増田大輝
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スポーツ 2023年09月02日 17時00分
中日・立浪監督に批判の“晒し投げ”、巨人・原監督は回避していた? 大差の負けゲームで実行した驚きの策は
8月25日に行われ、中日が「2-18」で敗れたDeNA戦。試合結果以上に話題となったのが、中日のプロ3年目・24歳の近藤廉の“晒し投げ”だった。 近藤は「2-8」と中日6点ビハインドだった9回表に4番手として登板するも、いきなり3連打を浴び2失点。その後何とか2アウトは奪ったが、そこから安打、四球を次々に与えるなど再度崩れた。ただ、立浪監督は最後まで投手交代には動かず、最終的に近藤は「1回62球10失点・被安打8・四死球5」と散々な成績となった。 試合後、立浪監督は近藤を代えなかった理由について「勝ちパターン(の投手)しか残っていなかった」と、勝ちゲーム用の投手を消耗したくなかったためと説明したという。だが、ネット上には近藤を壊しかねない采配だと批判が殺到。また、中には「投手使いたくないなら野手を使えよ」、「2ケタ点差になった段階で野手登板を決断するべきだったのでは」といった指摘も少なくなかった。 >>中日・岡林、立浪監督に逆ギレ? 声掛け直後にベンチで防具投げ捨て、直前の“ボーンヘッド未遂”が影響か<< 「野手登板は大差がついた試合で投手を温存するために野手を投げさせることで、メジャーリーグでは一般的な戦略。現在はリードしているチームは10点差以上、されているチームは8点差以上がついた場合(延長戦は対象外)に可能というルールになっています。一方、日本では野手登板について明確なルールは定められていませんが、(メジャールール的には)立浪監督も25日の試合では実行可能な状況ではありました」(野球ライター) 25日の中日は近藤が登板した9回裏開始時点で、ベンチにはまだ野手が5名残っており、その中には投手としてプロ入りした後に野手転向した川越誠司も含まれていた。こうした野手を登板させることで勝ちパターンのみならず、近藤の心身も守れたのではという見方もあるようだ。 立浪監督は実行には至らなかった野手登板だが、球界では過去に巨人・原辰徳監督が今回と似たような状況から野手登板を実行し称賛を集めている。同監督は2020年8月6日・阪神戦、「0-4」と巨人4点ビハインドの8回裏に堀岡隼人を起用するも、堀岡は「0.1回7失点(自責6)・被安打4・四球2」と大炎上。すると、原監督は堀岡を降板させた後、まだ4名が残っていた投手ではなく野手の増田大輝をマウンドに送った。 当時の報道によると、巨人では公式戦で野手が登板するのは71年ぶりだったというが、高校時代に投手経験があった増田は最速138キロのストレートやスライダーを織り交ぜ「0.2回無失点・被安打0・四球1」と見事火消しに成功した。 試合後、増田起用の理由について「チームの最善策ですね。6連戦という連戦、連戦、連戦の中であそこをフォローアップする投手はいないですね」と語った原監督に対し、一部ファンやOBからは伝統ある球団がやるような策ではないと批判が上がった。しかし、それ以上に「堀岡の晒し投げを防ぐいい策だった」、「増田の投球盛り上がってたし興行的にも良かったのでは」といった称賛の声が多く見られた。 プロ野球ファンの間で波紋を広げた立浪監督だが、今後同様の状況に見舞われた際に野手登板を実行することは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年08月27日 17時00分
DeNA・京田、中日時代から“二塁ブロック”の常習犯? 阪神・岡田監督激怒の守備には致命的リスクも
