澤村拓一
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スポーツ 2021年02月12日 11時00分
ブルージェイズ・山口、契約途中でのクビは澤村のせい? 予想外の展開も巨人側は復帰画策か
メジャーリーグの“椅子取りゲーム”に日本プロ野球界も巻き込まれたようだ。 ブルージェイズの山口俊投手も巨人帰還となりそうだ。澤村拓一投手(前千葉ロッテ)が「レッドソックスと間もなく契約合意する」との一報が伝えられた2月11日午後、それを追うようにして、「山口が40人枠から外された」との“速報”も飛び込んできた。 「山口はスプリングキャンプに参加するため、すでに渡米しています。19-20年オフ、ブルージェイズと2年契約を結んでおり、今季もメジャーリーグのマウンドに上るはずでした」(スポーツ紙記者) 昨季は主にロングリリーバーとして、17試合に登板した。2勝4敗1H、防御率8・06。起死回生を狙っていたが、「40人枠」から外されたということは、事実上の戦力外通告だ。他球団への移籍も模索できるが、どこからもオファーがなかった場合、ブルージェイズとマイナー契約を結び直して再起を図るか、退団のどちらかを選ばなければならない。 「巨人帰還が大方の予想です。オフも巨人施設で自主トレをしていましたし、退団後の関係も良好です」(前出・同) 19年最多勝の山口が帰還するとなれば、先発投手のコマ不足問題は解消される。田中将大、平野佳寿に続く「3人目の帰還」となるのは時間の問題だろう。 >>「出ていけ!」ブルージェイズ・山口に現地ファン激怒 2戦連続の大炎上、「中継ぎで使う方が悪い」日本のファンは反発<< しかし、山口の40人枠漏れは「澤村のレッドソックス入り」によるものなのだ。 「レッドソックスは澤村と契約するため、こちらも40人枠から誰かを外さなければなりませんでした。26歳のジョエル・パヤンプスなるリリーバーが弾き出され、他球団への移籍が可能となるウエーバー公示の手続きをしたら、ブルージェイズが挙手したんです。今度は、ブルージェイズがパヤンプスを40人枠に入れるため、山口を外しました」(米国人ライター) また、ブルージェイズは20-21年オフ、トレードで投手補強を行っており、その時点で「山口はアブナイ」の声も出ていたそうだ。 巨人情報に詳しいプロ野球解説者がこう続ける。 「山口がDFA(40人枠漏れ)になる、それも、米キャンプが始まる前になんて巨人スタッフも予想できなかったようです。11日時点で巨人が何か動いた形跡は見られませんでしたが、帰還手続きは進められるはず。戸郷は山口を慕っており、チームにもたらす好材料も多い」 澤村も自身の米挑戦が巨人時代の同僚に影響を与えるとは考えていなかったはず。 経営難による田中、平野の帰還。緊縮による40人枠へのドライな対応。こうした米球界の冷えきった状況は、菅野智之投手の今オフの去就問題にも影響してきそうだ。いずれにせよ、“山口帰還”の一報に一番驚いていたのは原監督だろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年02月06日 11時00分
巨人・原監督「職場放棄だ!」毒舌が話題も昨年よりはマシ? 故障選手をやり玉に、現役時代の苦悩も影響か
2014年のプロ入りから巨人でプレーし、昨季までに「162登板・36勝37敗・防御率3.49」といった数字を残しているプロ8年目・25歳の田口麗斗。その田口に対する原辰徳監督のコメントが、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 田口は「26登板・5勝7敗2ホールド1セーブ・防御率4.63」に終わった昨季からの巻き返しをかけ1日からの春季キャンプに臨んだが、3日に右太もも裏の張りのため一軍キャンプを離脱。これを受け原監督は「職場放棄だ! サラリーマンじゃあ重罪だよな」と、ブルペンに入ることなく離脱した田口をバッサリと切り捨てた。 >>巨人ドラ1・平内が早くも弱点を露呈? 原監督の意味深な指摘、ライバルの同期とも明暗分かれるか<< 原監督の辛らつなコメントを受け、ネット上には「3日で離脱はさすがに早すぎ、ボロクソに言われるのも当然」、「苛立つ気持ちは分かるが、重罪っていうのは言い過ぎでは?」と賛否の声が多数寄せられている。一方、一部では「今年もなかなか口が悪いな」、「去年から全く変わらない毒舌っぷりだ」といったコメントも見られた。 これまで巨人で3期(2002-2003,2006-2015,2019-)にわたって指揮を執り、2019年からの第3次政権では昨季までリーグ2連覇をもたらしている原監督。