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横須賀ホッピー文化

 横須賀は軍人さんの街だ。どぶ板通りと平行するたくさんの小さな路地も、それぞれが飲み屋街を形成しており、日米で仲良くその酒場文化の伝統を守ってきたことがうかがえる。
…近隣の図書館に行くと、通りごとにいわれがわかったりもするので、なかなか面白い。(ただし、そんなに気の利いたことは、書いていないが。)

 まず、駅前の中央酒場で一杯。先輩方に挟まれ、観光おばさん集団もいるのは、吉田類さん効果炸裂、か。
 横須賀のホッピーには、氷が無い。冷えたグラス、冷えた焼酎、冷えたホッピー、の三冷方式である。

 「安くビールに近い味が楽しめるから、米軍さんに人気になんですよ。だから、ビール風に横須賀方式になったんじゃないかな」 
 田舎だし、軍人さんもみんな横浜にでちゃうんだけどね、酒場の先輩はそうもレクチャーしてくれた。

 時刻は午前11時半くらい、朝から酒を飲んだのは、あまり記憶に無い。正直少し後ろめたくて、筆者はそそくさと店を後にしてしまった。(笑)

 夕刻。
 横須賀中央駅前のりそな銀行の脇から横須賀共済病院まで続く、広大な飲み屋街へ迷い込む。

 うろうろしてると面白い。このレトロそのもののエリアには、基本だれもいない。ほかには、酒場の先輩方らしき人か、派手な外国人のねえさんだけだ。あとここらのお寺を回ってなにかレポートを書いているような変わった女の子が。まあ、コアな場所である。
ひょっとしてその昔友人と横須賀探検で訪ねた場所かもしれないが、思い出せない。

 とにかく、この手の場所としては、ものすごい規模だ。

 笑ってはいけないというルールの店が…そんな謎の看板、有名なのだろうか。ほかにも近隣の佐島の活魚専門店など、興味深い店がいろいろあった。

 結局、備長炭焼き鳥が売りの有名店Cに入店。歴史の古いーい店で、中に入ると意外と広くて驚いた。
 カウンターに陣取り、ここでも今日の目的、横須賀ホッピーだ。「氷のグラス(ギンギンに冷えたグラス)」がうれしいが、ただまあ、正直ホッピーはホッピーである。むしろこの焼酎の多さがポイントかも。その所為だろう、焼き鳥のほか満州焼なる謎の臓物も喰らい、2〜3杯も横須賀風ホッピーを飲んだら、早くも酔ってしまった。横須賀ホッピーは安上がりだ。

 締めは、汐入駅そばの中華屋Iで、中華丼&横須賀ホッピー。そうして、店を出ると、どぶ板通りは、これから賑わいを見せる時間になっていた。

 正直さりげない店が多いが、でもこれだけのレベルの居酒屋が揃っていることはなかなかないだろう。地元の方がうらやましい。

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