臥牙丸
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スポーツ 2023年08月16日 11時00分
横綱照ノ富士、翔猿戦の負け引きずっている? ぶつかり稽古で異常事態、次場所のリベンジに闘志か
7月29日~8月27日にかけて行われている夏巡業に参加している横綱・照ノ富士。8月8日に伝えられた巡業中のアクシデントは大きな話題となった。 報道によると、照ノ富士は8日に岩手・奥州市で行われた巡業中、平幕・翔猿に胸を出し約8分間のぶつかり稽古を実施した。その稽古終了後、土俵から降りた翔猿はうずくまって動けなくなると、他力士に抱えられ花道を下がった後も症状が回復しなかったため担架で病院に搬送。救助に当たった秀ノ山親方(元大関・琴奨菊)が「たぶん熱中症と過呼吸。大丈夫です」と説明したことが伝えられた。 秀ノ山親方の言葉通り、翔猿は搬送から約2時間後に会場に戻ってくると、翌9日以降も離脱はせずに巡業に参加。ネット上には大事に至らなかったことへの安堵の一方、ぶつかり稽古の長さに驚いたファンもいたようだ。 >>関脇・照ノ富士、医者から余命宣告を受けていた?「2年近くで死にますよ」 大関から序二段転落の真相を明かし驚きの声<< ぶつかり稽古は2名の力士がぶつかる側、受ける側に分かれて行う稽古で、ぶつかる側は土俵の端から端まで受け手側を全力で押す。受け手側は右足を前に出した体勢で踏ん張ったり、受け身をとらせるために頭を押さえつけて地面に転がしたりするが、どちら側でも体力を大きく消耗するハードな稽古とされている。 元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)は2023年5月3日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画の中で、ぶつかり稽古について「3分も普通のお相撲さんは持たないです。幕内でも誰も持たない。絶対持たない」と3分が限度と断言。また、安治川親方(元関脇・安美錦)も2022年2月25日に投稿した自身の公式ブログで、「あたりを受ける方も結構キツイですよ。胸や脇は真っ赤になるし、堪えると腰も痛くなるし、足の裏は擦れて皮が剥けるし」とキツさを記している。 今回照ノ富士が翔猿と行ったぶつかり稽古は、臥牙丸氏が限度としていた3分の2倍以上。翔猿がダウンするのも致し方なかったといえそうだが、ここまで稽古に熱が入ったのには7月場所の対戦が関係しているとの見方もある。 照ノ富士と翔猿は7月場所3日目に対戦しているが、照ノ富士は左の一枚まわしを掴むも、これが翔猿の胸元付近まで伸びたことで引きつけがきかず。攻めあぐねているうちに翔猿から逆襲され寄り切りで敗れると、翌4日目に「腰椎椎間板ヘルニア、腰椎椎体終板障害で1か月間の安静加療を要する」との診断書を相撲協会に提出し休場した。 照ノ富士は先場所の経緯を踏まえ、次場所以降は翔猿に苦戦しないよう巡業で積極的に肌を合わせにいった可能性はある。また、翔猿も横綱相手の稽古を貴重な機会と捉え、フルパワーでぶつかり稽古に臨んだとしても不思議ではないだろう。 お互いの稽古に対する熱量が思わぬアクシデントを招いたといえそうな8日の巡業。来たる9月場所では照ノ富士がリベンジを果たすのか、それとも翔猿が連勝を収めるのか要注目だ。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207安治川親方の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/ami-nishiki/
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スポーツ 2023年07月03日 20時30分
元大関・朝乃山、角界OBの動画で腰故障発覚?「三役復帰キツくなる」7月場所への不安要素に心配の声
