六角精児
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芸能ニュース 2022年07月30日 12時30分
「昔の僕ならできなかった」六角精児、成田凌・前田敦子との共演で感心? 60歳を過ぎての俳優業に持論語る「運じゃない。縁」
女優の前田敦子が、成田凌演じる売れない脚本家を翻弄する“妖艶な人妻”を演じる映画『コンビニエンス・ストーリー』が8月5日よりテアトル新宿でほかで全国公開される。 >>全ての画像を見る<< 同作は、スランプ中の脚本家・加藤(成田)が、人妻・惠子(前田)と、不思議なコンビニ「リソーマート」が入り口の“ちょっとした異世界”で出会い、恋に落ちる様を描くファンタステックかつノスタルジックな物語。ドラマ「時効警察」シリーズ(テレビ朝日系)や映画『大怪獣のあとしまつ』(2022年)の三木聡が監督・脚本を担当する。 本作で「リソーマート」のオーナーであり、前田の夫でもある南雲役を演じる六角精児に作品の見どころや、本作で共演した成田凌や前田敦子との撮影秘話などを聞いてきた。 ーー六角さんは映画『大怪獣のあとしまつ』や「時効警察」シリーズに続いての三木監督作品出演となります。オファーをもらった時はどんな気持ちだったのでしょう。 六角:三木さんの世界には独特な空気感がありますからね。三木さんの映像作品に出られるのは嬉しいなって素直に思いました。 ーー演じる南雲は役柄的に前田さんの夫役で、しかも束縛系のちょっと変わった人物です。南雲を演じるに当たって何か役作りのようなことはしました? 六角:いや。そういうことはしていないです。三木さんは、コンテをしっかりお作りになるし、役者に対してこれをやってほしいというのがはっきりしているタイプの監督だと思うんです。だから役者として過剰に役作りをしようとか、何かをしようという気持ちで臨むのではなく、監督の要求に自然に乗っかっていくスタイルでやっていこうという感じでした。南雲は結婚はしていても奥さんにあまり振り向いてもらえていないタイプの人間。そこに寂しさみたいなものがあるんじゃないかなというのを頭に置いて演技していました。 ーー南雲の人物像ですが、私生活の六角さんと共通項のようなものはありましたか。それとも真逆の人間像だったのでしょうか? 六角:結構自分と似ていると思いますよ。南雲は別世界の人だというのもありますけど、人はそばに全く誰もいないと寂しいものだし、身近な家族である奥さんから相手にされないとなおさら。そこへ誰かがきて奥さんともし何かがあれば嫉妬もするだろうし、それが暴力や狂気に変わっていくかどうかは別として、僕も南雲という人も気持ちが動く点では同じだと思います。そこは南雲と同じというところから人物像を作り上げていった方が自然なのかなと思ってやりました。 ーー特殊なキャラクターをどう印象づけるかということも考えての演技だったのでしょうか? 六角:変に印象深くしようとは考えませんでした。若い頃はそういう考えもありましたけど、最近はなくなったてきたんです。でも、結果的に印象深いキャラクターにはなったと思いますし、狙わずそこにいけたのならそれでいいなと。 ーー現場では妻役である前田さんとどんなコミュニケーションを取っていたのでしょうか? 六角:劇中の役の距離感を考えて、撮影が終わったらひゅっと帰ってしまったりする役者さんもいらっしゃるのかもしれませんけど、前田さんとは撮影のカットとカットの間は現場に一緒にいて、普通に話をしていました。成田さんも含めてお二人とは、歳は随分離れていますけど、気さくに話をしてくれて、距離を縮めるために何かをしないといけないとか、そういうまどろっこしいこともなかったです。今の若い人たちはそういう気遣いがきちんとしていていいですよね。昔の僕ならできなかっただろうなって思います。 ーー昔の女優さんはなかなか話しかけにくい雰囲気があったんですか? 六角:どうだろう。僕はあったかな(笑)。若い頃は先輩の女優さんたちにすぐには話しかけられなかったし、向こうから話しかけてもらった記憶もない。 