昨季は開幕から常に首位を維持しての独走優勝だったが、この間選手への辛らつなコメントが何度かネット上で物議を醸している。 原監督がまず突き放したのは、2020年9月7日にロッテにトレードされるまで巨人でプレーしていた澤村拓一。同年の澤村は開幕一軍こそつかんだものの「13登板・1勝1敗1ホールド・防御率6.08」と振るわず7月26日に二軍落ち。二軍でも調子は上がらず8月11日には三軍降格となった。 三軍降格と同日に原監督は「(不振の原因を)メンタルで逃げる人は神頼みでもすりゃあいい」、「技術が足りなかった、体力も足りない、もちろん心も足りなかった、ということ」と澤村をバッサリ。ネット上は「毎回四球連発してるし怒られて当然」、「足りない部分を何とかするのが指導者の役目じゃないのか」と賛否両論となった。 原監督の次なるターゲットとなったのは、昨季「10試合・.056・0本・0打点・1安打」と大不振だった小林誠司。小林は昨季左尺骨、右手人差し指骨折の影響でほとんど試合に出られなかったが、原監督は日本シリーズを間近に控えた11月13日に「小林は野球選手じゃないもん。『元』だもん」、「(試合に出られないほどの)ケガをしてるって野球選手じゃないよ」と発言。離脱が長引く小林を“プロ失格”と切り捨てネット上で物議を醸した。 また、原監督はこの日小林だけでなく、昨季限りで巨人を戦力外となった宮國椋丞も“口撃”している。宮國は2011年のプロ・巨人入りから昨季まで通算21勝と振るわないまま戦力外となったが、原監督はこれについて「可能性のない人に『野球を頑張りなさい』ということの方が非人間的」とコメント。これが伝えられると、一部ファンから「戦力外選手に追い打ちかける方がよっぽど非人間的だろ」と批判を浴びた。 原監督からそれぞれ切り捨てられた澤村、小林、宮國だが、この3名はいずれも昨季故障に見舞われ満足に稼働できなかったという共通点がある。今回の田口も前述の通り故障しているため、原監督が怪我がちの選手を非常に嫌っていることが浮き彫りとなっている。 また、原監督が怪我がちの選手を嫌う背景には、自身の現役時代が関係している可能性もある。原監督は巨人(1981-1995)一筋の現役生活で「1697試合・.279・382本・1093打点・1675安打」といった数字を残したが、この間に左手首骨折、アキレス腱痛、脇腹痛と数々の故障に苦悩した。当時のファンからも「巨人史上最低の4番」などと猛バッシングを受けたため、「俺のような怪我がちの選手にはなるな」という思いも込められているのかもしれない。 体が資本の職業であるプロ野球選手は、故障の有無が直近のパフォーマンスはもちろん、その選手のキャリアにも大きな影響を与える。原監督は成績を残すだけでなく、体調管理もプロとして当然の仕事だと考えているのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月13日 17時00分
「バッターボックスで笑ってる」ロッテ・澤村がマウンドで恐怖? 巨人時代から“カモ”にされている苦手打者を明かす
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が12日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、ロッテ・澤村拓一がゲスト出演。自身が苦手と感じている打者を明かした。 1日に上原氏が投稿したユーチューブ動画で初出演し、今回が4本目となる澤村。今回の動画では自身がこれまで対戦した中で印象に残った打者を複数名挙げながらトークを展開したが、その中で西武・中村剛也を最も苦手な打者に挙げた。 昨年9月に巨人からロッテにトレード移籍し新たにパ・リーグで戦う中では、「僕はホークスよりも西武の方が怖い」と西武への苦手意識が一番強かったという澤村。山川穂高、森友哉といった主軸も怖いとしつつ、「一番アレルギー反応が出る(くらい苦手な)のは中村さん」と明かした。 澤村は続けて、「(威圧感が)マジでやばい。(対戦時はいつも)バッターボックスで笑ってますもん、『いらっしゃい』みたいな(感じで)」とコメント。にこやかな表情でバットを構える中村の姿には、どのコースに投げても狙い打たれそうな威圧感があると吐露した。 動画内で具体的な日時は明かしていないが、ある試合で中村からセンター前に強烈なヒットを打たれたという。