「事件直後、女児の様子がおかしいとして母親から相談がありました。その内容から、容疑者は女児が13歳未満だと知っていて犯行に及んだこと、犯行自体が許容範囲をはるかに超えていたことなどが分かり、被害届を受理しました。逮捕以来、今日まで容疑者は黙秘を続けています」(捜査関係者)
藍澤容疑者は大学の教育学部を卒業後、県内各地の小学校で教鞭を執ってきた。長身でスーツがよく似合う「ダンディーな先生」と、父兄の間で呼ばれてきたという。
現在勤務する市立比角小学校は、全校生徒数553人、教員数44人で1学年3クラス。藍澤容疑者は2年生の担任だった。この学校のホームページには、教師や職員などが書くブログのようなコーナーがあり、保護者や児童に学校行事の内容を伝えていた。ここにも藍澤容疑者は、たびたび書き込みをしており、その熱心さは際立っていたが、事件が伝えられると藍澤容疑者の書き込みは、すべて学校によって消去されてしまった。
藍澤容疑者は以前に、好きなタイプとして「ショートカットでスポーティーな感じの、元気いっぱいの人」と書き込んでいた。どうということのない投稿だが、事件を起こした後では、何やら意味ありげに思える。
真面目で評判のいい教育者という反面、「南魚沼(以前の勤務先)にいたときから(ロリコンの)ウワサがあった」「一部の女子ばかりひいきし過ぎ」などと、陰口も聞かれたという。
警察は余罪があると見て厳しく追及しているが、それにしても、小学校の先生になった動機に微塵でも女子児童への接近があったとしたら、オゾマシイことこの上ない。