18日に行われ、DeNAが「2-1」で勝利した阪神戦。試合結果以上に話題となったのが、DeNAのプロ7年目・29歳の京田陽太が見せた“二塁ブロック”だった。 問題となったのは、「2-1」とDeNA1点リードの9回表1死一塁でのこと。遊撃手・京田は二盗を狙った阪神・熊谷敬宥にタッチへ行く際、左膝を地面につき二塁ベースを塞ぐような動きをとったため、熊谷は京田と交錯しベースにも到達できず。DeNA・三浦大輔監督からリクエストを受けた審判団はセーフからアウトに判定を覆すと同時に、故意ではなく偶然として走塁妨害は認めなかったが、阪神・岡田彰布監督が約5分にわたり抗議を行うなど球場は一時騒然となった。 今回のプレーについては意図的ではないという判断をされた京田だが、ファンの間では「絶対に故意だろ、二塁塞いだの今日だけじゃないんだぞ」、「審判団は京田がブロック常習犯なの知らないのか?」といった不満も燻っているようだ。 >>中日・京田に「常軌を逸してる」ファンドン引き ボールボーイに防具を投げつけ、死球の怒りは2週間前に伏線アリ?<< 京田はこれまで中日(2017-2022)、DeNA(2023-)でプレーしている内野手だが、中日時代から二盗を狙う走者をタッチに行く際、しばしば走路を塞ぐような位置取りを見せている。 今季は5月25日・巨人戦8回裏無死一塁で、頭から二塁へ滑り込んできた増田大輝に対し、ベース前に左膝をつきながらタッチに行き交錯(判定はアウト)。また、7月26日・中日戦でも3回裏1死一塁の場面で、二塁へスタートを切った岡林勇希をタッチする際に中腰の状態で走路上に入り岡林とぶつかっている(判定はアウト)。 この2ケースはいずれも走塁妨害はとられず相手球団側からの抗議もなかったが、自身や相手に怪我をさせるリスクが少なくないプレーだったことも確か。実際、岡林との交錯では故障離脱には至らなかったものの、岡林は顔をしかめながら右膝付近をさするなど痛みに悶絶するような様子を見せていた。 「京田は熊谷との一件も含め、現在まで二塁上の交錯で大きなアクシデントには見舞われていません。また、二塁を塞ぐような形でのタッチが頻発する理由などについて言及したこともほぼありませんが、今後も同様のプレーを続けていると走者側を怪我させる可能性はもちろん、逆に走者側に致命的な故障を負わされる展開もあり得ます。仮に走者がスパイクの歯を立てて滑り込んできた場合は膝や太ももに歯が刺さりかねませんし、足や足首を思い切り刈られて骨折や靭帯損傷といった大怪我を負うリスクも生じます」(野球ライター) 阪神は京田、熊谷の交錯プレーを巡る判定について19日にNPBに意見書を提出。これを受けた杵渕和秀セ・リーグ統括は20日に応じた取材の中で、本塁での衝突・交錯を防ぐためのコリジョンルールを引き合いに「同じようなことが必要ではないか。今後検討していく」と口にしたことが伝えられている。ルール変更の可能性も考慮し、京田は二塁タッチの方法を再考した方が無難だといえそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月01日 20時45分
巨人・増田に「なんで一軍にいるのか謎」OB笠原氏が酷評 今の自分でも楽に打ち取れる?「さすがに舐めすぎ」と反発も
元巨人・笠原将生氏が5月31日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言が、ネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 今回の動画で笠原氏は、野球賭博問題の影響で球界を離れて約6年がたった今でも自身が打ち取れると考える3名の巨人選手や、逆に打ち込まれると思う巨人3選手をそれぞれ挙げてトーク。打ち込まれそうな3選手には坂本勇人、岡本和真、ウィーラーを挙げ、「(この3人の並びは)嫌っすね、嫌だなあ」と拒絶反応を示した。 問題となっているのは、打ち取れそうな選手の1人に挙げたプロ6年目(2年目途中までは育成選手)・27歳の増田大輝についての発言。笠原氏は「(増田は)パワーないし、とりあえず上からストレートを3つドンドンドンッて投げとけばまあ打たれない」と、増田は打力に乏しいため力押しの投球で容易に打ち取れると口にした。 笠原氏は続けて、「走塁のスペシャリストでもないし、肩が強いわけでもないし、なんで一軍にいるのか謎なんですけど」とコメント。増田は動画撮影日の5月8日時点では一軍メンバーだった(同月17日に二軍落ち)が、何を買われて一軍に呼ばれているのか分からないと主張した。 