宮城大弥
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スポーツ 2021年09月03日 20時30分
オリックス、首脳陣の決断で優勝争いに暗雲?「裏目に出る予感しかない」勝ち頭・宮城のローテ変更が物議を醸すワケは
2日終了時点で「49勝39敗14分・勝率.557」とパ・リーグ首位に立つオリックス。3日、そのオリックスがここまで「11勝1敗・防御率1.99」の勝ち頭・宮城大弥を週末のカードで登板する表ローテから、週明けのカードで登板する裏ローテに変更したと複数メディアが報じた。 >>オリックス・山田のミラクルプレーに「曲芸みたいだ」驚きの声 解説も目を見張ったバット回避、失敗なら長期離脱の危機だった?<< 報道によると、オリックス首脳陣は4日・ソフトバンク戦で先発予定だった宮城を、週明けの7日・ロッテ戦へ移動。宮城の移動で空いた4日にはスパークマンを中5日で投入するといい、実際に4日の予告先発は同選手であることがNPBから発表されている。 オリックスは今季後半戦から宮城、山本由伸(11勝5敗・防御率1.64)の勝ち頭2名をともに表ローテで起用しており、後半戦の週末3カードはここまで「6勝2敗1分」と貯金4。一方、裏ローテの投手が投げる週明けのカードは3カードを消化し「1勝3敗2分(中止3)」と負け越し。今回のローテ変更は裏ローテへのテコ入れとともに、今後週明けカードで3回ぶつかる予定の2位ロッテに圧力をかける意図があるとみられている。 宮城のローテ変更を受け、ネット上には「ロッテを叩いて首位固めするために勝負に出たな」、「裏ローテの先発が後半戦1勝もできてないのはマズいと思ってたからこれはいい判断」、「山本とずらすことで、表も裏も最低1勝が計算できるようになるから大型連敗のリスクも減りそう」といった反応が寄せられている。 一方、「対ロッテ得意じゃない宮城をわざわざぶつけにいくのは裏目に出る予感しかない」、「これまでの相性通りに宮城が打ち込まれると逆に優勝が怪しくなるのでは」、「7日の結果を見てみないと分からないが、もし勝てなかったら優勝争いにかなりの暗雲が立ち込めそう」といった否定的なコメントも複数挙がった。 「2位ロッテたたきのキーマンに指名された形の宮城ですが、今季のロッテ戦の成績は『3登板・1勝0敗・防御率3.57』と、パの5球団の中では最も悪い防御率となっています。そのため、今回のローテ変更は裏目に出る可能性の方が高いのではないかと不安を抱いているファンも少なくはないようです」(野球ライター) 2日終了時点で、2位ロッテとはわずか1.5ゲーム差のオリックス。宮城のローテ変更は、今後の優勝争いにどのような影響を及ぼすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年08月24日 11時30分
オリックス宮城大弥11勝も好調T-岡田が痛い戦線離脱!24日から楽天と首位攻防戦
パ・リーグ首位のオリックスは先週の4試合を3勝1敗で勝ち越し、2位の東北楽天とのゲーム差を「3.0」に広げた。【オリックス 8.17〜22戦績】対 北海道日本ハム兵庫・ほっともっとフィールド神戸8月17日オリックス(雨天中止)北海道日本ハム18日○オリックス(スパークマン)5-2(河野)北海道日本ハム●19日オリックス(雨天中止)北海道日本ハム対 埼玉西武大阪・京セラドーム大阪20日○オリックス(山本)2-1(松本)埼玉西武●21日○オリックス(宮城)2-0(今井)埼玉西武●22日●オリックス(山崎福)3-10(與座)埼玉西武○※23日現在、94試合47勝36敗11分のパ・リーグ首位。2位の東北楽天と3ゲーム差。残り49試合。神戸でのゲームは、残念ながら雨天中止の予備日だった19日の試合も中止になり、10月7日に京セラドーム大阪で振り替え試合が行われることが発表されている。 18日は新外国人スパークマンが初先発したが、制球に苦しみ4回を投げ、被安打3、奪三振3、失点2の内容でマウンドを降りている。スパークマンは「(来日初登板で)緊張と興奮が入り混じったような気持ちだったし、少し取り乱してしまったところもあったと思う。