「(打たれた直後に)パッと一塁を見たら、中村さんが『余裕余裕』、『ですよね』みたいな感じで笑ってた」と、自身の球を打つのはたやすいといわんばかりの笑顔を浮かべていたためさらに恐怖心が増したと語っていた。 この他にも澤村は自身が対戦して楽しかったというセ・リーグ打者や、最近の審判に対する不満などについて動画内で語っている。 >>MLB移籍断念の巨人・菅野に「もう違う考えなんだ」上原氏ら球界人から驚きの声 本人は来オフの再挑戦を示唆?<< 今回の動画を受け、ネット上には「中村は常にニコニコしてるような気がするが、澤村からするとそれが不気味なのか」、「中村は速球には強い打者だから、速球派の澤村にとってはかなり相性が悪いのかもしれない」、「実際巨人時代から中村との対戦成績は悪かったような気がする」といった反応が多数寄せられている。 これまで巨人(2011-2020)、ロッテ(2020)でプレーしている32歳の澤村と、西武(2002-)一筋で活躍する37歳の中村。両者は2011年から2019年にかけては交流戦、2020年はパ・リーグでそれぞれしのぎを削っている。 中村はこれまでの対戦で澤村に対し「.375」と4割近くの打率をマークし、本塁打も3本放っている。対戦前後に笑みを浮かべるのは、澤村のことを完全に“お得意様”と捉えているからなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2021年01月04日 20時30分
ロッテ・澤村「国内の移籍は無い」今オフの方針を断言 念願のMLB移籍、実現しなければ道は一つ?
元巨人で野球解説者の上原浩治氏が3日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、ロッテ・澤村拓一がゲスト出演。動画内での発言が、ネット上のロッテファンの間で話題となっている。 上原氏の動画にゲスト出演したNPB現役選手は澤村が初。本動画では今オフ狙っているMLB移籍の現状や、昨年9月に巨人からロッテにトレード移籍した際の心境などを中心にトークを展開。澤村は現在(4日午後5時)までMLB球団と契約には至っていないが、「気にかけてくれるチームでいうと8(球団)とか」と8球団が接触してきていることを告白した。 話題となっているのは、NPB残留となった場合の去就に関する発言。澤村は海外FA権を行使しているため交渉に明確な期限は設けられていないが、仮にMLB球団と契約に至らなかった場合でもNPB他球団と移籍交渉することは可能となっている。 ただ、本人はあくまでMLB移籍が第一希望としつつも「日本国内の移籍は無いです」と、MLB移籍が失敗に終わってもNPB他球団に移籍することは無いと断言。また、ロッテ側も宣言残留を認めており、もしMLB球団との交渉が不調に終わった場合は速やかに残留に向けて動ける状態だと語っていた。 >>ロッテ・澤村、トレードの原因はプロ2年目にあった?「どうしたのこの体」川口元コーチが投球を狂わせた誤算を明かす<< この澤村の発言を受け、ネット上のロッテファンからは「メジャー以外ならロッテ残留と宣言してくれたのはすごく嬉しい」、「本人の意向もあるしMLB移籍が決まった方がいいけど、無理なら来年もロッテというのは凄く大きいな」、「巨人復帰は無いことが分かったからとりあえず一安心」、「巨人に戻る心配もしてたけどこの口ぶりだとそれは無さそうだな」といった安堵の声が多数挙がっている。 「澤村は2010年ドラフトで巨人から1位指名を受けプロ入りしましたが、『巨人以外の指名なら浪人かMLB行き』と公言するほど巨人に対して強い思いを持っていた選手。こうした経緯もあってか、ロッテファンの間ではMLB移籍失敗ならロッテ残留ではなく、巨人への出戻りを目指すのではとの見方も少なくありませんでした。今回動画内で“NPBならロッテ”という旨を宣言したことで、巨人を含めた他球団への流出は無いと胸をなでおろしたファンも多いようですね」(野球ライター) 昨年9月のトレード加入後は22試合に登板し、「0勝2敗13ホールド1セーブ・防御率1.71」と好成績を残した澤村。MLB挑戦に失敗した場合という条件付きながらロッテ残留を宣言したことは多くのロッテファンを喜ばせたようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGynN2H7DcNjpN7Qng4dZmg
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スポーツ 2020年11月25日 20時30分
ロッテ・澤村、トレードの原因はプロ2年目にあった?「どうしたのこの体」川口元コーチが投球を狂わせた誤算を明かす