ヤクルト・山田哲人やソフトバンク・柳田悠岐など、スイングスピードの速い打者に対しては怖さを感じるという笠原氏。しかし、増田のスイングスピードはそれほど速くないとした上で、「本当に今でも打ち取れる自信しかない」、「対戦できるものなら対戦したい」となおも酷評していた。 >>元巨人・笠原氏がファンに「ガタガタ言うな」 阪神・藤川本人も呆れ、引退登板の“三振回避”を巡る議論に苦言<< 笠原氏の発言を受け、ネット上には「ここまでの数字を考えると、増田はボロカスに言われても仕方ない」、「増田は足はそこそこ速い(通算43盗塁)けど、それ以上に打てないからスタメンでは使いづらいな」、「増田に失礼過ぎないかと思ったが、今の打率1割台だから割と抑えられそうな気もする」といった反応が多数寄せられている。 一方、「笠原は増田がストレートにそこそこ強いことを知らないのか?」、「直球3つで抑えられるってさすがに増田のこと舐めすぎだろ」、「ストレートだけで抑えるのはさすがにキツいのでは、変化球込みならチャンスもあるだろうが」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「増田は2017年シーズン途中の7月末に支配下登録されましたが、そこから昨季まで『149試合・.241・0本・8打点・21安打』と目立った数字は残していない選手。今季もここまで『24試合・.167・1本・2打点・3安打』と打率1割台ですので、笠原氏は今の自分でも十分抑えられるほどの打力しか持ち合わせていないと考えているようです。ただ、増田は通算ストレート打率が『.292(48打数14安打)』ですので、ストレートだけで抑えられるという主張については疑問を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター) 5月17日の登録抹消以降、右膝の故障の影響もあり6月1日までに1試合も二軍戦に出場していない増田。今後故障を完治させ、一軍に戻れるだけの結果を残すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ
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スポーツ 2020年10月29日 17時00分
“外野初スタメン”の巨人・増田、エラー連発で原監督にも批判?「フォローのしようがない」試合後コメントも物議
元中日で野球解説者の立浪和義氏と元阪神で野球解説者の江本孟紀氏が、共に28日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。巨人のプロ5年目・27歳の増田大輝のプレーに苦言を呈した。 今回の番組内で両氏は、同日に行われ巨人が「6-10」で敗れた巨人対DeNAの一戦を解説。その中で、「1番・左翼」で先発し1安打3盗塁と攻撃面では活躍を見せた一方、3回裏にフライを落球、8回裏にはヒットで転がってきたゴロをファンブルと守備面では2つのエラーを犯した増田に苦言を呈した。 番組に生出演した立浪氏は、同戦の増田について「今日はいいところ(1試合3盗塁)より守備での2つのミスが目立った」と両エラーが攻撃面での活躍を台なしにしたとバッサリ。続けて、「(両エラーは)考えられないミス。ゴロをファンブルした時は(フライを落球したから3回裏から)グラブを変えていたのでグラブのせいじゃない」と、道具ではなく本人の動きがエラーの原因だと指摘した。 また、立浪氏は「増田に求められるのは走塁面もあるが、やっぱり大事なところでの守備。ああいうミスがあるとベンチも使いにくくなる」とコメント。同戦の2エラーは今後の出場機会にも悪影響を及ぼすのではと危惧した。 番組に電話で生出演した江本氏は、立浪氏の後に話を受けて「動きが焦り過ぎて、ボール(の落下地点)にちゃんと入ってからやろう(捕球しよう)と(していない)」とコメント。捕球後のプレーに気を取られ、肝心の捕球がおろそかになっていると指摘した。 