日本相撲協会
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スポーツ 2021年01月05日 19時55分
横綱・白鵬のコロナ感染で初場所中止の懸念? 協会は開催めざすも、ファンは最悪の感染経路を危惧
10日に初日を迎える大相撲初場所(東京・両国国技館)。開幕が間近に迫った5日、横綱・白鵬が新型コロナウイルスに感染したことを複数メディアが報じた。 報道によると、白鵬は3日に嗅覚異常を覚え4日にPCR検査を受けたところ、5日朝に陽性が確認されたとのこと。白鵬は保健所の指導のもと入院するという。同時に、白鵬の所属部屋である宮城野部屋の関係者全員が5日中にPCR検査を受けることも伝えられている。 白鵬は3場所連続休場となった昨年11月場所後に、横綱審議委員会から3種類ある決議の中で2番目に厳しい「注意」の決議を下されている。初場所は最も重い決議である「引退勧告」を回避するための重要な場所だったが、今回のコロナ感染で出場が絶望的となったため復活の可否は3月場所に持ち越されることになった。 >>白鵬・鶴竜、2場所連続休場にファン呆れ横審もいよいよ我慢の限界?「場所を全うする回数が多くない」<< 白鵬のコロナ感染を受け、ネット上には「最高位の力士がコロナにかかったのはショック」、「場所目前でかかるのは本人的にも興行的にもキツいな」、「部屋内の他力士まで広がったら場所の開催も危うくなる、白鵬以外に感染者が出ないことを祈るしかない」といった心配の声が多数寄せられている。 一方、「白鵬も参加してた合同稽古のメンバーは大丈夫なのか」、「もし感染経路が合同稽古なら一巻の終わり」と、昨年末に行われた合同稽古を絡めたコメントも複数見受けられた。 「今回コロナ感染が判明した白鵬は、協会が昨年12月18日~23日に国技館内の相撲教習所で実施した合同稽古に初日から4日間参加。この稽古はコロナ禍により出稽古が制限される状況を考慮して協会が設けたもので、複数回のPCR検査や付き人の人数制限といった感染対策を施した上で開催。また、稽古には横綱・鶴竜をはじめ多数の幕内力士が参加し、貴景勝や朝乃山といった大関陣が白鵬と積極的に相撲をとったことなども伝えられていました。白鵬の感染経路について詳細は特に伝えられていませんが、この合同稽古が感染のきっかけになったのではと危惧しているファンは少なくないようです」(相撲ライター) 一部からは「7日からは緊急事態宣言(東京、神奈川、埼玉、千葉が対象)も出るらしいし、もう初場所は中止にすべきでは」との声も挙がっている初場所。現在(5日午後7時)まで協会は観客上限を5000人として場所を開催するというスタンスを崩してはいないが、今後どのような対応をとっていくのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月08日 11時00分
式秀部屋の9名が脱走! 過去には現役横綱が脱走し廃業も その後、横綱昇進のハードルが高くなった?
1992年4月に創設され、2013年1月から現在の式秀親方(元幕内・北桜)が力士たちを指導している大相撲・式秀部屋(茨城・龍ケ崎市)。その式秀部屋に所属する力士19名中9名が、集団で部屋を脱走していたことを5日、複数メディアが報じた。 報道によると、式秀部屋では今年に入ってから式秀親方が体調を崩したため、代わりにおかみが力士たちの面倒を見ていたとのこと。しかし、おかみは「大部屋のコンセント使用は許可制」、「個人宛ての荷物は写真を撮りグループラインに投稿」、「個人ロッカーの抜き打ちチェック」といったルールを力士たちに義務付け、反発する者には「クビにするぞ」などと脅していたという。 こうした指導に不満を募らせた力士のうち9名が、4日夕方に部屋を脱走し千葉県内のカラオケボックスに逃走。そこで日本相撲協会に連絡したことから今回の一件が発覚したという。 >>貴乃花氏に「ロクなこと言わない」有吉が強力ツッコミ 「どうしたら幸せに…」自虐ネタも<< 7月19日~8月2日まで開催されていた7月場所が終わった直後の騒動に、ネット上には「約半分の力士が脱走というのは異常事態じゃないか?」、「報道内容が本当なら、ちょっと行き過ぎた指導って感じがする」といった反応が多数寄せられている。一部では「力士の脱走っていうと双羽黒の騒動を思い出すな」、「双羽黒の時みたいな大事に発展しなければいいが…」といったコメントも散見された。 コメントで挙がっている「双羽黒」は、第60代横綱・双羽黒(本名・北尾光司)。2019年2月10日に慢性腎不全のため55歳で亡くなった元力士だが、現役中に所属する部屋を脱走する騒動を起こしている。 騒動が起こったのは、今から33年前の1987年末のこと。当時24歳の横綱・双羽黒は、直前の11月場所で「13勝2敗」と好調。