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北朝鮮空爆5秒前! 日本人は朝鮮半島から緊急退避せよ(2)

 ここ数年、米韓両国軍は北朝鮮の攻撃を阻止するための演習からDMZ(非武装地帯)を越える全面的な侵攻作戦の立案へと関心を移している。その中心が『5027』で、米韓連合軍が北朝鮮の進撃を止めた上で北上し、日本海と黄海から海兵隊を上陸させて平壌を制圧、朝鮮半島の4分の3を米韓軍の支配下に置く作戦で、中国との緩衝地帯としてレジーム・チェンジ後の北朝鮮は残る。
 「ところが、韓国軍の内部ネットワークが北のサイバー部隊にハッキングされ、同作戦の機密が流出したらしい。しかも、事件が起きたのは'16年9月、それが発覚したのが同年12月。3カ月も機密漏洩が分からなかったという致命的な失態をやらかしています。北朝鮮への姿勢も『同族だから攻めてくるはずがない』『核兵器を同胞に使うはずがない』という根拠のない楽観論に終始しています。'15年以来韓国政府は、朝鮮半島有事の際、在韓日本人を退避させるための協議を拒否し続けており、最悪、韓国にいる在留邦人約4万人が人質になりかねません。今回の長嶺大使の帰任に際しても黄教安大統領代行は面談を拒否しており、このように韓国では、目の前の危機に対して不思議なほどに対応が鈍いのです」(韓国在日本人ライター)

 北朝鮮攻撃が実行された場合、日本はどうなるのか。空爆プラス斬首部隊突入という“第2次朝鮮戦争”のシナリオは、かなりうまくいった場合でも、破れかぶれの反撃による犠牲の拡大や難民の大量流出など、あらゆる悪の連鎖が起こることが想定される。
 「北の砲兵部隊は韓国に対して、最初の1時間で最大50万発の砲弾をソウルに撃ち込みます。さらに日本やグアムなどにある米軍基地にミサイル攻撃を仕掛けますが、標的として最も可能性が高いのは反撃能力のない日本でしょう」(軍事ジャーナリスト)

 有事の際に日本人が想定していない厳しい現実が、邦人保護以外に三つある。北からの難民殺到のリスクと、そこに紛れる特殊部隊員の存在。そして、国内に潜む工作員の破壊活動だ。
 「防衛庁(当時)は1993年の段階で、北では23万7000人、韓国では44万9000人が難民になると想定しています。その場合、北からの難民に紛れてやって来る特殊部隊員と一般人をどう区別するかなど現実的な朝鮮有事への想定が日本にはありません。特殊部隊員は、小型潜水艇やエアクッション揚陸艇、レーダーに映らない木製のアントノフII輸送機を100機以上保有している。アントノフが特殊部隊員を乗せて一斉に侵入したら自衛隊員は自分の目だけで迎撃しなければならず、ほとんどを撃ち洩らすでしょう。それに、例えば小型の核弾頭を日本船籍に偽装した船に積み込んで隅田川を上らせ、そこで爆発させれば東京は壊滅する。攻撃はテロやゲリラ戦がベストなのです。ミサイル迎撃や先制攻撃などの想定をしている場合ではありません」(同)

 日本に潜む工作員が、約50ある原発をラジコンヘリに搭載した高性能爆弾で攻撃し、主要幹線道路に地雷を仕掛けトラックを足止めすれば、スーパーから食料品が消え日本は簡単に食糧危機に陥る。東京駅や新宿駅など主要ターミナルでサリンやVXガスが放たれれば、阿鼻叫喚の地獄絵図が現出するのだ。
 「トランプ政権は、来月行われる韓国大統領選挙で左翼政権が誕生し、韓国のTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)配備に遅れが出かねないと判断した時点で、安倍政権に配備を求めてくるでしょう。これに応じれば、イージス艦の迎撃ミサイル『SM3』と地上配備型迎撃ミサイル『PAC3』がカバーしきれないエリアを補えますが、北海道から沖縄まで最低6カ所に設置しないと効果を十分に発揮しないと言われています。設置費用は1基当たり1250億円程度ですから6基で7500億円の予算が必要です。しかも、米軍がグアムにTHAADを配備した際は、サッカー場20個程度の広さの敷地が必要でした。日本は今後、対北朝鮮に膨大な軍事費の投入を迫られることになります」(前出・アナリスト)

 朝鮮半島のカタストロフィー回避――。その可能性は限りなくゼロに近い。

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