殺人
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社会 2023年07月26日 17時15分
「おぐらが斬る!」札幌首切り事件 容疑者一家を支配していたのは娘だったのか?
札幌の首切り事件の容疑者が捕まった。親子3人であり、娘は小学生の頃から不登校であり、いまはひきこもりだ。父親は地元で有名な精神科医であった。被害者のAさん(62)とホテルに入室し、首を切断し持ち帰ったのは娘の田村瑠奈容疑者(29)と見られている。かなり狂気じみた猟奇事件だ。父親で医師の田村修容疑者(59)は、瑠奈容疑者を送迎したと考えられている。母親の田村浩子容疑者(60)は死体遺棄などで逮捕された。被害者のAさんはススキノで、「女装愛好家のトモちゃん」として、一部では知られた人物であった。瑠奈容疑者がAさんとディスコかカラオケで知り合い。女だと思って一緒にホテルに行ったら、暴行を受けたという報道もある。ただ単純にその復讐や怨みだけであれば、被害者を殺すだけで十分なはずだ。なぜ首を切断して持ち帰るという猟奇的な行為をしたのか? なんらかの思いがないとそのような行為はしないはずだ。その生首は、親子の自宅で発見された。一部が腐敗していたという。父親の修容疑者は、人当たりがよく、夫婦仲も悪くないというが、最近少し変わった様子があったという。半年ほど前から家の前まで車で帰ってくるのだが、家に入らず車の中でコンビニ弁当を食べていたり、本を読んでいたりしていたという。また父親は車から家に戻っても、6時間ほど、家に入ろうとしなかったという話もある。修容疑者には家に入りたくない・入れない何かの事情があったのだろうか? あるいは娘か妻に家に入れてもらえなかったのか・・・さらに近所の人の話だと、ここ1~2か月は家に帰ってきていないという話もある。帰ってきても10分くらいでまたどこかに出かけてしまっていたという目撃談もある。これも何か異様だ。あくまで仮説だが、加害者である田村家を支配していたのは娘の瑠奈容疑者だったのかもしれない。父親は娘の瑠奈容疑者を過保護・溺愛していたという。父親は精神科医であり、娘は不登校であったという。父親は瑠奈容疑者の不登校を何とかしようとあれこれ努力したことだろう。父親は娘の異常性に早くから気が付いていたかもしれない。母親は数か月前に家の中で骨折し、しばらく入院していたというが、これも瑠奈容疑者と関係があったのか・・・「人を殺してみたかった」というのが動機の殺人はときどき起こる。瑠奈容疑者が「人の首を切り落として家に持って帰りたい」という異常な願望があり、娘にマインドコントロールされている両親は逆らうことができなかったのかもしれない。仮に動機が復讐だとしても、実行犯は父親ではなく娘の瑠奈容疑者なのだ。自分の娘が人の首を切り落とし、家に持ち帰るという異常な事件に精神科医の父親が協力したという、じつに猟奇的事件と言える。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年07月22日 19時01分
「おぐらが斬る!」元人気プロ棋士橋本崇載 元妻をクワで襲って殺人未遂のなぜ
元プロ棋士の橋本崇載(たかのり)容疑者(40)が、元妻(33)の実家にクワを持って襲撃し、元妻と元妻の父親に軽いケガを負わせ住居侵入と殺人未遂で逮捕された。プロ棋士としてはA級八段というトップエリートであり、何手も先を読めるはずの男が、なぜ「詰んで」しまったのか?橋本容疑者は、元妻に対する名誉棄損でこれまでに2度逮捕されている。6月には大津地方裁判所から、懲役1年6カ月・執行猶予4年の判決を受けたばかりだった。かつて橋下容疑者はツイッターに元妻らの写真を掲載し「仕事と子供を奪い取り、絶対に許せない」と投稿したり、「僕の全てをつぶした殺人鬼」「僕を地獄に落とした」と投稿したりしていたのだ。また元妻や元妻の父親の実名、住所、画像を投稿したこともある。元妻への憎しみと執着は相当強いものがあったようだ。実は橋本容疑者は2019年に妻から離婚を求められており「対局を終えて自宅に帰ると、書置きを残して妻と生後4か月の息子が消えていた」と、手記やネットに告白している。その後、「子どもの面会」と「監護権」を家庭裁判所に求めたが認められず、2021年4月に日本将棋連盟を引退した。なぜ妻が子どもを連れて消えたのかという理由はよくわからないが、家庭裁判所が面会などを認めなかったことや、今回の事件や元妻への名誉棄損などから「推して知るべし」であろう。