フジテレビの主演作『Oh,My Dad!!』(木曜夜10時)が、平均10%を割って終了したからだ。
番組はもともと織田の持ち込み企画で、当初は4月期クールの土曜夜11時で内定していた。ところが、ギャラが1回100万円と廉価なことや放送時間の遅さが気に入らず、織田は『踊る大捜査線』でプロデューサーだった亀山千広社長にねじ込み、7月クールのゴールデンに無理やり編成させたのだ。
「ところが、フタを開けてみると低空飛行の連続。織田のドラマは数字がとれない、というレッテルが貼られる結果となった」(フジテレビ事情通)
さらに、CMでも味噌をつけた。昨秋、発売されたサンヨー食品『麺の力』のCMに出たが、ほとんど話題にならなかったのだ。今秋も放送されるかどうか。
「残るは犬のぬいぐるみをかぶった『オープンハウス』のCMしかありません。ただ『踊る大捜査線』シリーズの大ヒットを飛ばした俳優が出るCMではない、と評判はいまひとつです」(夕刊紙文化部デスク)
そのせいか、8月半ばに放送された、織田が司会をつとめた『世界陸上モスクワ2013』では、元気がないとの指摘が多かった。
不調が続く織田だが、今後はどう攻めていくのか。
「ドラマは08年以降、フジしか出ていません。映画も、もちろんフジだけ。そうなると、他局の映画やドラマに出る可能性はきわめて低い。唯一残された『世界陸上』のパイプで、TBSと組むしかないでしょう…」(芸能界事情通)
織田は07年に『脱線者』なる自伝本を出しているが、発売当時は、まさか自分がそのポジションになるとは予想さえしていなかったに違いない。
芸能界の浮沈は読めないものだ。