元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)が2日、自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、元大関・朝乃山(現平幕)が登場。動画内での発言が話題となっている。 今回の動画で臥牙丸氏は、朝乃山が所属する高砂部屋の朝稽古を見学。高砂親方(元関脇・朝赤龍)と時折話しながら力士たちの稽古を見守った後、鉄砲やすり足を黙々とこなしていた朝乃山を呼び止め言葉を交わした。 注目が集まったのは、臥牙丸氏に「体の調子は?」と聞かれた朝乃山の回答。朝乃山は「ちょっと腰痛めとって。もうこれ治れば大丈夫です」と、発症時期や症状の重さは不明ながら腰の故障を抱えていることを明かした。 朝乃山は先の5月場所では初日から千秋楽まで皆勤し、「14勝1敗」で優勝した横綱・照ノ富士に次ぐ「12勝3敗」の好成績をマーク。場所後に行われた春巡業(4月2~30日)も、前半は発熱による一時離脱があったものの後半は皆勤していた。 >>ネット騒然、朝乃山優勝直後の一部観客に「民度低すぎる」怒りの声 今場所相次ぐルール違反、今度は“指笛”<< 朝乃山の発言を受け、ネット上には「え?これまで腰痛めてるなんて情報あったか?」、「動画で他力士と相撲取ってなかったのも腰故障の影響だったのか」、「本人の表情見る感じ軽症っぽいけど不安」、「出稽古でも格下に不覚とってるらしいし、場合によっては三役復帰キツくなるのでは」といった心配の声が寄せられた。 「朝乃山は愛知・名古屋で行われる7月場所に先立ち6月下旬に同地に入り、高砂部屋に出稽古に来た他部屋の関取と精力的に相撲を取っていることが伝えられています。ただ、7月2日の稽古では7月場所で新入幕となる豪ノ山(武隈部屋)と行った三番稽古で、前半は7連勝も後半は4勝3敗と盛り返されたそうです。普段とは違う取り口を試す、あえて不利な体勢から取組を行うといった試行錯誤の結果なら問題はないのですが、もしコンディション不良によるものならば7月場所は苦戦をしいられそうです」(相撲ライター) 現在29歳の朝乃山は当時大関だった2021年5月場所前、新型コロナ感染予防の協会ガイドラインに違反し複数回キャバクラに通っていたこと、協会側に当初虚偽報告を行ったことなどから、同年6月に「6場所出場停止、50%の減給6カ月」という処分を受けている。処分明けの2022年7月場所では三段目まで番付を落としていたが、そこから徐々に番付を戻すと、2023年5月場所では9場所ぶりに幕内復帰し好成績を残していた。 東前頭4枚目で迎える7月場所では、役力士と総当たりになる見通しの朝乃山。先場所以上に厳しい戦いを乗り切り三役に復帰することも期待されているが、15日間皆勤し結果を残すことはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207
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スポーツ 2023年06月04日 11時00分
石浦の引退で、舞の海氏の“失言”批判が再燃も? 角界OBの動画で力士指導、親方転身は前兆アリ
2022年3月場所を首の故障で途中休場し、同場所から2023年5月場所まで7場所連続休場が続いていた元幕内・石浦(現序二段)。6月1日、現役を引退したと相撲協会が同日発表した。 現在33歳の石浦は2013年1月場所で初土俵を踏み、新十両となった2015年3月場所から約7年間関取として活躍。ところが、自己最高位の西前頭5枚目で迎えた2022年3月場所3日目・琴ノ若戦で土俵下へ押し出された際に首を負傷。翌4日目に「頚椎症性神経根症の憎悪のため、向後2週間程度の安静加療を要する」との診断書を協会に提出し途中休場して以降土俵から遠ざかっており、西序二段60枚目まで番付を落としていた。 首の故障が致命傷になった形の石浦だが、協会公式Twitterは引退と共に年寄「間垣」の襲名も発表。今後は所属する宮城野部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたるとみられる。 >>元横綱・白鵬、現役時代は睡眠薬ナシで寝られず? 引退前に苦悩「晩年の1年半から…」告白に驚きの声<< ただ、元大相撲力士の臥牙丸氏が2023年4月28日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画では、石浦は発表前から事実上の引退状態だったと思しき様子が捉えられている。動画は臥牙丸氏が宮城野部屋の朝稽古を見学するという内容で、その稽古中に石浦は臥牙丸氏の元に挨拶に訪れたが、長袖のTシャツ姿でまわしは巻いていなかった。 また石浦はこの後、土俵そばの上がり座敷に腰かけ力士たちの稽古をチェック。申し合い中に立ち合い変化を見せた力士に「そんなのいらねーんだ。真っすぐ前へ前へ前へ!」、「前を見ろ!投げいらんから前へ!」とゲキを飛ばす一幕もあった。一方、首の故障を治療したり、体を動かしたりといったシーンは動画内になく、故障状況についての情報なども特になかった。 