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社会 2015年03月02日 11時00分
『大塚家具』ドタバタお家騒動 父娘の骨肉バトル
「倍返しだ!」のセリフを地で行く企業内バトル−−。大手家具メーカーの大塚家具で父と娘が骨肉の争いを繰り広げている。大塚勝久会長(71)は桐ダンス職人から上場会社(ジャスダック)を作り上げた立志伝中の人物。一方、長女の久美子社長(46)は一橋大卒、旧富士銀行出身の実務派だ。 2009年に社長を継いだ久美子氏は、割安なライバル店舗『ニトリ』や『IKEA』などへの対抗のため、従来の会員制の手法を取りやめたとされる。しかし、昨年4月の消費税増税の影響もあり、売り上げは低迷。すると勝久会長は昨年7月、久美子社長を電撃解任。ところが、同社は'14年12月期決算で4億円の赤字(前期は8億円の黒字)を出した。 今度は久美子氏が、1月28日付で社長に復帰するやいなや実父に“引退勧告”を突きつけた。この人事に勝久会長が反発し、3月27日に開かれる株主総会に向け、久美子氏の社長退任を求める株主提案を提出。これに対する久美子社長率いる同社取締役会は、この提案を「企業価値と株主利益を毀損させる」と批判し、無視したのである。 「今後はプロキシーファイト(委任状争奪戦)になる可能性が大きいでしょう。持ち株比率は、勝久会長側が約20%。一方、久美子社長側は約10%と現状では負けています。プロキシーファイトの主人公といえば“ハゲタカファンド”が相場ですが、大塚家具の場合も同じ。とはいえ、父と娘のどちらに“理”があるかなんて、青い目の連中にとってはどうでもいい話。要は高配当を出してくれる方に付くわけですから、配当をつり上げるために父と娘を競わせ、キャスティングボートを握って、ひともうけしようと舌なめずりしていますよ」(兜町関係者) プロキシーファイトには“白馬の騎士”(調停役)が現れるケースも多いが、親子ゲンカの間に好んで分け入るナイトは、さすがにいないかもしれない。
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社会 2015年03月02日 10時00分
厳重警戒 日本で起こす「地下鉄テロ」の全容 イスラム国スパイ疑惑2人に接触(1)
「イスラム国との全面対決を強調する際は、日本人2人の拘束を含め、プラスとマイナス両方の材料を天秤にかけた。予想される全てのシナリオを机上に並べ、対処をシミュレートした」 政府高官は悪びれるどころか、むしろドヤ顔でこう話す。1月20日、イスラム過激派組織『イスラム国』による邦人2人の殺害予告に、世界が震え上がった。しかし、安倍晋三首相を筆頭にした官邸からすれば“想定の範囲内”だったというのだ。 確かに2人が殺害されるという結末を迎えても、マスコミ各社が調査した内閣支持率は、どれも落ち込むどころか上昇した。「断固としてテロ組織と対峙する」という姿勢を保ったことも、国際社会から評価された。このため、官邸内部には「一世一代のギャンブルに勝った」(首相側近議員)という高揚感が漂っているようだ。 コトが動き出したのは昨年11月。世間の注目が、衆議院の解散・総選挙の行方に集中していたころだった。 「米国は間違いなく、イスラム国との戦いを強くバックアップするよう求めてくる。尖閣諸島が中国に侵攻される事態に備え、米国に貸しを作っておきたい」 安倍首相は、別の政府高官にこんな指示を出した。有志の連合国によるイスラム国の壊滅戦に、日本の自衛隊が積極的に関わる口実と方法を見つけよ−−。極秘扱いのミッションは、ただちに官邸と外務省、防衛省に伝えられた。 「しかし、現実的に自衛隊を出動させて戦闘行動に加えるのは不可能です。何とかひねり出したのは、イスラム国にとって最大の資金源となっている原油の密輸を、自衛隊が米軍と共同で取り締まることくらいでした」(防衛省関係者) とはいえ、米軍はまだこの手の“兵糧攻め”に着手していない。返ってきた苦し紛れの回答をはねつけた安倍首相は、もともと年明けに予定していた中東歴訪を生かそうと思い付いた。 「当初の目玉は、中東和平に積極的な姿勢を世界にアピールすることでした。ヨルダンからイスラエルとパレスチナを結ぶ2本の橋は、日本の財政支援で架け替えられたのですが、おかげで経済・社会的な交流が進み、国際的にも高く評価されています。