「みな、一斉にスタートといった状態です。各テレビ局の混乱ぶりは、ものすごいことになっている。慌ててイチロー班を編成し、これからキャスティング交渉を始めるというのです。各局、何とかイチローを囲い込めないかと躍起になっているのです」(編成関係者)
3月21日、東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕2戦目の終了後、記者会見を開いたイチローが、何の前触れもなく突如、引退発表を行った。
「イチローが引退を考えていることについては、事前に情報を察知していた各テレビ局でしたが、少なくともXデーは平成が終わり新元号になってからの話だと思われていた。それだけに、マスコミ各社は慌てふためきました」(テレビ関係者)
白熱する出演オファーだが、そもそもイチローに何をやらせようというのか?
「一つは、東京五輪を見据えたスポーツキャスターのポジションです。野球は当然として、スポーツ全般について、うんちくを語ることができますからね」(同)
また、意外なセクションからも出演オファーが殺到しているという。
「ドラマです。彼は2006年に放送されたドラマ『古畑任三郎スペシャル』(フジ系)に犯人役で出演し、大好評を博した。以来、俳優業にも興味があると言われおり、ハリウッド映画にも出演する可能性も取り沙汰されています」(同)
気になるイチローの出演料だが…。
「お金にはこだわっていません。メジャーで使い切れないほど、もらっていますから。しいて言うなら、1の数字に徹底してこだわっています。だからスポーツキャスターでも俳優でも、すべてギャラは税込みで1時間当たり111万円とか」(テレビ関係者)
ちなみにプロデューサーの情熱と交渉次第では、一桁安くなることもあるという。まさにイチロー哲学。