全体的には真っすぐもスライダーもよかったと思うけど、高めに抜けてしまうボールもあったし、そういったコントロールの部分に関してはしっかりと修正していきたい。個人的には約2年振りの先発だったから、ある程度投げられたことはよかったと思うけど、次回投げる時はしっかりと5回以上、投げられるようにしていきたいね」と次回登板でのリベンジを誓った。試合は8回の吉田正尚の19号2ランが効いてオリックスが勝利している。 20日からは今シーズン得意としている埼玉西武との3連戦。初戦はオリックスはオリンピック帰りの山本由伸、西武は松本航が投手戦を繰り広げ、由伸は9回を完投。同点のまま迎えた最終回に、吉田正尚が犠牲フライを放ちサヨナラ勝ちを収めた。由伸は「自分自身も初めてなのですごく嬉しい」というプロ初の二桁10勝目をマークした。 21日は宮城大弥が先発。西武の先発、今井達也と投げ合った。宮城は7回を102球、被安打5、与四球1、無失点の内容で降板。「調子はあまり良くなく、最初の方は、投げている感覚もバラバラでしたが、途中でプレートの位置を左右関係なく同じにするなどをして、リセット出来たと思います。苦しい場面が多いピッチングでしたが、クレ(紅林弘太郎)とか宜保(翔)さんとか野手の方に助けてもらいながら、なんとか踏ん張れたことは次につながってくれると思います」と振り返っていたが、T-岡田が6回2死1塁から、「打ったのは真っすぐです。追い込まれていたので、なんとかコンパクトにつないでいこうと思っていました。宮城も頑張って投げていましたし、先制点になってくれてよかったです!」とライトフェンス直撃のタイムリーで、宮城に11勝目をプレゼントしている。 22日は先発の山崎福也が初回、中村剛也に満塁ホームランを打たれると、2回に来田涼斗のタイムリーなどで2点差に迫り、3回から増井浩俊にスイッチするも岸潤一郎に3ランを浴びて序盤で勝負アリ。中嶋聡監督は「よーいドンで4点、追いかけたら3点。なかなか野手は厳しくなってしまいますね」と序盤の大量失点が効いた様子。福也と増井については「追い込んでからもそうだし、入りもそうだし、不用意というわけじゃないんでしょうけど、修正が利かない感じで、2回もポンポンと…。変化球の精度も良くなかった。3回から増井に行ってもらったけど、本人も分かってると思うし、次はちゃんと直してもらいましょう」とコメント。増井を23日に抹消した。 抹消と言えば気になるのは、21日に死球を受け、22日の試合中に交代したT-岡田も23日に登録抹消された。T-岡田は22日に大阪市内の病院を受診し、右ハムストリングスの軽度筋損傷との診断を受け、今後については、患部の状態を確認しながらリハビリ、練習等を行っていく予定だという。好調なオリックス打線の一角を担っていただけに、チームにとっては痛い離脱だろう。オリックスは24日から仙台に乗り込んで東北楽天と首位攻防戦を行う。チームとしてはここで一気に首位固めをしたいところである。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2021年08月17日 11時30分
オリックス宮城大弥が両リーグ一番乗りの10勝目到達!苦手なロッテに勝ち越し優勝に向けて好発進
プロ野球オールスター戦、侍ジャパンが野球日本代表として出場し、金メダルを獲得したオリンピックが終わり、プロ野球は13日から後半戦に突入した。この間、オリックスは本拠地である大阪・京セラドーム大阪でエキシビションマッチを9試合開催。4勝4敗1分と5割の成績で、一軍から育成までの選手を起用して、後半戦の戦力を見極めて来た。エキシビションマッチ終盤に中嶋聡監督は「気持ちの整理と狙い球の整理をしっかりやっていきたい」と話していたが、優勝争いが本格化する後半戦に向けて、一軍の選手を夏バテ防止のため、ファームの野外で行われた試合に出すなど、このオリンピックブレイクを有意義に使っていたように見える。【オリックス 8.13〜15戦績】対 千葉ロッテ千葉・ZOZOマリンスタジアム8月13日○オリックス(宮城)6-3(二木)千葉ロッテ●14日●オリックス(田嶋)2-4(美馬)千葉ロッテ○15日○オリックス(山崎福)5-3(佐々木朗)千葉ロッテ●※16日現在、90試合44勝35敗11分のパ・リーグ首位。