安倍首相は、わざわざヨルダンから橋を渡ってイスラエルに入り、橋の上から周辺を眺めるというパフォーマンスを計画していました。それを取りやめて、対イスラム国戦への金銭支援と受け取れるスピーチを決行したのです」(外務省関係者) このスピーチとは、1月17日にエジプトの首都カイロでぶちあげた「イスラム国と戦う周辺各国への支援」のこと。名指しで敵視するなど、イスラム国を批判するトーンをより一層激しくする一方で、非軍事の支援という色をところどころ薄めてみせた。 「安倍首相は2億ドルの支出を表明した部分で、あえて人道支援や難民支援という文言を切り離しました。このため『イスラム国と戦う国々に、軍の人材や施設を整えるための資金を提供する』とも読める内容になった。もちろん安倍首相からすれば、『支援金は軍事作戦に回しても一向に構わない』というメッセージを密かに潜り込ませたつもりでした。ところが、イスラム国も馬鹿ではないので簡単に気付いた。そして殺害予告に至ったわけです」(外務省幹部)
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レジャー 2015年03月02日 09時00分
【第89回中山記念】牝馬のヌーヴォレコルトが接戦制す
競馬の「第89回中山記念」(GII・芝1800メートル、1日中山競馬11頭)は、昨年のオークス馬ヌーヴォレコルト(54キロ岩田康誠騎手、単勝3番人気)が最後の直線でロゴタイプ(57キロC.デムーロ騎手、単勝2番人気)と激しい叩き合いの末、クビ差制して優勝。24年ぶりに牝馬優勝(通算18勝目)の快挙を達成した。1分50秒3。3着ステファノス(55キロA.シュタルケ騎手、4番人気)。単勝1番人気を集めたイスラボニータ(57キロ蛯名正義騎手)は5着に終わった。 ヌーヴォレコルトは父ハーツクライ、母オメガスピリットの牝4歳馬。馬主は原禮子氏。戦績=10戦5勝。主な勝ち鞍=重賞3勝目(14年オークス、14年ローズステークス)。岩田騎手、斎藤誠調教師とも初勝利。「配当」単勝(4)470円複勝(4)160円(7)140円(11)200円枠連(4)(6)870円ワイド(4)(7)340円(4)(11)530円(7)(11)470円馬連(4)(7)880円馬単(4)(7)1720円3連複(4)(7)(11)1860円3連単(4)(7)(11)7520円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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芸能 2015年03月01日 20時00分
竹内由恵 「ヌケる!」ネットで大絶賛の自撮りセーラー服姿
テレビ朝日の竹内由恵アナ(29)がネットを中心に再び人気を集めている。とくにセーラー服姿が「エロいい」と大評判なのだ。 竹内アナはもともと同局を代表する看板アナ。'08年、元ミス慶応をウリに鳴り物入りで入社。 「入社直後は思ったより地味目でそれほどパッとしなかった。しかし、担当番組『ミュージックステーション』でミニスカを着用。座るたびに股間の純白パンティーを見せるというワザとらしさが奏功。一躍人気者となった」(テレビライター・小林タケ氏) ネット上での“パンチラ竹内”というアダ名は、本誌がイチ早く報じた話でもある。しかも、 「ルックスや雰囲気は、さすがはミス慶応だけあって清純な感じ。ところが、下半身は“性純派”」(小林氏) 例えば、一昨年9月、既婚上司S氏との六本木スパ密会が一部報道で発覚。かと思えば、昨年年初には巨人の片岡治大内野手との交際が判明、さらには同じく昨年8月、電通マン宅に通い半同棲していることも写真誌の報道で明らかになっている。 「局内では天然アナとして知られています。そこが男の股間をワシ掴みにするのかも」(テレビ朝日関係者) とにかく、異性にはモテモテのようだが、彼女も女子アナ30歳定年説目前。 「一時期はフジテレビのカトパン・加藤綾子アナ(29)と人気を争うほどでしたが、最近は下降気味だったんです。そこで彼女はまた仕掛けてきた。これが彼女らしいうまさですよ」(ネットライター・大川真也氏) パンチラとはまたひと味違ったエロい写真がネット流出中だ。 「彼女はクイズバラエティー『Qさま!!』にセーラー服で出演するときがありますが、セーラー服姿を自撮りでブログにアップ。それがファンにはタマらないようで『竹内、激かわ』『セーラー服ヌケる』と大好評なんです。どこかコスプレ風俗の写真のようにも見えますから。また、番組でシンクロ挑戦ということでスクール水着も披露し、その画像も流出中」(大川氏) コスプレで再浮上。
