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海外では次々と完全合法化!大麻ビジネス最前線(5)

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提供:週刊実話

★大麻が生み出す巨額の年間収益

 事情通たちの話を聞くに、現在、続出している逮捕者などまだまだ氷山の一角。今も全国各地ですくすく育っている大麻は、いったいどれほどの収益を上げるものなのか?

 半グレ集団の幹部・内田裕造(仮名・36歳)さんが口を開く。

「ウチの工場は広めのマンションの一室。およそ常に600株育てているのですが、実は大麻は雌株にしかTHC成分が含まれておらず、雄株は商品にならない育て損となります。バッズ(商品として流通させる花穂の部分)1グラムの卸値は2000円。1株からは約30グラムが獲れるので、(6百株の半分で)3百株=1800万円が1サイクルの収益ですね」

 種まきから収穫までは約4カ月。つまり、年間3サイクル=5400万円が年間収益だ。

「と言いたいところですが、半分くらいは仲間うちで吸ってしまうので、純利はさらにその半分ってところです。さすがにちょっと吸いすぎですよね(笑)。高齢のジジババに聞けば分かりますが、第二次世界大戦の前なんて、大麻は国内のどこにでも生えていた雑草。その生命力は極めて強く、購入した商品(乾燥大麻)に時おり混じっている種を観葉植物の植木にでも突っ込めば、大抵は芽が出ます。品質さえ気にしなければ、栽培自体は極めてイージーなんですよ」

 とはいえ、専業農家たる彼らの場合は、必要に合わせて開花促進液や観葉植物液を投与し、THC成分を集中させるため葉っぱをトリミングするなど、知識と経験がモノを言う。

 同じ種でも育て方によって「娘たち(雌株)」の味が様変わりしてしまうので、全国各地の半グレたちはそのクオリティーを保つために戦っている。

「家賃や肥料代など必要経費の中で一番かかるのが、大量の光源(ランプ)で跳ね上がってしまう電気代。僕ら規模の工場でも月額5〜6万円といった不自然な額に及びますから、そこから足が付くパターンが多いですね」

 それゆえ、よく彼らの大麻栽培工場に掲げられているのが、IT系企業の看板。こうした企業であれば、多数のサーバーで電気代がかかるのも自然であり、いい隠れとして利用されているようだ。

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