「誰が一番メーク上手か?」
真っ先に思いつくのは、ここ数年で美人になったと話題のスキージャンプの髙梨沙羅だが、プロのメークアーティストは別の視点を持っていた。女子フィギュアの紀平梨花がメーク上手だというのだ。それも、「ダントツ」と称賛されていた。
「フィギュアスケートの場合、大会会場にプロのメークアップアーティストが来て、化粧の手伝いをします。メークブースがあり、ある化粧品メーカーは10年以上も日本の選手たちを支えています。メーク上手と褒められた選手は過去にもいましたが、『ダントツ』なんて言われたのは紀平が初」(スポーツ協会担当記者)
紀平が他選手と異なる点は、「自身の顔の特徴」を把握していることだという。目、鼻、口元などのパーツを引き立たせるメークを分かっていて、そのために選択するアイシャドーなどの配色も優れているそうだ。
「紀平は普段、化粧はしないと言っていましたが、ブースに出入りしているプロによれば、メークの勉強をしている選手とそうでない選手は、一目で分かるそうです」(同・記者)
まだ17歳なのにメーク上手とは末恐ろしいが、今年3月、彼女は先輩である宮原知子とともに大手化粧品メーカーとアンバサダー契約を結んでいる。「普段は化粧をしない」発言は、先輩に対する配慮もあったようだ。配慮だとすれば、天性の“魔性のオンナ”に化ける可能性もありそうだ。
「昨今、彼女の実姉の写真が公開され、『お姉さんの方がカワイイ』とネット上で評判になっています。メークを称賛され、一矢を報いた感じ」(女性誌記者)
フィギュアはメーク必須の競技だ。舞台裏のメークブースでは、オンナ同士が目と目でパチパチとやり合っているようだ。