横綱・千代の富士(前九重親方)が「15勝0敗」だったため優勝とはならなかったが、翌1988年は複数回の優勝を果たすのではとの見方も強かった。 ところが、双羽黒は同年12月27日に立浪親方(元関脇・安念山)に生活態度を注意されたことを理由に、所属していた立浪部屋を脱走。当時の報道では部屋で出されたちゃんこの味付けを巡り親方との言い争いに発展したとされているが、本人はちゃんこも満足に作れない若い衆を指導するよう親方に求めたところ、逆に若い衆への謝罪を求められたことが発端と後年に主張している。 双羽黒は脱走後に都内のマンションの一室に潜伏したが、周囲が部屋に戻るように説得しても応じず。一方、双羽黒の行動に激怒した立浪親方は、協会へ双羽黒の廃業届を提出。この事態を受けた協会は同月31日に緊急理事会を開き、双羽黒の廃業届を受理することを決定。双羽黒も同日に記者会見を開き、「横綱としては失格だったかもしれないが、自分を貫いた」と廃業を受け入れている。 ここまでが双羽黒が起こした騒動の経緯だが、協会はこの騒動をきっかけに“双羽黒を優勝なしで横綱に昇進させた判断が結果的には甘過ぎた”と反省し、以降は「大関の地位で2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」という昇進基準を厳格にするようになったといわれている。実際、これ以降は「2場所連続優勝に準ずる成績」を挙げた大関が、「2場所連続優勝」を満たしていないとして昇進を見送られるケースが続出。2014年3月場所後に大関・鶴竜(前場所優勝同点・当場所優勝)が昇進するまで、厳格な適用は続いたとされている。 一方、双羽黒は力士引退後にプロレスラーや格闘家として活動したが、いずれも成功せずに1998年に引退。その後、2003年に代替わりした立浪部屋のアドバイザーを一時務めていたがこれも長続きせず、2013年に腎臓を患って以降は亡くなるまで闘病生活を送っている。 今回の騒動を受け協会は式秀親方とおかみを注意し、脱走した力士9名は全員部屋に戻ったことが報じられている。ただ、脱走した9名以外にも不満を募らせている力士がいるとも伝えられているため、事態の収拾にはもう少し時間がかかりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月05日 15時30分
小結・阿炎の「爆睡してた」発言に批判「きっかけはお前だろ」 自身の不祥事が発端のSNS研修、他人事のような態度にファン激怒
日本相撲協会が力士・親方・行司ら全ての協会員を集め、4日に両国国技館(東京・両国)で開催したSNS研修。この研修に参加した小結・阿炎の発言が、ネット上の相撲ファンの間で物議を醸している。 阿炎は昨年の11月場所前、十両・若元春(現幕下)と共にお互いの口や手足をガムテープで縛ってふざける動画をそれぞれのインスタグラムに投稿。これが“不適切な投稿”と問題視されたことを受け協会は両力士を口頭で厳重注意したが、この騒動をきっかけに今回、全協会員を対象にSNS研修が行われることになったとされている。 各メディアの報道によると、協会は研修に一般社団法人日本刑事技術協会・森雅人理事を招き、全協会員約900人に対しSNSの危険性などを講義。また、騒動を機に全協会員が禁止されていた私的SNSは、研修後も引き続き禁止が継続されるという。 協会の八角理事長(元横綱・北勝海)が「1人の過ちが協会全体に迷惑をかける」と、協会員に責任のある行動を求めたとも伝えられる今回の研修。ところが、3カ月前に騒動を起こしたばかりの阿炎は研修終了後、報道陣に対し「爆睡していたので何も聞いていない」と冗談めかして発言したという。 阿炎の発言を受け、ネット上の相撲ファンからは「自覚が無さすぎる、そもそものきっかけはお前だろ」、「自分の行動が発端なのに全然反省してないな」、「この期に及んで他人事だと思ってるのか?こういう奴は絶対にまた問題起こすぞ」、「冗談だとしても寝てたって発言はダメだろ、これならまだノーコメントの方がマシだ」、「茶化すような場面じゃないだろ、自分の立場分かってるのか?」と批判が噴出。 一方、「質問をはぐらかすための冗談だろ」、「報道陣を相手にしたくなかっただけじゃないの?」、「協会からもあんまり内容喋るなって言われてそう」といった指摘も複数寄せられている。 「今回開催された協会のSNS研修は、各報道によると研修は非公開で行われたと報じられています。そのため、協会側が阿炎を含む参加者に、研修後も詳しい内容を口外しないようにという“かん口令”のようなものを敷いている可能性はあるでしょう。ただ、仮にそうであったとしても、『爆睡してた』というのは少々軽率な発言ではないかと思いますが…」(相撲ライター) 本当に寝ていたのか、それとも“かん口令”が敷かれたのかは不明だが、いずれにせよ今回の発言に違和感を覚えたファンは多いようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月21日 17時00分
