エクソシスト
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ミステリー 2023年05月14日 23時00分
神父になる前に悪魔に誘惑された? アメリカのエクソシストが語る悪魔ばらいの現場
先日、リアルライブでホラー映画に勝るとも劣らない、驚くべきキリスト教の祓魔師(エクソシスト)の事例を報告した。 海外で4月に、俳優のラッセル・クロウが2016年に91歳で亡くなったローマ法王庁公認エクソシスト、ガブリエレ・アモルト神父を演じた「法王のエクソシスト(原題・The Pope's Exorcist)」が公開された。 それもあってか、実在するエクソシストの活動にも注目が集まっているようだ。 前述のガブリエレ・アモルト神父しかり、エクソシストとして実際に悪魔ばらいの現場に携わっていた人々からは、驚くべき証言が寄せられている。 >>「患者が浮遊し、くぎを吐き、超強力者になるのを見た」実在したローマ法王のエクソシストの生涯が映画化<< アメリカのダニエル・リーヒル牧師もその一人だ。彼は聖職者としては異色の経歴を持つ人物で、過去にはアメリカン・エキスプレスやシティコープなどに勤務し、金融業界で財を成した。 しかし1998年にボスニア・ヘルツェゴビナのメジュゴリエ村に巡礼した際に価値観が一変し、20年間信仰を忘れていた罪を告白。 その後の人生を神と人助けにささげようと決心し、ネブラスカ州オマハの教会で聖職者となり、悪魔ばらいを行うようになった。 リーヒル牧師の悪魔ばらいの現場もなかなか壮絶で、ある小柄な修道女が悪魔に取りつかれた際は「彼女を押さえつけるのに、大柄な成人男性6人が必要だった」と述べる。 さらにこの女性は「まるでリスのように、高い壁を約6メートルも素手でよじ上った」そう。この様子は多くの人が目撃していた。この女性から悪魔をはらうのに1年以上の期間を要したという。 悪魔ばらいのプロセスは人にもよるが、リーヒル牧師は「彼女は赤ん坊のころ、悪魔的な儀式による虐待を受けていたのですが、それを知らなかったのです。だから、それをすべて明らかにする必要があったのです」と期間が長くなった理由を述べている。 リーヒル牧師は、人生で2度悪魔に会ったことがあると語っている。その時リーヒル氏はまだ一般企業で働いており、ようやく聖書について学び始めたころだった。 「私が教会から出てくると、そこにはカスタムメイドのスーツを着たハンサムな男性がいて、私をじっと見ていたのです。私がオフィスに向かって歩こうとすると彼は私の隣に駆け寄り、私の腕をつかみました。そして『1杯飲もう』と言ってきたんです。次の瞬間、体のあちこちに悪寒が走り、私は思わず『離れてくれ』と言ったんです」 その時は変な人に絡まれた程度に考えていたようだが、しばらく後にリーヒル牧師は再びこの人物と邂逅した。 「私が休暇でマイアミに住む銀行家の友人を訪ねた時の話です。一緒にいた2人の女の子が一人のハンサムな男性を見始めた。振り返った私の目に入ったのは、あのとき教会で声をかけてきた男性だったんです。彼はドリンクを取りながら『ここで何してるんだ?神父になるんじゃなかったのか?』そして『ここは俺の縄張りだ。ここにいてはいけない』と警告してきました」 数年後、神父になってようやくリーヒル牧師はあの見知らぬ男が悪魔であり、信仰の道に進もうとしていた自分を堕落させようとしてきた存在だったと理解したそうだ。悪魔と戦うエクソシストにも、悪魔は誘惑の手を伸ばすということなのだろうか。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Exorcist saw 'possessed' 5ft nun crawl up wall 'like a squirrel' and 'overpower six men'(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/exorcist-saw-possessed-5ft-nun-29816985
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ミステリー 2023年04月23日 23時00分
「患者が浮遊し、くぎを吐き、超強力者になるのを見た」実在したローマ法王のエクソシストの生涯が映画化
ホラー映画の金字塔「エクソシスト」をはじめ、海外のホラー映画では悪霊や悪魔を退治する祓魔師(エクソシスト)がしばしば登場する。 イギリスでも4月7日に俳優のラッセル・クロウがローマ法王庁公認エクソシスト、ガブリエレ・アモース神父を演じた「法王のエクソシスト(原題・The Pope's Exorcist)」が公開され、話題になっている。神父は2016年に91歳でその生涯を閉じた、実在する人物だ。 ホラー映画なので当然、様々な悪魔ばらいの光景が描かれるわけだが、実際にアモース神父が体験した悪魔ばらいの現場はホラー映画顔負けの恐ろしいものだったという。 >>ホラー映画の世界だけではない!ゾッとする悪魔払いの事例5選<< イタリアのカトリック神父であるガブリエレ・アモース氏はバチカンのエクソシスト長であり、国際エクソシスト協会を共同設立した人物だ。 彼が数多く手がけた悪魔ばらいの現場は壮絶なもので、1997年にある青年の悪魔ばらいをしたときは、部屋が氷のように冷たくなり、窓や壁には霜が降りたという。 さらに青年は体を硬直させると、数分間にわたり約90センチ浮遊したそうだ。 この青年の悪魔ばらいには数日かかったそうで、十字架や祈祷書、聖水、聖油、そして紫のストラを憑依された男性の首に巻くなど様々な手段でようやく、おはらいに成功したという。 別の事例では、体を押さえつけていた11歳の子どもが4人の屈強な男たちを投げ飛ばしたり、10歳の男の子が大きくて重いテーブルを持ち上げるなど、人知を超えた怪力を発するのを目の当たりにしたそうだ。 他にも「悪魔や悪霊に取りつかれた人はつばを吐くことが非常に多い」とアモース神父は語る。 そのため、少し経験を積んだエクソシストはつばを吐かれないよう、ハンカチやティッシュを顔の前に置いて防御することが多いそうだ。 ただつばを吐かれるだけでなく、奇妙なものを吐き出した事例も。