長嶋茂雄
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スポーツ 2020年05月30日 17時30分
長嶋・新庄以上の異端児? 相手捕手を殴り寺に籠った“ケンカ八郎”、引退後はまさかの職業にも転身
新型コロナウイルスの影響により延期が続いていた開幕日が、6月19日に決定している今シーズンのプロ野球。各球団は開幕に先立ち6月2~14日に予定されるオープン戦・練習試合に向け、全体練習や紅白戦などの調整を行っている。 来たる開幕に向け、ここから選手一人一人への注目も徐々に高まっていくことが予想される現状。今から61年前のこの時期には、ある選手の行動が大きな注目を集めた試合が行われている。 1959年5月30日、駒沢球場で行われた東映対近鉄の一戦。1回裏、4点を先制した東映がなおも1死一、三塁のチャンスという場面で、東映・岩本義行監督はダブルスチールを指示。これを受けた三塁走者・山本八郎は一塁走者・稲垣正夫と共にスタートを切るも、相手の素早いバックホームで山本はアウトとなった。 山本はクロスプレーの際、近鉄捕手・加藤昌利と交錯。この影響で左ひじと手首を痛めた加藤は山本の肩を叩いて危険なスライディングはやめろと諭したが、山本はこれを殴られたと勘違いして激怒し、加藤の首元にパンチをお見舞い。殴られた加藤が持っていたボールを山本に投げ付けたところに両軍選手が乱入し乱闘が勃発した。 乱闘が鎮静化した後、山本は即座に試合から退場となる。ただ、前年にも同様の騒ぎを起こしていたからか、試合後に自身2度目となる無期限出場停止処分を下されてしまった。 当時のファンは2度目の出場停止処分をそこまで驚かなかったというが、それは山本が“ケンカ八郎”の呼び名がつけられるほど、非常に血の気の多い性格の選手として知られていたからといわれている。山本は東映(現日本ハム/1956-1962)、近鉄(1963-1966)、サンケイ(現ヤクルト/1967)でプレーし、「.267・113本・474打点・1100安打」といった数字を残した強打者だが、血の気の多さは同じく気性の荒さで知られた東映の同僚・張本勲をしのぐほどだったという。 前年の1958年5月10日の対南海戦では審判の判定に激高し殴る蹴るの暴行を加え、無期限出場停止処分(同年6月23日に解除)を受けていた山本。この“前科”がなければ、2度目の無期限出場停止処分には至らなかったのではといわれている。 2度目の処分を受けた後、山本は“精神修行”と称し福井・永平寺に約20日間籠るという謎の行動に出ている。山本の処分は同年9月1日に解除されたが、この行動が解除の判断に影響を及ぼしたのかどうかは定かではない。 また、山本は1967年に30歳で現役を引退しているが、引退翌年の1968年になんと千葉・鴨川シーワールドでのシャチの飼育係に転身。さらに、その後は大阪の実家が営んでいた生花店を継ぐなど元プロ野球選手という経歴からはかけ離れたセカンドキャリアを送っているが、現在の消息は不明で存命かどうかも定かではない。 現役時代から引退後に至るまで数々の逸話を生んだ山本だが、普段は礼儀正しい人物だったとされており、ゆく先々のチームで選手から厚い信頼を得ていたといわれている。また、当時のプロ野球ファンからの人気も高かったようで、1度目の処分を受けた後はパ・リーグ側に復帰を求める嘆願書が数多く届いたという。 破天荒な一面で人気を博し、「個性派」、「変人」とも称されたという山本。球界の個性派といえば古くは“球場に連れて行った長男・一茂の存在を忘れたまま帰宅した”などの逸話で知られる長嶋茂雄、最近では昨年11月に突如現役復帰を宣言した新庄剛志などが有名だが、彼らを上回るほどの異端児であったと言えるのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月26日 20時45分
元巨人・桑田氏、長嶋監督の“新たな伝説”を暴露 重要な『10.8決戦』の裏で起こった珍事に困り果てていた?
巨人の選手、及びに監督として、球界に数々の記録と伝説的エピソードを残している長嶋茂雄終身名誉監督。その長嶋監督について元巨人・桑田真澄氏が、25日に出演したPL学園高校時代の後輩である元阪神・片岡篤史氏のユーチューブ動画内で言及。今もなおファンの間で語り継がれる名試合・『10.8決戦』でもその伝説を更新していたことを明かした。 『10.8決戦』とは、「66勝59敗・勝率.528」で並んだ巨人、中日が、1994年10月8日に中日の本拠地・ナゴヤ球場で直接対決を行ったシーズン最終戦のこと。桑田氏は同戦に7回から登板し、3イニングを投げて見事胴上げ投手となっている。 その大一番について、桑田氏は「前(5日)の試合で8回(二死)まで投げたから、『今年の俺の役目は終わった』ってホッとして(いた)」と、当初は自分が登板するとは全く思っていなかったとのこと。ただ、宿泊先のホテルに移動した後に長嶋茂雄監督から呼び出しを受け「桑田、(明日は)シビれる試合だからいくぞ」と登板を告げられたという。 当時自身と共に“先発3本柱”と並び称された槙原寛己、斎藤雅樹の両名も同戦で登板予定と耳にしていた桑田氏は、自分は何回登板になる予定か長嶋監督に質問。 しかし、長嶋監督から返ってきた答えは「いや、シビれるところだよ」の一言のみ。困惑した桑田氏はその後も複数回聞き返したというが、それでも長嶋監督は「シビれるところだよ、分かってるだろ?」と具体的な指示を口にはしなかったという。 結局、いつ準備すればいいか分からないまま試合に臨むことになった桑田氏。ベンチで試合の流れを見ていた桑田氏が5回ごろに視線を感じて振り返ると、「ベンチに片足を挙げた長嶋監督が俺を見てて『いけ』ってサインが…」と、その後の重要な局面での登板を、突然振られてしまったことを明かした。 さらに長嶋監督らしいこぼれ話も。その試合前日、桑田氏との話し合いの途中に電話のため一旦席を外した長嶋監督。「桑田、ケンちゃんが応援してくれてるんだ。俺たちやるぞ」と唐突に告げられ、桑田氏が「あの…志村(けんさん)?」と聞くと、長嶋監督は「違うよ、高倉の健ちゃんだよ」と、俳優・高倉健さん(2014年に逝去)から電話で激励を受けたと口にしたという。 今回の動画を受け、視聴者からは「長嶋監督のくだりが面白すぎる、なんだよシビれるところって(笑)」、「今だから笑い話になってるけど、当時の桑田は相当困り果ててたと思う」、「聞くだけならミスター面白いなで済むけど、直属の上司と考えたらたまったもんじゃないな」、「さらっと高倉健の名前が出てくるのも凄いな、あんな昭和のスターから電話かかってくる監督は同じ昭和のスターだった長嶋さんぐらいだろ」といった反応が多数寄せられている。 プロ野球史上初めて、“同率首位チーム同士の優勝決定戦”となった『10.8決戦』の裏でも伝説を残していた長嶋監督。動画内で桑田氏は今回のエピソードを笑顔で話していたが、大一番を控えても終始マイペースな長嶋監督に、困り果てながらも信頼を寄せていた様子が多くのファンに伝わったようだ。 文 / 柴田雅人記事内の引用について片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
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