他にモラハラの噂がある。モラハラとは、身勝手な言動が多く、妻の言動を制限し支配しようとする特徴がある。そしてハラスメントをしている夫は、その自覚がない。橋本容疑者は自身を『実子誘拐・子どもの連れ去りの被害者』と主張していたが、少なくとも橋本容疑者の場合は「嫁さんが子どもを連れて家を出て行った」と表現したほうがよさそうだ。そして泥沼裁判を経て離婚が成立する。その後も元妻への誹謗中傷をツイッターやユーチューブで発信しつづけ、名誉棄損で2度逮捕とかなりの異常な性格であるようだ。将棋界を引退後、ユーチューバーをやっていたが、数か月前から博多でホストとして勤務。その間、自殺をほのめかすようなツイートをしている。そして今回の事件の3週間前にホストをやめ、博多から600㎞離れた滋賀で凶行に及んだ。凶行の内容は7月21日午前7時ごろ、元妻の実家に窓から侵入、元妻と元妻の父親にケガを負わせ父親が抵抗中に、元妻は4歳になる息子を連れて逃げ警察に通報。橋本容疑者は殺人未遂容疑で緊急逮捕された。橋本容疑者は、かつてバラエティ番組に出るほどの人気者で、羽生善治九段に2度勝ち藤井聡太名人とも戦ったことのある男である。そんな男でも理性で感情を抑えられなかったようだ。殺人未遂罪の法定刑は、殺人罪と同じ「死刑、無期懲役、5年以上の懲役」である。現在執行猶予中であるため、実刑であろう。子どもを連れ去った元妻を憎むあまり、一番会いたかった我が子には一生会えないかもしれない。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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芸能ニュース 2023年07月18日 20時05分
「おぐらが斬る!」猿之助自殺ほう助で再逮捕 もし執行猶予付きなら自殺の危険性は?
18日。警視庁は父親である市川段四郎さんへの「自殺ほう助」容疑で、市川猿之助容疑者(本名喜熨斗(きのし)孝彦)(47)を再逮捕した。これまでは6月に母親への同容疑で逮捕されていた。再逮捕容疑は、5月17日~18日に、自宅で睡眠薬を飲ませ、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(76)の自殺を手助けし、18日に死亡させた疑いだ。もし段四郎さんが自分の意思で亡くなったのでなかった場合、殺人の容疑で立件もありえたのだ。おそらくこれまでの捜査や取り調べで、警察は段四郎さんも自殺する意思があったと判断し、自殺ほう助で再逮捕となったのだろう。警察によると、段四郎さんは認知症を患っており、判断能力が疑われていたが、関係者などの捜査で、日常生活において問題はなかったことがわかったという。また猿之助容疑者の供述と部屋の様子や、薬の種類など司法解剖やカルテなどの、裏付け捜査をして矛盾がなく、今回の再逮捕となったようだ。今後も警察は裏付け捜査を続けるという。自殺ほう助罪は「6月以上7年以下の懲役まだは禁錮」に処されることになり、執行猶予が付くことも少なくない。しかし猿之助容疑者の場合、亡くなったのは2人であるので、執行猶予付きになるか、あるいは実刑となるかは、まだわからない。これはあくまで筆者個人の意見で、歌舞伎ファンや猿之助ファンの方々にお叱りを受けるかもしれないが、執行猶予より実刑の方が、猿之助容疑者にとっていいのではないかと思っている。その理由は、自殺未遂者に対して5年以上の追跡を行うと、おおよそ10人に1人が自殺で亡くなっていることが分かっているのだ。その点、刑務所では自殺防止にとても気をつかっている。それでも年間20人ほどが刑務所内で自殺しているのが現実だ。猿之助容疑者は、親子3人で死のうとして、1人だけ取り残されている。自殺の大きな原因の一つに、週刊誌のセクハラ・パワハラ報道があり、これらの問題は何も解決していない。また、強い睡眠導入剤を以前から使っていたというから、不眠症である可能性が高い。不眠症もまた大きな自殺リスクなのだ。猿之助容疑者はいま、二重三重の自殺リスクに囲まれているのだ。最後に著名人の自殺といった報道が増えると、その影響で自殺を試みる人が増えるという。もし、ふとそんな気分になったら、とにかく誰かに相談をしてほしい。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年06月30日 22時02分
「おぐらが斬る!」DVやストーカー 男女間暴力の実態とは?
