足跡や、いわく付きの問題作として発禁処分を受けたAVの内容紹介など、スキャンダラスだが新聞やテレビでは話題にならない事件をルポしており“裏ネタ”好きは興味津々だろう。 国立大学の才媛や音大の現役学生らが出演したAV作品などは、週刊誌等で騒がれることも多いため、読者も目にしたことがあるかもしれない。実際、現在では一流大学在学中、または出身の女優は少なくない。 かつてのAV嬢といえば“人生を転落した女”というステレオタイプの見方が主流だった。しかし、今や職業やアルバイト先の一つとして認知されていることをうかがわせ、喫茶店や電車で隣り合わせた見知らぬ女性が、実はAV出演者ではないか…と思わず勘ぐってしまったりもする(笑)。 トピックスとして掲載された「中国発! アジアのエロ凄すぎる画像」も、表の顔とは裏腹な非合法ポルノ大国・中国の実態を暴露していて面白い。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)
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芸能 2014年06月10日 11時45分
AKB48を卒業した大島優子 “器用なアイドル”の苦悩
アイドルグループ、AKB48の大島優子の卒業公演が9日、秋葉原のAKB48劇場で行われ、大組閣祭りで別のチームや姉妹グループに移籍したチームKの元メンバーも、かつてのチームキャプテンの卒業公演のため集結した。 7歳のころから劇団に所属し芸能活動をスタートした大島優子。その後、ジュニアアイドルとして活動を開始するものなかなか芽がでなかった。2006年に第2期生としてAKB48へ。同期は秋元才加(卒業)、宮澤佐江(SNH48、SKE48兼任)、梅田彩佳(NMB48)など。加入後、レッスン中からダンスが得意であった梅田彩佳から彼女の技術を盗もうと必死であったという。 大島がAKB48加入当初から他のメンバーより秀でたところは、“プロ意識”であった。もともと子役からスタートし、芸歴の長い大島は、当時は素人の女の子の集まりでしかなかったAKB48で、彼女の“プロ意識”は突出していたという。ただ、大島への周囲の視線は厳しかった。当時、スタッフに、「芸能活動が長いから、もう伸びないだろう。だから他の子に注目する」と言われたことを告白している。 大島が世間から大きく注目されるようになったのは、AKB48が総選挙をはじめるようになってからだ。絶対的エース・前田敦子の対抗馬として、総選挙で激しいデットヒートを繰り広げた。“不器用なアイドル”という代名詞の前田に対し、大島は“器用なアイドル”。グループで徒競走を行えば全メンバーで第1位。AKB48へむちゃ振りする番組に出演すれば、他のメンバーが苦しむ中、難なくこなしてしまう。また、ファンへの対応もよく、総合プロデューサーの秋元康からは、「サービスしすぎ」と苦言を呈されることも。苦手なことは、風船が割れる音くらいであった。しかし、そんな彼女には、ファンから、「面白みがない」との声もあったことも事実だ。 出来ないことで批判されるのでなく、「芸歴が長いこと」や「完璧すぎること」が批判の対象とされた大島の苦悩は計り知れない。常にAKB48の先頭グループを走ってきた大島だが、彼女の力量に応えるような舞台がアイドルグループであるAKB48にあったとは言い難かった。しかし、大島は、「AKB48を徹底的にやりたいんです」と語り、常に前向きであった。 新しいステージで、大島優子は、“器用なアイドル”から“女優・大島優子”へ成長できるのか、注目したい。
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芸能 2014年06月10日 11時45分
