「一昨年10月、清田容疑者は後輩の3人から電話や酒席で、明石市の中国エステ店が翌11月に風営法違反(禁止区域営業)で捜索される予定だという捜査情報を教えられた。そこで、同店を経営する中国人女性(50)に、『捜索されるらしいからしばらく店を閉めたほうがいい』とメールしたのです。女性はこのアドバイスに従って、10月下旬に閉店。摘発を免れたのです」(地元紙記者)
しかし、ほとぼりがさめた昨年2月、女性は店名を変更して営業を再開。すぐに県警は風営法違反の疑いで同店を摘発した。女性は略式命令を受け、罰金50万円を支払い中国へ出国。しかし、その捜索時に押収した女性の携帯電話に清田容疑者のメールが残っており、警察官らの情報漏洩が発覚したのだった。
「清田容疑者は2年前からこの中国エステに頻繁に出入りしており、調べに対しても『店を安く利用していたのがばれるのが怖く、摘発を逃れさせた』と容疑を認めています。後輩の3人の警察官は『(店側に情報が)漏れるとは思わなかった』と供述していますが、同じようにサービスを受けていたかは今後の調べではっきりするでしょう」(同)
尼崎事件での角田美代子の留置場自殺といい、何かと問題が起きる兵庫県警だ。