「視聴率好調の立て役者は、間違いなく主演の米倉涼子(43)です。もっとも、本人は初回視聴率を聞いて落ち込んだようです。理由は、同局のヒット作『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』と同じように、視聴率20%超えを期待していたから。真顔で『こんなものじゃないよ。これからもっと、もっと伸びるからね』と、プロデューサーやディレクターを前に宣言したそうですよ」(テレビ事情通)
この視聴率結果に動揺を隠せないのが、テレビ朝日上層部。ドラマスタート前は局外に対して、『ドクターX』に代わる新たな“看板ドラマ”と徹底したPRを展開していたが、本音は違ったからだ。
「ここだけの話、テレ朝上層部の誰もが胸に秘めていたのが『ドクターX』の第6シリーズだった。放送すれば視聴率20%超えは確実。当然、スポンサーも喜ぶ。映画化の話も内定し、'18年下期は『ドクターX』攻勢で締めくくる予定だったんです」(テレビ関係者)
ところが、こうしたテレビ朝日上層部の思惑にNOを突き付けたのが“テレ朝の姫”あるいは“ドラマ界の視聴率クイーン”と崇められる米倉本人だった。
「『ドクターX』の主人公“大門未知子”に飽きたと言って聞かなかった。しかも、キャラの定着が嫌と言い出した。今や、彼女の首に鈴を付けられる者は誰もいない。いわば言いなりの状態。結局、米倉は今回のドラマに企画立案時から参加したそうですよ」(同)
さらに、決め手となったのが、出演料の値下げ交渉だ。なんと、米倉本人からディスカウントを提案してきたという。
「『ドクターX』の時は1本500万円〜は有名な話。でも今回、米倉は『今シリーズは始まったばかり。そっち(テレ朝)の言い値でいいよ。でも20%(視聴率)を取ったらアップするから』と超強気の発言をしたそうです。テレ朝サイドも、ここまで言われたら引き下がれないですよ」(制作会社プロデューサー)
もっとも、『リーガルV』の視聴率に、誰よりも驚いているのがテレ朝関係者だ。
「正直、法律モノはどこの局でも放送されていて飽きられている。米倉が主演をしても、数字は取れて10〜13%がやっとだと想定していたんです」
シリーズ第2弾の制作条件は、全話平均視聴率15%だという。テレ朝の新たな看板ドラマとなるか!