元フジテレビアナウンサーでフリーの田中大貴アナが24日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元巨人投手コーチで野球解説者の川口和久氏がゲスト出演。ロッテ・澤村拓一が巨人時代に不振にあえいだ理由を語った。 澤村がプロ入りした2011年から2014年にかけ、一軍投手総合コーチとして指導にあたった川口氏。今回の動画では巨人時代に思うような成績を挙げられなかった理由として、澤村がプロ2年目の2012年にあったという誤算を挙げた。 >>巨人、直江・山下の自由契約は大補強の布石?「人的逃れの可能性もある」今オフ5人目の“育成落ち”に憶測飛び交う<< 2010年ドラフトで1位指名を受け巨人に入団し、翌2011年に「11勝11敗・防御率2.03」でセ・リーグ新人王に輝いた澤村。川口氏によると当時の澤村はストレートとスライダーの2球種しか試合で使える球がなかったというが、それでも2ケタ勝利を挙げられる期待の投手だったという。 ところが、動画内で具体的な時期は明かされていないが、2012年の開幕前に澤村を見ると「すっげー体格が良くなってた」という川口氏。「お前どうしたのこの体?」と聞くと、日本ハム・ダルビッシュ有(当時/現カブス)も通っていたトレーニングジムでオフシーズン中、筋力トレーニングに励んだ結果筋肉量が増加したと言われたという。 一般的に筋トレは球速、スピン量の増加といったメリットがあると言われているが、川口氏によると澤村には「(下手に)筋肉をつけちゃったもんだから肩が回らない」というデメリットが生じてしまったとのこと。また、肩の可動範囲が狭くなったことにより、「スライダーが(1年目と比べて)曲がらなくなった」という。 スライダーの威力が落ちた影響で、残る球種のストレートを相手打者に狙い打たれる場面が増えてしまったという川口氏。澤村はリリーフに転向した2015年ごろからスプリットを持ち球に加え投球を組み立てていたというが、川口氏は「これ(スプリットを軸とした投球)が出来上がった頃にロッテにトレード(された印象が強い)」と、スライダーを失った影響が長引いたことが結果的に今年9月のロッテへのトレード移籍につながったと主張していた。 川口氏はこの他にも2013年日本シリーズで楽天に勝てなかった理由や、コーチ時代に巨人・菅野智之からかかってきたという驚きの電話について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「3か月くらいのオフ期間で見違えるくらい筋肉つける努力自体はすごいと思うが、何事もやり過ぎは良くないってことなのかもしれない」、「結局1年目の成績が現状キャリアハイだからなあ、行き過ぎた筋トレがなければと思うともったいない」、「そこから覚えたスプリットが今の武器になってるのがまだ救いだな」といった反応が多数寄せられている。 1年目の2011年に好成績を残した澤村だが、2年目の2012年に「10勝10敗・防御率2.86」と数字を落とすと、翌2012年以降の2年間は計10勝と年々低迷。リリーフに転向した2015年から今季のロッテ移籍前までの期間も「17勝16敗45ホールド74セーブ・防御率2.88」と思うような成績は挙げられていなかったが、ロッテ移籍以降はスプリットを武器に「0勝2敗13ホールド1セーブ・防御率1.71」と活躍しチームのパ・リーグ2位に大きく貢献している。 ロッテでの活躍もあり、今オフ複数のメジャー球団から獲得に興味を持たれていると伝えられている澤村。ただ、筋トレによる誤算がなければ、巨人のエースとして大成する未来もあったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田中大貴アナの公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC95Lxy4H7OA0w-bVzIvFyzg
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スポーツ 2020年11月17日 17時00分
大量流出危機のロッテに「ソフトバンクの二の舞」ファン悲鳴 来季の最下位は濃厚? 慰留失敗で待ち受ける苦難とは