とある男性は「3本のくぎ」を吐き出し、別の悪魔は取りついた女性の体を使って「ラジオの破片」を次々と吐き出させたそうだ。 後にアモース神父はやがて世界で最も有名なエクソシストと見なされた。だが長年、スターリンやアドルフ・ヒトラーらがすべて悪魔に取りつかれていたと主張したり、「ヨガの練習は悪魔的であり、ハリー・ポッターシリーズを読むことも悪魔につながる」と言ってひんしゅくを買うこともあったそう。 しかし、宗教感に重きを置かなければ、普段はユーモアのある人物であったそう。彼の平均30分のアドバイスを受けたいという人たちが世界中から訪れていたそうだ。 アモース神父は7年前に肺の病気で息を引き取った。 第二次世界大戦でナチスと戦い、法律を学び、やがて司祭となるという数奇な人生をたどったアモース神父。彼を演じたラッセル・クロウは「この映画の内容が、彼の経験や記録に基づくものだという点に興味を持った」と語っている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連動画THE POPE'S EXORCIST – Official Trailer(Sony Pictures EntertainmentのYouTubeチャンネル)よりhttps://www.youtube.com/watch?v=YJXqvnT_rsk関連記事Real-life Pope's Exorcist 'saw patients levitate, spit nails and gain super strength'(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/real-life-popes-exorcist-saw-29635175
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ミステリー 2022年10月09日 23時00分
ホラー映画の世界だけではない!ゾッとする悪魔払いの事例5選
ホラー映画の金字塔と言えば「エクソシスト」だ。悪霊にとりつかれた少女リーガンが豹変し、自分の意思とは無関係に人間離れした様子を見せるホラー表現は、今でも色あせない恐怖を見る人にもたらしてくれる。 そんな映画エクソシストの悪魔つきや悪魔払いのシーンには、当然ながら一定の脚色が加えられている。だが実際にキリスト教圏で悪魔や霊を追い払うために行われる悪魔払いでは非常に激しい事例もあり、悪霊の被害者の体と精神に深刻な影響を及ぼした事例もあった。また、こういった悪魔払いのケースは近年でも報告されている。 >>怪人「キラー・クラウン」が子犬を盗む!?都市伝説にかこつけた犯罪が海外で増加傾向<< 今回はそんなエクソシストの代表的な事例をいくつか紹介したい。・ゴットリービン・ディテュス(1842年) 最も古い事例の一つがゴットリービン・ディテュスの悪魔払いだ。彼女は当時28歳のドイツ人女性で、自分の家に幽霊が出ると証言。悪魔払いをした牧師は彼女が幾度となくトランス状態になるのを目撃した。また、苦しがる彼女に嘔吐させたところ、通常の胃液や胆汁ではなくガラスやくぎ、血液を吐き出したという。・クララ・ジェルマナ・セレ(1906年) この女性は長い期間悪魔に取りつかれていたそうだ。記録では「超人的な強さ」を発揮して、うなり声を上げたり、服を破いたりするようになったという。悪魔払いも複数回行われたが、1906年から1907年の間に行われた悪魔払いの際に、聖水をかけられた彼女の皮膚が焼けただれたという。また、170人の前で彼女の体が浮遊し始め、さらに「不快な臭い」がしたという。どこまでが真実なのか、一種の集団ヒステリーが起きていたのではないかいろいろと気になる点も多い。だが多くの人が彼女の悪魔払いを目撃していたという点では非常に興味深い記録だといえる。・ローランド・ドゥー(1949年) この事例は映画『エクソシスト』のベースとなったもの。当時13歳の少年ローランド・ドー(プライバシー保護のため本名は公開されていない)が、1949年に叔母が亡くなった後、奇妙な行動をとるようになった。彼は激しい超人的な力を発揮するようになったため、セントルイスで1週間の悪魔払いを受けたという。 現在では彼の事例は悪魔つきなどではなかった可能性が高いと見られているが、いずれにせよ長く続いた悪魔払いの儀式の後、少年はひときわ大きな叫び声を上げた後、冷静に「彼(自分の中にいた悪魔)は死んだ」と語ったとされている。・ジーナの悪魔払い(1990年) 20世紀の終わり頃、ニューヨークの大司教ジョン・オコナー枢機卿とバチカンの権威の下、ジェームズ・ルバー牧師がフロリダ出身のジーナという少女に悪魔払いを行った。 興味深いのが悪魔払いの一連の儀式の一部始終をABCが収録し、1991年に地上波で放映したという点だろう。カメラの前でジーナは意味不明な吠え声で話し、司教が彼女の顔に十字架を押し付けながら、悪魔と対話する様子が記録された。当時としてもセンセーショナルな放送内容だったが、放映時の評判はあまり良くなく、Newsweek紙は「深く心を病んだ少女を拷問したにすぎない」と評している。・ローラの悪魔払い(2015年) アルゼンチン在住の当時22歳の女性ローラは、悪霊に取りつかれマヌエル・アクナ司教によって悪魔払いの儀式が行われた。彼女はもがきながら叫び、頭をたたき、声の限りに悪態をついたと言われている。最終的に彼女の中にいた悪魔は司教が彼女の上に十字架を作り、彼女の元を去ったそうだ。最近の事例でも、悪魔払いの内容は昔とさほど変わらないといえそうだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事World’s most chilling exorcisms - vomiting nails, barking girl, superhuman strengt(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/worlds-most-chilling-exorcisms-vomiting-28119388
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