国民生活センター
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社会 2025年08月20日 11時00分
後払い決済にトラブル続出 法律未整備で消費者への補償をしない事業者も
商品が手元に届いた後、コンビニなどで代金を支払う後払い決済サービス。クレジットカードを使わなくてもネットショッピングなどができるため利用者が増えている。その一方で、国民生活センターには後払い決済サービスを利用した取引に関するトラブルも寄せられている。先月、国民生活センターが後払い決済サービスに関するトラブルの相談件数を公表。2021年度が1万4555件、22年度が3万3206件、23年度が3万4140件、24年度が4万4067件と急増中。今年度は7月末時点で1万3236件だが、前年度の同じ時期を上回っているという。トラブルには、「後払い決済事業者から、購入した覚えのない商品代金を突然請求された」「定期購入を解約したのに、後払い決済で請求が続く」「自動車教習所で契約を断ったのに、後払い決済で教習料金が請求された」などがある。また、クレジットカードを持っていない10代が後払い決済を利用し、トラブルに遭うケースも多発しているという。例えば、ある高校生がSNSで初回1円という美容商品の広告を見て後払い決済で購入。商品到着後、手数料を含む801円をコンビニで支払った。ところが後日、前回注文した商品と同じものが再び自宅に届く。箱の中には1万円超の請求書も入っていた。そこで高校生が広告を見直すと、実は、自分が知らない間に定期購入の契約を結んでしまっていたことに気づいたという事例がある。高校生は販売業者に電話したがつながらず、消費生活センターに相談。相談員が何度も電話をかけて契約取り消しができたという。「クレジットカードであれば、不正利用された場合、カード会社による消費者への補償があります。しかし後払い決済サービス事業者の場合、消費者への補償をしない事業者もあります。また、後払い決済サービス事業者の中には、販売業者側への審査が甘い事業者が存在し、これに対する国の所管する法律もない。後払い決済サービスを利用する際は、契約前に表示や料金、契約条件などをしっかり自分自身で確認する必要があります」(情報誌ライター)10代に限らず、後払い決済サービスの利用には十分注意を払いたい。もしトラブルに遭った場合は消費者ホットライン(188番)に連絡することを国民生活センターはすすめている。
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芸能 2020年09月14日 13時00分
『ザ・ノンフィクション』、番組を利用した宣伝? 出演のトレーダー、利益率が“あり得ない”と物議に
13日放送の『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)で取り上げられた青年の言動が、視聴者の間で困惑を集めている。 この日、番組で取り上げられたのは、熊本から所持金10万円を手に上京してきた「サワガニケイタ」という青年。「ビッグになる」と宣言し、当初は自身も実業家を目ざして、有名な社長の元をアポなしで訪問したりなどしていたものの、途中で参加した名刺交換会でFXを勧められ、スマホで取引を開始。1週間で15万円を稼ぐと、知り合った青年実業家の元に居候させてもらうことになり、その後2か月で297万円、その1か月後には700万円の利益になったと青年は明かし、全身ブランド品で身を固めていた。 >>テラハよりヒドい? 究極のリアリティショー、やらせ疑惑が絶えなかった番組<< その後、青年は一度熊本へ帰り、最終的に再び上京してホテル暮らしをし、「FX界でナンバーワンを取る」と次の目標を口にしていた。しかし、2万円から始めた投資が、数か月で700万円になるということは通常ではあり得ないこと。資金の数倍~数十倍の金額の取引を可能にするレバレッジをかけていると思われるが、国内FX業者の最大レバレッジは25倍で、短期間で2万円を700万円にするには、3000倍のレバレッジでの取引も可能な海外FXで取引を行わなければ、現実的には不可能となる。 海外FXについては、独立行政法人・国民生活センターも「儲かってるのに出金できない!?海外FX取引をめぐるトラブルにご注意」という注意喚起を公式サイトにアップしており、利益が出ているにも関わらず出金できないというトラブルが続出しているとのこと。また、高いレバレッジであればあるほどリスクも大きく、成功した際の利益は大きいものの、逆に大損してしまうことも。番組ではそうした注意喚起を行わなかったため、「これでFXハマる人が出たらどうするの?」「かなり危険な方法だと思う」「これ見てFXに夢があると勘違いする人が出たらどうするんだろう」といった心配の声が寄せられていた。 また、青年はFXの取引画面を見せたものの、取引の担保となる「証拠金」が0円になっていたことや、トレード履歴は見せなかったことから、「あの取引画面、デモ画面じゃないの?」「番組利用した情報商材の宣言と思えてきた」「『ザ・ノンフィクションでも紹介された2万円を700万円にした男』っていう商材が売り出されそう」と、実際にはFXで利益を出したわけではなく、利益を出したと番組で宣言することで、その後の情報商材の宣伝につなげる手法では? といった指摘も集まっていた。 番組自体が宣伝に利用された可能性も高く、視聴者の不安が多く残ることとなった今回の放送。多くの困惑の声が寄せられてしまっていた。記事内の引用について国民生活センター公式サイトより http://www.kokusen.go.jp/index.htmlhttp://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140619_1.html
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