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「紅白歌手」克美しげる仮面の下に隠された鬼畜の素顔

 自身が歌手として低迷する中、金ヅルにしていた愛人に「妻と別れた」と偽って二重生活を送っていた克美しげる。再びスポットライトが当たる兆しがあるや否や、ただれたプライベートを清算しようと、ソープランドにまで勤めて貢いでくれた愛人を「処理」した。

 76年5月、マンションで愛人を絞殺し、遺体を遺棄しようと考えたが、新曲キャンペーン中だったため時間がなく、車のトランクに遺体を入れたまま羽田空港に車を置いて北海道へ旅立つ。通報を受けた警察官により遺体が発見され、克美はキャンペーン中の旭川で逮捕。

 殺された愛人は、克美が50年代に始まったロカビリー・ブームを追い風に、洋楽の日本語カバーで人気を博したり、テレビアニメ『エイトマン』(63年)の主題歌や『さすらい』(64年)などのヒット曲に恵まれ、2年連続でNHK紅白歌合戦に出場するなど、人気があった時代からの熱狂的なファンだった。だが克美はその後、ヒット曲に恵まれず、75年には低迷から脱却すべく芸名も克美茂に改め、再デビューを果たした直後の事件だった。

 克美は殺人罪で懲役10年の判決が言い渡された。出所後、音楽事務所を開いて、さらに再婚も果たすが、89年に覚せい剤取締法違反で再び逮捕されている。だが、96年には31歳年下の夫人と4度目の結婚をし、さらにはAV監督・村西とおるの作品(ドラマ部分のみ)にも出演。だが、その後は体調を崩し、心臓病、脳梗塞、顔面麻痺などに襲われる。それはあたかも、呪われたかのように相次いで襲ってきた災厄のようにもみえた。

 そして13年2月、脳出血により、栃木県内の病院で死去していたことが明らかになっている。

 かつて紅白歌手にまで上り詰めていながら、その後は没落し、殺人まで犯した克美茂。それでも歌手として再起を望み、病におかされながらも懸命に歌い続けたのは、絶頂期の自分を見つめてくれた亡き愛人への追悼の意もあったのかもしれない。

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