今シーズン勝ちパターンの一角として「32登板・1勝1敗14ホールド・防御率1.19」といった成績を残し、チームのパ・リーグ2位に大きく貢献したプロ13年目・31歳の唐川侑己。17日、その唐川が海外FA権の行使を検討していると複数メディアが報じた。 報道によると、2018年シーズンに海外FA権を取得した唐川はそれ以降、今後の野球人生について真剣に考えるようになったといい、昨年にはFA権を行使する場合に備え代理人と契約していたとのこと。また、唐川の年俸ランクは人的補償が発生しないCランクのため、権利行使の場合は複数球団による争奪戦が確実視されている。 ソフトバンクに敗れCS終戦となった15日以降、チェン(0勝3敗・防御率2.42)、澤村拓一(0勝2敗13ホールド1セーブ・防御率1.71)、ハーマン(3勝2敗23ホールド1セーブ・防御率2.15)の主力3投手にそれぞれ流出の可能性があると報じられているロッテ。今回の唐川を含めると、今オフに最大4投手がチームを去る危機が訪れている。 >>ロッテ、今オフ主力が大量流出か「内々に調査されていた時期が…」球団は井口監督の采配にもメス?<< 迫る大量流出危機を受け、ネット上には「これまで報じられてる3人でも相当痛いのに、唐川まで移籍の可能性があるのは辛すぎる」、「勝ちパターンの投手が一気に抜けるのはマズい、最低でも2人は残留させてほしい」、「コロナ禍で懐厳しいかもしれんが、球団は何とか相応の条件を出してくれ」といった反応が多数寄せられている。 同時に「全員抜けたら前のソフトバンクみたいになる」、「下手したら一昔前のソフトバンクの二の舞になりそうで怖い」と、ソフトバンクを絡めて危惧する声も複数見受けられた。 「ソフトバンクはリーグ優勝・日本一に輝いた2011年、杉内俊哉(8勝7敗・防御率1.94)、和田毅(16勝5敗・防御率1.51)、ホールトン(19勝6敗・防御率2.19)の先発3名と、野手の川崎宗則(.267・1本・37打点・161安打)の計4名が同時に流出。その結果、翌2012年は3位に順位を落とすと、2013年には4位で2008年以来5年ぶりのBクラスに転落。2013年オフに中田賢一、岡島秀樹、サファテ、李大浩ら総勢8名の大補強を敢行した結果2014年に再びリーグ優勝・日本一に輝きましたが、球界随一の選手層を誇るとされるソフトバンクでも主力の大量流出にこれだけ苦しんだことを考えると、選手層がそこまで厚いわけではないロッテなら一気に最下位に転落する可能性も少なくありません。2位とはいえ終盤までソフトバンクと優勝争いを演じた今シーズンの躍進を無駄にしないためにも、球団フロントは相当の覚悟と責任を持って残留交渉に当たる必要がありそうです」(野球ライター) 現在指揮を執る井口資仁監督が就任した2018年以降、5位、4位、2位と毎年着実に順位を上げているロッテ。この流れのまま来シーズン優勝を勝ち取るためには前述の4名は必要不可欠な存在だが、果たして残留交渉を円滑に進めることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月16日 11時35分
ロッテ、今オフ主力が大量流出か 「内々に調査されていた時期が…」球団は井口監督の采配にもメス?
澤村、鳥谷、チェン・ウェインの去就は…。パ・リーグのクライマックスシリーズ(以下=CS)に敗退し、千葉ロッテはさらなるチーム強化に乗り出す。井口資仁監督は“鬼”に成り切れないかもしれない。 >>ロッテ・細川、“ベニー首投げ事件”の裏話を告白「引っ張っても全然動かなくて…」同僚がドン引きした衝撃の光景とは<< 「CSの舞台となったペイペイドームのネット裏には、メジャーリーグの関係者も来ていました。米スカウトではなく、日本国内で契約しているスポーツマネジメント会社のスタッフでしたが」(地元メディア) お目当ては澤村拓一投手だ。9月に千葉ロッテに移籍して以降、強気のストレートが蘇り、150キロ台のフォークボールがメジャースカウトの目にも留まった。すでに海外FA権を取得していることから、米メディアも「お手頃価格」として、千葉ロッテ移籍後の活躍を伝えていた。 CS第2戦後、澤村は「悔しい気持ちしかない」と敗戦を悔やんでいた。そのコメントから、“完全に千葉ロッテの一員”になったとも捉えることもできたが、こんな情報も聞かれた。 「今年に入り、澤村はスポーツマネジメント会社と契約しています。その会社にはロッテの吉井理人投手コーチもいます。メジャー移籍のための準備であり、千葉ロッテ移籍もそのルートが絡んでいたと思われます」(球界関係者) また、残留か否かで情報が錯綜しているのが、鳥谷敬内野手だ。新型コロナウイルスに感染してチームを離れてしまったこともあるが、出場試合数は42。打率1割3分9厘、打点6は物足りない数字だ。“元身内の関係系メディア”は「来季も!」