2位の東北楽天と1.5ゲーム差。残り53試合。後半戦の頭は、昨年から苦手なイメージがある千葉ロッテとZOZOマリンスタジアムに乗り込んでの3連戦となった。 初戦は今シーズン、プロ2年目にして大きく飛躍した宮城大弥が、先発6回を投げ、被安打6、奪三振2、失点2と好投。「立ち上がりはとても緊張していましたが、ラオウ(杉本裕太郎)さんが初回に1発を打ってくれて、勇気をもらいました。序盤は悪くなかったと思いますが、連打や、長打で失点してしまったことや、いいところに投げてもバットに当てられてしまったことは反省しなければいけませんし、もっと工夫しながら次に向けて調整していきたいと思います」と宮城は振り返っていたが、打線の援護もあり、宮城は両リーグ一番乗りの10勝目をマーク。高卒2年目の二桁勝利はとても価値がある(しかも1敗しかしていない)だけに、今後どこまで勝ち星を伸ばしていくのか楽しみだ。 2戦目は、前半戦終盤からエキシビションマッチに続いて、後半戦も一軍の切符を手に入れたドラフト3位の高卒ルーキー来田凉斗が、2回無死1,2塁から「打ったのは真っすぐだと思います。T(-岡田)さん、安達(了一)さんとつないできてくれたチャンスでしたし、なんとか最低限ランナーを進めようと思って打席に入っていました。アウトコースのボールに対して、しっかりと捉えることが出来ましたし、先制点になってくれてよかったです!」とレフトへ先制タイムリーを放つなど、2点のリードを奪うが、その直後に先発の田嶋大樹が捕まり、逆転を許してしまう。田嶋は先発5回1/3を投げ、被安打8、奪三振5、失点4で降板。「2回のところがすべてだと思います。点を取ってもらった直後に大量失点してしまったことを反省しなければいけませんし、そういった部分を修正していかなければいけないと思います」と悔しさを滲ませていた。 1勝1敗で迎えた3戦目は、悪天候の中、2回無死1塁から、アダム・ジョーンズが、レフトスタンドへ飛び込む3号先制2ランHRを放つ。「打ったのはストレート。いいボールが来たら、積極的に打ちにいこうと思っていたし、しっかりとミスショットすることなく打ててよかったよ!ありがとう岡本バット」とジョーンズは巨人の岡本和真にもらったバットで打ったことを明らかにした。先発の山崎福也は、5回を投げ、被安打6、奪三振5、失点3と苦しみながらも勝ち星をゲット。「立ち上がりは悪くなかったと思いますが、やはりホームランを打たれてしまったところだと思います。追い込んでからの決め球もそうですし、勝負球となるところで、もっと意識してコントロールしなければいけませんし、1発というのは防がなければいけませんでした」と反省していたが、杉本が6回1死満塁からレフトへ逆転となる2点タイムリーツーベースを放ったのが大きかった。杉本は「打ったのはシュートです。チャンスの場面でしたし、打席に入る前に(山﨑)福也から「ラオウ、点取って」とお願いされていたので、なんとか打ててよかったです!」と笑顔。ロッテキラーとしての存在感も見せつけている。 17日からは、最下位の北海道日本ハムと兵庫・ほっともっとフィールド神戸で2連戦。オリックスは日本ハムにも負け越しており、ここはひっくり返したいところ。17日は山崎颯一郎が予告先発としてアナウンスされているが、日本ハムはオリンピックで活躍した伊藤大海が金メダルの勢いで、オリックス打線と対峙する。上位打線が後半戦も好調なだけに期待したい。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2021年06月29日 11時30分
首位オリックス宮城大弥がハーラートップ8勝で連敗を止める!オールスター出場も決定
