炭谷銀仁朗
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スポーツ 2022年08月15日 20時45分
西武・山川、敵選手のアクシデントに“悪い顔”? 試合序盤の一幕が話題、直前のプレーの恨みもあったか
14日に行われ、西武が「3-4」で敗れた楽天戦。「4番・一塁」で先発したプロ9年目・30歳の山川穂高の表情がネット上で話題となっている。 注目が集まったのは、両チーム無得点の2回表無死でのこと。この回先頭の山川は楽天先発・藤平尚真がカウント「1-0」から投じた2球目のストレートを強振するも、バットの先端をかすめたのみで捉えられず。この直後、山川のスイングでわずかに軌道が変わったボールが捕手・炭谷銀仁朗の股間にワンバウンドで直撃した。 中継では片膝を地面につきながら苦悶の表情を浮かべる炭谷の様子が映った後、打席内で炭谷を見つめる山川の表情もアップで映し出される。山川は口は閉じながら口角をわずかにピクピクさせ、笑いをこらえるような表情を浮かべていた。 >>楽天対西武戦、観客の妨害行為に「また起こったのか」呆れ声 昨年もロッテ選手が激怒、球団側は対策すべきと指摘も<< この山川の表情を受け、ネット上には「ファールチップ直撃で悶絶する炭谷を見る山川、めっちゃ悪い顔してるな(笑)」、「股間を痛がる炭谷の姿を微笑みながら見守ってて笑える」、「本来なら笑うべき場面じゃないんだろうけど、当たった場所が場所だからニヤつくのは分からんでもないな」など面白がる声が寄せられた。 山川のニヤつきに注目が集まる中、一部ファンからは直前に見せた表情と比較するような声も上がっている。2回表の山川は藤平に初球のストレートを顔面付近に投じられ転倒しており、この後に「クソー!」と言わんばかりに歯を食いしばったような表情を浮かべていた。ネット上では「怒りの形相から数秒で表情が一変したのも面白ポイント」、「炭谷にニヤついてたのは、危ないボール投げさせた罰だっていう恨みもこもってたんじゃ…(笑)」といったコメントも散見される。 炭谷は幸いにも特に故障などは負わずにプレーを続行すると、そのまま試合終了までフル出場。負傷交代を強いられるような状況ではなかったことも、山川がニヤついたような表情を浮かべた一因だった可能性もありそうだ。 文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年07月07日 17時30分
巨人から楽天に移籍の炭谷銀仁朗「楽天は球場と選手の一体感が凄かった」
東北楽天ゴールデンイーグルスは5日、読売ジャイアンツから金銭トレードで獲得した炭谷銀仁朗捕手の入団会見を行った。 炭谷は「トレードは初めての経験でバタバタしましたけど、移籍に関しては1回FAしていますので、もともと13年間やっていたパ・リーグですし、一緒に現役時代を過ごした選手も多いということで、すんなり(チームに)入っていけるのかなという気がしています。戸惑いもなく、やってやろうという感じで、今はいます」とまだ少し落ち着かないようだが、埼玉西武時代のチームメイトが多いこともあり、あまり心配はないようだ。 イーグルスのイメージについては「西武時代に仙台の球場でアウェイで戦っていた時は、球場と選手の一体感が凄かったですし、球場の雰囲気は、対戦チームとしては、やっぱり嫌なものがありましたね」と語り、西武でもチームメイトだった石井一久GM兼監督のイメージを聞かれると、「今は『監督』と『選手』という立場ですけど、現役時代は『先輩』『後輩』として、プライベートでも可愛がってもらいましたし、『いいお兄ちゃん』って感じでした。その石井監督が今監督をされているので、何とか優勝したいと、力になりたいという思いでいます」と今度は女房役からプレーヤーとして力になりたいと誓っていた。 楽天に所属している西武時代のチームメイトには「岸選手、涌井選手もそうですし、連絡先知っている方は連絡して、これからよろしくお願いしますと。涌井選手なんかとは、西武時代に『10代バッテリー』と当時取り上げられたこともあったのですが、バッテリーを組むことがあれば、『30代バッテリー』になってしまうのかなというやり取りをしました」と連絡は取ったとのこと。 楽天では「若いキャッチャーが多いですし、僕が移籍して(捕手の中で)最年長になると思いますので、自分の今まで経験してきたこと、若い選手たちに伝えれることをどんどん伝えていって、互いに切磋琢磨してレベルアップし、チームが強くなればと思っています。シーズンも約半分の試合が終わり、残り半分ですが、本当に優勝をめざして頑張るだけだと思います。力になれるように精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」と語り、即戦力としてチームの力になる考えで、この日も早速一軍に合流して汗を流していた。 楽天はキャッチャーが補強ポイントだっただけに、優勝争いをしていく上で、炭谷の加入は大きいだろう。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年07月05日 15時50分
楽天、炭谷のトレード獲得に西武ファン怒り「どれだけ獲れば気が済むのか」 不可解な補強は菊池・秋山加入の布石に?