と現役続行を伝えていたが、CS終了後の第一声は「球団がどういう風に考えているかが分からない」だった。額面通りに捉えれば、鳥谷自身と球団は「来季の話」を全く交わしていないことになるが…。 パ・リーグに詳しいプロ野球解説者がこう言う。 「CSの敗因は、打線です。チーム打率が12球団ワーストではソフトバンクの投手陣を打ち崩せません。外国人選手を含め、『打撃力優先』の補強をしないと、来季は厳しい」 鳥谷の打率は1割台。残留は難しいというわけだ。もっとも、12球団ワーストの打率でもCS進出を果たせた勝因だが、投手の継投策に尽きる。「唐川、ハーマン、益田」と繋いでいく勝利の方程式が出来上がり、それを補う澤村の存在も大きかった。 澤村のメジャー移籍志望を分かっていて途中加入させたようだが、やはり、慰留の説得は行うべきだろう。打撃面の強化は投手陣の安定が大前提だ。 「ロッテ打線はバントを1回で決められない、得点圏に走者を進めても、『あと1本』が出ないという拙攻が目立ちます。攻撃面での参謀が悪いのか、それとも、井口監督の采配に原因があるのか、内々に調査されていた時期がありました」(前出・関係者) 先発のコマ不足を補うためにシーズン終盤で獲得したチェン・ウェインは、メジャー復帰を第一希望としているそうだ。 逆転優勝を懸け、終盤戦で緊急補強した澤村、チェン。そして、若い野手陣をサポートするために獲得したベテランの鳥谷の去就が気になる。優勝を狙うチームに進化させるのなら、井口監督は自身の采配を含め、冷静に補強ポイントを整理しなければならないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年10月03日 17時00分
阪神・藤浪、セーブ王も狙える?「抑えをさせた方がいい」高まる待望論、松井・澤村ら成功選手との共通点とは
2012年のドラフトで1位指名を受け阪神に入団し、昨シーズンまで先発として「50勝40敗・防御率3.25」といった数字を残している阪神・藤浪晋太郎。その藤浪が今シーズン、リリーフとして活躍を見せている。 プロ初年度の2013年から2015年にかけ3年連続2ケタ勝利を達成したが、翌2016年から昨シーズンまで計15勝と一転して不振に陥った藤浪。今シーズンも先発8試合で「1勝5敗・防御率5.87』と振るわなかったが、9月26日ヤクルト戦からリリーフに転向すると以降の4試合で「0勝1敗2ホールド・防御率1.80」と好投を披露。そのため、ファンの間からは「先発時代とは別人のような投球だな」、「このまま抑えをさせた方がいいのでは?」とリリーフへの本格転向を望む声も少なからず挙がっている。 >>「笑ってる…」阪神・藤浪、不振の本当の原因は? 160キロ連発、矢野監督の“アシスト”で吹っ切れたか<< リリーフに転向した藤浪が今後も今の役割を務めるのか、それとも先発に復帰するのかは現時点で不明。ただ、球界には先発からリリーフに転向した後、最多セーブのタイトルを獲得するまでに大成した選手は現役だけで見ても少なくない。 現在楽天(2014-)でプレーする松井裕樹は、プロ1年目の2014年は主に先発として起用されるも4勝にとどまるなど結果を残せず。しかし、翌2015年に守護神候補・ミコライオの故障離脱もありリリーフに転換されると、63試合に登板し「3勝2敗33セーブ12ホールド・防御率0.87」と守護神として大ブレークを果たした。 翌2016年以降も守護神を務めた松井は昨シーズンまでに通算「53ホールド139セーブ」をマークし、2019年には最多セーブ(38セーブ)を獲得するまでに成長。今シーズンは自らの意志もあり先発に再転向したが、11試合で「3勝3敗・防御率3.66」と思うように結果を残せず、10月1日ソフトバンク戦からは再びリリーフに戻っている。 巨人(2011-2020)、ロッテ(2020-)でプレーしている澤村拓一は、2011年から2014年までは先発だったが「31勝34敗・防御率2.76」と勝ち星が伸びず。だが、翌2015年に原辰徳監督の意向でリリーフに配置転換されると、「7勝3敗3ホールド36セーブ・防御率1.32」と活躍。翌2016年は37セーブをマークしセーブ王に輝いた。 2017年は右肩の故障により一軍登板なしに終わり、怪我から復帰しセットアッパーとなった2018年以降も精彩を欠いていた澤村。ただ、今年9月7日にトレード移籍したロッテでは、ここまで9試合に登板し「5ホールド1セーブ・防御率1.04」と輝きを取り戻しつつある。 