6月6日の中日戦から37年ぶりの11連勝を飾り、一気に首位にまで上り詰めたオリックス。11連勝の後は2連敗、引き分けと勝ちから遠ざかりかけたが、8連戦の最後に勝利を収めて、東北楽天と同率ながら首位を死守している。【オリックス 6.22〜6.27戦績】対 北海道日本ハム大阪・京セラドーム大阪6月22日○オリックス(山岡)5-2(バーヘイゲン)北海道日本ハム●23日○オリックス(田嶋)3-1(池田)北海道日本ハム24日●オリックス(増井)2-5(伊藤)北海道日本ハム○対 埼玉西武大阪・京セラドーム大阪25日●オリックス(山本)1-3(高橋光)埼玉西武○26日△オリックス(山崎福)3-3(今井)埼玉西武△27日○オリックス(宮城)10-0(ニール)埼玉西武●※(カッコ)内は先発投手。※74試合36勝29敗9分。楽天と同率の1位。3位の福岡ソフトバンクと3.5ゲーム差。 21日まで仙台で3試合を行ったオリックスは、移動日なしで本拠地の京セラドーム大阪へ。負け越している最下位の北海道日本ハムと対戦。初戦は山岡泰輔を先発に立てて、連勝に臨んだ。山岡は1回の途中で右肘に違和感を訴えて緊急降板したが、その後を山田修義が好投を見せて、オリックスが5-2でカード頭を取った。2戦目は田嶋が「初回は少し力みがありましたが、2回以降は落ち着いて、自分らしいピッチングが出来たと思います。全体的には、なんとか最低限の仕事が出来たと思いますが、少し球数が多くなってしまったところは課題だと思いますし、なんとか6回を投げ切りたかったです」としながらも粘り強く投げて、球団を37年ぶりの11連勝に導いた。3戦目は先発の増井浩俊が大乱調。打線も攻めきれず連勝はストップした。 25日からは得意としている西武との3連戦。初戦はエース山本由伸が7回を投げ、被安打4、奪三振9、無失点と好投。「調子自体は立ち上がりから悪くなかったと思います。途中から真っすぐの感覚も良くなっていって、どんどん押していくピッチングも出来ていました。ピンチの場面もしっかりと粘ることが出来ましたし、ゲームを作れたところはよかったと思います」と自身の投球を振り返っていたが、セットアッパーのヒギンスが同点に追いつかれ、守護神の平野佳寿が逆転を許してしまい連敗を喫する。2戦目は何とか追いついて引き分けに持ち込むと、3戦目は宮城大弥が5回まで毎回ランナーを許すも粘投で何とか無失点で切り抜ける。宮城は5回を98球、3安打、6奪三振、無失点の内容で降板。「先頭を出さない意識でいったんですけど反省です。野手の方に助けてもらいながら、なんとか0で抑えられたところは、次に繋がると思うのでよかったですが、抜けてしまうボールも多かったですし、反省することばかりです」と反省しきりだったが、先発全員安打、10得点と大爆発。宮城はハーラートップの8勝目をマークしている。 中嶋聡監督は「8連戦ということで疲れも見えてたんですけど、昨日の引き分けからの(連敗)ストップだったので大きかったです」とホッとした表情を浮かべていた。宮城は吉田正尚とともにオールスターにファン投票で選出された。 今週は千葉ロッテとの2連戦、埼玉に移動して再び西武との3連戦が予定されている。(どら増田 / 写真・Rinco)
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スポーツ 2021年06月28日 19時00分
侍ジャパン、故障辞退した中川の代役は「宮城で決定!」中畑氏が断言も疑問の声、パ最多勝でも招集が無さそうなワケは
野球解説者の中畑清氏(元DeNA監督)が、27日放送の『SPORTSウォッチャー』(テレビ東京系)に生出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 今回の番組で中畑氏は、同日に行われオリックスが「10-0」で勝利したオリックス対西武の一戦を解説。「5回無失点・被安打3・6奪三振」でリーグトップの8勝目を挙げたオリックス先発・宮城大弥の制球力や投球フォームを称賛した。 問題となっているのは、宮城を称賛した後に飛び出た発言。中畑氏は番組MCのお笑いタレント・ビビる大木に突然、「中川の代わりの侍ジャパンは誰だ!」と質問。これを受けた大木が「これはもう宮城投手でよろしいでしょうか、キヨシさん?」と答えると、中畑氏は「もっと大きい声で言いなさい、宮城で決定!」とコメントした。 中畑氏が名を挙げた巨人・中川皓太は16日に発表された東京五輪に臨む侍ジャパンのメンバーに選出されていたが、左肋骨骨折を理由に25日にメンバー入りを辞退。中川に代わり侍ジャパン入りする選手はまだ決まっていないが、中畑氏は宮城が適任だと考えているようだ。 