イングランド
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ミステリー 2022年03月06日 23時00分
ある教師が受け取った「未来からのメール」 謎めいたドドルストン・メッセージとは
1980年代半ば、イングランドのチェシャー州近郊にあるドドルストン在住の経済学教師ケン・ウェブスター氏のパソコンに奇妙なメッセージが届いた。 今でこそインターネットは生活に欠かせない身近なインフラであり、メールも使わない日はないほどの連絡手段の一つとなっているが、1980年代はまだごく少数の専門家によって運営されている規模のものであった。 >>シンクの下に未来へつながるトンネルがあった!?未来の自分と会った男、TikTokに現る<< さらにウェブスター氏のパソコンは会社から貸与されたBBCマイクロであり、インターネットは未接続で外部との接続手段がなかった。当時はハードディスクすらなく、今では考えられないほど容量の小さなフロッピーディスクが、唯一の記憶媒体だった。しかしこのパソコンは、なぜか空間だけでなく、時間を超えて未知の存在とつながってしまったのである。 1984年12月のある日、ウェブスター氏がパソコンの電源を入れたまま放置していると、フロッピーディスクドライブに一件のメッセージが表示された。それはウェブスター氏と彼のガールフレンド、そして同居人のニックに宛てたものと思われるテキストファイルであった。 この時送られてきたテキストは「真実は恐怖を抱く者の悪夢であり、安全なのは沈黙の世界の身体である」と、まるで詩のような内容だった。 ウェブスター氏はこの謎のファイルに困惑したが、クリスマスも近かったことからすぐに忘れてしまった。翌年2月、再び会社からパソコンを借りたところ、再び謎の人物からメッセージが送られてきたのである。なお、彼は書き手が「悪魔が作ったもの」と考えていたようだった。 奇妙なことに、メッセージが届いたのと同じ頃、このコテージでは超常現象が頻発するようになった。キッチンに不可解に積み上げられた缶が見つかったり、壁にチョークで説明のつかないメッセージが書かれていたり、正体不明の足音を聞いた同居人もいた。 パソコン内での会話が進むにつれ、この人物はルーカス・ウェインマンという名前で「ヘンリー8世がキャサリン・パーと結婚していた頃」、つまり数百年前の16世紀に現在のメドウ・コテージの敷地内に建つ家に住んでいた人物だったことが判明したのだ。 16世紀といえばインターネットやパソコンはもちろん、電子機器どころか電気すらない時代の人物だ。そんな人物がいったいどのようにしてインターネットにつながっていないパソコンにメッセージを残すことができたのだろうか? その後もやりとりを続けていくと、ルーカス氏はウェブスター氏が1985年の人物であることに驚いているようだった。 「君は自分のいる時代を1985年と言ったけれど、私はてっきり2019年の人だと思っていた。なぜなら私にリームス・ボイスト(Leems Boyst)を持ってきた人と同じように、2109年から来た人だと」 どうやらルーカス氏は2019年から来た "One“と名乗る謎の人物にリームス・ボイストなる装置をもらい、過去からメッセージを送ってきたようだった。また、「ルーカス」は魔女狩りから逃れるために用いた偽名で、本名はトマス・ハーデンであることも明かしている。 果たして、このメッセージは本当に16世紀から送られたものだったのか。問題のメッセージが届いたコンピュータのBBCマイクロは基本的なネットワーク機能を備えていたが、メッセージが他のマシンから何らかの形で送信された可能性は極めて低いという。何人かの心霊研究員が実地調査に訪れたところ、誰も触っていない状況だったにもかかわらず複数のメッセージが届くという現象が確認されている。 一方で、メッセージが表示される仕組みを利用した近しい人物によるイタズラだったのではないか、という説も存在している。 しかし、メッセージの内容が正しければ、我々の世界にリームス・ボイストなる装置が既に存在していることになる。時空を超えたメッセージを送った装置が見つかる日は来るのだろうか。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Teacher received perplexing emails 'from future' sparking ghostly time travel mystery(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/teacher-received-perplexing-emails-from-26330521
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ミステリー 2022年02月12日 23時00分
イングランドで発掘調査中のローマ人の墓 遺体の10%が首を落とされていた
