乗車した女性客に利尿剤入りの菓子を食べさせ車内に監禁したとして、5月7日、大阪府四條畷市砂の個人タクシー運転手、西利彦容疑者(41)が、暴行と監禁容疑で逮捕された。
「西容疑者は昨年10月29日午後4時半頃、門真市の運転免許試験場前からタクシーに乗車した20代の女性に、利尿剤を混ぜたクラッカー菓子を“サービス”と言って食べさせた。その後、女性客が最寄り駅までを指定していたにもかかわらず、『半額で自宅まで連れて行く。早く着くために高速に乗る』と、車内に閉じ込めるために高速に乗ったのです」(社会部記者)
揚げ句、女性客は走行中に尿意をもよおし、サービスエリアでトイレを使いたいと訴えたものの、西容疑者が無視して走り続けたため失禁してしまったのだ。
西容疑者は、'98年頃からタクシー運転手になり、2012年から個人タクシーの営業を始めたベテラン運転手。「2年ほど前から同様の手口で50件ほどやった。女性が尿意を我慢する表情や仕草を見ると興奮した」と自供し、自宅の家宅捜索では失禁シーンを車載カメラで撮影した動画が50数人分発見されたという。
「動画には、女性が身をよじる表情や、我慢できずに失禁しそうになったところへ、西容疑者に介護用の吸水シートを渡され放尿する様子も映っていました。確かに“おしっこフェチ”はありますが、普通はかけられたり飲んだりするプレイを好むもので、そんな風俗もある。歪む表情に興奮するのも珍しいと、捜査員も呆れ返っています」(前出・社会部記者)
それにしても、西容疑者の自宅と車内からは利尿剤として使用されたとみられる『フロセミド』120錠が押収されたというが、この薬の効き目が侮れない。
「フロセミドは安価でネットでも簡単に入手できる。即効性があり、顔や足のむくみがとれたり降圧剤としても効果があるため、女性や高血圧の人に広く使用されています。ただし、効き過ぎると脱水症や目まいに襲われる危険もあるのです」(健康ライター)
大事に至らなかったことは救いだった。