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話題の小学性棋士を“小間使い”扱いする囲碁界に大ブーイング!

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提供:週刊実話

 4月に史上最年少の囲碁棋士となる大阪の小学4年生、仲邑菫(なかむらすみれ)が、2月20日、台湾最強の女流棋士、黒嘉嘉(こくかか)七段と特別対局した。

 黒七段は“美し過ぎる棋士”としても有名で、モデル業もこなすトップ棋士。一方の仲邑も最年少棋士になることが決定済みの、今、話題の小学生だけに、囲碁ファン注目の一戦となったが、結果は黒七段の貫禄勝ちとなった。

 今回の対局は22日から始まる女流世界戦『SENKO CUP』に出場する黒七段に合わせて実現したもので、囲碁界アピールのためのもの。仲邑にとっては残念な結果となったが、大きな話題となり大成功だった。しかし、一方で、囲碁ファンからはなぜか苦言を呈する声が広がっている。
《そりゃいくら天才小学生でもこのレベルには勝てるわけないよ》
《正直、囲碁界に注目を集めるために、最年少棋士を作りたかっただけだろうね》
《しょせん話題作りだろ。これじゃいつになっても将棋に勝てないだろうね》
《むしろ仲邑菫ちゃんにとってプレッシャーだったのでは》
 など、散々な言われようだ。

 「昔から、将棋に比べてマイナー感が強い囲碁はどうしても話題になりにくい部分があります。特に昨年は、将棋界に藤井聡太ブームが席巻し、マスコミからも大きく取り上げられました。仲邑の史上最年少棋士は、将棋人気に対抗する意味もかなり含まれているでしょうね。しかし、長い目で見れば、もう少しゆっくりと育てる必要があると思いますね。黒七段との対局はいくらエキシビションとはいえ、仲邑にとってかなり荷が重かったんじゃないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 もともと囲碁界は世間に対するアピールが下手だという話もある。1999年に連載が開始された漫画『ヒカルの碁』は、日本棋院所属の女流棋士・梅沢由香里が監修を務め、小学生の間で瞬く間に大ブームとなったが、肝心の日本棋院関係者は全くそのブームを知らず、漫画を見て「囲碁を始めたい」と訪れた子どもたちをうまく取り込むことができなかった過去がある。

 「黒嘉嘉もかつて“オーストラリア人の美少女棋士”として騒がれたとき、本人は日本でのプロを望んでいましたが、日本棋院が『特例でのプロ棋士の資格は与えられない』と拒否したんです。しかし、現在、仲邑を特例のプロ棋士にするというのですから、呆れている囲碁ファンも多いでしょうね」(囲碁界関係者)

 対局後、ネット上では「美しい!」と黒嘉嘉に注目が集まっているが、実力と美貌を兼ね備えた逸材をみすみす逃してしまったのは、日本の囲碁界の大きな失敗だったと言えよう。

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