「石浦の故障休場を伝える報道では、元横綱・白鵬の宮城野親方(当時は間垣親方)が『まだ痛みが取れていないししびれが残っている』と状況を説明したことが伝えられています。ただ、これ以降は回復状況や近況など続報がほとんどなかったため、ファンの間では相当回復が思わしくないのではと危惧する声も少なくありませんでした。また、仮に復帰できても常に悪化のリスクを抱えることから、正式発表前から引退・指導者転身は既定路線になっていたのでは」(相撲ライター) 石浦は身長172センチ・体重98.8キロと小柄ながら、大型力士にも臆せずぶつかり投げや足技を繰り出す取り口で人気だった力士。今回の引退発表にも多くのファンから惜しむ声が寄せられる一方、一部の間ではNHK大相撲中継専属解説者・舞の海秀平氏(元小結)が石浦に放った問題発言への批判も再燃している。 舞の海氏は石浦が首を痛めた2022年3月場所3日目・琴ノ若戦で解説を務めていたが、石浦が土俵下でしばらくうずくまってから花道を引き揚げた後、「目まいがして起き上がることができなかったのかも」と推測。その上で、「一瞬だけ電気が走っただけだったらサッと土俵に上がって礼をして下がった方がいいですよね。あれだけ長い間土俵下にうずくまっているというのもよくないと思います」と可能ならすぐに土俵に戻るべきだったと苦言を呈した。 さらに、同氏はこの後にも「序ノ口から結びまで流れがあるんですよね。そしていい相撲をどんどん続けていくことで館内がだんだんあったまっていくんですよね。(でも)ああいう場面があると、一気に冷え込みますよね」と再度石浦がうずくまったことを問題視。一連の発言は当時のファンの間で「過去最悪レベルの失言」と称されるほど大ひんしゅくを買ったが、今回の引退発表を受け怒りが蘇ってきたファンも少なくないようだ。 自己最高位から長期休場、引退と一気にキャリアが暗転した石浦。これから本格化する親方業で無念を晴らす活躍を見せてくれることを願うばかりだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について日本相撲協会の公式Twitterよりhttps://twitter.com/sumokyokai臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207
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スポーツ 2023年05月11日 20時30分
元横綱・白鵬、現役時代は睡眠薬ナシで寝られず? 引退前に苦悩「晩年の1年半から…」告白に驚きの声
元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)が10日、自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に元横綱・白鵬(現宮城野親方)が登場。自身の現役時代にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で白鵬は宮城野部屋を訪れた臥牙丸氏とちゃんこをつつきながら、現役時代の思い出や弟子に求める食事面のノルマなどを話した。その中で、白鵬は現役晩年に睡眠薬が欠かせなくなっていたという話を明かした。 白鵬は初土俵を踏んだ2001年3月から2021年9月場所後に引退するまでの現役生活で、優勝45回、通算1187勝、横綱在位84場所など数々の記録を樹立。横綱・千代の富士(元九重親方)と並ぶ歴代1位タイの優勝決定戦勝利数(6勝)もマークするなど稀代の勝負強さを誇った。 >>元横綱・白鵬が豊昇龍に苦言「この相撲とってほしくない」トーナメント戦の強引な投げ問題視、先場所の二の舞となるリスクも?<< 現役時代の白鵬は重圧・緊張感とうまく付き合いながら力を発揮していたようで、臥牙丸氏も自身の現役時代(2005年11月場所~2020年11月場所)に「ガガ、緊張しない時はもう(相撲に)興味ないってことだから。興味がある間は緊張するけど、その緊張をどうやってうまく使うかは自分次第だよ」と白鵬から助言をもらったことがあるという。 ただ、白鵬はこの話の直後に「晩年の1年半から2年(は)もう夜も眠れなくなってきて…」と、現役末期の2019~2021年ごろは睡眠に支障が出るなど重圧に耐えきれなくなっていたことを明かす。また、「ついに(睡眠)薬に手を出した。