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芸能 2015年03月01日 19時00分
江角も三船もランクダウン確実 ママタレが飽和状態でギャラに異変
いまやテレビのバラエティー番組に欠かすことのできない存在なのが“ママタレ”と呼ばれる芸能人だが、そのギャラに異変が起きつつある。 「以前は視聴率を持っているため各局が争奪戦を展開していたんです。しかし、いまは出産すると皆が芸能活動を再開するため増え過ぎてしまった。そのために各局でギャラの見直しが進んでいるんです」(芸能プロ関係者) ママタレのギャラランキングは、上から特A、3A〜A、B、C、Dの7クラスに細分化されているという。大手広告代理店系シンクタンクに勤務する某幹部がその内訳を教えくれた。 「トップの特A(バラエティー番組ゲスト1本分・100万円以上〜)は松田聖子など。3Aクラス(60万円〜)は榊原郁恵、江角マキコ、千秋、工藤静香。2A(40万円〜)は菊池桃子、松嶋尚美など。A(30万円〜)は早見優、堀ちえみ、三船美佳。B(20万円〜)は紗栄子、山田優、森尾由美、東尾理子など。C(10万〜5万円)は大沢あかね、木下優樹菜、辺見えみりなど。D(5万円以下)は酒井法子、北斗晶、藤本美貴、辻希美、熊田曜子。ランキングは芸歴はもちろんのこと、夫のパフォーマンス力や知名度に影響されます」 今回、見直されるママタレのギャラだが“一律20%オフ”の基準が検討されているという。さらに進められているのが、ランキングの見直しだ。 「スキャンダルで世間を騒がせた江角や、離婚問題に揺れる三船などのクラスダウンは確実。スポンサーが嫌がりますからね…。また、知名度だけでこの数年間活動をしていないママタレも、ランク降格になる可能性が高い」(事情通) 新ランキングの発表は3月になるという。入手次第、本誌で公開しよう。
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その他 2015年03月01日 17時00分
徹底検証・徳川埋蔵金の真実 トレジャーハンター・八重野充弘 第8回 埋蔵金の権威・畠山清行の挑戦(前編)
畠山清行は昭和初期からおよそ半世紀にわたって日本の埋蔵金伝説を調べ上げ、マニアの間でバイブルと評価される数々の名著を残した。その畠山も徳川の埋蔵金への関心は高かった。ただ、当初はこの話に疑念を持っていたという。赤城山麓の水野家の伝承や見つかったという物証に、怪しげなものが多過ぎたからだ。 だが、自分の視点で調査を進めていくうちに、伝えられるほどの莫大な額ではないにしても、幕府の金の一部が隠匿されたのは事実とみてもよいと考えるようになった。最大の功績といえるのが“生き証人”を探し当てたことだ。 江戸城明け渡しの際に立ち会った幕府側の人間が、昭和の初めまで何人かは生存していた。1人は江戸城内の御蔵番で、目付の牧野鋼太郎らが官軍の代表者に御金蔵が空っぽだった理由を問い詰められたとき、様子を脇で聞いていたが、自分はその理由を知っていたという。数年前から金箱を少しずつ外へ運び出していたのだ。 もうひとりの旗本の証言はもっと具体的だった。 「芝山内から本所の御竹蔵まで、重たい木箱を30個以上運んだことがあります。中身は武器といわれていましたが、警護があまりにも厳重だったし、それが金であることをみんな知っていました。時期ははっきりとは覚えていませんが、われわれがまだ幕府が倒れることなど想像もしなかったころです」 また、吉田忠太夫という旗本の手記にも「慶応3年10月、江戸城の外堀龍ノ口から、夜陰に乗じて端艇(ボート)数隻を使い、数十回にわたり重い箱と梱包を本所の御竹蔵に移送した」と書かれている。 芝山内は徳川家の菩提寺である増上寺のことだろう。秘密が漏れる心配はない。また御竹蔵というのは幕府の建築資材置き場で、現在の墨田区横綱1丁目、JR両国駅北側の国技館や江戸東京博物館などが建っている場所にあった。 御用金らしきものの、そこから先の行方までは誰も知らなかったが、御竹蔵が隅田川沿いにあったことを考えれば、舟で上州方面に運ばれた可能性は高いだろうと畠山は考えた。 