中畑氏の発言を受け、ネット上には「ここまで好調だと五輪でも見たい気持ちは分かる」、「あの二段モーションは初見じゃ攻略難しそうだし呼ぶ価値は十分にあると思う」、「防御率(1.93/リーグ2位)や被打率(.165/同1位)もリーグトップクラスだから、招集すれば安定した投球で貢献してくれるのでは」といった反応が寄せられている。 一方、「宮城はロースター外だから招集は無理じゃないか?」、「JOCに事前報告してない選手を今からメンバーに加えるのは難しいと思う」、「実はリスト入りしてたとかなら可能性出てくるけど、ニュースとかでも代役候補には挙げられてないしなあ」と、宮城は追加招集できないのではという指摘も複数見受けられた。 >>侍ジャパン・稲葉監督、五輪メンバー選考基準を明かし驚きの声「そういう面も重視してたのか」 過去の気苦労の影響指摘も<< 「16日に発表された侍ジャパンのメンバーですが、報道によると選出・追加招集の対象となるのは、チームが3月上旬にJOCに提出したロースター(全185名)に含まれている選手だけとのこと。宮城はこのロースターには入っていないと伝えられているため、中川の代役として招集するのは難しいのではとみているファンは少なくありません。なお、報道では中川の代役として高梨雄平(巨人)、松井裕樹(楽天)、今永昇太(DeNA)といった面々が有力候補になり得るとみられている一方、宮城の名は特に挙げられてはいません。宮城は27日終了時点で『12登板・8勝1敗・防御率1.93』と先発として申し分ない成績を残してはいるのですが、ロースター外であることから各メディアも追加招集の線は薄いとみているのかもしれません」(野球ライター) 中川の故障辞退を受けた侍ジャパン・稲葉篤紀監督は、「すぐ代わり、とはいかない」と追加招集する選手は時間をかけて選考する旨を語ったことが伝えられている。ただ選考の結果、宮城に白羽の矢が立つ可能性は低いのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月15日 17時30分
オリックス大型連勝で交流戦優勝&首位と2ゲーム差!宮城大弥の快投が先発陣に刺激を与え繋ぐ打線が援護!
オリックスが今年のセ・パ交流戦を12勝5敗1分で終えて、2位に1.5ゲーム差をつけ11年ぶり2度目の優勝を飾った。交流戦最初の横浜DeNAには負け越したが、ここで行われた乱打戦が、その後のオリックス打線に火をつけたのか、「繋ぐ打線」が機能。その他のチームには勝ち越しており、ピッチャーもエース山本由伸、山岡泰輔、宮城大弥が先発としてチームを牽引し、最後は6連勝(引き分けを挟む)フィニッシュだ。中嶋聡監督の選手の起用法もズバリと当たったと言っていいだろう。パリーグ順位も3位に上げて、2位の福岡ソフトバンクとはゲーム差なし、首位の東北楽天とは僅か2ゲームまで迫って来た。18日からは仙台に乗り込み楽天と宮城・楽天生命パークでいきなり3連戦を行う。一気に首位奪還も見えて来た。【オリックス 6.8〜6.13戦績】対 巨人大阪・京セラドーム大阪6月8日△オリックス(山岡)3-3(今村)巨人△9日○オリックス(宮城)3-1(サンチェス)巨人●10日○オリックス(山崎福)6-0(高橋)巨人●対 広島大阪・京セラドーム大阪11日○オリックス(山本)4-0(大道)広島●12日○オリックス(田嶋)3-2(森下)広島●13日○オリックス(増井)9×-8(高橋昂)広島●※(カッコ)内は先発投手。※65試合30勝27敗8分。3位。首位の東北楽天と2ゲーム差。 先週のオリックスは5勝1分けと負けなしだった。特に9日の巨人戦に登板した宮城大弥が凄かった。あわやノーヒット・ノーランか?という快投を6回2/3まで見せる。岡本和真の一発にノーノーは打ち砕かれたが、宮城は「7回に1発を打たれてしまったところは反省しないといけませんが、全体的には真っすぐでファウルが取れていたことで、変化球で勝負できていましたし、変化球でカウントが取れていたことで、真っすぐでも空振りが取れていたりと、しっかりといろんなボールを操れていたと思います」とコメント。この試合に刺激を受けたのか、山崎福也、山本由伸、田嶋大樹、増井浩俊といった先発陣が粘りのある好投を見せる。