現在イギリスではイングランドを南北に結ぶ高速鉄道「HS2(High Speed Two)」の建設工事が行われている。2020年9月に工事を開始し、開業は2026年を予定。車両は日本の日立製作所とフランスの重電大手アルストム社が共同で受注しており、全長200メートルの1編成8両の新型車両54編成、欧州最速の最高時速360キロを誇る。 そんなHS2が通過するイングランド中部のバッキンガムシャー州エールズベリー近郊フリート・マーストンで、工事の最中に古代ローマの町の遺跡が出土。現在発掘調査が行われている。 >>米国ピラミッド研究団体、ギザで「有名な遺跡をつなぐ円」の中心となる謎のシャフトを発見<< 調査に当たったCOPAコンソーシアム(Cotswold Archaeology, Oxford Archaeology and Pre-Construct Archaeology)の考古学者らによれば、この町からは1200枚以上の硬貨や市場で使われた鉛の分銅、その他多くの家庭で使われていた雑貨や設備などが出土しており、かつてこの地域が居住、ビジネス、宗教等でにぎわった交易拠点の町であったことがうかがえるという。 この町の人々は亡くなると、バッキンガムシャー州に存在する最大のローマ式墓地に埋葬されていた。墓に納められていたのは約425人で、大半が土葬で火葬はわずか、そして10%が「首を落とされた状態」で埋葬されていたことが分かったのだ。これらの遺体は首が切り離されている以外にも、頭部が脚の間や横にわざと置かれているものも多数あったという。 何故遺体の首が落とされていたのか。調査の結果、殺害、処刑された遺体というわけではなく、死後に頭部が切り離されていたことが判明した。ローマ人は犯罪者や変質者が亡くなると、このように頭部を切り落として埋葬していたそうで、キリスト教以前の文化に由来する埋葬の習慣だったとされている。頭部を外すことで来世で悪事を働かないようにするためだろう、と研究チームは推測している。 また、この地域が交易の中心地であったため、この埋葬の習慣は外部の文化からもたらされた可能性もあるという。遺体の頭部を切り離す習慣は欧州に古くから伝わる吸血鬼の退治方法の一つでもあることから、ローマ人たちの習慣が変化していって伝説と結びついたのではないかと考えられている。 考古学者たちは今後はこれらの出土した遺骨を丁重に扱いつつ、遺跡と墓地をさらに調査する予定とのことだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Vampire Graveyard with 40 Headless Roman Skeletons Discovered in England(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2022/02/vampire-graveyard-with-40-headless-roman-skeletons-discovered-in-england/
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ミステリー 2020年04月25日 23時00分
40年経って目撃証言が復活 奇妙なUMAオウルマン
イングランド南部には、奇妙な生物オウルマン(またはコーニッシュ・オウルマン)の目撃報告が存在している。 オウルマンは、1976年にコーンウォール州のモウナンの村で最初に目撃されたもので、4月17日に12歳と9歳の姉妹が村の教会の上空を飛ぶ謎の生物を発見したことに始まる。初めは大きな鳥かと思ったそうだが、よく見るとまるで腕の部分が大きな翼になった人間らしき姿をしていたという。 同年7月3日には、森でキャンプをしていた2人の少女が同時に目撃。彼女たちの証言によれば、オウルマンは体長2メートルほど、体は人間に似ているが足には黒く大きなカギヅメがあり、顔はフクロウに似てとがった耳を持ち、赤く光る大きな目に黒いくちばしをしていた。また、羽根の色は灰色だった。 オウルマンは、その2年後の1978年8月に、16歳の少女に目撃されたのを最後に姿を消していたが、40年以上経った現在になって目撃証言が復活している。 スミス村の墓地で目撃された事例では、奇妙な角と大きな翼を備えた人影が目撃され動画での撮影もなされている。この時、撮影された動画はYouTube上にアップロードされており、確かに背中?に大きな翼を生やしたような人影がぼんやりと映っているが、本当にオウルマンなのか断定はできないものとなっている。 その後も、この地域ではオウルマンらしき生物の目撃証言が散発的に寄せられているそうなのだが、オウルマンのような生物が実在する可能性はあるのだろうか。 一部の懐疑主義者からは、1976年の目撃情報を調査した超常現象研究者のトニー "ドック"シールズ氏の影響で誇張された可能性がある、という意見が出てきている。また、他の学者や研究者からは、翼幅が最大6フィートもあるワシフクロウの誤認である可能性も出ている。 しかし、オウルマンの目撃証言は今も度々報告されており、オウルマンの話も今や地元の文化にしっかりと定着しているため、いくら当初の目撃証言が疑わしかろうと、伝説が地元に根付いて語り継がれていく可能性があるとのこと。伝説の定着に基づいて、オウルマンの目撃情報は今後も出てくるだろうと目されている。(山口敏太郎)
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