横綱・白鵬、休場中「いいね」が物議? アントニオ猪木氏・田村淳らの投稿に反応「協会がSNS使用禁止してるんじゃ…」の指摘も
大相撲の横綱・白鵬が運用する公式ツイッターが、ツイッターの相撲ファンの間で物議を醸している。 昨年九州場所で通算43回目の優勝を果たした白鵬は、2017年夏~名古屋場所以来の連覇を目指して今場所に出場。しかし、14日の3日目までに連敗を含め1勝2敗と振るわず、翌15日の4日目から蜂窩織炎を理由に途中休場した。 ところが、白鵬の公式ツイッターを見ると、自身が休場した14日以降に投稿された8件のツイートに「いいね」が押されている(21日15時現在)。 また、その中には元プロレスラーで元参議院議員のアントニオ猪木氏やサッカーJ1・ヴィッセル神戸のルーカス・ポドルスキ(18日に退団発表)、さらにはロンドンブーツ1号2号・田村淳といった著名人のツイートなども含まれていた。 ネット上のファンからは「休場中に何やってるんだ、せめて場所が終わるまでは大人しくしとけよ」、「見るのは自由だと思うが、なぜわざわざ足がつくようなことをするのか」、「休場中にツイッターって暇なの?それなら今からでも再出場したらいいのに」と苦言が噴出。 一方、「力士はSNS使うのは協会が禁止してるんじゃないのか」、「研修やるまでSNS使用は当面禁止だったはずだが…」、「協会が禁止してるのは投稿だけってことなのか?」といった疑問の声も複数見受けられた。 「力士のSNSといえば昨年11月に小結・阿炎と十両・若元春(現幕下)がそれぞれのインスタグラムに投稿した、お互いの口や手足をガムテープで縛ってふざける動画が問題となりましたが、これを受けて日本相撲協会は私的SNSの禁止を同月の九州場所前に全力士へ文書で通達したと報じられています。また、解禁時期については“2月に行われるSNS研修の内容を全力士が理解してから”とも伝えられています。ただ、ツイッターでの『いいね』に関しては、禁止期間中に押している力士は白鵬以外にも大勢いますが…」(相撲ライター) 協会が通達した“SNS禁止”が投稿だけを指すのか、それともアカウント上での「いいね」や「リツイート」なども含むのかは公表されていないが、怪我で休場中の横綱の行動に違和感を抱いているファンも多いようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年01月10日 19時03分
大相撲、石浦の処遇に「フェアじゃない」と批判の声 貴ノ富士・拓郎とは対照的、軽度な処分の理由は
大相撲の幕内・石浦に対する日本相撲協会の対応が、ネット上の相撲ファンの間で物議を醸している。 石浦は所属する宮城野部屋で4日に行われた朝稽古中、兄弟子の幕下・宝香鵬にダメ押しをされたことに立腹して膝蹴りや拳で殴るなどし、宝香鵬もこれに応戦したことで殴り合いの喧嘩に発展。これを受けて協会はコンプライアンス委員会からの意見も踏まえ、9日の臨時理事会で処分を決定するとしていた。 協会が定める暴力禁止規定では、関取の暴力は1場所出場停止が基準とされている。しかし、9~10日の各メディアの報道によると、協会は石浦を1場所出場停止にはせず、1カ月の報酬減額(20%減)とけん責処分に。また、応戦した宝香鵬についてもけん責処分のみにとどめたため、両名は共に初場所へ出場する見込みであるという。 基準より軽い処分を下した協会に対し、ネット上のファンは「処分が甘すぎる、こんなのお咎めなしと変わらないじゃないか」、「石浦が先に仕掛けたんだから、基準通りの出場停止が妥当だろ」、「こんな処分で済ませてたらまた同じようなことが起こるぞ」と反発。 同時に、「貴ノ富士と扱い違いすぎるだろ」、「拓郎よりも軽い処分なのは意味不明」、「貴ノ富士や拓郎と比べても明らかに不公平な処分」と、元十両・貴ノ富士や元立呼び出し・拓郎を絡めた批判も複数寄せられている。 「貴ノ富士はしこ名が『貴公俊』だった2018年3月に付け人への暴力により1場所、拓郎は2019年10月に後輩呼び出し2名へ手を上げたことにより2場所の出場停止処分を受けています。協会に異議を唱えるファンは、今回の処分内容が過去の事例と比べて『フェアじゃない』という思いを抱いているようです」(相撲ライター) 処分を伝える報道の中では、協会やコンプライアンス委員会が“石浦、宝香鵬は共にこれまで暴力を振るったことはない”、“両名に怪我はなくどちらも猛省している”、“いじめや制裁といった要素もない”といった事柄を理由に、今回の一件を「悪質性は高くない」と判断したと伝えられている。しかし、その判断に納得していないファンも多いようだ。文 / 柴田雅人
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