今回の放送を受け、ネット上には「グラブ変えたの良く気付いたな、確かにそうなら増田は言い逃れできない」、「どっちのエラーもプロとしてはお粗末すぎ、1人だけ草野球の選手が交じってるみたいだった」、「攻めたプレーじゃなく凡ミスだからなあ…日シリでの起用はキツくなったかな」といった反応が多数寄せられている。 一方、「増田の本職は内野だから外野で使えばそりゃこうなるよ」、「スタメンすら久しぶりなのに、本職ポジションじゃないところで使った原(辰徳)監督に非がある」といった、原監督への批判も複数見受けられた。 >>失速中の巨人、屈辱の“4タテ”再来の危機?原監督の意味深発言は苛立ちの表れか<< 「今回外野でエラーを連発してしまった増田ですが、実は試合に先発起用されたのは7月9日の阪神戦以来実に111日ぶり。さらに、これまでのスタメン出場は全て本職である内野手としての起用で、外野手としてのスタメンは今シーズン初でした。原監督は今後の日本シリーズに向け選択肢を増やす狙いで増田を外野で先発させたと思われますが、不慣れな守備位置に就かせたことがエラー連発につながったと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 試合後、原監督は増田について「フォローのしようがないね。ちょっと軽率と言われても仕方ないでしょう」と呆れたことが伝えられている。しかし、このコメントに対し一部から「あんたが無理やり外野起用するからだろ」との反発も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月08日 17時30分
巨人・増田の中継ぎ登板で話題になった“投手・新庄” ノムさん肝いりの起用も、まさかの理由で立ち消えに?
6日に甲子園で行われた巨人対阪神の一戦。試合は「11-0」で阪神が大勝したが、試合結果以上に話題となったのが巨人の野手・増田大輝の中継ぎ登板だった。 増田がマウンドに送られたのは、「0-4」と巨人4点ビハインドで迎えた8回裏。この回巨人は5番手の堀岡隼人が1死しか取れないまま7失点を喫し降板したが、巨人・原辰徳監督は6番手に投手ではなく控え野手の増田を起用。高校時代に投手の経験があったという増田は、「0.2回無失点・被安打0・1四球」と本職顔負けの投球を披露した。 控え投手の消費を防ぐための采配だったことが試合後に伝えられた増田の登板だが、ネット上には「今後の戦いを見据えたいいリスクマネジメントだ」、「お金を払って観に来ているファンに失礼では」と賛否の声が多数寄せられた。一方、一部では「阪神は昔新庄も投手したことあるよね」、「新庄も登板してなかったっけって調べたらもう20年以上も前になるのか」といったコメントも見られた。 >>新庄剛志が巨人の目論見を粉砕! 常識外れの打撃に長嶋監督もあぜん? 計算づくめで呼び込んだ敬遠球サヨナラ打<< コメントで挙げられた「新庄」は、阪神(1990-2000)、ニューヨーク・メッツ(2001,2003)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(2002)、日本ハム(2004-2006)で活躍した新庄剛志。昨年11月に現役復帰を宣言したことも記憶に新しいが、阪神時代の1999年に増田と同じく野手ながらマウンドに上がったことがある。 新庄がマウンドに上がったのは、1999年3月5日に熊本・藤崎台球場(現リブワーク藤崎台球場)で行われた阪神対巨人のオープン戦。当時27歳の新庄は前年の秋季キャンプから当時の野村克也監督の意向により外野と投手の“二刀流”に取り組んでいたが、春季キャンプの紅白戦では2試合で計2イニングを投げ5失点。同戦で結果を残せなければ二刀流構想は白紙という見方もあった。 だが、同戦の4回裏に2番手としてマウンドに上がった新庄は、巨人先頭の元木大介を139キロのストレートで詰まらせセカンドフライに。さらに、続く二岡智宏も142キロのストレートでショートゴロに打ち取ると、最後は後藤孝志を121キロのスライダーでセンターフライに仕留め、三者凡退で1イニングを投げ切った。 