交際していた男女のDVや、別れ話のもつれからストーカーなどで、最悪殺人にまで至ってしまうという事件が後を絶たない内閣府の『男女間における暴力に関する調査』(令和3年3月)の『配偶者からの暴力の被害経験』によると、女性の約4人に1人、男性の約5人に1人が、配偶者から被害を受けたことがあり、女性の約 10人に1人は何度も受けているという。そして暴力を受けた女性の15.5%が実際に離婚しており44.1%が離婚したいと思ったという。暴力を受けた男性の場合は14.2%が離婚し、23.7%が離婚したいと思ったという。命の危険を感じるほどの暴力を受けたことのある人は女性18.2%、男性5.0%。女性の約5人に1人が、命の危険を感じるほどの暴力を受けた経験があるというのだ。これらは配偶者からの暴力だが、恋人など交際中の相手からの暴力では、女性16.7%、男性8.1%が暴力の被害経験がある。同棲(同居)の相手では、女性39.2%、男性36.7%もが、暴力被害を受けている。これは結婚中や交際中より格段に多い。同棲中というのは、男女を暴力的にするのだろうか?交際中に命の危険を感じた経験は、女性23.7%、男性7.2%もある。男女交際というのは、ある意味命がけなのか?さて、次はつきまとい(ストーカー)についてだが、女性10.7%、男性4%が、被害の経験があるという。女性の10人に1人がストーカー被害に遭っているということだ。ストーカーをする相手は「交際相手・元交際相手」が約3割、「職場・アルバイトの関係者」、「通っていた(いる)学校・大学の関係者」が約2割。それ以外では職場やバイト先の客、元配偶者、地域活動や習い事の関係者、ネットで知り合った人、知らない人からつきまとわれる場合も多いようだ。ストーカー被害を受けた人で「命の危険を感じた」という割合は、女性25.4%、男性19.7%もあるというのだから恐ろしい。ある心理学者によると、ストーカー加害者は「自分に自信はないが自尊心は高い」というタイプが多いという。そして感情や行動を抑えることができない。しつこいストーカーにつきまとわれると、最悪被害者がお金を払って引っ越したりしなくてはいけなくなる。もし被害を受けるようなことがあったら、速やかに警察などに相談することをおすすめする。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年05月29日 22時01分
「おぐらが斬る!」長野4人殺害容疑者の心の闇とは? もしかしたら統合失調症か?