これまで西武(2006-2018)、巨人(2019-)でプレーし、昨季まで「1283試合・.213・38本・304打点・704安打」という通算成績を残しているプロ16年目・33歳の炭谷銀仁朗。4日、その炭谷の楽天移籍が決定したことを両球団が公式サイト上で発表した。 両球団公式サイトによると今回の移籍は金銭トレードによるものとのことだが、具体的な金額は明かされていない。また、巨人側の公式サイトには「ジャイアンツに来て2年半、ジャイアンツのユニホームを着てみんなと戦えたこと、首脳陣の皆さんに指導してもらったことは私にとって宝物です」という炭谷のコメントが掲載されている。 今季の炭谷は開幕から一軍でプレーしていたが、「44試合・.188・1本・7打点・9安打」と数字は今ひとつ。6月10日・オリックス戦を最後に、巨人で最後の出場試合となった7月3日・DeNA戦まで約1カ月スタメン起用から遠ざかっていた。 >>巨人・炭谷の放出は新たなトレードの伏線? 不可解な移籍の裏で原監督が画策するシナリオとは<< 炭谷の獲得を受け、ネット上には「打率1割台の捕手をわざわざ獲った意図がよく分からない」、「ニュースだと出場機会を求めてとか言われてるけど、正捕手太田(光/.197・3本・19打点)を差し置いて起用する価値は果たしてあるのか」、「数字だけ見れば特に必要性は無いが、将来的にコーチにする狙いでもあるのか?」といった楽天ファンの反応が多数寄せられている。 一方、「楽天は炭谷を戦力としてではなく、菊池(雄星/シアトル・マリナーズ)や秋山(翔吾/シンシナティ・レッズ)ら元同僚の獲得するための交渉材料として獲得したのでは」、「元西武選手が大好きな石井(一久GM兼)監督のことだから、今回の補強が菊池秋山獲得への布石だとしても不思議じゃない」、「MLB組だけじゃなく、再来年にFA取得する国内主力組も根こそぎ持っていかれたら最悪の展開だ」と、今後の補強へ向けた一手なのではないかと推測するコメントも複数見受けられた。 「楽天は石井GM兼監督がGM職に就いた2018年9月からこれまでに浅村栄斗、牧田和久、涌井秀章と3名の元西武選手を獲得しており、今回の炭谷で4人目ということになります。そのため、チームは西武経験者を数多く有しているという点を、現在MLBでプレーしている菊池、秋山らの獲得を将来的に狙う際の交渉材料にしたい狙いがあるのではとみているファンは少なくありません。また、西武は2023年に山川穂高、森友哉、源田壮亮、外崎修汰といった現主力選手が一斉にFAを取得する見込みですので、MLB組と並行してこちらの面々にも食指を伸ばすのではとの見方もされています」(野球ライター) 西武ファンからは「楽天はどれだけ西武経験者を獲れば気が済むのか」、「1球団だけ狙い撃ちして恥ずかしくないのか」という批判の声も挙がっている今回の一件。炭谷がどのような起用をされるのかはもちろん、楽天側の今後の動向も大きな注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について読売ジャイアンツの公式サイトよりhttps://www.giants.jp
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スポーツ 2021年07月05日 11時00分
巨人・炭谷の放出は新たなトレードの伏線? 不可解な移籍の裏で原監督が画策するシナリオとは
炭谷銀仁朗捕手が楽天へ。このトレードには“ウラ事情”が隠されていた。トレード期限は7月末まで、つまり、逆転優勝を狙う巨人と楽天の「パートナーシップ」はこれから始まるのだ。 >>巨人・山口のお立ち台コメントにDeNAファン激怒「煽りとしか思えない」 古巣相手にNPB復帰星も、過去の恨みは未だ根強い?<< 「炭谷本人とも話し合って、楽天行きが決まりました。北陸遠征(~6月23日)が終わって、その後の神宮球場でのヤクルト3連戦を戦っている頃、原辰徳監督の元には『炭谷譲渡』の申込みがあったことは伝わっていました。ヤクルト3連戦の後の広島3連戦(6月29日~7月1日)の最中、炭谷にも伝えられました」(球界関係者) 炭谷移籍が明るみに出たのは、7月4日の対DeNA戦の試合終盤。