試合後、新庄は「相手が打ち損じてくれただけ」と謙遜したが、野村監督は「マウンド慣れしてきたみたいだな」と評価。また、新庄に打ち取られた元木が「シーズン中に会いたくないピッチャー」と語ったことも伝えられた。 しかし、5回以降は本職のセンターに回り出場を続けた新庄は、9回にヒットを放った際に左大腿筋を故障。その影響もあってか、次回登板となった同月21日のダイエー戦では本塁打を浴びるなど結果を残せず、これ以降二刀流構想は白紙に。結局、オープン戦で2試合、シーズンでは登板なしという結果で新庄の挑戦は終わってしまった。 ところが、新庄は後年に左大腿筋の故障が嘘であったことを、2018年9月23日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)の中で暴露している。新庄いわく、投手起用は「面白くないな」と感じたことから、同戦後に故障したと嘘をついたとのこと。また、面白くないと感じた理由については、「簡単に抑えられるから」とも。紅白戦を含めるとそこまで抑えているというわけではないのだが、新庄としては投手は今一つしっくりこなかったようだ。 今回中継ぎとして投げた増田は新庄とは違い、「すごくいい経験をさせてもらった」と笑顔で語ったことが試合後に伝えられている。あくまで試合展開次第だが、もしかすると2度目の登板もあり得るのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月07日 17時00分
ダルビッシュ、伊原元監督の“矛盾”を指摘 原監督の“野手登板”を批判も、同じ采配を止めなかった過去が?
カブス・ダルビッシュ有が7日、自身の公式ツイッターに投稿。元西武監督・伊原春樹氏に苦言を呈した。 今回の一件の発端は、6日に行われた巨人対阪神戦。「0-11」と巨人11点ビハインドの8回裏1死、巨人・原辰徳監督は控え投手を温存するため、この回7失点の堀内隼人に代わり野手の増田大輝を6番手としてマウンドへ。増田は「0.2回無失点・被安打0・1四球」と投手顔負けの投球を見せたが、伊原氏は同日の『東京スポーツ』(東京スポーツ新聞社/電子版)の記事内で「考えられない。私がベンチにいたら、原監督とケンカをしてでも絶対にやらせなかった」と原監督の采配を批判した。 7日に自身のツイッターに投稿したダルビッシュは、伊原氏の発言を伝える『東京スポーツ』の記事リンクを添え、「自分が監督の時にやらなければいいだけの話」とバッサリ。 また、ダルビッシュは同日に再度ツイッターに投稿し、「1995年、東尾監督の時にデストラーデさんがピッチャーされているんですが当時コーチだった伊原さんはなぜ東尾さんと喧嘩して辞めさせなかったんですかね?」とツイート。1995年5月9日の西武対オリックス戦で西武の助っ人野手・デストラーデが登板したことを引き合いに、当時一軍守備走塁コーチの伊原氏はなぜ止めなかったのかと疑問を呈している。 >>ダル「アメリカの人は絶対切るな」アフロヘアーが海外では好評 「ジャムおじさんにしか見えない」日本ファンとは真逆で驚きの声<< 伊原氏の発言を受け、ツイッター上のファンは「他の投手を休ませることができたし、そんな目くじら立てるほどの采配じゃないと思う」、「今年は過密日程な上にコロナで急に投手が離脱する可能性もあるから、リスクマネジメントとしてはむしろ理に適っているのでは」、「8回で試合を諦めて野手登板っていうのは、お金を払った観客に対してちょっと失礼ではないか?」、「阪神側を馬鹿にしてると捉えられてもおかしくない、投手を全員使い切ったわけでもなかったのに」などと反応している。 一方、ダルビッシュの投稿に返信する形で、「これはダルの言う通り、自分の考えを他の監督に押し付けるのは間違ってる」、「伊原さんは昔と今でやってることが違うと説得力が無いよ」、「自分も昔同じことやってたのに、今になって『それはダメだ』って言うのは筋が通ってない」、「伊原は当時守備走塁コーチだから投手起用に権限は無かったのかもしれんが、本当に許せないならミーティングとかで言って止めてないとおかしいよな」と伊原氏に指摘し、苦言を呈するファンも複数見受けられた。 