江戸城開城のとき、御金蔵が空だったのは官軍の記録にも残っているので事実である。 その理由を、幕府にはもう金がなかったからと簡単に片付けてしまうわけにはいかない。なぜなら、大阪城には18万両残っていて榎本武揚が品川まで運んでいるし、甲府にも24万両あったと伝えられる。 官軍は金座・銀座から約20万両の金銀銅貨と地金を接収している。南北町奉行所だけでも数万両あって与力や同心が分配したそうだから、ともかく江戸城内に小判1枚なかったというのは、あまりにも不自然というしかない。 畠山はこの他、官軍に接収される前に金座・銀座から17万5千両が持ち出されて、板橋宿まで運ばれたことを突き止めた。そしてその行方を追うことがライフワークの一つとなった。 筆者が初めて畠山と会ったのは1974年(昭和49年)。最初は天草キリシタンの財宝の話しかしなかったが、交流を重ねるうちに信頼を得て、徳川埋蔵金の調査に力を貸してくれないかと頼まれたのは1977年のことだった。 大先生が狙いを付けたところなら間違いないだろうと、仲間の了解も取らないうちに引き受けた。結果的には筆者の他に4人がこのプロジェクトに加わることになる。 話を切り出されたときには、徳川というから当然赤城山麓だろうと思っていたら全く違った。旧三国街道、現在の国道17号沿いの利根郡新治村(現みなかみ町)にある永井という宿場跡だった。東京方面から向かうと、少し手前に猿ヶ京という温泉地がある。 畠山は赤城山麓の深山双永寺で見つかったという『双永寺秘文』の解読に挑戦、最終的に「さるがけふ十二 黄金一万枚」とフレーズを導き出した。「さるがけふ」は猿ヶ京、「十二」は山の神を祀る十二神社のことだろう。 そう考えて猿ヶ京周辺を調べ回ると、十二神社は十以上もあってなかなか絞りきれない。ところが、思いがけない情報をキャッチした。猿ヶ京の少し手前の相俣にある海円寺という曹洞宗の寺に、幕末近くに馬数十頭で大量の荷物が運びこまれ、数日のうちに消えてしまったというのだ。 さらに詳しく調べると、永井のほとんどが海円寺の檀家であり、集落の地下に謎の横穴があることを突き止めた。 馬で運ばれてきたのは幕府御用金で、その横穴が隠し場所だと、畠山は確信した。(続く)八重野充弘(やえのみつひろ)=1947年熊本市生まれ。日本各地に眠る埋蔵金を求め、全国を駆け回って40年を誇るトレジャーハンターの第一人者。1978年『日本トレジャーハンティングクラブ』を結成し代表を務める。作家・科学ジャーナリスト。
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スポーツ 2015年03月01日 15時00分
俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈マイク・タイソンvsジェームス・ダグラス〉
1988年3月21日、日本初の全天候型球場として開場した東京ドームで、3日前18日のこけら落とし、プロ野球・巨人vs阪神のオープン戦に次いで初めての格闘技興行が行われた。ドン・キングと帝拳ジムの協同プロモートによるマイク・タイソンとトニー・タッブスのボクシング世界ヘビー級王座戦。タイソンは当時、日本においてもそれだけの価値あるビッグスターであった。 プロデビューから29連勝で20歳にしてWBC王座を獲得すると、翌年にはWBA、IBF王座も奪取。瞬く間に3団体統一を成し遂げた。 ダッシュ一番、相手のパンチをかいくぐって懐深くに飛び込むと一気呵成のラッシュ。そのパンチ力はとにかく桁違いで、三冠統一までの31連勝中に判定までもつれこんだのはわずか4戦と、文字通り「KOの山」を築いた「世界最強の男」であった。 日本初戦の相手、タッブスとてプロデビューから21連勝を誇った前WBA王者。決してかませ犬などではなかったが、これに何もさせずの2ラウンドKO。日本においてもタイソン神話は揺るぎないものとなっていった。 それから2年、1990年2月11日にタイソンの日本2戦目が、同じ東京ドームで行われる。 相手のジェームス・ダグラスは、長身だけが取り柄で目立った戦績もない典型的な当て馬。タイソンの勝利は揺るぎないと、恐らくはダグラス自身もそう思っていただろう。 ボクシング史上最大ともいわれる番狂わせが、この日に起こるなど誰も予想だにしなかったのだ。 