試合前に一軍登録、及び出場選手が伝えられるが、その『公示』を見たら、炭谷が抹消されていた。代わりに岸田行倫捕手が登録されており、この時点では各メディアも「気分転換?」くらいにしか捉えていなかった。 「楽天は24歳の太田光を正捕手にしたいようですが、打率は1割9分7厘(67試合)。炭谷も打撃力の高い捕手ではありませんが、経験値では一枚も二枚も上。楽天には岸、涌井、牧田といった元西武投手もいて、田中将大も巧みにリードしてくれるはず」(ベテラン記者) 「炭谷獲得」は理に適ったトレードだが、楽天、巨人の双方にケチがつけられた。 楽天側への疑問として、2019年オフに嶋基宏捕手(現・東京ヤクルト)を切り捨てたことが挙げられた。巨人サイドに対しては、「小林(誠司)じゃないの?」と放出要員をはき違えたとする考え方と、「金銭トレードなのに、その金額が非公開なのはナゼ?」(同時点)の声だ。 「楽天サイドから申し込まれたトレードだと聞いています。巨人からすれば、中継ぎタイプの投手が欲しかったはず。 「楽天も投手を出せる状況ではありません。巨人が楽天側に『貸し』を作ったという見方もできますし、オールスターゲーム前、つまり前半戦の日程を終了した後に両球団の新たなトレードとして、巨人に有利な内容の案件が発表されるのではないか」(前出・球界関係者) “時間差”をつけた交換トレードと予測する声も聞かれた。 「小林は『必要な捕手』に変わりました。19年に最優秀バッテリー賞を獲得した山口俊とのコンビ、そして、息の合う菅野智之の蘇生役としても」(前出・同) とは言え、巨人も経験豊富な炭谷を出すような余裕はないはず。代わって一軍登録された岸田は打撃力にも定評がある。「右の代打としても使える」とも解釈できるが、その前には一発のあるスモークの途中退団もあった。 やはり、戦力のプラスが望めなければ、炭谷の譲渡は容認できなかったと思われるが…。 「巨人は選手会が導入を求めている『現役選手のドラフト』(仮称/ブレークスルードラフト)に反対しています。出場機会に恵まれない選手を、欲しいと思う球団にドラフト会議のやり方で移籍させるシステムですが、巨人は今回のトレードで、『飼い殺しはしない。選手のためになるトレードなら応じる』の姿勢を、改めて他球団に示しました」(前出・ベテラン記者) 炭谷はその選手会の会長職も務めている。“時間差トレード”が行われるのか、巨人の動向に注目だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月04日 18時30分
巨人・小林、突然の一軍帰還はトレードへの伏線? 原監督の不自然な起用法に憶測飛び交う「他球団にチェックさせたかったのか」
3日に行われた巨人対西武の一戦。「4-4」で両チーム引き分けに終わったこの試合で、巨人・原辰徳監督が見せた采配がネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「4-2」と巨人2点リードの9回表の捕手交代。巨人はこの日スタメンマスクの炭谷銀仁朗が2回に1号2ランを放つと、8回表まで5投手をリードし2失点に抑えるなど攻守で結果を残す。しかし、原監督は8回裏の炭谷の打席でスモークを代打に送り、9回には前日に一軍に昇格していた小林誠司を炭谷に代わる捕手として起用した。 すると、チームはこの回2死満塁のピンチに陥ると、ここで打席の栗山巧にセンターに抜ける2点タイムリーを打たれてしまう。土壇場で同点に追いつかれた巨人は、その裏に勝ち越し点は奪えず引き分けに終わる結果となった。 原監督の小林起用を受け、ネット上には「原監督の謎の交代のせいで白星が逃げたという他ない」、「攻守で好調だった炭谷をなんで交代させたのか、そのままフル出場ではダメだったのか」、「畠(世周)が打たれたのは、試合勘の無い小林が出したサインのせいだ」、「炭谷を代えるにしても、小林よりは主戦捕手の大城(卓三)を使うべきだったと思う」といった苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「わざわざ小林を起用したってことは、何か使いたい理由があったのか」、「もしかしてトレードを進めるための伏線だったりして…」、「トレード狙ってる他球団に現状をチェックさせたかったのか?」