「まだ負けないです」と宮城について話していた由伸は、11日の広島戦で7回をパーフェクトピッチングして見せた。本人は「ジョークですよ!」と笑っていたが、「3回ぐらいから(完全試合を)意識した」という発言は本当だった可能性が高い。それぐらい神がかったピッチングだったのだ。このピッチングを「繋ぐ打線」が援護することで、チームとして形が出来てきたのは大きい。 中嶋監督は「(監督になっての初めての交流戦優勝について)特に感想はありません。(優勝という結果について)とてもいいことだとは思いますが、まだまだ試合は続きますからね。選手たちが本当によく頑張ってくれたということだと思います。(MVPは)これは、もう全員ですね。誰一人欠けてもこのような成績を上げることはできなかったと思います」と交流戦を総括。「最初のカードから首位との戦いになりますからね。どうやって食らい付いていくかということですよね。そこに関してはそれしか考えていません」と公式戦に向けて気を引き締めている。 前半戦終盤になり、若い選手が中心のオリックスが一気に出て来た。(どら増田 / 写真・RINKO)
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スポーツ 2021年05月12日 14時20分
ダルビッシュ、オリックス宮城の投球術を称賛「着眼点凄い」の声 高校時代から熱視線を送る‟手の使い方“とは
パドレス・ダルビッシュ有が、12日に自身の公式ツイッターに投稿。オリックスのプロ2年目・19歳の宮城大弥の投球術を称賛した。 宮城は2019年ドラフトで1位指名を受けプロ入りし、今季は11日終了時点で「6登板・4勝0敗・防御率1.45」と勝利数、防御率、勝率でリーグ1位の数字を残している先発左腕。ダルビッシュは2019年7月28日に自身のツイッターで、「興南の宮城投手いいわぁ。投げ方、球筋、総合的に好きすぎる。俺あんなピッチャーになりたかったわぁ」と高校時代の宮城をべた褒めしていた。 12日、前述のツイートを引用し一般ユーザーが「見る目が凄い」と投稿。これを引用しダルビッシュは「自分は曲がり球のリリースの時に利き手の甲をホームベース側に持っていくのが上手+そこからの脱力の仕方が上手な選手が好きなんです」、「宮城投手は高校の時からかなり上手かったですね。これが出来る人は曲がり球で奥行きを使えるので打ちづらいと思います」とコメント。宮城は変化球を投げる際の手の使い方がうまいため、打者にとっては打ちにくい投手だろうと称賛した。 >>ダルビッシュ、マー君の楽天復帰にガッカリ? 移籍直前の裏話を明かし反響、“弟分”との離別を惜しんだワケは<< ダルビッシュのツイートを受け、ネット上には「手の甲の使い方が上手いというのは着眼点が凄い」、「テークバックから投げるまでに変な力みが無くスムーズってことなのかな」、「力の抜き方が上手いなら、その分変化球が曲がるタイミングもずらせたりできてそう」といった反応が多数寄せられている。 「一般的に投手はテークバックの際に手の甲を本塁方向に向けると腕の振りがスムーズになり、その分コントロールも安定するといわれています。また、変化球はリリースの際の力の入れ方で変化量や曲がるタイミングが変わるので、ダルビッシュはこれらを総合して、宮城は変化球をうまく操る術を既に身に付けていると評価しているものと思われます。実際、宮城は11日終了時点での被打率が『.153』で、現在までに規定投球回数に達している投手(両リーグ合わせて24名)の中ではトップの数字をマークしています」(野球ライター) 2019年にダルビッシュからツイッターを通じて称賛された際は、「眠れないほど嬉しかった」と語ったという宮城。今回の称賛ツイートも本人にとって大きな励みとなることは間違いなさそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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スポーツ 2021年04月27日 11時15分
オリックス、モヤが好調をキープ!勢いを保ちながら無観客試合へ!