ーー本作では嫌われている旦那さん役でもあるわけで、前田さんとの現場での距離感は影響ありましたか? 六角:好かれている旦那さん役より嫌われている旦那さん役の方がやりやすいという部分はあったかもしれないです。もしも仲のいい夫婦という設定なら、一体どういう夫婦でなぜ仲がいいのかっていうことを演じる上できちんと構築しないといけない。でも、向こうは拒絶していて、嫌われているからこそ成田凌さんの方にいってしまう。そういうストーリーの作品なので、自分としては「おい、どうしてなんだよ」って、寂しさみたいなものを追い求める感じを持ってやればいいわけですから。 ーー不倫されてしまう男の心境をどう考えますか? 六角:そういうことがあったとしたら悔しいし悲しいでしょうね。怒りという感情も生まれるかもしれないけど、少なくとも自分に愛情がある限りは、一番は悲しみや寂しさでしょうね。だからこそ余計相手を傷つけてやろうという気持ちにもなるんでしょう。 ーー南雲は相手を束縛します。そういう行為は理解できますか? 六角:自分はそういう恋愛はしてきていませんが、感じはわかります。何時から何時までどこにいるのかということを電話をして確かめたりする人って確かにいるし、夫婦でもそういう関係の人がいますよね。でも、僕はいい加減だから、そういう風にはならないです。それに反対の立場なら自分が苦しくなりますから。自分が束縛されたくないなら、相手にそれを求めるのはちょっとおかしいと思います。でも、実際はそういう人がいて、人としてそういう感情が生まれる場合もあるということはわかっています。 ーースマホがある時代、ない時代で束縛の仕方も変わります。 六角:スマホは人を束縛しますよ(笑)。束縛する道具があるからそうする人も増えていると思うんです。昔は家を出たらそれで終わりだったけど、今はそういうわけにはいきませんから。GPSも付いていますし。とんでもない時代です。スマホは便利だけど、便利がゆえに人を馬鹿にしてしまう道具ですよ。どこかに行かなくても、買い物であろうと調べ物であろうとなんでもその場でできてしまう。これ一台で楽しめるわけですものね。外に出ることを少なくしてしまうし(笑)。すごい時代になったなと思います。 ーー六角さんは現在60歳。俳優としての今後の展望について教えてください 六角:ひとつひとつの仕事は、真剣に考えてやってはいますけど、その結果や評価は、どういう風に捉えられてもいいな、と思っています。自分がこうしようと一所懸命に考えてやったことに対して、昔だったら何か結果が欲しいと思っていたこともありましたけど、今はないです。やれることをやって、その先のことはいいっていう感情です。でも、やる気が無くなったというわけではないんです。新しいことをやりたいという気持ちはちゃんとあります。何かチャンスがあるんだったら、60過ぎたって挑戦したいし、できると思う。むしろ執着がなくなったぶん、新しいことがやりやすくなったと思っています。 ーー今、役者業以外で興味のあることはなんですか? 六角:鉄道とお酒とギャンブルじゃない。やっぱり。 ーーギャンブルは相変わらず好きなんですか? 六角:好き。まあ、ギャンブルといっても昔のようにお金をたくさん賭けることもないし……。ギャンブルというか、ギャンブルっぽいものだね。それに魅力を今でも感じているということかな。昔から一攫千金を求めて長いことやってきたけど、それは意味がないということもわかってきたからね。大勝ちで大金を得た人間は得た人間で、ろくな目に合わないことも知っているし。ギャンブルで人生を狂わせた人もたくさん見てきたから、一攫千金を狙うようなことはないです。楽しく遊べればいいんだけど、それはもう「ギャンブル」ではなくて、ギャンブルっぽいものなんです。 ーーこれだけ長きに渡って俳優業を続けられるとは若い頃に想像できましたか? 六角:思ってもいなかった。そもそもずっと続けて行こうなんて考えていなかった。いつまでやろうとか、いつまでやれるとか、芝居だけでやっていこうとか、そういうことすら考えていなかったんです。