CLOSE
トップ > 社会 > 熊本・女子高生殺害事件 生活保護費で逃避行した容疑者の表と裏の顔

熊本・女子高生殺害事件 生活保護費で逃避行した容疑者の表と裏の顔

 熊本県人吉市で、県立高校3年生の荒川真侑子さん(17)が5月4日から行方不明となり、7日に同市の山中で遺体が発見された事件は、6月6日に静岡県浜松市に住む赤石弥(わたる)容疑者(47)が逮捕され急展開を見せた。
 「赤石容疑者は、17歳の沖縄在住の女子高生への淫行で静岡県警に捕まり罰金刑が科せられ、その直後に、人吉市内のホテルで50代の女性マッサージ師の腕を股間に押しつけたとする強制わいせつ容疑で熊本県警に身柄を確保されたのです」(社会部記者)

 しかも、その強制わいせつを認めただけではなく、行方不明だった真侑子さんを殺害し、山中に捨てたことも自供したという。
 「真侑子さんの遺体は、人吉市街から約9キロ離れた高塚山のテレビ塔付近で、うつ伏せでビニールシートを被せられた状態で放置されていました。下半身はほぼ白骨化し、司法解剖でも死因がわからないほど腐乱が進んでいたのです」(捜査関係者)

 自宅から約700キロ離れた地まで足を運び女子高生に接近した赤石容疑者の素顔とは、どんなものだったのか。
 「弥は3人兄弟の二男で、高校一年を終わったところで中退。兄によれば、弥の希望で調理師学校へ通い、板前になると言っていたそうです」(近所の住人)

 親族の話によれば、赤石容疑者は調理師免許を取得後、日本料理店に住み込みで働くようになったが、どの店でも人間関係で悩み長続きしなかったという。
 「20年近く料理屋などを転々としていたのですが、そのうち大手自動車メーカー関連の部品メーカーで夜間勤務を始めたんです。ところが昼夜逆転の生活で体調を崩し、睡眠障害に陥って辞めてしまった。結局、5年ほど前からは障害年金、昨年初めからは生活保護を受給するようになっていたのです。それで生活にゆとりができたのか、度々『気分転換』と言っては旅行へ出掛けるようになりました」(関係者)

 気分転換は、“わいせつ行脚”だったのか。赤石容疑者の動機も含め、全容解明が待たれる。

社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