、「菅野(智之)がもうじき復帰するらしいから、復帰登板で組ませるために小林の試合勘を養わせようとしたのでは」などと理由を推測するコメントも複数見受けられた。 >>巨人・小林、交流戦後にトレード移籍? 有力候補はロッテ・楽天か、高木氏が二軍暮らしの不自然さ指摘も賛否<< 「今季開幕一軍でスタートした小林は4月7日に二軍降格となりましたが、この際に元木大介一軍ヘッドコーチは『打撃とかをもう少し上げてこないとスタメンで使えない』と、打撃で結果を残さなければ一軍復帰は厳しいという旨を語っていました。ところが、小林はその後二軍で打率『.115』とサッパリだったにもかかわらず、2日に一軍に昇格し3日の試合出場に至っています。明確な結果が出ていないまま突然一軍に呼び戻された経緯もあってか、巨人には水面下で小林トレードの打診が来ており、原監督は相手球団に現在の状態を確認させるために小林を一軍復帰させ、起用したのではと考えているファンは少なからずいるようです。一方、チームは右ひじ違和感で5月8日から一軍離脱中のエース・菅野智之が、6日・日本ハム戦で一軍復帰予定とも伝えられています。そのため、2017年に菅野と共に最優秀バッテリー賞を受賞した経験も持つ小林に同戦で先発マスクを被らせるため、あらかじめ一軍での試合に慣らしておく狙いがあったのではという見方も少なくありません」(野球ライター) 試合後、原監督が小林起用の理由について何か語ったとは特に伝えられていない。ファンの間で物議を醸している交代策は果たして何が狙いだったのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月25日 17時00分
巨人・岡本「めちゃくちゃ嫌」試合中に恐怖? 意外な苦手意識を明かしファン驚き、「そんな姿勢でよく二冠王なれたな」の声も
24日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に、巨人のプロ7年目・24歳の岡本和真がゲスト出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 「読売ジャイアンツSP」と題した今回の放送に、元木大介一軍ヘッドコーチや同僚6名(今村信貴、大城卓三、炭谷銀仁朗、田口麗斗、松原聖弥、湯浅大)と共に出演した岡本。「二冠王・岡本の天然伝説」や「元木ヘッドコーチが選ぶジャイアンツ三大ニュース」といったコーナーの中で和気あいあいとしたトークを展開した。 >>巨人・長嶋監督が元木に「うるせえんだ馬鹿野郎!」試合前に暴言を吐かれた?槙原氏が現役時代の珍事件を暴露<< 話題となっているのは、「二冠王・岡本の天然伝説」のコーナーで飛び出た発言。岡本は身長185センチ、体重96キロという威圧感のある体型とは裏腹に天然でマイペースな性格の選手として広く知られているが、このコーナーでも今村、炭谷、松原らが岡本の知られざる意外な一面を告白。その中で今村は「ベンチで和真の隣によく座ることがあるが、チームがチャンスになって和真に(打順が)回ってきそうになると小声で『どうしようどうしよう』、『ヤバい緊張してきた』って(ビビっている)」と暴露した。 すると岡本は「サヨナラのチャンスで回ってきそうな時とかは、『頼むから先に決めてくれ…』って思ってる。目立つのがあまり好きじゃない(から)」と、チャンスの場面で打席には立つのは嫌いだと告白。また、「だからヒーローインタビューとかも極力避けたい。(大観衆の前で喋るのは)めちゃくちゃ嫌」と、試合後のお立ち台も断れるなら断りたいと常々思っていることも口にしスタジオの笑いを誘っていた。 岡本の発言を受け、ネット上には「あんなにチャンスに強いのに内心恐怖してるってマジか」、「目立ちたくないって言ってる割には勝負強くて不思議だな」、「そんな弱気な姿勢でよく二冠王になれたな」、「ビビり過ぎることで逆に『やるしかない。絶対に失敗はできない』って腹をくくれるのかもしれない」といった反応が多数寄せられている。 昨季セ・リーグ3位の得点圏打率(.347)をマークし、本塁打・打点の2冠にも輝いている岡本。こうした成績とはかけ離れた弱気なメンタルに驚いたファンは多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年10月05日 11時40分
