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神戸教員イジメ問題の本質…教育現場と結託している腐った教育委員会

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提供:週刊実話

 目に激辛ラーメンの汁をすり込む、羽交い締めにして激辛カレーを食べさせる、コピー用紙の芯で腫れ上がるほど尻をたたく…。兵庫県の神戸市立東須磨小学校で起きた教職員へのイジメは、教育現場だけでなく各方面に衝撃を与えている。

 イジメに遭っていたのは20代の男性教師。加害者は、男性教師を指導する立場にあった30・40代の先輩教師4人だ。

 イジメの様子は動画撮影され、一部はネット上で公開されている。そこには男性教師が無理やり激辛カレーを口に入れられ苦しむ姿などが映し出されていた。

 教育者という立場の人間が行っていたとは思えない内容だが、今回のイジメの背後には、学校組織の在り方にも問題がありそうだ。兵庫県下の小学校で長年教鞭を執っていた山田悦代さんがこう話す。
「神戸市の学校は校長の権限が強くて、教員の人事すら意のままにしているところがあります。ヘッドハンティングで先生を連れてきますから、自然と校長閥が出来上がり、一大勢力になってやりたい放題。校長は問題があればきちんと指導しなければいけないんですが、自分と自分の周りの保身を第一に考えていますから、どうしても腰が引けます」

 学校は教育委員会に「トラブルがあったが、指導し解決」と報告しただけで、トラブルの内容については報告しなかった。
「教育委員会は、こんな教育現場と結託していますから自浄作用も働きません。今回のイジメ事件の背後には、そんな構図がある。これを変えない限り先生同士のイジメはもちろん、子供のイジメ問題も解決しませんよ」(同)

 10月9日、神戸市役所で開かれた記者会見で同校の仁王美貴校長は、イジメ問題についての隠蔽や放置は否定したが、加害者教師への指導が不十分であったことを認めている。
「最大の被害者は、学校でそんな教師の教えを受ける児童たち。今回の事件は学校教育の危機信号ですよ」(某神戸市会議員)

 教師が狂人じみたことをやったというより、狂人が教師という職に就いていたということなのだろう。

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