先週のオリックスは今シーズン初の4連勝もあり、宮城大弥が急性胃腸炎で抹消されたものの、諦めない姿勢が前面に出た試合が目立った。【オリックス 4.20-4.25試合結果】対 埼玉西武大阪・京セラドーム大阪20日○オリックス(田嶋)11-3(上間)埼玉西武●21日○オリックス(山本)4-2(今井)埼玉西武●22日○オリックス(増井)7-6(伊藤)埼玉西武●対 北海道日本ハム北海道・札幌ドーム23日○オリックス(山岡)6-1(バーヘイゲン)北海道日本ハム●24日●オリックス(山崎福)3-5(上沢)北海道日本ハム○25日△オリックス(竹安)4-4(金子)北海道日本ハム△※(カッコ)内は先発投手。※27試合10勝13敗4分。5位。首位のソフトバンクと4ゲーム差。 20日の西武戦では、5回に杉本裕太郎のタイムリーで勝ち越すと、6回に吉田正尚のソロホームラン、8回に6点の猛攻で突き放し、カード頭を快勝した。中嶋聡監督も「いつも繋がって欲しいですが、粘って繋がったのは大きい。8回もなぁなぁで取った得点じゃないですからね」と17安打を放った打線を評価。21日はエース山本由伸が力投も6回に逆転を許してしまう。しかし、その裏に追いつくと、7回に宗佑磨の2ランで勝ち越し2連勝。「チームが勝っていくのに由伸の1勝は大きいんですよ」と宗がエースの1勝の重さを語っていたのが印象的だった。3戦目はオリックスにとってミラクルゲーム。3点ビハインドの9回、二死から杉本のサヨナラ打で劇的な逆転劇を見せたのだ。中嶋監督も「最後の回、宗が初球を打ってくれたのも凄く勇気があることだと思うし、正尚が繋いで、みんなで走って、T(-岡田)もあそこまで粘って決めてくれたのは凄いですし、ラオウ(こと杉本)もよく粘って打ってくれた。もうホントによくやってくれたと思います。誰一人あきらめてなかったので、それが結果に出て良かった」と興奮気味に話していた。 移動日なしで札幌に乗り込んだ初戦は、もう一人のエース山岡泰輔が好投を見せて、今シーズン初勝利。チームはこれで4連勝を飾る。翌日は山崎福也が登板し6回1/3の5失点に、チームは2点差まで迫るも連勝が止まった。しかし、3戦目は2点ビハインドの8回、3得点で逆転するも、最終回にヒギンスが制球定まらず、近藤健介に同点ホームランを許してしまい引き分けに。勝てた試合だっただけに悔やまれるが、課題が分かったのは収穫と言えるだろう。また、モヤが打率.290、得点圏打率は.353と調子を上げて来たのは、期待したいところ。 27日からは本拠地、京セラドーム大阪で6連戦が組まれていたが、緊急事態宣言発出により、29日の東北楽天戦は延期になり、その他の試合は無観客試合となった。パ・リーグで唯一の無観客試合開催となるが、ファンが送る画面を通じての声援を受け止めながら、この勢いを楽天と福岡ソフトバンクにぶつけてもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2021年04月13日 11時30分
オリックス宮城大弥ら先発陣好投も課題は打線、中嶋監督「上がっていくことだけを考える」
先週のオリックスは借金返済からの貯金生活も狙えたが、接戦を勝ち切れず借金を増やしてしまった。【オリックス 4.6-4.11試合結果】対 千葉ロッテマリーンズ千葉・ZOZOマリンスタジアム6日△オリックス(田嶋)3-3(小島)千葉ロッテ△7日●オリックス(増井)2-9(岩下)千葉ロッテ○8日○オリックス(山本)5-1(本前)千葉ロッテ●対 北海道日本ハム大阪・京セラドーム大阪9日●オリックス(山岡)1-2(金子)北海道日本ハム○10日●オリックス(山崎福)2-5(上沢)北海道日本ハム○11日△オリックス(宮城)4-4(加藤)北海道日本ハム△※(カッコ)内は先発投手。※15試合5勝8敗2分。千葉ロッテと同率の4位。首位の東北楽天と4ゲーム差。 千葉に乗り込んだロッテ戦では、初戦で田嶋大樹が「調子自体も悪くなっただけに、3回の失点してしまったところは悔しいです。しっかりと次につなげられるようにしたい」と振り返っているように、粘りのあるピッチングを披露したが、打線は追いつくのがやっと。2戦目は増井浩俊が「なんとか粘り強く投げることが出来た」と好投も、中継ぎ陣が打たれ突き放されてしまう。3戦目はエース山本由伸が少し苦しみながらも、さすがのピッチングを見せて連敗を止めて見せた。 本拠地に戻り、北海道日本ハムとの初戦は、もう一人のエース、山岡泰輔と金子弌大との新旧エース対決が実現。