阪神ナイン、精神的に大ダメージ? キーマンは巨人捕手・炭谷、西武時代に培った打者を出し抜く技術とは
伝統の一戦は、明暗がはっきりと別れた(10月4日)。阪神は「満塁の得点好機」を3度も得たのに、1点を挙げただけ。それも、相手投手の四球という自滅によるもの。終わってみれば、13残塁で、1対7の大敗。阪神打線が挙げた得点は押し出しで得た1点のみだった。 「3度あった満塁の好機ですが、無死満塁と一死満塁もありました。スクイズを匂わすとか、相手ピッチャーを精神的に揺さぶるなど打つ手はたくさんあったはず。初回の二死満塁と無死満塁で打順が回ってきたのがボーア。ボーアのせいにはしたくないですが」(在阪記者) >>「笑ってる…」阪神・藤浪、不振の本当の原因は? 160キロ連発、矢野監督の“アシスト”で吹っ切れたか<< この試合を巨人サイドから見てみると、阪神打線の拙攻に救われただけではなかった。その3度のピンチでマスクをかぶっていたのは、炭谷銀仁朗捕手だ。大江、鍵谷の両リリーバーも奮闘したが、炭谷がチームを救ったと言っていい。 「敗れた阪神ナインの精神的ダメージも大きい」(前出・同) 炭谷の古巣・埼玉西武の関係者によれば、彼の配球は「相手打者のウラをかこうとする」と言う。 「相手が内角球を待っていると思えば、外角へ。変化球にタイミングを合わせていると分かれば、真っ直ぐ。それがハマる時は無敵なんですが。捕球技術は球界でもトップレベルです」(関係者) また、投手出身のプロ野球解説者は「若手投手を育てるリードをする」とも評していた。同日先発の戸郷翔征だが、3度の満塁のピンチの内、2度は彼が招いたもの。最初の二死満塁の場面を指して、こう言う。 「4番の大山を四球で歩かせて満塁、次のボーアが一塁ゴロでピンチを脱しました。大山に四球を許した最後のボールと、ボーアを一塁ゴロに仕留めたボールは同じなんです。両方とも直球でした。『直球で相手バッターを抑えることができなければ』と、戸郷に教えているような配球でした」 先の西武関係者がこう続ける。 「若手時代は、涌井(秀章=現楽天)などの先輩投手に誘われ、移動中は対戦ゲームに興じていました。子どもみたいにはしゃいでいましたが、先輩投手たちのゲームパターンを見て、各々の性格も把握していたようです。強気なことばかり言う先輩が、実は慎重な一面を見せたり、と。ゲームが巧いかどうかまでは覚えていませんが」 鋭い勝負カンと配球の妙は、対戦ゲームで養われた!? プロ野球・選手会の会長に選出されたことからも分かる通り、人望は厚い。 満塁のピンチで投げた戸郷、大江、鍵谷は臆することなく攻めていた。配球、肩の強さ、捕球技術も大切だが、「真の好捕手」とは、ピンチに陥った時に味方投手を鼓舞できる捕手のことを言うのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月16日 17時00分
広島・會澤のタックルで審判が転倒!「退場レベルのプレー」ファンからは賛否、「ヤクルト戦でもやってた」と指摘も
15日に行われた広島対巨人の一戦。この試合に「6番・捕手」でスタメン出場した広島・會澤翼のプレーが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>広島対中日戦、死球の応酬で警告試合に「何当てとんじゃボケコラァ!」一触即発の険悪ムードにファンもピリピリ<< 問題となったのは、「0-5」と広島5点ビハインドの6回表に飛び出たプレー。この回、広島は2番手・島内颯太郎が巨人先頭の陽岱鋼に四球を与え無死一塁に。ここで迎えた巨人・炭谷銀仁朗が、バックネット方向へフライを打ち上げた。 すると、このフライを追うため背後に走り出した會澤が、進行方向に立っていた審判を押しのけるようにタックル。突き飛ばされた審判は転倒したが、會澤は目もくれずフライを追っていった。 フライがスタンドに入りファールとなった後、會澤はすぐに審判の元に駆け寄り謝罪。