その場その場の感覚でずっとやってきた。これからどうなってしまうんだろうって思ったことはありましたけどね。でも、ここまでやって来れたのは、運じゃない。縁ですよ。そういうものがある人が続けられるんだと思います。自分がどこまでと考えてやれるもんじゃないし、今後もそんな感じで続けていければいいなと思っています。(インタビュー・写真:名鹿祥史)『コンビニエンス・ストーリー』監督・脚本/三木聡 企画/マーク・シリング出演/成田凌、前田敦子、片山友希、岩松了、渋川清彦、ふせえり、松浦祐也、BIGZAM、藤間爽子、小田ゆりえ、影山徹、シャララジマ、六角精児配給/東映ビデオ8月5日(金)より全国公開
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芸能ニュース 2022年07月20日 22時00分
前田敦子に「日本の女優としては規格外」三木聡監督が“世界のマエアツ”と才能を絶賛
女優の前田敦子と俳優の成田凌、六角精児が19日、都内で行われた映画『コンビニエンス・ストーリー』(8月5日よりテアトル新宿他で全国公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。 >>全ての画像を見る<< 本作は、コンビニが入り口の“ちょっとした異世界”で出会い、恋に落ちる2人の物語。スランプ中の脚本家・加藤を成田が、不思議なコンビニ「リソーマート」で働く人妻・惠子を前田が演じる。また六角が惠子の夫で、「リソーマート」のオーナー・南雲役で出演。壇上には本作の監督・脚本を務めた三木聡監督も登壇した。 前田は本作について、「現実の社会でなく、異世界の方の店員さん役なので何か深く考えるより監督の世界観にどう付いて行くか、まっすぐな気持ちでやりました」と振り返り、六角との夫婦役についても「六角さんの奥さんというだけで楽しかった」と話す。成田も前田と六角の夫婦役はツボだったと言い、「家の中にツーショットの写真が飾られているんですけど、それが最高で。待ち受けにしたいくらいでした」と話す。 成田は今回の撮影が「ただただ楽しい日々だった」とも回顧。「リソーマートというコンビニは、富士山の真下にポツンとある廃墟をコンビニに改造して撮影したんですけど、まさに異世界みたいなところで、異様な空気でした。そこに美しい衣装を着て品もあるのになぜか狂気を感じる六角さんがいてすごいなって思いました」と六角の存在感を絶賛。 その六角は前田、成田とは歳が離れているが、「気を遣うこともなく、(撮影の合間)さりげない会話を私と繰り広げてくれて、リラックスした空間で撮影できた」と前田と成田の優しさに救われたとのこと。「自然と2人とコミュニケーションが取れたことが楽しくてありがたかったです」と話す。 成田は本作でスランプに陥っている脚本家を演じたことについても回顧し、「自分がスランプになると、人に優しくなれない時が確かにある。コンビニの店員さんにきつく言うシーンは背筋が伸びる気持ちでした。演じながら俺もいつもこうなっているかもしれないって」と共感する部分が多かったとのこと。 また、極寒の撮影であったが故に撮影が過酷であったことも紹介。「寒いし、前田さんと僕がびしょ濡れになるシーンがあったんですけど、前田さんの撮影が終わるとヘアメイクさんが飛んできて前田さんを囲うのに、僕のところへはスタッフが1人来て、タオルを渡してくるだけだった」と前田との扱いの格差があったことも冗談交じりに紹介した。 一方、三木監督は前田の女優としての才能を絶賛。「前田さんは日本の女優としては規格外。世界のマエアツって言うか、その演技は世界レベル」と述べ、「この映画はそんな前田さんや、成田さん、六角さんが揃った奇跡的な作品」と話して前田らを照れさせていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2022年04月15日 12時35分
『VS魂』新企画が物議、セクゾ佐藤も「僕はもうやりたくない」 ご褒美が罰ゲーム扱いに?