AKB48 大島優子が卒業 たかみなの“親友”宣言を拒否
8日(日)に「大島優子卒業コンサート in 味の素スタジアム」で行われた卒業セレモニーに引き続き、秋葉原のAKB48劇場にて卒業公演が開催された。大組閣祭りで別のチームや姉妹グループに移籍したチームKの元メンバーも、かつてのチームキャプテンの卒業公演のため集結。大島チームKが復活し、ウェイティング公演として上演していた「最終ベルが鳴る」公演を行った。 体育会系と称されていた大島チームKは、キャプテンの晴れの日にさらに団結をみせ、スタートから気合十分のパフォーマンスで魅せた。トークコーナーでは、メンバーが口々に優子のナイスバディを絶賛。優子もこれには照れ笑いする場面も。またユニットパートでは、普段の公演ではない優子のソロによる「泣きながら微笑んで」も特別に組み込まれた。そして「みんなの支えがあったからこそ私はこうして卒業できます」との言葉を添えて「最終ベルが鳴る」公演のラスト曲「支え」を、愛情を注いできたチームKメンバー皆で歌い上げた。 ダブルアンコール明けには、他チームやグループのメンバー、そして卒業していった同期生たちも登場。センターを務めた「ギンガムチェック」や、8年間の想い出が歌詞に詰まっているという「今日までメロディー」を披露した。 そして公演もいよいよ大詰めとなり、メンバーたちがそれぞれの想いを優子に伝えた。宮澤佐江は「これからもずっと“心友”でいてください」、指原莉乃は「HKTに優子さんの想いを伝えます」、松井珠理奈は「これからも私たち後輩にかっこいい背中を見せてください」と、目を潤ませて言葉を絞り出した。高橋みなみは「卒業したら“戦友”ではなく親友になってください」と涙とともに最後のお願いをしたが、優子は「イヤです」とバッサリ。これにはしんみりしていた空気も一変し「えー!」と驚きと笑いの声に包まれたが、「だって戦友は高橋みなみしかいない」との理由に一同納得し、「本当にいい関係だね」と二人を讃えた。 そして変幻自在のエンターテナーのラストパフォーマンスは、初の総選挙1位でセンターを勝ち取った「ヘビーローテーション」。「ファンが私にプレゼントしてくれた曲」と語り、感謝の気持ちとともに集大成として懇親のパフォーマンスで締めくくった。 全てのパフォーマンスを終えると、劇場の周りに集まったファンに挨拶をしたいと2階のバルコニーにも顔を出し、「無事に卒業公演を終えることが出来ました。またどこかで皆さんお会いしましょうね」と挨拶。これに応えたファンからの「優子!」コールが劇場の外を包んだ。 再び劇場に戻った優子は、8年間見守ってくれた劇場や仲間に感謝の言葉を伝え、最後には「私、絶対ファンの顔と名前忘れない」という言葉を残し、充実感あふれる満面の笑顔でAKB48としてのラストステージを降りた。
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芸能 2014年06月10日 11時45分
林隆三さんが腎不全で死去
俳優の林隆三さんが4日、腎不全のため、東京都内の病院で死去していたことがわかった。9日に所属事務所が発表した。70歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は長男の征生氏。 林隆三さんは1963年俳優座の俳優養成所に入り、1966年に卒業。映画「早春物語」などに出演していた。
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トレンド 2014年06月10日 11時45分
ボウリングを楽しむなら6月22日がチャンス! ゲームが無料に!