これまでオリックス(2006-2017)、ダイヤモンドバックス(2018-2019)、マリナーズ(2020-)に所属している平野佳寿は、2006年から2009年は先発を務めるも「18勝36敗・防御率4.01」と黒星が大きく先行。だが、翌2010年に就任した岡田彰布監督の意向でリリーフに転向すると、「7勝2敗32ホールド2セーブ・防御率1.67」とセットアッパーとしてブレーク。翌2016年には43ホールドを挙げ最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。 その後平野は2012年終盤ごろから守護神を務め、2014年には40セーブをマークしセーブ王に。2017年までに通算「139ホールド156セーブ」を挙げ、翌2018年からはMLBに活躍の場を移している。 この3名のようにタイトル獲得までいけば、リリーフ転向は大成功といえる藤浪。もちろん、どこまで成績を残せるかは本格転向しないことには分からないが、好成績が期待できそうな共通点もある。 まず共通点として挙げられるのは球速。今回取り上げた3名は松井が最速154キロ、澤村が最速158キロ、平野が最速156キロを誇っているが、藤浪の最速は160キロとこの3名を上回る。10月1日中日戦ではその160キロを5球もマークしているため、球速面は申し分ないといえそうだ。 また、下方向に落ちる球種に強みを持つ点も共通点といえる。松井はスライダー、澤村、平野はフォークを武器に結果を残しているが、藤浪も140キロ前後のフォークを持ち球としている。現在はストレート、カットボールが投球比率の8割以上を占めているが、フォークの配分が増えてくればまた一味違った投球が見られそうだ。 数年にわたって不振が続く中、それでも復活を願うファンの声がやむことはなかった藤浪。リリーフとして躍動している姿を間近で見ている矢野燿大監督は、果たして今後どのような決断を下すのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月14日 11時57分
ロッテ・澤村、移籍後の復活は“風”のおかげ? 他球団が驚く変化、「ロッテだから良かったんだ」表情も一変か
千葉ロッテ移籍の澤村拓一が輝きを取り戻した。移籍初登板は3者連続三振、3日後の登板でも力でねじ伏せる本来のピッチングが冴え渡った(9月11日)。 このトレードは巨人で働き場所を失っていた彼を見事に蘇らせたわけだが、こんな声も同時に囁かれている。「ロッテだから良かったんだ」と――。 >>巨人・堀内元監督、澤村がトレードされた理由を指摘 「成長が感じられない」苦言を呈したドラ1右腕の弱点とは<< トレードの一報が飛び込んできた9月8日、放出を決めた巨人・原辰徳監督をよく知るプロ野球解説者が、 「澤村はパ・リーグ向き。良いトレードになる」 と評していた。 同様の発言をしていた解説者、関係者も少なくなかった。この時点で、「パ・リーグ向き」の言葉の意味について、その発言をした解説者たちにも改めて質問してみたが、澤村の好投を裏付けるまでの回答は得られなかった。 しかし、改めて千葉ロッテマリーンズの本拠地・ZOZOマリンスタジアムに下りてみて、見えてきたものがあった。「風」だ。 「澤村と対戦した日本ハム、オリックスは、フォークボールを絶賛していました。巨人時代とピッチングスタイルは変わっていません。真っ直ぐを投げる時は、力みすぎるくらい力んでいて、でも好調な時はその力みで相手バッターを抑え込んでいて、後はフォークとスライダー、カーブ。ウイニング・ショットになる変化球はフォークしかありませんが」(プロ野球解説者) 海岸に近いZOZOマリンの上空に、いつも強い風が吹いていることは有名な話。しかし、グラウンドとスタンドでは「強風の向き」が異なるのである。 初登板、2度目の登板となった11日、センターバックスクリーン後方にある球団旗はライト方向に向かって、はためいていた。レフト方向からライト方向に向かって、風が吹いていた。 しかし、グラウンドに下りてみると、違う。内野フィールドが特にそうなのだが、正反対の「ライト方向からレフト方向へ吹いている風」を感じる。レフト方向から吹いている風が右翼フェンスと一塁側スタンドにぶつかり、それが跳ね返ってきて、内野フィールドに正反対の風を吹かせているのだ。 「いや、内野フィールドは跳ね返って吹く風がまた、どこにぶつかってヘンな方向に風が吹いています。いろいろな方向から来る風が全部ぶつかってくるのが、ホームベース周辺なんです」(チーム関係者) この集まってくる風が、フォークボールなど「縦の変化球」に“イタズラ”をするそうだ。 パ・リーグ出身、同球場での登板経験も持つ元投手のプロ野球解説者がこう言う。 