とんでもない事件が起きた。5月25日午後4時25分ごろ長野県中野市で村上幸枝さん(66)が刺殺され、駆け付けた玉井良樹警部補(46)、池内卓夫巡査部長(61)が銃撃されて死亡。竹内靖子さん(70)も刺され、容疑者の自宅近くで死亡しているのが見つかった。容疑者は青木政憲氏(31)で「2人が話をしながら散歩しているときに『独りぼっち』と自分をばかにしていると思った」という。事件については各マスコミがすでに語っているので、筆者が気になったことについて書く。1つは青木容疑者が、女性を襲い警察官を銃撃したときのコスチュームだ。それは迷彩服と呼ばれる戦闘服であったことだ。戦場やサバイバルゲーム以外で迷彩服のような戦闘服を着るのは【強く見られたい】【自分を強いと思いたい】ということが多い。老いた女性2人をサバイバルナイフで刺殺したときや、警察官2人を至近距離から射殺したときは「俺は強い」という気分で殺したのかも知れない。青木容疑者は「人付き合いがうまくいかず、いじめを受けて大学を中退し、ひきこもっていた時期があった」という。普段はとても大人しい人であったともいうから、普段は自己主張ができず鬱屈した心理や強い劣等感を持っていたと考えられる。「機嫌が悪いと意味不明なことを言いながら「こら」「おい」とか叫んで近所をうろつくので、みんな避けていた」という報道もある。これも容疑者の普段隠された劣等感や被害者意識を出していると思われる。もう一つは統合失調症の可能性だ。ただ青木容疑者は、散弾銃など猟銃3丁、空気銃1丁の所持許可を受けている。本来なら精神科医や心療内科医の診断が必要だったのだが、2015年からかかりつけ医の診断でもよくなった。信濃毎日デジタルによると、大学時代、上京した青木容疑者から電話連絡ができなくなり、心配した両親が上京したとき「青木容疑者は「ここは盗聴されているから気を付けて」と言った。聞くと、盗聴を恐れて携帯電話の電源も切っており「部屋の隅に監視カメラがある」。だが、両親にはカメラがあるようには見えなかった」という。このときも「大学でみんなに『ぼっち』とばかにされている」と語っていたそうだ。統合失調症の主な症状に「盗聴されている」「見張られている」「悪口を言われている」というものがあり、青木容疑者はこのすべてに当てはまっている。この時「自分は正常だ」と、受診を拒否したというが、もし受診していれば今回の事件は起きなかったかもしれない。もちろんこれらは筆者の憶測に過ぎず、病気かどうかは専門医でないと判断できない。また統合失調症は100人に1人がかかるめずらしくない病気で、ほとんどの人は治療を受けながら普通に暮らしている。ただ、何にせよ青木容疑者が、いろいろと心に抱えていたのは間違いない。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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芸能ニュース 2023年05月27日 22時30分
「おぐらが斬る!」市川猿之助事件は謎だらけ? 逮捕もあり得る?
市川猿之助さんの一家心中事件だが、最初から謎だらけだった。まず第一報では「これは事件か事故か?」という謎があり、やがて親子3人が自殺を図ったらしいことがわかった。一家心中だとして、無理心中であったのか、合意の元での一家自殺であったのか?猿之助さんは警察の取り調べに対して「死んで生まれ変わろうと家族で話し、両親が睡眠薬を飲んだ」と語ったというが、現在の睡眠薬は100錠飲んでも死なないほど安全性が高い。もちろん高齢のご両親なら死ぬ可能性は大きくなるが、3人はそのことを知っていたのか?警察の発表では「向精神薬を服用」とあり、睡眠薬とは限っていない。向精神薬の中には、用法容量を守らないと危険なものもある。どうやって親子はその知識と薬を手に入れたのか?薬の包装シートや瓶、飲み残しの薬などが見つかっていないのはなぜか? 猿之助さん自身が始末をしたのか、したとしたらどこにどうやって? そしてこれから死にゆくのになぜ? 包装シートなどは第三者が持ち去った可能性もある。猿之助さんの口述によると、眠りについた両親の顔にビニール袋をかぶせている。これはより確実に両親を死に至らしめるためであろう。猿之助さんが救急搬送され2日後に「退院」と報道され、一部に自宅には戻ったというものもあった。この報道にはさすがに「?」であった。自宅もまだ捜査中かも知れないし、猿之助さんが再び自殺をこころみるおそれもある。捜査結果によっては逮捕・起訴の可能性もある。猿之助さんはいまも【殺人】【同意殺人】【自殺ほう助】【自殺教唆】の嫌疑がかけられていて、捜査一課が動いているという。捜査一課とは殺人、放火、強盗、強制わいせつ、誘拐、立てこもりなど、凶悪犯罪の捜査を担当するところで、そうやすやすと帰すとは思えない。