同誌によると、ワースト視聴率が発表されると、松山は周囲も声をかけられないほど落ち込み、このところでは視聴率を聞かされるたびに口数が減ってしまっているというのだ。
局内では視聴率のアップが至上命題となり、視聴率が1ケタに落ち込んだ場合は緊急トップ会談を行うことが決定し、さらなる視聴率ダウンの可能性がある今夏のロンドン五輪期間は放送を中止する案も浮上。そんな中浮上したのが松山と小雪の共演で、小雪を今様などを歌う遊女のリーダー格として出演させ、松山演じる清盛と絡ませるという。
「どうやら、NHKは松嶋菜々子と反町隆史が結婚直後に共演し話題を集めた02年の大河『利家とまつ』のごとく話題を集め視聴率をアップさせることを狙っているようだ。小雪は今年1月に出産したばかりだが、2月末には早くも公の場に登場し早期の復帰を伺わせたが、松山主演の大河が不振で危機感を募らせているようで、近々本格的に仕事復帰するようだ。大河出演の可能性も十分あり得る」(テレビ関係者)
8日の放送では視聴率が13.7%に回復したが、裏番組のラインナップを見ると各局ともにイマイチでそれも納得だったが、制作サイドはなんとしてでも大河ワースト視聴率の更新だけは避けたいようだ。
「大河のワースト視聴率は、94年の大河で三田佳子が室町時代の将軍・足利義政夫人・日野富子を演じた『花の乱』の第20回で10.1%。年間平均視聴率ワーストも同ドラマで14.1%。全体的な視聴率が現在よりも良かった94年でさえその視聴率だったから、このままだと年間ワースト更新の可能性が高そう」(テレビ誌記者)
ドラマの内容はともあれ、年々、視聴者の“大河離れ”が加速していることは避けられないだけに、そろそろNHKは大河そのものについて再考した方が良さそうだ。