「フォークボールだけではなく、カーブの軌道も変わります。風の影響で投球が『落ちる軌道』に入った後に揺れるんです。スピードボールも吹き上がるような軌道になることが多い」 剛速球とフォークボールが持ち球の澤村は、ZOZOマリンに合っているのかもしれない。 巨人時代はボールカウントが先行すると、不安そうな表情を浮かべ、自滅することも多かった。しかし、今の澤村の表情は気迫に溢れている。風のイタズラが澤村に自信を蘇らせたようだ。千葉ロッテが首位戦線に再浮上してくれば、混戦パ・リーグのペナントレースはさらに熱くなるだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月13日 11時00分
ダルビッシュ有が別人のユニフォームで先発!「これで負けたら最悪」本人は冷や汗、若手時代に起こした珍ハプニング
8日に行われたロッテ対日本ハムの一戦・試合は「3-2」でロッテが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがロッテ・澤村拓一の姿だった。 前日7日に巨人からロッテへのトレード移籍が決定した澤村は、翌日の同戦6回表にいきなり移籍後初登板。背番号「57」の新ユニフォームが間に合わなかったため、福嶋明弘打撃投手から背番号「106」のユニフォームを借りての登板となったが、三者連続三振で相手に付け入る隙を全く与えなかった。 見事な投球を披露した澤村に対し、ネット上には称賛の声が多数挙がった。一方、別人のユニフォームを着用していた点への反応も多数寄せられており、中には「一昔前のダルビッシュを思い出すな」、「ダルも1回ユニ忘れて同僚に借りたことあったなあ」といったコメントも見られた。 名前が挙がっているダルビッシュ有は、これまで日本ハム(2005-2011)、レンジャーズ(2012-2017)、ドジャース(2017)、カブス(2018-)でプレー。昨シーズンまでに日米通算156勝を挙げている現代屈指の先発右腕だが、若手時代に別人のユニフォームを着用してマウンドに上がったことがある。 >>ダルビッシュ投球中にグローブ落下、元巨人・桑田氏が「非常にいいこと」 本人苦笑の珍プレーに隠された凄さとは<< 2006年7月7日、インボイス西武ドーム(現メットライフドーム)で行われた日本ハム対西武の一戦。前日まで10連勝をマークしていた2位日本ハムは、この日から1.5ゲーム差で追う首位西武と首位攻防3連戦。首位追撃、そして球団タイ記録の11連勝がかかるこの大一番で、当時プロ2年目・19歳のダルビッシュは先発を任された。 ファンの期待が集まる中、1回裏にマウンドに上がったダルビッシュ。ところが、この日のダルビッシュは背番号「11」の自身のユニフォームではなく、なぜか背番号「29」の同僚左腕・八木智哉のユニフォームを着用。普段なら考えられない光景に、テレビ中継を見ていたファンの中には「あれ?八木が右で投げてる?」と混乱した人もいたという。 試合自体は「7回1失点(自責0)・被安打4・2四球・5奪三振」と好投し、「7-1」でチームを11連勝に導いたダルビッシュ。ただ、ユニフォームについては最後まで八木のユニフォームを着用したままだった。 なぜダルビッシュが八木のユニフォームを着用していたのか、この珍事の真相は試合後に判明する。日本ハムは前日まで行われていた対オリックス3連戦を本拠地札幌ドームで戦った後にビジターへ乗り込んだが、ダルビッシュはこの際にビジター用のユニフォームを遠征用バッグの中に入れ忘れたとのこと。本人曰く、「しわになっていたから(選手ロッカーの)ハンガーにかけておいた」ところ、そのままバッグにしまい忘れてしまったという。 試合前にこのことに気づいたダルビッシュは、急きょ翌8日に先発予定だった八木のユニフォームを借りることに。ただ、ダルビッシュは195センチ、一方の八木は181センチと体格差があったためかなり窮屈な着心地だったという。「これで負けたら最悪」と気合で臨んだ影響もあったのか投球面では面目を保ったが、試合後もダルビッシュは「自分、昔から忘れ物ばかりで、財布も何回なくしたことか」と反省しきりだった。 ダルビッシュの件とは事情が異なるが、ファンの間で大きな話題となった澤村の“別人ユニ姿”。投球内容も含め、最高のデビュー戦になったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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