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“悲報!”マツタケが絶滅危惧種に指定…ムシ混入で今年も最高値更新!?

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提供:週刊実話

 豊作といわれていた“秋の味覚の王様”松茸だが、結局は昨年と変わらず高値になりそうだ。

 今年の長梅雨と適度な気候は、松茸の生育条件に適しており、長野県では夏の出荷量が大幅に伸びた。 「夏の松茸は“早松”と呼ばれ、少量で出回りにくいのですが、今年は前年同期の100倍以上となる約80キロを出荷しました」(目利きの青果業者)

 ところが、東京の青果市場ではほとんど見掛けなかったという。

「松茸に虫が混入していたのです。虫そのものが見えなくても、虫が通った線があるから業者には分かる。そういった商品は松茸ご飯か土瓶蒸し、天ぷらくらいしか使えない。松茸本来の香りを楽しむ“焼き”には不向きです」(同)

 高騰する日本の松茸市場を支えてきたのは、日本国内の消費量の9割を占める米国産と中国産。米西海岸のオレゴン州では、松茸が発見された90年代以降、毎年、秋に数百トンを日本向けに輸出している。

「日本に高値で売れる松茸は、現地で“白いゴールドラッシュ”と呼ばれ、ブームに沸きました。しかし、数年前から毎年のように発生する山火事で、松茸の群生地が焼失。7月には松茸が、絶滅危惧種に加えられました」(農水省関係者)

 お手頃な価格で提供されている中国の松茸も、新型コロナウイルスの影響で輸入量が減っている。

「今年は中国も日本と同じ長雨続きで、現地では松茸の価格が下がるほど豊作でした。ところが、最大のキノコ市場がある雲南省からの直行便が、コロナ禍の影響で運休してしまったのです」(都内の料理店主)

 最近では中国吉林省からの輸入松茸が、日本の松茸に近いといわれている。しかし、1キロあたり2万5000円とかなり高値だ。 「やはり中国産では、日本の松茸に香りや味覚で勝てません。とはいっても岩手県産の松茸は、吉林省の10倍で1キロあたり25万円。とても手が出ませんよ」(東京・豊洲市場の青果仲卸業者)

 この秋はサンマや秋鮭が不漁で高騰したのに続き、松茸も庶民の台所から、ますます遠ざかりそうだ。

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