異なる2つの魅力を発揮する山形みらいにアイドルタレントになったキッカケや普段の活動を中心に話を聞いてみた。今回は人のカラダとクマの頭が魅力的なクマネージャー「クマリン」も同席している。
Q:くまドルになったキッカケは?
山形みらい(以下、みらい)「今でこそタレントですが、はじめはテディベアを作るテディベア・アーティストを目指していたんです。クマ好きだから家には100匹以上のクマがいて、1番大きいものは180センチ×180センチありますね。今は忙しくて出来ないんですけど、(岐阜の)木曽三川公園で紅茶の知識やマナーを教える先生をやっていました。この公園は国土交通省が管理しているのですが、イベントをやるにあたりMCを探しているという話があったので、そこからアイドルの仕事が始まりました」
Q:2011年1月11日にセカンドシングル『ついてるっ!ラッキー!ハッピー!元気っ!』がリリースされましたが、どんな曲ですか?
みらい「ツキが回って元気になる曲です。みんなハッピーに生きて欲しい。今回、作詞作曲してくださった青葉美咲先生は心理カウンセラーでもあり、その言葉に『偶然は全て必然』というものがあります。運・ツキは自分でつかみ取るという想いが込められています」
クマネージャー、クマリン(以下、クマリン)「元気の無い人がポジティブになれます」
みらい「今日は頑張ろうという気持ちになりますね」
Q:普段はどんな活動を?
みらい「MCやステージ活動、WEBテレビにWEBラジオ、そして道路取材です。ライブは月1回程度、名古屋、東京を中心に、オリジナル曲やアニソン、懐メロなどを歌っています。WEBテレビは『チョコレートみるくまてぃ♪』というタイトルで隔週金曜日の23:00から生放送しています。WEBラジオはハイウェイラジオをパロディにした『ハイウェイおやびん』というタイトルで、クマリンと放送しています。道路取材に関しましては、『国道に萌える』というタイトルの本を製作しています。これは自らの足で現地に赴き、フィールドワークに基づいて執筆しています」
Q:めずらしいものをお持ちだとか?
みらい「はい、国道標識、通称おにぎりの実際に使用されていた廃却品です。実は年に1回、国道愛好家が集うオフ会が開催されるのですが、そこに国土交通省の道路局の方がいらっしゃって、国道8号の標識を持ってきていました。後日欲しい旨をつたえたら、なんと自宅まで持ってきていただけたんです!」
(資料によると、国道8号は京都から新潟を結ぶ国道で、日本海側の豪雪地帯でかつ、海岸沿いにあたるため、劣化するのが早いとのことだ。)
Q:高速道路で流れるハイウェイラジオ(交通情報)がお好きだという話を聞きましたが?
みらい「ハイウェイラジオを聴くと癒されます。 ナレーターさんが『さて』という言葉を何度も使うところが良いですね。女性のナレーションから途中で突然、男性のナレーションに変わるところも好きです」
クマリン「ハイウェイラジオが聴ける区間は中央分離帯に導線(電気を流す線のこと)が通っていて、放送が途切れるところは導線も途切れているのがポイントです」
NHK・BSの番組『熱中スタジアム』の企画、ハイウェイ・ドライブに出演した際、「人生の8割はハイウェイの上」と豪語するほどの高速道路マニアのタレント、ふかわりょうと道路話で盛り上がったとのことだ。
山形みらいは化粧道具をはじめ、名刺、手帳、ネタ帳、デジカメ、歌のリズム感を鍛えるメトロノームを常時、持ち歩く。ここまでは普通のアイドルの持ちモノだが、「国道・高速道路アイドル」として、道路取材で使用するGPSロガーを持っている。取材したルートをPC上で確認ができる優れものだ。また、ケータイ電話や鍵には「くまドル」のシンボルといえるクマのぬいぐるみストラップや道路標識(通称・おにぎり)ストラップ、キーホルダーをつけている。徹底的なフィールドワークだけではなく、道具に対する「こだわり」も他のアイドルとは一線を画している!
(第2回へ続く)
※山形みらい公式ブログ http://d.hatena.ne.jp/xxSweetiexx/
※インタビュアー、文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
※取材アドバイザー、和佐田 真 http://t.co/DfKRq0D