ゴングと同時にタイソンはいつも通りに相手の懐へ飛び込もうとするが、アウトボクシングに徹して下がりながらジャブを放つダグラスにこれが届かない。 それでもこれまでのタイソンであれば強引にラッシュを浴びせかけたはずだが、パンチはいずれも単発。いつもの両グラブを顔前で構える“ピーカブースタイル”とは違って両腕を解いていたのは、相手を格下と見て早めの決着を狙ったものだったか。 しかし、その空いた顔面をダグラスの左ジャブが散発ながらも捉えていく。 第5ラウンドまではその繰り返し。両者ダメージこそは感じられなかったが、パンチのヒット数ではダグラスが大きく上回り、タイソンの勝利を信じる観客にはフラストレーションばかりが溜まっていった。 6ラウンドに入ってようやくエンジンが温まったか、タイソンはピーカブースタイルに構え直すと、飛び込んでのボディーやジョルト気味に打ち上げるストレートがダグラスに当たり始める。そして8ラウンド終了間際、ついにタイソンのアッパーでダグラスがマットに崩れ落ちた。 カウントアウト寸前に立ち上がるが足元はおぼつかない。だがレフェリーが離れた直後にラウンド終了のゴングが鳴らされる。 「後でビデオチェックしてこのときのカウントを計ると14秒もかかっていて、本来ならあそこでTKOの裁定が下ってもおかしくなかった。ラウンド終了間際でレフェリーが時間のチェックも同時に行っていたのがロングカウントの要因でしょうが、いずれにせよダグラスにとっては幸運でした」(ボクシング誌記者) そして迎えた第9ラウンド。タイソンは勝ちを決めようと前に出るが、そこにダグラスのジャブが決まると試合の流れは反転する。足だけは前に向かうタイソンだが、パンチが出ない。 これを機にジェームスは2分過ぎからラッシュを仕掛けると、ロープ際でダウン寸前に追い込み、続く10ラウンド、ワンツースリーときれいに連打が決まったところでタイソンはまっすぐ後ろに吹き飛んだ。 「この数戦前から、関係者の間ではタイソンの不調は言われていたけれど、まさかKO負けとは…」(同) ダグラスは次戦、イベンダー・ホリフィールドを挑戦者に迎えた防衛戦で3ラウンドKO負け。このことからも「ダグラスが強かった」というよりも、タイソン側に問題があったと見るべきだろう。 この後のタイソンはレイプ事件で収監されるなど転落の一途。1996年にはWBC、WBA王者に返り咲いたものの、かつての快進撃のころには程遠く、ホリフィールド戦での“耳かみちぎり事件”以降、事実上の表舞台から退いたのだった。
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社会 2015年03月01日 12時00分
イスラム国だけじゃない 世界の危険都市ワースト20(3)
15位の『キンシャサ』はコンゴ民主共和国の首都。その昔、プロボクサーのモハメド・アリが劇的な逆転KOを収めた“キンシャサの奇跡”で知られ、アフリカ有数の経済発展を遂げた都市だったが、'00年代半ば以降治安が大きく悪化。シェゲと呼ばれるストリートチルドレンがギャングとなって犯罪集団化。アフリカ屈指の危険都市として名高いナイロビやヨハネスブルグ以上とも謳われている。 16位の『シウダー・フアレス』は、メキシコ麻薬戦争を世界中に印象付けた街。'00年代後半には“戦争地帯を除く世界で最も危険な都市”と恐れられ、'09年には7600人が亡くなった。 「大半が麻薬グループによる犯行で、意識がある人間をチェーンソーで切断したり皮を剥いだり、残虐性はイスラム国顔負け。当時に比べて殺人事件は3分の1に減りましたが、それでも世界の上位に入る凶悪レベル」(前出・高島氏) なお、この街と同時期に殺人事件発生率世界1位を争っていたのが、17位南米ベネズエラの首都『カラカス』。郊外のほかに街の中心部にもスラム化した45階建ての高層ビルがあり、昔の香港・九龍城のように犯罪の温床になっている。 18位はアフリカ大陸最南端の『ケープタウン』。南アフリカの危険都市といえばヨハネスブルクが有名だったが、「'10年のサッカーW杯を機に治安が改善」したという。しかしケープタウンでは治安回復は見られず、ヨハネスブルグから無法者が移り住み、むしろ治安が悪化する一方だという。 19位はパナマ運河で有名な『パナマシティ』。タックスヘイブン(租税回避地)による買い物目当ての外国人観光客も多いが、彼らを狙った強盗などが日常茶飯事。