審判も「気にするな」と言わんばかりに會澤の肩をポンポンとたたき、試合は特に支障なく続行された。 このプレーを受け、ネット上のプロ野球ファンの間では「いくら邪魔とはいえあそこまで突き飛ばす必要は無かっただろ」、「退場レベルのプレー、暴力行為ととられても文句言えないくらいのぶつかり方だった」といった批判が挙がったが、「懸命に追った結果だからこれは仕方ない」、「今のは審判が悪いな、フライ上がった瞬間にすぐに横に避けないと」といった擁護の声も寄せられた。 一方、「會澤はこの間のヤクルト戦でも打者を突き飛ばしてただろ」、「先日のヤクルト戦といい今日といいプレーが荒すぎる」といった、ヤクルトを絡めたコメントも複数見受けられた。 「一部ファンがヤクルトの名を挙げているのは、1日・ヤクルト戦での會澤のプレーが理由だと思われます。會澤は同戦の4回裏、ヤクルト・古賀優大が仕掛けたバントを処理する際、打席内の古賀の顔面を左ひじで押しのけながら打球を捕球しています。この時にもネット上には『さっさと一塁に走らない古賀が悪い』、『押しのける動作は絶対に必要なかった、怪我したらどうするんだ』といった賛否の声が数多く寄せられました。今シーズン以前には見られなかったようなプレーが連続したため、今回も波紋を呼ぶ形になったようです」(野球ライター) プロ野球の試合では1つのアウトが勝敗を分けることも珍しくないため、會澤が必死でアウトを取りにいくのは当然。ただ、中には周囲に怪我をさせる危険性があると反感を抱いているファンもいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月20日 20時30分
巨人・炭谷、コロナ禍での選手の現状を語る 野手より投手の方が影響が大きい? 捕手として心掛けていることは
巨人・炭谷銀仁朗が20日、ラジオ番組『らじるラボ』(NHKラジオ)に電話で生出演。自身やチームの現状について言及した。 炭谷は、メインパーソナリティを務めるNHK・吾妻謙アナウンサーやリスナーからの質問に回答。その中の「ウエートトレーニングとかできなくなって、筋肉落ちてないですか?」という視聴者からの質問をきっかけに、自身やチームの現状について語った。 自身のコンディションについて、炭谷は「大丈夫だとは思うけど、多少(筋肉・筋力は)落ちているかもしれない」とコメント。ただ、「今はグラウンドで短い時間、各選手は自主トレのような形で(練習を)しているけど、野手の方は実戦勘が戻ればすぐシーズンに入れるとは思う」と前向きに語った。 一方、投手については「春季キャンプ、オープン戦でしっかり肩を作って『さあいくぞ』ってなってた時に試合が空いたから、肩の出来具合を心配している声が多い」とのこと。自身も捕手としてできる限り投手とコミュニケーションを取っているというが、各投手の状態については「やっぱり試合じゃないと何とも言えないところがある」と把握に苦労しているという。 開幕がいつになるかで状況が変わるというが、開幕日についてはプロ野球選手会会長の立場でも全く分からないという炭谷。「5月6日まで緊急事態宣言が出てるけど、今後どうなるかは分からない。それ(解除されるかどうか)によってまた日程が変わっていくということになる(と思う)」と語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「全選手苦労してると思ってたけど野手はまだマシなのか」、「キャンプ、OP戦の調整がリセットされたようなものだから投手は相当苦しいよね」、「どれだけ言葉をやり取りしても、実際試合で球を受けないと分からない部分があるのはキツいな」、「各選手のモチベーションもそろそろ持たないだろうから、1日でも早く開幕日が決めれるような状態になってほしい」、「焦りもあるだろうけど、怪我だけには本当に気をつけて」といった反応が多数寄せられている。 新型コロナウイルスの影響により、現在(20日午後6時半)まで開幕日が未定となっている今シーズンのプロ野球。炭谷ら巨人の選手は苦しみの中で開幕を待ち続けているようだ。文 / 柴田雅人
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