山岡は「今日は投げている感覚も良かったですし、調子自体は前回登板よりも良かったと思います。三者凡退のイニングが少なく、ランナーを許しながらのピッチングになってしまいましたが、なんとか粘りながら0に抑えることができて良かったです」と復調の兆しが見えるピッチングを見せるが、チームは内野のミスから痛い逆転負け。2戦目も山崎福也がキレ味ある球を投げていたが、最終回に漆原大晟が3点勝ち越しを許し連敗。3戦目は宮城大弥が調子がイマイチながらもピンチを切り抜けるが、またもや内野にミスがあり失点。最終回に宗佑磨が劇的な同点打を放つもここまで。日本ハム戦で1勝も出来なかったのは痛い。 カードが1巡したことについて、中嶋聡監督は「これで、もちろん借金はしてますけど、モヤがいなかったり、あまり調子のいい選手がいないので、これから上がっていくことだけを考えて、ピッチャー陣の負担を考えて戦っていけたらいいと思いますし、ある程度、どういうチームなのか?というのは把握出来たのと、これから何処のチームも外国人が入って来ると思うので、それからですね。次(のカード)も新しい体制になるのかなという気もしますけどね」と改めてリセットした上で、カード2巡目に入る意向を明らかにしている。 カード2巡目の初戦は福岡に乗り込んでソフトバンクと3連戦。前回は勝ち越しているだけに、連敗ストップはもちろん、ソフトバンクはまだまだ眠らせておきたい存在。二桁安打のない野手の奮起に期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2021年04月05日 11時30分
オリックス山本由伸&宮城大弥が快投!ロメロが来日
先週のオリックスは開幕2カード目の福岡ソフトバンク戦、3カード目の東北楽天戦を行った。本拠地開幕となったソフトバンク戦では“エース”山本由伸が、楽天戦では高卒2年目の左腕、宮城大弥が、それぞれ快投を見せている。【オリックス 3.30-4.4試合結果】対 福岡ソフトバンク大阪・京セラドーム大阪30日●オリックス(田嶋)1-3(笠谷)福岡ソフトバンク○31日○オリックス(増井)7-2(大竹)福岡ソフトバンク●4月1日○オリックス(山本)2-0(武田)福岡ソフトバンク●対 東北楽天宮城・楽天生命パーク2日●オリックス(山崎福)2-4(涌井)東北楽天○3日●オリックス(山岡)2-3(弓削)東北楽天○4日○オリックス(宮城)4-0(早川)東北楽天●※(カッコ)内は先発投手。※9試合4勝5敗。3位。首位の埼玉西武と3ゲーム差。 京セラドーム大阪での本拠地開幕戦となったソフトバンクとの3連戦は、初戦は田嶋大樹が粘投を見せるも惜敗。2戦目に今季初登板の増井浩俊が「前回、ファームで6回まで投げた“いい感じ”をそのまま出せたと思います。初回から味方が6点取ってくれて勇気をもらいましたし、大胆に攻めることが出来ました。先発になってから投げ始めた、カーブやシュートも効果的に使えていましたし、しっかりと0に抑えることができてよかったです」と本人も手ごたえ十分のピッチングを披露して勝利を収めると、3戦目に“エース”山本由伸を中5日で投入。由伸はソフトバンク打線を僅か2安打に抑える快投を見せて、約2年ぶりの完封勝利。「負けるのは悔しいので、投げる試合は全部勝ちたい。去年とは違うんだというところを見せていく」とさらなる高みを誓った。この試合は由伸の野球人生においてもターニングポイントになったことだろう。 京セラから仙台に舞台を移した楽天との3連戦。初戦は山崎福也が今季初登板。5回を2失点で抑えるも打線の援護がなく惜敗。2戦目にはもう一人のエース山岡泰輔が、由伸と同じく中5日で登板するもピリッとせず。本人も「今日は立ち上がりからボールを操れていませんでした。なんとか早く修正しようと思っていたんですが、ゲームの中で修正することができませんでした」と反省しきりで、この日も1点差ゲームに泣いた。3戦目は先週の埼玉西武戦でも7回2失点と好投を見せた宮城大弥が、楽天打線相手にも快投。8回を無失点に抑え、吉田正尚にも一発があり、チームの連敗を止めている。 先週は由伸と宮城の快投に尽きるだろう。先発は安定しているだけに、打線が安定すれば首位争いにも十分割って入れるのは間違いない。4日に主砲候補であるステフェン・ロメロが来日。隔離生活が終わり次第、チームに合流予定なのは吉報だ。(どら増田)
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