6月22日が何の日かご存知だろうか? 実は「ボウリングの日」なのだ。 1861年6月22日、江戸時代、日本の長崎に初めてボウリングが伝わったとされており、公益社団法人 日本ボウリング場協会が、1972(昭和47)年に、6月22日を「ボウリングの日」と制定。当時のボウリング場は外国人居留地内に開設され、プレーの合間に軽飲食もできるなど、外国人たちの人気の社交場だった。長崎出島には、「ボウリング発祥の地」の記念碑が建てられている。 2002年の6月22日から「ボウリングの日」キャンペーンが実施され、今年で12年目を迎える。今年は「みんな笑顔で! ボウリングカップ キャンペーン」をテーマに、全国の日本ボウリング場協会・加盟センターでキャンペーンが実施される。 来場の小学生以下のジュニアを対象に、「ボウリングの日オリジナルデザイン・プリッツ」をプレゼント(先着120名様)。さらに、2ゲーム以上プレーされた方を対象に、ハズレくじなしの「ボウリングカップ」くじを贈呈。そして、6月22日(日)の17:00まで入場の小学生以下のジュニアボウラーには、「2ゲームまで無料」というお得なキャンペーンが実施される。 6月22日はボウリング場へレッツゴー!*問い合わせ・質問は、日本ボウリング場協会まで http://www.bowling.or.jp/
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レジャー 2014年06月10日 11時45分
ハッシーの地方競馬セレクション(6/11)「第50回関東オークス(JpnII)」(川崎)
またまた観衆を魅了したハッピースプリント! 先週大井競馬場でおこなわれた「第60回東京ダービー(SI)」。本命に推した大泉洋ことハッピースプリントは、まずまずのスタートを切ると、馬なりのままスーッと好位3番手の位置を取る。道中はビシっと折り合いが付き、いつでも動ける手応え。3コーナーから徐々に上がっていき直線に向くと、馬なりのまま先頭に立ち、残り250m辺りから追い出されるとギューンと伸び2着馬に4馬身差を付け1着。圧巻の走りで見る者を魅了しました。これで2冠達成!これだけ強いと3冠への期待をかけられずにはいられませんね。 さて、先週はもう一つのビッグイベント、AKB48の総選挙がおこなわれ、まゆゆこと渡辺麻友が見事初の栄冠を手に入れましたね! その盛り上がりに続き、今週はいよいよ待ちに待ったMKK48(Minami Kanto Keiba48)の総選挙こと「第50回関東オークス(JpnII)」が川崎競馬場でおこなわれます。今年もバラエティーに富んだメンバーがそろいました。あなたの押しメンはどの馬か。川崎の夜に熱く激しい火花が散る!(注・MKK48は実在しません。当コラムで勝手に設定したグループです) 今年MKK48の頂点に立つのはこの馬! デビューから一貫して1800m戦を使われているアムールブリエ。デビューから一貫しているといえば、まゆゆの正統派アイドルキャラ。そんなところが似ている両者ですが、アムールブリエは競馬スタイルも正攻法。好位に付けて直線抜け出すパターンが本馬の勝ちパターンですが、その分決め手に欠ける面もあり、前走のようにバテてはいないもののジリ脚になってしまうことも。こういったタイプは、距離が延び、力のいる地方のダートはもってこいの舞台。条件が揃った今回は、まゆゆ同様初の栄冠を手に入れます。 相手本線は、初の総選挙で14位に食い込んだ生駒里奈のように、初ダートでアッと言わせるディルガ。ディルガの父カーリンは、BCクラシックやドバイWCなどを制し、中距離ダート戦線で活躍した名馬で、ディルガ自身の勝ち鞍は2200m、2000mと、父同様中距離での活躍が目立ちます。生駒里奈が放った第一声が「私のこと知っていますか?」の一言で、「きちっと知ってもらえるように頑張っていきたいと思います」とも語っていたように、本馬も2200mの距離を経験している強みを活かし、ダート界にきちっと名前を知ってもらえるように上位を狙います。 前回14位から6位へと大躍進を遂げた山本彩のように、一発を狙うクライリング。重賞で善戦はするもののなかなか勝ち切れませんが、成長力に定評がある今が旬のハーツクライ産駒。追い切りの動きが変わってきており、本馬にも本格化の兆しが見え始め、展開によっては一発があっても不思議ではありません。◎(7)アムールブリエ○(11)ディルガ▲(4)クライリング買い目【馬単】2点(7)→(11)(4)【3連単】2点(7)→(11)(4)→(11)(4)※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。<プロフィール>ハッシー山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで選んだ4頭で決まり、3連単100万円越えあり。本人いわく馬の気持ちがわかるとか。
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