4月14日の『VS魂』(フジテレビ系)で放送された企画に、ネット上から批判の声が相次いでいる。 問題となっているのは、「47都道府県を食べつくせ!ご当地レトルトカレー陣取り合戦」という企画。2チーム対抗で、ご当地カレーのパッケージからどの都道府県産のものか推理し、正解した都道府県の面積をポイントとしてゲットできるゲームになっていた。 >>「最悪だ」嵐・相葉も困惑、『VS魂』のゲームが物議「ウソついてんじゃねぇよ」指摘の声も<< この日は、番組レギュラーの魂チームから、Sexy Zoneの佐藤勝利、King & Princeの岸優太、美 少年の浮所飛貴が「魂チーム」として出場。さらに対戦相手の「カレー大好きチーム」は俳優の六角精児、タレントのゆうちゃみ、アンジャッシュ児嶋一哉となっていた。 そんな中、問題となっているのは、ゲームのルールの1つである「正解したご当地カレーを実際に食べられる」というもの。さらに相手チームが不正解の場合、そのご当地カレーも対戦相手チームが食べられることになっていた。 物珍しいカレーに最初はテンション上々だった出演者たちだが、9皿のカレーを食べ終えた時点で児嶋は「もう全然終わってもらっても」とお腹がいっぱいになったことをアピール。具なしカレーに「助かる」とコメントしていた。 その後、ほかの出演者の食レポも次第にままならなくなって行き、最終的にゆうちゃみは「たんぱく質って感じ」とコメントする始末。六角もカレーが出てくるたびにうんざりした顔を見せていた。 バトルは「カレー大好きチーム」の勝利となっていたが、最後に児嶋は「途中から、当たったうれしさと食べなきゃいけない罰ゲーム感で、訳が分からなくなる」と告白。出演していた佐藤は、スタジオで「僕はもうやりたくないです」と言い放っていた。 正解するたびにカレーを食べるテンポの悪さもあり、結局このコーナーは60分の番組中、40分以上行われることに。この日の放送に、ネット上からは「つまらなすぎて見てられない」「正解のご褒美を罰ゲームって言われる企画ってどうなの」「企画の趣旨が変わってしまってる」「出演者から文句言われる企画ってやばいよ」「ご褒美だったはずの商品にも失礼すぎる」という声が集まっていた。 28日放送回からはリニューアルし、番組名も『VS魂グラデーション』となる本番組。果たして、グダグダ企画を一掃することはできるのだろうか――。
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芸能ニュース 2020年07月02日 18時00分
『ハケンの品格』、自分の仕事を他の派遣社員に押し付け? 主人公の働き方に疑問の声
水曜ドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系)の第3話が1日に放送され、平均視聴率が11.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったと各社が報じている。第2話の11.9%と同率となった。 第3話は、新入社員の井手(杉野遥亮)が社内で撮った動画を勝手にネットに投稿したところ、その背後に写り込んでいた経費節減で社食のアルバイトをクビになった牟田(六角精児)の怪しい姿を巡り、S&F社がネット上で炎上してしまう。ちょうどその頃、S&F社は評判のいいカレーを売りにして社食を一般客にも営業しようとしていたが――というストーリーが描かれた。 >>『ハケンの品格』、“ハケン差別”の実態描くも前作と同じ?「続編必要あった?」厳しい声も<< そんな中、牟田がいなくなり、まずくなった社食のカレーの味を再現するよう業務命令を受けた春子(篠原涼子)が、亜紀(吉谷彩子)と小夏(山本舞香)とともにカレーづくりに挑戦する場面があったが――。 「春子は半日かけてカレーづくりに取り組んだものの、なかなかカレーの味が再現できず。とうとう就業時間の17時を迎えてしまいました。定時に上がることをモットーとしている春子は、そこで作業を終わりにしたのですが、『後片付けよろしく!』と使った鍋や残ったカレーを片付けるよう、二人の派遣社員に指示。退社していきました。しかし、第1話でサービス残業をする亜紀に、春子は『嘆かわしい』と苦言を呈している場面もあり、今話の春子の言動に視聴者からは『人にはサービス残業させるんだ…』『自分がサービス残業しないために、ほかの派遣にサービス残業押し付けるってどういうこと?』という困惑が聞かれました」(ドラマライター) また、ほかにも都合の良すぎる場面が目立ったという。 「社食では440円のカレーが人気を博し、そのあまりのおいしさに一般客にも開放することになりましたが、玉ねぎを炒めるだけでも3時間掛かるというカレーで440円という価格が実現できていた理由は、バイトだった牟田が毎朝4時起きで馴染みの農家で直接買い付けし、6時に出勤していたためということが判明。最終的には春子が牟田からレシピを教わりカレーを再現し、一般客に1200円という値段でカレーを売り始め、社食に行列ができるほど人気を集めました。しかし、経費削減でクビになる立場のバイトが買い付けを任されていたことや、ネット炎上が収束していないにも関わらず、1200円という高価なカレーになぜか行列ができるほど人気が出たことに対し、『都合がよすぎる…』『量も多くない、サラダも飲み物も付いてない、専門店でもないカレーに1200円も払わないでしょ』『リアリティなさすぎる』と言うツッコミが殺到していました」(同) ストーリーのあまりの強引さに、視聴者からのドン引きの声を集めてしまった本作。今後もまたツッコミを集めてしまう展開となるのだろうか――。
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