隕石
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ミステリー 2022年04月17日 23時00分
恐竜を絶滅させた小惑星の証拠が恐竜の化石や琥珀から発見される
太古の地球を闊歩していた恐竜。恐竜たちが絶滅した原因の一つに、巨大な隕石の落下に伴う気候変動があると考えられている。恐竜の絶滅の要因になったと考えられているのは、現在のメキシコのユカタン半島に小惑星チクシュルブが墜落したというものだ。しかしこの小惑星がどのような種類の物体で、何でできているのか特定できておらず、研究者たちの議論の対象であり続けてきた。 そんな恐竜たちの絶滅に関係している小惑星衝突の痕跡が、様々な化石から発見されて話題になっている。先日話題になったのはアメリカのノースダコタ州で発見された琥珀(こはく)だ。 >>その下地は恐竜の時代に生まれた アメリカ南部に浮かび上がる「青い帯」<< 樹液が固まってできた琥珀には、昆虫やその他の小さな先史時代の生物などが閉じ込められていることがある。今回、科学者たちは琥珀の中から約6600万年前に恐竜を絶滅させた小惑星の小さな破片を発見したのだ。もしこの琥珀から発見された破片が本当に恐竜を絶滅させた、小惑星のものであることが決定的になれば、この破壊的な隕石衝突の性質について、これまでで最も強力な証拠が発見されたことになる。 また、2008年に同じくノースダコタ州タニス発掘地から発見された草食恐竜テスケロサウルスの化石を分析した所、「隕石衝突時に皮膚が引きはがされ、落下してきたがれきに埋もれて化石になった」ことも判明している。この化石は恐竜絶滅の原因の一つになった小惑星チクシュルブが衝突した「最初の数分から数時間後まで」を極めて詳細に記録している貴重な化石でもあると、考古学者らは述べている。 マンチェスター大学の古生物学者ロバート・デパルマ氏は、今回の発見について「白亜紀末に小惑星の衝突によって恐竜が死んだという史上初の物理的証拠を提供する可能性がある」と語っている。事実、肝心の小惑星衝突時に死んだと断定できる生物の化石はこれまで発見されてこなかったため、このテスケロサウルスの化石や琥珀は恐竜絶滅の引き金になった小惑星衝突について、これまでで最も強力な証拠が発見されたことになる。 前述のデパルマ氏は今回の発見が、絶滅の謎を解く鍵になると語っている。近いうちにBBCで、彼とNASAの著名な科学者とのインタビューを収録したドキュメンタリーが放送される予定とのこと。詳しい結果が気になるところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連動画Scientists find fossil leg of Thescelosaurus that died on day of asteroid strike(YouTube)よりhttps://www.youtube.com/watch?v=0DDxaYrzJ0E関連記事Shards of dinosaur-killing asteroid found preserved in amber(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/356830/shards-of-dinosaur-killing-asteroid-found-preserved-in-amberScientists find fossil from THE DAY the dinosaurs died 66m years ago: Leg of Thescelosaurus was 'ripped off in aftermath' of huge asteroid strike that wiped out most species on Earth(Daily Mail)よりhttps://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-10694949/Fragment-Chicxulub-asteroid-unearthed-remains-dinosaur-killed-impact.htmlDid an asteroid wipe out dinosaurs? All proof so far as leg with skin discovered(The Daily star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/asteroid-wipe-out-dinosaurs-proof-26656817?int_source=nba
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ミステリー 2020年07月18日 23時00分
7月2日に飛来した火球、核の隕石が本当に発見される!まだ未発見の破片も?
7月2日の深夜、関東一帯にて夜空にまばゆく光る物体が目撃されると同時に轟音が鳴り響き、地面が揺れたという報告があった。時刻は午前2時32分頃、東京や埼玉、神奈川と広範囲で確認され、いったい何が起きたのかと騒動になった。だが、後に火球という事が判明した。 >>深夜に関東で轟音とともに飛来した発光体、正体は「火球」か<< 火球は流れ星の中でも非常に明るく見えるもので、隕石や彗星の核、デブリ(宇宙ゴミ)等が地表近くまで落ちてきたものや、落下して来ることで非常に明るく光る物体として確認されるもの。あまりに明るかったり、大きな音を発する事もあるため、UFOやミサイル等と誤認される時もあるようだ。今回の火球もかなりの音と振動まで確認されたために騒動になったが、早々に火球である旨がネット上で流れたこともあって沈静化。しかし、「これだけ大きな火球なら核になった隕石などの物体が確認できるのでは?」という疑問が相次いだ。 そして、7月13日、国立科学博物館が7月2日の火球が隕石であることを確認した旨を公式Twitterで発表した。問題の隕石は千葉県習志野市の住宅地にて発見された。マンションの通路に落ちていたのを住民が見つけ、ニュースで火球の話を聞いていたため、「これが火球の核だったのでは」と思い、大家に連絡してマンションの周囲を探した所、もう半分も発見したとのこと。二つの欠片を合わせてみると見事にぴったりと合わさったため、落ちてきて割れた隕石ではないかと判断して、博物館に問い合わせたのだそうだ。その後、分析の結果、宇宙線で生成される放射性物質が検出され、間違いなく7月2日に確認されたものである事が判明したのだ。ちなみに、隕石の落下地点はデータから予測されており、その後本当に発見され、回収されるという事例は世界的に見ても非常に珍しいケースである。 発見された隕石は総質量133g。思ったより小さいと思うかもしれないが、本来は数百グラム〜数キロになる大きな隕石であるとのこと。7月2日の火球で「大きな音」「振動」が確認されたのは、大気圏突入後に大きな核が割れた際のものではないかと考えられている。そこから、まだ他にも破片が存在している可能性が高いという。落下地点は習志野市、千葉市花見川区、四街道市、佐倉市、八千代市、船橋市の一部だそうだ。奇しくも筆者の事務所がある地域の近くに落ちてきていたという事実は非常に興味深い。もし落下地点とされる地域にお住まいの方がいたならば、調べてみてはいかがだろうか。(山口敏太郎)
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