どうやら「自宅に戻った」というのは報道の勇み足で、退院というより警察病院への転院であったようだ。警察病院なら、一般入院者ではないので、弁護士以外のお見舞い客など第三者と面会するのは難しい。実質拘留中ということであろう。猿之助さんは遺書らしきものを残しているが、両親は残していない。薬を無理やり飲ませたという痕跡はないようだが、父親の市川段四郎さんは認知症をわずらっており、ほぼ寝たきり状態で、母親が介護をしていた。父親の段四郎さんは、本当に自殺の意思はあったのだろうか?遺書らしきものには「遺産はMに相続させてほしい」とも書かれていた。Mさんは猿之助さんのマネージャーで、3人の第一発見者。猿之助さんとMさんは恋人同士であるという。そのMさんはいまのところ行方がわからない。おそらく警察はそうとうなところまで調べているのだろうが、この事件はいまだに謎が多すぎる。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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社会 2023年05月13日 22時01分
「おぐらが斬る!」理想の先生が殺人!? ギャンブル依存症? あまりに幼稚な事件
殺人の疑いで逮捕されたのは、江戸川区の公立中学校教師・尾本幸祐容疑者だ。尾本容疑者は2月24日の午後6時半ごろ、山岸正文さん(63)を刃物のようなもので切り付け、殺害した疑いが持たれている。現場は、尾本容疑者が勤務する中学校から3分ほどの距離で、何より驚いたのは尾本容疑者の評判の良さだ。校長も他の教師たちも、生徒も保護者も、近所の人からも尾本容疑者を悪く言う人はいない。みな口を揃えたように「優しい先生「素敵な先生」「子煩悩なお父さん」というのだ。尾本容疑者は、ギャンブルなどで数百万円の借金があり、お金に困っていたというが、外側からはまったくその様子は見えなかったようだ。さて、仮に容疑者の動機がギャンブルなどでお金に困っていたからというものだとしたら、ギャンブル依存症が疑われる。ギャンブル依存症に限らず、すべての依存症は「自分や他人に迷惑をかけているのがわかっていてもやめることができない」ものをいう。日本はギャンブル依存症大国で、依存症について調べている厚生労働省の研究班久里浜医療センターによると、「ギャンブル等依存症が疑われる者の割合」は、3.6%。これはフランス1.2%、ドイツ0.2%、オランダ1.9%と、諸外国と比べて突出してギャンブル依存症が多いことがわかる。日本には競馬・競輪・競艇・オートレースと公営ギャンブルがあるのに加え、町に一つはあるパチンコ屋が、ギャンブル依存症の人を増やしていると考えられている。ギャンブル依存症になると、アルコールや覚せい剤の依存症と同じく脳のレベルでコントロールができなくなり、集中力・記憶力などが低くなることがわかっている。さらに前頭葉の機能が低下し、衝動性が高まるという研究結果もある。つまり脳が変化し頭が悪くなってくるのだ。尾本容疑者が、ギャンブル依存症であるかどうかは、専門医が診断をしないとわからない。どちらにせよ、尾本容疑者はギャンブルなどの失敗で借金があり、一発逆転で強盗を思いつき実行してしまったとしたら、前頭葉の機能が低下していたと言われても仕方がない。それにしても尾本容疑者は公立中学の先生、つまり公務員であり、やりようによっては周囲に知られずに借金を返済することが可能であったはずだ。それを強盗殺人とは、あまりに幼稚で短絡的だ。ちなみに被害者の山岸正文さんと同居していた87歳になる母親は重度の認知症であり、殺された山岸さんが介護をしていた。尾本容疑者はこの母親も襲い切りつけている。尾本容疑者には妻と2人の子供がいる。もし強盗殺人が確定すれば、死刑か無期である。プロフィール巨椋修(おぐらおさむ)作家、漫画家。22歳で漫画家デビュー、35歳で作家デビュー、42歳で映画監督。社会問題、歴史、宗教、政治、経済についての執筆が多い。2004年、富山大学講師。 2008~2009年、JR東海新幹線女性運転士・車掌の護身術講師。陽明門護身拳法5段。
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「おぐらが斬る!」札幌首切り事件 容疑者一家を支配していたのは娘だったのか?
2023年07月26日 17時15分
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2023年07月22日 19時01分
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「おぐらが斬る!」理想の先生が殺人!? ギャンブル依存症? あまりに幼稚な事件
2023年05月13日 22時01分
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