東京はすっかり葉桜に様変わりしてしまいましたが、福島、新潟は今が盛り。今年も見事な桜を咲かせていると、知人が一報してくれました。福島といえば、現在、福島競馬が開催中。そして来月の5月は新潟競馬が開幕。土曜日にBSNテレビの競馬中継で解説しているものですから、東京〜新潟の日帰りハードスケジュールに今年も追われそうです。
さて、土曜の中山競馬は「中山GJ」。暮れに行われる中山大障害とは、距離が150メートル異なるということをご存じでしたか? それだけなじみの薄いハードル競走なのです。賞金の8000万円を、3年続けて自国に持ち帰った豪州のカラジ。一昨年に優勝したときが12歳というのですから驚かされます。
今年の私の予想は昨年の中山GJで3着だったテイエムエース。2着のメルシーエイタイムとは1/2馬身差。このスタミナと適性に期待。阪神スプリングJをひと叩きして出番です。
一方、阪神では注目の「マイラーズC」。以前に比べて近年は、GI・安田記念とのつながりが希薄になってきましたが、それでも今年はカンパニーにスーパーホーネットといった本番でも主役級となる馬が参戦。マイル5戦4勝のヒカルオオゾラも加わってきました。
ポイントはビービーガルダンの逃げ。間違いなく単騎のマイペース。ただ、スローの接近戦は厳しいので、少し離し気味の逃げになる公算が大。理想はこの2番手。そのポジションを占めるのがタマモサポートです。
京都金杯で3番手から直線抜け出し圧勝。マルカシェンク、ファリダットの追い込みを封じ込めました。当時の時計が芝1600メートル1分32秒9。ラスト3F34秒5。このレースが1600メートルに変更されたのが9年前のこと。その中で最速の時計が今年のサポート。それゆえ出色のタイムなのです。
阪神は京都に比べてひと息ですが、本格化以前のもので、気になる材料ではありません。相性が抜群にいいということで、わざわざ津村騎手を関東から呼び寄せている藤岡健調教師の懐の深さも好感。前走の敗因は道悪。良馬場で巻き返しに期待です。