その他 2023年08月18日 20時05分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ アバフェルディ編
今回ご紹介いたしますのは《ABERFELDY/アバフェルディ》です。割と有名な方だとは思うのですが、どうなんだろう???UDの花と動物シリーズで、このお酒を体験した方が多いと思うのですが、現在はオフィシャル物が出ておりますので未だの方は是非どうぞ。では、ここの蒸留所について説明したいと思います。アバフェルディ蒸留所は1896年にデュワー家によって設立されました。有名ブレンデッドウイスキーの《デュワーズ》を造っているところです。彼らは「ジョンデュワー&サンズ社」の名前で会社を経営しており、理想のブレンデッドウイスキーを作る為の原酒を求めていました。1898年に生産を開始しましたが、第一次世界大戦やそれによる食糧不足のせいで彼らは1917年には生産を停止する事となりました。幸い、戦争が終わった1919年に再び生産を開始することができました。その後1925年にはDistillers Company Limited(DCL)に売却され、DCLが事業を運営しました。DCLは1972年に蒸留所内の麦芽製造室を閉鎖(粉砕機は有る)し、ポットスチルの数を2つから4つに増設しました。これを行うことにより、アバフェルディは生産能力を高め、大麦を大きな麦芽工場(モルトスター)から入手することでコストを削減しました。ちなみにアバフェルディではノンピートの麦芽を使用。ポットスティルは背の高いストレートヘッド型で、これによりアバフェルディ特有のフルーティーさが生まれると言われてます。1998年に蒸留所は再び所有権を変更し、現在は【バカルディ社】の所有となっております。さて、《ジョンデュワー&サンズ社》では現在5つの蒸留所を持ってます。《ABERFELDY/アバフェルディ》蒸留所《AULTMORE/オルトモア》蒸留所《CRAIGELLACHIE/クライゲラキ》蒸留所《ROYAL BRACKLA/ロイヤルブラックラ》蒸留所《MACDUFF/マクダフ》蒸留所この中でデュワーズが蒸留所を直接作ったのは、このアバフェルディだけです。デュワーズでは現在色々なタイプのブレンデッドウイスキーを作っております。《ホワイトラベル》《12年》《15年》《18年》《25年》《カリビアンスムース8年》《イリーガルスムース8年》《ポルトガルスムース8年》《ジャパニーズスムース8年》《ダブルダブル21年》《ダブルダブル27年》《ダブルダブル32年》《ダブルダブル36年》なんと13種類!しかも割とお値段控えめです。デュワーズをマスコットボトルにしているバーやパブは、かなり在るので、意識せずとも実はアバフェルディーを皆様飲んでいるのですよ。知らず知らずのうちに愛されているお酒と言う事ですね。あー、デュワーズと言えば《アンセスター》とか《ネ プラス ウルトラ》とか滅茶苦茶美味かったなぁ・・・また飲みたい。皆様も美味しく楽しんで下さいませ。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT