ビヤヌエバ
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スポーツ 2020年10月04日 17時00分
骨折のオリックス・太田に「不運すぎる」ファン落胆 「すごくかわいそうなことをした」昨年は千賀との対決で悲劇が
9月25日に行われたオリックス対日本ハムの一戦。試合は「9-2」でオリックスが勝利したが、試合結果以上に話題になったのがオリックス・太田椋の故障だった。 太田がアクシデントに見舞われたのは、「2-0」とオリックス2点リードで迎えた3回裏2死一、二塁の場面。二塁走者の太田は打席の伏見寅威が三ゴロを放った際に三塁へ進塁を試みるが、この時に打球を処理しようとした日本ハムの三塁手・ビヤヌエバと二、三塁間の中央付近で正面衝突。交錯後動けなくなった太田は担架でベンチ裏に運ばれ負傷交代となり、自力で立ち上がりベンチへ下がったビヤヌエバも4回裏の守備から退いた。 試合後、太田は病院での検査の結果右肋骨骨折と診断され翌26日に登録抹消。また、ビヤヌエバも脳震とうとの診断を受けて同日に登録を抹消されている。 >>阪神、北條・近本は選手生命の危機だった?「1人では生活できない」正面衝突で大怪我を負った西岡の悲劇<< 2018年ドラフトで1位指名を受けオリックスに入団した19歳の太田は、今シーズン20試合に出場し「.259・3本・5打点」といった数字をマーク。一軍定着へ向け着実に歩んできただけに痛すぎる故障となったが、実はプロ1年目の昨シーズンにも骨折に見舞われている。 2019年3月8日、オセアンBS舞洲で行われた教育リーグ・オリックス対ソフトバンクの一戦。同戦に「1番・遊撃」で先発した当時19歳の太田は、それまで紅白戦を含む実戦5試合で打率「.400」と好調。首脳陣の意向により、翌9日のオープン戦・対巨人戦での一軍デビューも予定されていた。 しかし、同戦の3回裏に迎えた第2打席、ソフトバンク先発・千賀滉大が投じた内角へのツーシームが太田の右腕に直撃。激痛に顔をゆがめた太田はすぐさま途中交代し病院に直行したが、検査の結果「右尺骨骨幹部骨折」で全治3カ月の重傷と判明。この故障により、翌日の一軍デビュー戦はもちろん開幕一軍入りも絶望的となってしまった。 太田の故障に、当てた張本人である千賀も「すごくかわいそうなことをした。本当に申し訳なかった」と沈痛。その後の報道では、試合中に病院へ直行した太田に直接謝罪することができなかったため、自分で太田の入院先を調べて救急箱を送ったと伝えられている。 アクシデントから約2カ月後の同年5月下旬、太田は報道陣に対し当時の心境を語っている。太田によると、直撃の瞬間は「痛かったんですけど、あまり覚えてない」というが、心境は「そこまで悲観的ではなかった」とのこと。また、「この期間をプラスにできるよう前向きに、下半身中心にトレーニングしてます」と前向きな思考でリハビリに励んでいることも口にしている。 その後6月上旬から復帰した太田は同年は1試合しか一軍に出場できなかったが、二軍では「.258・6本・21打点」と活躍。迎えた今年は春季キャンプに右太ももを痛め離脱する期間があったものの、7月16日の昇格以降は一軍に定着しつつあった。 それだけに、今回のアクシデントについては「去年も千賀の死球で骨折してるのに不運すぎる」、「ここまで順調に来てたから本人も辛いだろうな」、「2年連続の骨折は残念だけど、焦らず完治させて帰ってきてほしい」といった落胆の声が多数寄せられている。 今後は約2週間の安静後にリハビリを行っていく予定とのことだが、今シーズン中の復帰は厳しいという見方もされている太田。今回の骨折について本人のコメントはまだ伝えられていないが、1日でも早い回復を祈るばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月26日 19時30分
楽天・大久保元監督も「信じられない」 日本ハム助っ人‟暴走“で苦言、西武・高橋にも「無警戒」と批判の声
25日に行われた日本ハム対西武の一戦。試合は「4-3」で日本ハムが勝利したが、同戦に「7番・三塁」で先発した日本ハム・ビヤヌエバのプレーが物議を醸している。 問題となっているのは、「1-0」と日本ハム1点リードの2回表にあったプレー。この回、日本ハムはビヤヌエバの二塁打をきっかけに1死三塁のチャンスを演出。ここで打席の中島卓也が西武先発・高橋光成からスクイズを決め2点目を奪った。 ただ、この際三塁ランナーのビヤヌエバは、高橋がセットに入り左足を上げるか上げないかというタイミングでスタート。結果、打球を高橋が捕球する前にホームインしたが、スクイズ時の三塁ランナーとしてはあまりにも早すぎるスタートだった。 ビヤヌエバの走塁を受け、元巨人・上原浩治氏や元楽天監督・大久保博元氏ら球界OBがSNSやテレビ番組上でコメントしている。上原氏は同日、自身の公式ツイッターに「スタート早過ぎっしょ。もうちょっと遅くてもいい」と投稿。同じ日の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演した大久保氏も番組内で「信じられない」、「ホームスチールかっていうレベル」とコメントするなど、両氏ともスタートを切るタイミングがあまりにも早すぎたと苦言を呈している。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 今回のプレーについては、ネット上にも「結果的にセーフになっただけで間違いなく暴走だろ」、「中島はバント上手い(2016年にリーグ最多犠打を記録)んだから、そんなに慌てて走る必要は無かった」、「スタート早すぎてスクイズ見破られる危険もあったぞ」、「あれだけ早くスタートされたら中島にも変な重圧がかかりかねない」といった反応が多数寄せられている。 一方、「高橋が無警戒なのが悪い、ビヤヌエバの方全く見てなかっただろ」、「ビヤヌエバの動きは見えてたはずなのに何でボールを外さなかったのか」といった、高橋への指摘や苦言も複数見受けられた。 「今回の場面では、西武の三塁手・中村剛也の守備位置がベースから離れていたため牽制球を投げるのは困難。そのため、高橋はスクイズを阻止するために目で確認するかウエストボールを投げるといった対策を取るべきでした。しかし、スクイズ直前の高橋はビヤヌエバの方に全く視線を向けずに投球を開始。さらに、高橋は右投手のためスタート後のビヤヌエバの動きは手からボールを離すまでに視界に入るにもかかわらず、ボールをストライクゾーンから外すこともしませんでした。これらの点を踏まえ、高橋が警戒を怠ったことが今回のプレーにつながったと考えているファンもいるようですね」(野球ライター) 試合後の報道では西武・辻発彦監督が「もう少し慎重にいかないと」と苦言を呈し、高橋も「もっと警戒しなければいけなかった」と反省していることが伝えられている。物議を醸すビヤヌエバの走塁だが、見方を変えれば相手の隙を完璧についたファインプレーとも言えるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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