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容疑者に「一生、牢屋に入ってろ!」 ストーカー殺人 被害女性父の慟哭

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提供:週刊実話

 1月23日午後6時頃、さいたま市大宮区のオフィスビルのエレベーターホールで、突然、女性会社員が後ろから羽交い締めにされ、男に包丁で首元などを刺された。退社時間帯で多くの会社員がいたため、周りの人たちがすぐに男を取り押さえ、女性は救急車で病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。

 殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、群馬県前橋市の市役所職員・鳥山裕哉容疑者(25)。被害に遭った女性は、埼玉県春日部市に住むリクルート関連会社の広告代理店社員・金井貴美香さん(22)だった。

 「この日、鳥山は市役所を早退。自宅から刃渡り20㌢の包丁を持って大宮へ向かい、金井さんの退社時間を待っていたと供述しています」(全国紙記者)

 2人は、同じ群馬県出身ということでSNSを通じて知り合い、昨年春から付き合い始めたが、秋には別れ話が出て、鳥山容疑者がストーカーと化していた。

 「鳥山が昨年末頃から急に過激になり、金井さんに暴力を振るうようになったため、警察に何度も相談。事件当日の夜、春日部署に被害届を出す予定で、ご両親は娘さんのアパートに泊まり込んで警戒していた。金井さんのお父さんは、鳥山とも直接、話し合いをして納得させていたそうです。鳥山容疑者に対して、どういう気持ちか問われると『一生、牢屋に入ってろ!』と吐き捨てていました」(同)

 金井さんは群馬県高崎市の出身。社交的な性格で、高崎経済大学在学中には英語のスピーチコンテストで全国大会に出場したこともある才色兼備な女性だった。

 一方の鳥山容疑者は前橋市の生まれで、県内一の進学校・県立前橋高校を卒業後、浪人して筑波大学に入学。昨年4月に前橋市役所の採用試験に合格したため、大学を中退して入庁していた。

 「大学では都市防災を専攻。市役所で建設部道路管理課の技師として橋や道路の補修・管理などの業務に当たっていた。上司は『勤務態度も真面目で、悩みがあるようには見えなかった』と話している」(捜査関係者)

 「桶川ストーカー事件」で大失態を犯した埼玉県警の対応は十分だったのか。今後の検証が必要だ。

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