国際宇宙ステーション
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ミステリー 2023年04月22日 23時00分
医療の最前線は宇宙へ!?無重力下で行われる医学の研究
現在、国際宇宙ステーションでは様々な実験が行われている。重力のない宇宙空間で行われる実験は、重力のある地球上の条件と大きく異なるため、その結果が注目されている。特に期待されているのが医療面で、すでに宇宙で医学研究を行う企業が数多く存在している。 地球に存在する重力は、幹細胞を最も純粋で有用な状態に長期間保つことをより複雑にし、幹細胞の発達を常に促す。また、がんやウイルス、遺伝病、心臓病などに関連する重要なタンパク質の複雑な結晶構造を研究することも、重力によって難しくなるという。 地球の引力は細胞がなぜそのような行動をとるのか、研究しづらくしてしまう。そのため、重力のない空間は科学者にとって魅力的な場所であるといえる。無重力下で専門的な研究ができれば、さまざまな症状の治療法を生み出す可能性が飛躍的に高まると科学者たちは考えている。 >>遠い宇宙に人類が居住できる可能性のある惑星が見つかった!?12光年離れた星から届いた電波信号<< 医療大手SpacePharma社のCEOであるYossi Yamin氏は過去4年間、SpaceX社のロケットの後ろに、彼が「太陽で動く小さなジェームズ・ボンド風のスーツケース工場」と呼ぶ箱を乗せて軌道に送り続けてきた。 イスラエルのテクニオン大学で開発された技術を用いて、生物学者たちは実験室を小型化し、国際宇宙ステーションに送って地上から遠隔操作できるようにしている。事実、この小さな宇宙実験室によって白血病細胞の挙動をはじめ画期的な医学的知見が数多く地球にもたらされている。 Yamin氏は「これはもう、SFではありません。昨年、私たちは7つの軌道上実験を達成し、その数は増え続けています。来月にはスキンケアの未来から長寿薬や脳疾患に至るまで、5つの実験室を宇宙へ飛ばす予定です」と述べる。 また、アメリカのバイオテクノロジー企業MicroQuinが国際宇宙ステーションで行った実験は卵巣がんや乳がん、外傷性脳損傷、パーキンソン病、インフルエンザなどの新薬の製造に役立っている。 宇宙が我々人類を助ける可能性が語られたのは最近のことではない。 ウォーリック大学の研究者たちは、地球上で最も希少な元素のひとつでありながら、隕石からしばしば発見されるイリジウムが、がん細胞の核の中に入り込み、そのタンパク質のひとつに結合するユニークな能力を持っていることを発見した。 イリジウムで処理されたがん細胞にファイバーオプティクスでレーザー光を照射すると、健康な組織には全く害がなく、がん細胞のみを死滅させることができる。 近い将来、SF映画のように宇宙空間で新薬が開発・量産されたり、無重力中で臓器を培養し、地球に持ち帰る衛星が宇宙空間を飛び交うようになるだろうか。医療の次の舞台もまた、宇宙へ進出しているようだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Alien life could hold cure for cancer with science experiments in space 'growing'(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/alien-life-could-hold-cure-29564942
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ミステリー 2022年02月26日 23時00分
人類はついに地球外の生命体を発見した!?国際宇宙ステーションで発見された新種の微生物
創作の世界ではエイリアンをはじめとする地球以外の宇宙生物が多く登場するが、現実では、下等な生物であっても発見されたことはほぼない。 しかし、宇宙に近い国際宇宙ステーションで採取されたサンプルから、これまで発見されていなかった菌類を発見し、分離に成功したという発表があった。 >>タコは「宇宙から来たエイリアン」!?驚きの科学論文が掲載される<< 問題のサンプルは2015年に国際宇宙ステーションの8カ所で採取されたもの。そのうち、天井パネルで採取された「IF7SW-B2T」、同年5月に観測用モジュール「キューポラ」で採取された「IIF1SW-B5」、同年5月にダイニングテーブルで採取された「IIF4SW-B5」が新種であることが判明している。 いずれもメチロバクテリウム属のもので、地球では環境中に広く生息しているもの。身近なところでは、風呂場などに現れるピンク色の汚れの原因として見つかることも多い菌だ。 科学雑誌『Frontiers In Microbiology』に掲載されたNASAの研究によると、新たなメチロバクテリアの3つの株はいずれも「棒状で動くことができる」もので、ゲノム解析により植物の生長を促進する植物ホルモン「サイトカイニン」の生成に不可欠な酵素の遺伝子を持つことが判明している。実際、この新種の微生物が発見された場所には、無重力状態で作物を栽培する特別な植物成長室が含まれている。 NASAの科学者であるニティン・クマール・シン博士とカスリ・ベンカテスワラン博士は、新たに発見されたメチロバクテリウムの菌株について「今後宇宙で植物を栽培するために有用な特性を持っている可能性がある」と語っている。 宇宙は資源が乏しい極限環境だが、こういったストレスの多い条件下で植物を生育するにあたっては、その生育を助ける新しい細菌を見つけることが不可欠であるという。そのため、今回発見された3つの菌株はまさしくうってつけなのだ。将来的には火星にコロニーを作り、火星で植物を生育させることも研究されているが、これら3つの菌株は重要な役割を果たすかもしれない。 この発見は非常に重要であると考えられており、現在宇宙で微生物を収集、処理、分析するための新しい生物学研究所を備えるために、宇宙ステーションを拡張することが期待されているという。現在の国際宇宙ステーションは2030年で運用が終了されることとなったが、新たに建造される場合はこの研究所がステーション内部に設けられることになるのかもしれない。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Mankind finally discovers aliens – and they're onboard the International Space Stati(daily star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/mankind-finally-discovers-aliens--26252431国際宇宙ステーションで新種の微生物が発見される(Newsweek日本版)よりhttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/03/post-95856.php
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