元巨人監督・堀内恒夫氏が6日に自身のブログで「これはやっちゃいけない」、「増田がマウンドに立った瞬間 俺はテレビを消した」と批判する一方、元巨人・上原浩治氏が同日に自身のツイッターで「限られた人数で、どう使うかは監督の判断だと思います」と擁護するなど、他のOBの間でも物議をかもしている原監督の采配。本人は試合後に「あれでストライクが入るというのはまさにユーティリティー。見事だと思う」と増田を称賛したことが伝えられているが、“野手登板”の波紋はもうしばらくの間広がりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用についてダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu堀内恒夫氏の公式ブログよりhttps://ameblo.jp/horiuchi18/上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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スポーツ 2020年07月31日 15時30分
巨人・原監督に「采配ミス」批判も 増田の走塁死にファン・OBから苦言、本人も「選手を少し焦らせた」と反省
30日に行われた巨人対DeNAの一戦。この試合に代走で出場した巨人・増田大輝のプレーが、ネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 問題となったのは、「1-2」と巨人1点ビハインドの8回裏に飛び出たプレー。この回、巨人は先頭のウィーラーがヒットを放ったことを受け増田を代走として投入。後続のパーラもヒットを打つなど1死一、三塁のチャンスを作った。 この場面で打席には代打・陽岱鋼が入ったが、巨人ベンチは2球目で重盗を仕掛け同点を狙った。ところが、一塁ランナーのパーラが一、二塁間に挟まれながら時間を稼いでいたにもかかわらず、三塁ランナーの増田は遊撃・倉本寿彦に本塁で刺されてアウトになってしまう。このミスが響き巨人はこの回無得点に終わり、そのまま試合にも敗れてしまった。 >>二軍落ちの巨人・澤村に「全て間違っていた」 堀内元監督が“クビ”を危惧、「今更何言っても変わらない」と辛らつな意見も<< 同日に放送された『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、出演した元大洋・横浜の高木豊氏や元中日監督・谷繫元信氏ら球界OBが増田の走塁死にコメントしている。番組内で高木氏は「(一塁の)ロペスが(一塁ランナーを追いかけて)走り出した時に(増田も)走らないと。倉本が捕ってからじゃダメ」と、増田のスタートが遅かったと苦言。谷繁氏も「ロペスが二塁へ少し(一塁ランナーを)追いかけたところでスタートですよね、(本塁に)行くんであれば」と同調している。 今回のプレーを受けて、ネット上にも「代走で出てきてるのに走塁ミスでチャンス潰すのはいただけない」、「捕手の嶺井(博希)が投手じゃなく二塁に投げたからシメたと思ったのに、増田のミスで逆に助けてしまった」、「本塁突入への意識が強すぎて周りが見えてなかったのかな、もう少しロペスの動きにも目を配ってほしかった」といった反応が多数寄せられている。 一方、「増田が悪いのはもちろんだが、勝負どころで奇策に走った原(辰徳)監督の采配ミスでもある」、「犠牲フライでも同点なんだから、シンプルに陽に打たせるべきだったのでは?」といった、巨人・原監督の采配ミスだとするコメントも複数見受けられた。 試合後の報道では、原監督が「選手を少し焦らせたかなというのはある」と反省を口にしたことも伝えられている今回の重盗。そのまま陽を打たせていれば、もしかしたら試合の結果は違ったものになっていたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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