タクシー乗車中に銃やライフルを持った武装強盗団に襲われることもあると、移動中も油断できない。 最後の20位、『ポートモレスビー』はパプアニューギニアの首都だが、「アジア・オセアニア地区で最も危険な街」として知られている。現地を訪れた日本人ビジネスマンによると、「タクシーから降りて、お店やホテルに入る5メートル足らずの間で強盗に遭ったケースをいくつも知っている」と、熱帯の国らしいのどかなイメージはない。 ここに挙がった都市は、警戒の強い首都やそれに準ずる街。平和な日本に住んでいると想像もつかないが、海外には生活のためには平気で人を殺す無法地帯が、現実にこれほど数多く存在するのだ。 仮に誘われたとしても、行ってはいけない。
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芸能 2015年03月01日 11時45分
地方ローカル初登場!? 千葉テレビ「白黒アンジャッシュ」にさんまサプライズ出演で騒然
“独立U局”にさんま初登場!? お笑いコンビ・アンジャッシュの冠番組「白黒アンジャッシュ」(千葉テレビ放送などで毎週火曜23時)に、明石家さんまがシークレットゲストとして登場し、公開収録は騒然となった。同コンビの児嶋は収録翌日、自身のツイッターに「8年越しの夢が叶いました!」「千葉テレビにさんまさん、事件です」とツイート。芸人仲間やネット界隈を騒がせていた。 収録テーマは「超びっくり」。さんまのゲスト出演は、同コンビの児嶋と収録スタッフ以外は完全シークレット。もちろん知らない相方の渡部も観覧者も、文字通り“超びっくり”となった。 さんまにとって千葉テレビは初出演。“独立UHF局”への出演も初と思われたが、本人が収録中に明かしたところによると「若いころ、関西の某U局の開局記念生放送イベントに出演したんやけど、テレビで知った5万人もの観覧者が来てしまって、テレビでダ〜レも見てくれなくて何の効果もなかった」とか。収録はアンジャッシュのお笑いコンビとしての悩みにも爆笑で答えるなどさんまの独壇場。渡部も「ほんと良かった! お客さんも来た甲斐があった」と興奮冷めやらぬ様子。 さんまはノーギャラで後輩芸人のライブにゲスト出演するなど、後輩思いで知られているが、さすがにアンジャッシュとテレビ局側からは収録の最後に“とっぱらい”でギャラを手渡された。すぐ中身を確認したさんまのとった行動とは。さんまとアンジャッシュの爆笑トークは3月10日(火)23時から数回に渡り放送される。「白黒アンジャッシュ」番組サイトhttp://www.chiba-tv.com/program/detail/1011
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芸能 2015年03月01日 11時00分
明石家さんま “吉本のお家騒動”を暴露
2月28日、ラジオ番組「ヤングタウン土曜日」でMCの明石家さんまが、過去に自身が所属する吉本興業にもお家騒動があったことを暴露した。 今、お家騒動で世間を騒がせているのは、家具販売会社「大塚家具」の親子対立。創業者である大塚勝久氏と長女で社長の大塚久美子氏の間で、経営方針を巡って対立が激化。先日開かれた緊急記者会見では、双方が違った意見を主張し、関係性はさらに悪化した。最終的に3月27日の株主総会で、決着がつくとされている。 さんまは「親子で揉めるっていうのは、私が娘を持つ親としては辛い。娘を信じて受け渡したら、『お父さんいらない! 私は私のやり方でいく』って言うて。そうなってるわけでしょ!?」と親子対立に関して残念がった。 そして「クーデターってどこの会社でも起こるんですけども。吉本もよく似たバージョンもありましたからね、昔は。フジテレビもあったし、こういうのは起こるんですよ」と暴露。 同事務所に所属している村上ショージは、「そういう話あったなんて、初めて聞いた。全然知らなかった」とビックリしていた。 ちなみに、さんまは大塚久美子氏の美貌に注目し、「やっぱ美人っていうのは徳やなぁ。あれがブサイクな娘さんだったら、『この娘わがままだなぁ。お父さんがつくった会社をなんだと思ってんだ!』と世間はなるけど…。顔ってやっぱり損得あるよな!?」と主張した。
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