そうじゃないとちょっと寝れない」と、この間は睡眠薬が欠かせない状態だったという。 一方、現役引退から約1年半がたつ現在は「今は頭を(枕に)置けば寝られる」と睡眠に全く問題はないとのこと。また、「ご飯がおいしい。酒がおいしい。何が一番幸せって、明日朝稽古がないのが幸せ」と、日常生活も生き生きとしていることを笑顔で語っていた。 白鵬の発言を受け、ネット上には「薬飲まないと寝られないなんて壮絶すぎる」、「白鵬がそこまで苦しむって常人ならおかしくなってるのでは」、「あの時は相当叩かれてたけど、本人的にもやっぱりしんどかったのか」、「現役末期に比べたら、親方業の苦労なんて屁でもないんだろうか」といった驚きの声が寄せられた。 2019~2021年の白鵬はかち上げ・エルボーの多用やダメ押しなどが元々問題視されていたことに加え、6場所連続で休場(2020年7月~2021年5月)するなど稼働率も落ちていた時期。相撲ファンからバッシングを受けるのみならず、横綱審議委員会からも内規で定めた決議の中で2番目に重い「注意」を決議される(2020年11月場所後)など相当な逆風が吹いていたが、本人も心身に大きなダメージを負っていたようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207
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スポーツ 2023年02月16日 15時30分
元関脇・豊ノ島、現役時代に見た兄弟子の嫌がらせ暴露「マジか、エグって思って」弟弟子が受けた仕打ちにファンもドン引き
元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)が15日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、1月場所前に相撲協会を退職しタレントに転向した39歳の豊ノ島(元関脇/前井筒親方)が登場。動画内での発言が話題となっている。 今回の動画で豊ノ島は現役時代(2002年1月場所~2020年3月場所)を過ごした時津風部屋に入門した経緯や、2020年4月の現役引退直後の心境などを話した。その中で豊ノ島は付け人時代、ある兄弟子が受けた嫌がらせを目の当たりにしドン引きしたという話を明かした。 >>元横綱・朝青龍氏、学生時代から続く因縁を豊ノ島が暴露 「勘弁してください!」入門後に平謝りする羽目になったワケは<< 2001年11月場所後に時津風部屋に入門した豊ノ島は、2004年3月場所後に新十両に昇進。入門から十両昇進までの約2年間が付け人時代ということになるが、当時は「自分のことさえするの大変なのに、他人のこともしなきゃいけないっていうのは大変でした」と、部屋での雑用や関取衆の身の回りの世話に苦心していたという。 その付け人時代の年末、豊ノ島いわく「中堅ぐらいの兄弟子」が実家への帰省を計画。当時の時津風部屋では帰省する際は兄弟子一人一人に「帰らせていただきます」と挨拶回りをすることが慣例だったといい、中堅の兄弟子も事前に移動手段を確保するなど準備を終えた上で挨拶回りを行ったという。 ところが、ほとんどの兄弟子が「おう、分かった」と了承する中、1人だけ「ダメ」と拒否してきた兄弟子が。1人でもNGが出ると帰省はできないため、中堅の兄弟子は「いや、あの、ほんとに帰らせてもらって…」と懇願したという。 しかし、「いや、ダメだから」と最後まで聞き入れてもらえず帰省は取りやめに。一連の流れを目の当たりにした豊ノ島は「マジか、帰れないんだって思って。エグって思って」と内心絶句したという。 豊ノ島が話し終えた後、動画スタッフは豊ノ島に「まだ早いぞっていう?」と、中堅の兄弟子の現状を考えてのことだったのかと質問。だが、豊ノ島は「いや、ただの嫌がらせですよ。普通は帰らせてやれよって思う」と苦笑い交じりに否定していた。 豊ノ島の発言を受け、ネット上には「帰省準備してる力士の邪魔するのは意地悪だな」、「特に理由もなく突っぱねるとかしょうもなさすぎるな」、「そもそも兄弟子の許可ないと帰省できないこと自体がおかしいだろ」といった驚きの声が寄せられた。 「時津風部屋は2007年6月の稽古中に兄弟子から暴行を受け新弟子が死亡し、当時の時津風親方(元小結・双津竜)と兄弟子3名が逮捕されるという事件が発生。上下関係が厳しい角界では若い衆が師匠・兄弟子から厳しい指導やしごきを受けること自体は珍しくありませんが、人命が失われる事態に発展したことで世間には衝撃が走りました。当時の報道によると事件発生時は豊ノ島(当時平幕)、時天空(元小結、当時平幕)ら関取衆は部屋に不在だったといいますが、普段の指導・しつけにも問題があったのではと彼らを責める声も散見されました」(相撲ライター) 今回豊ノ島が明かしたエピソードは暴行死事件から数年前の出来事だが、当時から部屋内では下の者に対する兄弟子の嫌がらせが常態化していたようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207
