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第二のTBSになりつつあるフジ 不祥事多発は記者懇親会廃止の祟り?

 フジテレビ帝国が“醜聞カラー”に包まれている。
 昨夏、異常な「韓流押し」で糾弾され、港区お台場の本社や代表的スポンサー・花王にデモをかけられて以来ついていないのだ。
 今年になってからは、視聴率三冠王を「'11年」および「'11年度」で日テレに奪還されてしまった。
 また、春のドラマでオダギリジョー『家族のうた』が3%割れ目前となり、8回で打ち切りが決定。
 さらに、“エース”アナウンサーの伊藤利尋が、ベンツを運転中に女性に接触。伊藤はそのまま通り過ぎ、当て逃げ疑惑が取り沙汰された。
 まだ続く。その伊藤が司会をつとめ、春から午後にリニューアルスタートした情報番組『知りたがり!』も視聴率は2〜3%とさえない。裏番組の『ミヤネ屋』(日テレ系)にかなり水を開けられている。
 そして極めつけは、社員の連続逮捕劇だ。5月20日、31歳の営業局員がタクシーから降りる際に暴れ、運転手へ暴行を働いた。その3日後、今度はプロデューサーが酔っ払い運転で車に追突し、またもや逮捕されるという事件を起こした。

 フジのコンプライアンスはどうなっているのか、という声が聞かれる。そうした不祥事の連続を「そら、みたことか」と新聞などは派手に書きたてるため、余計目立つのだ。
 「一部のマスコミは『いまの広報局長になってから春と秋の記者懇親会をやめた。その祟りだ』とやっかみ半分に書いている。たしかにこれだけ悪いことが続けば、お祓いが必要でしょう」(テレビ雑誌編集者)

 じつは先日の決算発表でも、フジの凋落がみられた。フジテレビ単体で、'07年度に比べて'11年度は151%売り上げが落ちていることが明らかになったのだ。つまり視聴率はまずまずだったのに、決算はそれほど良好ではなかったことになる。
 今のフジは、サンケイビル買収などでテレビ事業よりも不動産事業に熱心。そうなると、先に落ち目になったTBSと同じだ。
 第二のTBSになりつつあるフジ。本業をおろそかにしたしっぺ返しは、これからが本番といえよう。
(編集著・黒川誠一)

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