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スポーツ 2023年02月02日 19時30分
元横綱・稀勢の里の引退、正代がきっかけだった? 圧勝するも致命的問題を自覚、兄弟子が明かした裏話に驚きの声
元大相撲力士・臥牙丸氏(元小結)が1日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、1月場所前に相撲協会を退職しタレントに転向した豊ノ島(元関脇/前井筒親方)が登場。元横綱・稀勢の里(現二所ノ関親方)の引退にまつわる裏話を明かし話題となっている。 今回の動画で豊ノ島は臥牙丸氏との過去の思い出話や、親方時代(2020年4月~2023年1月)に他の親方衆から聞いた相撲の考え方などを話した。その中で、豊ノ島は稀勢の里から聞いた話として、元大関・正代(現関脇)と対戦した際に引退が頭によぎったという話を明かした。 >>大相撲、貴景勝戦中の一部観客に「マナー悪すぎ」ヤジ連発で怒りの声 取組も3度ストップ、原因はルール緩和?<< 稀勢の里は2002年3月場所の初土俵から2019年1月場所での引退まで現役生活を過ごし、優勝2回、年間最多勝1回を記録。この間、豊ノ島の弟弟子でもある正代とは通算8度対戦し「7勝1敗」と大きく勝ち越している。 その稀勢の里から豊ノ島は「けがした後になかなか相撲がうまくいかない時に、うちの部屋の正代と対戦して。一発で持っていって、立ち合いから一気に持っていって勝った」、「なのに『あ~もう俺、引退近いな』って思ったって」という話を過去に聞かされたと明かした。 この話を聞いた臥牙丸氏は「(理由が)全然分からない。力がある証拠じゃないですか」と首をかしげたが、豊ノ島は真意について「一気に持っていく相撲でしか正代に勝てないと思ったんだって」、「しっかり止まって組んで勝つということがもう自分にできなくなってるって」と説明。稀勢の里は得意の左四つに組み止めてからの攻めを武器に横綱まで上り詰めたが、そのスタイルを貫けなくなっていることを正代戦で自覚し先が長くないことを悟ったという。 豊ノ島が明かした稀勢の里の裏話を受け、ネット上には「引退までの過程に正代が絡んでるのは知らなかった」、「完勝したのに持ち味出せてないから厳しいって常人じゃ分からない考えだな」、「結果的にその悪い予感が当たってたのも凄いわ、怪我以降はほぼまともに稼働できなかったし」といった驚きの声が寄せられた。 「稀勢の里の頭に引退がよぎった正代戦は、豊ノ島の発言を踏まえると2017年7月場所4日目の対戦だと思われます。稀勢の里は同年3月場所で優勝するも左上腕、左大胸筋を損傷する大けがをし、翌5月場所は『6勝5敗4休』とけがの影響で途中休場。迎えた7月場所も正代戦こそ立ち合いから前に出て危なげなく勝利しましたが、翌5日目の取り組みで左足を痛め『2勝4敗9分』と2場所連続で途中休場しました。稀勢の里はその後2018年9月場所(10勝5敗)でしか皆勤できないまま、2019年1月場所4日目に引退を表明しています」(相撲ライター) 稀勢の里は引退会見の中で「自分の相撲が取れなくなっていた。けがをする前の自分に戻ることはできなかった」と語っていたが、その背景に正代戦の完勝が絡んでいたことに驚いたファンも少なくなかったようだ。 引退後の稀勢の里は親方業務の傍らメディア出演も度々こなしており、明日2月3日も『ぽかぽか』(フジテレビ系)にゲスト出演を予定している。タレント転向した豊ノ島と角界外で共演というのも将来的には十分あり得そうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について臥牙丸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@gagachannel2207
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